最近は、Webサイト内にマークする構造化データの重要性について多くの情報が出てくるようになりました。
Webサイトにはニュースサイト、ECサイト、ブログサイトなど、さまざまな種類があります。
構造化データの1つとして役立つ機能の中には動画の構造化データをマークアップするというものがあります。
これらについて、例えばブログサイトの場合、有料のWordPressテーマでは所有者情報や執筆者情報などは情報を入力するだけで構造化データとして認識してもらえるようになっていたり、SEOプラグインで構造化データマークアップのサポートをしているものがあります。
ただ、まだ全ての構造化マークアップについて、各ページに簡単にマークアップができるようにはなっていなくて、今回は、動画の構造化データをマークアップで、しかも、最低限記述しておけば良い内容まで構造化データを圧縮してみたので、参考になれば幸いです。
動画の構造化データが有効になっているかを確認する
Google検索において、該当のページに組み込んだ動画の構造化データが有効なマークアップとして検出されているかを確認するには、『Googleが提供しているリッチリザルトテスト』で確認可能です。
動画の構造化データの具体例
動画の構造化データの具体例として、本記事に始めに埋め込んだ動画を構造化データでマークアップしてあるので、Googleが提供しているリッチリザルトテストでテストしていただければ、動画の構造化データが有効なアイテムになっているかを確認することができます。
動画の構造化データの具体的なマークアップ事例
動画の構造化データの具体的なマークアップ事例を記載します。
Google検索セントラルに標準的な動画のリッチリザルトのページもありますが、下記では、最小限の入力で構造化データとして有効なアイテムとして検出してもらえるマークアップ方法を記載します。
動画の構造化データのテンプレート
下記に、本ページでもマークアップしている内容を記載します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "http://schema.org",
"@type": "VideoObject",
"name": "ASKA3Dを利用した薄型の空中ディスプレイ筐体の試作品",
"description": "ASKA3Dを用いて超極薄の空中ディスプレイ筐体を作りました。多分、最薄でASKA3Dを組み込んで空中ディスプレイを実現しています。プリズムシートを2枚用いている上に、光源がスマホなのでちょっと暗いです。",
"thumbnailUrl": "https://youtu.be/ZOzsuQE3iZI",
"uploadDate": "20200314T010000+0900",
"duration": "PT0M21S",
"embedUrl": "https://youtu.be/ZOzsuQE3iZI"
}
</script>
動画の構造化データのテンプレートの解説
それでは動画の構造化データのテンプレートについて、1行ずつ解説していきます。
解説内容は、最小限必要な動画の構造化データに関するものだけに限定していることに注意してください。
<script type="application/ld+json"> | スクリプトのタイプを決めるだけなので、上記のテンプレートからコピペで大丈夫です。 |
{ | ブレースです。そのまま2行目に。 |
"@context": "http://schema.org", | これも、このままコピペで大丈夫です。 |
"@type": "VideoObject", | 今回は、ここでビデオオブジェクトのタイプであることを記載しています。 |
"name": " **** “, | ここには動画のタイトルを入れます |
"description": " **** ", | ここには動画内容の情報を入力します。筆者の場合は、YouTubeをメインに利用しているので、動画の説明欄に書いていることをそのままコピーして入力しています。 |
"thumbnailUrl": "**** ", | ここにはサムネイル画像が格納されているURLを記載します。筆者の場合、YouTubeのURLをそのまま入力しています。YouTubeで利用したサムネイル画像を別途WebサーバーにアップしてURLを作成し、そのURLを入力するのが基本です。 |
"uploadDate": " | 動画をアップロードした日付を入力します。筆者の場合はYouTubeにアップした時刻をメモっておいて細かく入れているものもありますが、ここでは日付だけにしています。時間を細かく入れる場合は、T010000をT130000と入れれば13時と同じことになります。 |
"duration": "PT | 動画の時間です。デュレーション(総尺)とも言います。筆者の場合は、YouTubeで認識されている秒数までの入力にしています。”PT**M”と”**S”で分けられています。PTには分数、Sは秒数が対応しています。 |
"embedUrl": "**** " | ここには、アップロードされている動画データのURLを入力します。筆者の場合、直接Webサイト内に埋め込んでいる動画データはないので、YouTubeの動画URLを入力しています。 |
} | これも、このままコピペで大丈夫です。 |
</script> | これも、このままコピペで大丈夫です。 |
これらのマークアップ内容について、より詳細を知りたい場合はSchema.orgというWebサイトで、スキーマの細かい記述方法がまとめられています。
動画の構造化データをマークアップする以外の事を行うときに役立つので知っておくと便利です。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。