デジタル証明書が発行される資格を実際に色々と取得してみた話

デジタル証明書が発行される資格を実際に色々と取得してみた話

会社員時代、よく新規事業を立ち上げつつ情報技術に関連した専門資格の取得ができるように、スキマ時間に資格取得のために勉強をしていました。

最近、資格の取得と、その証明に関して話題になったこともあり、筆者が今まで取得した資格についても、古いものでは20年近く前に取得したものまで含めてファイリングしておいた物を引き出してみました。

資格の取得証明になるデジタル認定証オープンバッジ*1の発行が可能かどうか聞いてみたのですが、まだほとんどのところが対応されていない状態でした。

オープンバッジは証明書になる重要なデジタルデータになるので、今後は対応している資格を選ぶことも重要になってきます。

現在は、LinkedInのようにビジネスSNSで自分の経歴や所有資格を開示して就職や転職に利用することが普通に行われています。

そんなことから、せっかくなのでデジタル証明書が発行できるいろんな資格を取得してみました。

※ 多くの資格を一気に取得するのに勉強時間を捻出するのが難しいため、自分が経験してきた分野や実務でやっていたものに絞って取得しました。

この記事の内容
  • デジタル認証が付いている資格取得の方法
  • プロフィールサイトなどにデジタル証明書を埋め込む方法
  • デジタル証明書を取得することのメリット

専門的な知識や経験で取得した資格のデジタル証明

以前、リスキリングはブログ運営の経験で人材育成にもなる実例の記事を書いていて、ふと自分が取得した資格のことや、何か新しいスキル習得をして、今の経験に活かせることがないかというのがきっかけになり、資格取得を調べることになった背景があります。

以前と違って、今は専門資格や学歴などもデジタル証明によって第三者が取得した資格の信頼性を証明してくれるので、便利な世の中になりました。

しかし、ちょっと困ったことに、例えば、筆者が15年から20年前に取得した専門資格などは、まだデジタル証明に対応していない、またはその予定がないものが多く、今回、今までの経験から取得できそうな資格をチョイスしたり、講座を受けて得られる、特定プラットフォーム上で表記できるデジタル証明書などの取得をしてみました。

プロフィールサイトなどにデジタル証明書を埋め込む方法

デジタル証明書やオープンバッジは、デジタル証明書用にユニークな『URL』が発行されるようになっており、また、これらが改竄かいざんができないようにプロックチェーンと繋げて更に強度の高いベリファイ*2ができるようにもなっています。

Webサイトにも埋め込める認定資格のデジタル証明書

デジタル証明書があると、Webサイトや LinkedInなどのビジネスSNSなどに埋め込むことが可能です。

また、LinkedIn以外にも、大手のプラットフォームでWantedlyなどがあるのですが、ここでも筆者自身のプロフィールにデジタル証明書を埋め込んであります。

Webサイトの場合だと、例えばGoogleの認定資格などは下記のように

資格のバッジ画像を添付して、上記の画像をクリックすると、その資格を取得している証明をブロックチェーンもつなげた状態でベリファイしてくれます。

自分でWebサイトを所有している場合は、資格のデジタル証明を画像付きで埋め込めるので、プロフィールサイトを作るときにスゴく役立ちます。

テキストリンクでも可能です。

実際に筆者のプロフィールや、筆者のコーポレートサイト(ユニコーンコンサルティング株式会社)でも埋め込んで利用しています。

ビジネスSNSとも連携できる資格のデジタル証明書

実際にどんな感じで表示されるのかは、LinkedInで筆者のプロフィールを見ていただけると分かりやすかと思います。

取得した資格に関連したアイコンと資格情報などが関連付けされて、ちゃんとデジタル証明書として機能していることがわかります。

就職や転職プロフィールをWebで作成できるプラットフォームで役立つ

LinkedIn以外にも、筆者はいくつかの就職・転職用プラットフォームを利用しています。

就職や転職エージェントが付いてくれるプラットフォームや、Wantedlyでは資格情報のデジタル証明書を入力できるフォームがあるので、役に立ちます。

Wantedly|小林 玲王奈プロフィール

履歴書と同様に紙でも欲しいと言われれば、それをプリントアウトすれば良いだけです。

Web上に自分の経歴や情報を載せることが一般的になっている中で、このように取得した専門資格の証明書がデジタルで第三者に管理され、照合したり立証できるというのは嬉しいことです。

日本でのデジタル証明書に関する動きについて

資格のデジタル証明は、オープンバッジという呼び方もされていて、これら世界共通の技術標準規格で発行されるデジタル証明や認証については、日本ではデジタル庁のWebサイト内にあるオープンバッジについて*3というページから詳細を確認することが可能で、国としての推進状況についても確認することが可能です。

現在、就職や転職などの面談時は互いにWeb上でプロフィールやWebサイトを見ながら面談をすることも多いです。

特に専門スキルを持っている方は、デジタル証明やオープンバッジを発行しているところで資格を取得して、第三者がその資格証明を照合してくれる環境を作っておくと、自分のスキルについて話すときにスムーズになります。

今回のブログ記事を書くのに、今までの経験を考慮して取得できそうな資格をひたすら取得してしまったので、定期的に最新の知識を確認するために有効期限のついている資格を多く取得してしまったので、これから毎年、秋になる頃には予習が大変になりそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

資格のデジタル証明書やオープンバッジに関する脚注

  1. 日本では、オープンバッジに関しては一般財団法人オープンバッジ・ネットワークが主体となって活動されているようです。 ↩︎
  2. ベリファイという単語は多くの場面でさまざまな意味を持ちますが、ここでは「照合」、「立証」などの意味で記載しています。 ↩︎
  3. オープンバッジについて|デジタル庁 ↩︎
ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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