リダイレクトの経路(リダイレクトチェーン)を知りたいときに役立つツールの紹介

リダイレクトの経路(リダイレクトチェーン)を知りたいときに役立つツールの紹介

成功報酬型やクリック型のアフィリエイト広告であったり、サイトのお引越しをしたり。

このほかにも、何かと、このリダイレクトの経路(リダイレクトチェーン)について調べてみたり、経路を把握する必要性が出てきたりする時があります。

そんな時は、Google Chromeブラウザで使える、拡張アドオンのRedirect Pathを利用することで最終的なリダイレクト先だけではなくて経路も視覚的に分かりやすく把握できます。

注意事項

検証用などではなく、自分のWebサイト等でASPや広告主から発行されている広告タグ等を絶対に自己クリックしないように注意してください。本記事は、あくまでも自然とWebで調べ物をしていてリダイレクトされた時に、その経路を把握するためや、リダイレクトチェーンを学ぶための検証に関する解説です。

リダイレクト結果だけではなくて経路も知る

リダイレクトは、リダイレクトの経路(リダイレクトチェーン)と言って、1回だけの自動的なURL遷移で完結するものではありません。

利用用途や目的によって、複数回行われることも珍しくありません。

ただ、月日が経つにつれて、複数回のリダイレクトや、違うドメインを経由してから最終的に行き着くリダイレクト先が設定されている場合、必要としていた各々のマーケティング活動に必要に情報が落ちしてしまうこともあります。

限られた方法でしか情報の通り道が作れないよう、プライバシーに配慮された仕組みが当たり前になり、とはいえ、同じプラットフォーム内でのサービス利用の場合はどうなのか…。

というところはさておき、Webサイトの引越し後、ちゃんとリダイレクトの設定がうまくいっているかなど、何かとリダイレクトの経路を把握しておきたい状況があると考えています。

リダイレクトの経路と、合わせてどんな情報が紐づいた状態で遷移しているかを把握するには、本記事冒頭で紹介したGoogle Chromeブラウザで使える、拡張アドオンのRedirect Pathを利用する以外にも、複数の方法がありますが、とにかく簡単なのはこの方法です。

リダイレクトって何?

リダイレクトについては、別記事で利用用途に応じて複数書いています。

ブログのお引越しについては以前、ブログの引っ越し方法!WordPressやサーバー移行完全ガイドを書いていて、このほかにも、「リダイレクトってそもそも何?」という部分については別のブログ記事で特集しました。

関連記事:301リダイレクトの使い方と設定方法やメリットについて解説

というところなので、Chromeブラウザの拡張アドオンに入れて起動させておけば、Webで調べ物をしていて何かクリックしたときに、リダイレクト設定がされている場合に視覚的に機能してくれるのでとても便利という話です。

今回、基本的に片隅に覚えておけば良いのは3つのステータスコードだけです。

  1. 200
  2. 301
  3. 302

200のステータスコード

200のステータスコードは、HTTPステータスコードの一つで、「OK」という意味です。

本記事の内容で言えば、Webサイト間を移動した時に、「200」のステータスだけが表示されていれば、特にリダイレクト設定はかかっていないということになります。

細かく言うと、URLの最後に「/」が付いてた、ついていなかった的なものや、「http」から「https」へ、みたいな例外もあるのですが、固い言い方だと、ユーザーからのリクエストがサーバーによって正常に処理され、リクエストされた情報が、そのまま、レスポンスとして返されてリンクされていた通りのURLになっているWebサイトが表示されたことを意味します。

301のステータスコード

301のステータスコードは、「Moved Permanently(恒久的に移動した)」を意味するHTTPステータスコードです。

このコードは、Webページや、そのコンテンツが恒久的に新しいURLに移動されていることを意味します。

302のステータスコード

302のステータスコードは、「Found」または「Temporary Redirect(一時的なリダイレクト)」を意味するHTTPステータスコードです。

Webページやコンテンツが一時的に異なるURLに移動されていることを意味します。

302リダイレクトは、ウェブページが一時的に別の場所に移動されている状況で使用されます。これは、ウェブサイトがメンテナンス中である場合や、特定のページが一時的なプロモーションやイベントのために別のURLにリダイレクトされる場合などに適用されます。

リダイレクトチェーン(複数回のリダイレクト)は何か悪いの?

見出しどおりリダイレクトチェーンは、複数のリダイレクトが連続して行われる状況を指しています。

SEO(検索エンジン最適化)に関する部分については本記事では詳細解説しないのですが、経由するURLが増えていくとそれだけWebページ間を移動するまで、ユーザーの待機時間が増えます。

また、もしWebブラウザのデベロッパーツールなどが少しわかる方の場合、例えば、Chromeのデベロッパーツールを見ると色んな警告や今後のWebブラウザバージョンアップに関する互換性に関しての注意事項などが表示されます。

リダイレクトやリダイレクトの経路を作る必要があるのは、特にWebマーケティングに関して立場によって重要性の意味合いも全く変わってくるので、この辺りのリダイレクトに関する経路(リダイレクトチェーン)などについて知っておくと、もしも収益化を考えてWebサイトを構築するときに役立つかもしれません。

この辺り、Amazonとかのコンピュータ・IT系の書籍で色々買って調べてみても、リダイレクトチェーンに関する情報は少ないかもですね…。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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