note(ノート)で音声配信をする方法を分かりやすく解説

音声配信をするために音声機器を部屋に準備している画像

noteは、テキストベースの投稿だけでなく音声コンテンツの投稿も可能なメディアプラットフォームです。

最近は音声メディアで発信することを「音声ブログ」とも呼び、カテゴライズされています。

音声コンテンツで発信/配信をする人はとても増えています。

今回はその中でもnote(ノート)で可能な音声配信の仕方を解説していきます。

noteに登録をする

まずは、noteへ登録をしましょう。

noteは登録の際に、ニックネームとメールアドレス、パスワードの設定をするだけですぐにアカウントが作成可能です。

note公式サイト

noteへ登録したら、アイコンやカバー画像含め、自己紹介関連の情報入力を充実させて、コンテンツを発信する準備を整えておきましょう。

noteで音声(サウンド)投稿をする

noteでの音声コンテンツ投稿には2つの方法があります。

アプリから直接収録する

noteのアプリから直接収録をすることが可能です。この場合、最長収録時間は5分になります。録音した後に簡易的な編集が可能です。

音声ファイルをアップロードする

PCからWebブラウザ経由で音声ファイルをアップロードすることが可能です。

  1. 投稿の「音声」をクリックする
  2. [音声ファイルをアップロード]を選択してファイルをアップロードする
  3. 投稿をクリックする

現在、スマホからWebブラウザでnoteにログインした場合、音声投稿はできません。

アップロード可能な音声フォーマット

noteの音声コンテンツ投稿では、2種類の音声フォーマットが投稿可能です。

mp3

mp3はAACよりも歴史が古く、多くの製品で対応が可能になっている音声圧縮方式です。

AAC

AACは、主にapple製品で標準にされている音声フォーマットです。最近は多くの音声圧縮コーデックとして使用されることが増えました。

音声ファイルの容量計算の仕方

noteで対応しているmp3とAACの音声フォーマットについて、note上では「最大ファイルサイズ」が規定されていますが、その他の仕様については特に明記されていません。

例として100MBという容量が、どれくらいの尺まで対応できるのか参考を記載します。

  1. 音声ビットレートが96kbpsの場合=約140分
  2. 音声ビットレートが128kbpsの場合=約105分
  3. 音声ビットレートが192kbpsの場合=約70分
  4. 音声ビットレートが320kbpsの場合=約42分

が目安となります。

音声ビットレートと音質

オーディオファイルの内容によって聞こえ方は様々なのですが、音に関する音質の参考を記載します。

  1. 音声ビットレートが96kbpsの場合=少しこもった感じがする
  2. 音声ビットレートが128kbpsの場合=とくに違和感は感じない程度
  3. 音声ビットレートが192kbpsの場合=充分に良い音質になる。
  4. 音声ビットレートが320kbpsの場合=広い音域で良質な音質が体験できる

になります。BGMにする曲によって音質はかなり変わります。

実際に収録した音声をいろんなビットレートで書き出してみて、mp3とAAC両方で聞き比べてみると良いでしょう。私の場合、音声コーデックを使用する場合は基本的に「AAC」にしています。

投稿情報を入力する

noteでの音声投稿は、音声ファイル以外にカバー画像、タイトル、アーティスト名、曲の説明など、多くの作品情報が入力できます。

カバー画像のアップロード

カバー画像は登録時に10MB以内と表記があります。

画像のアスペクト比(縦横比)は1:1の正方形で表示されます。

音声コンテンツをいろいろなところで配信する際に、プラットフォームによって画像のサムネイルは様々な大きさの規定があります。

noteの場合は、アップロードする画像が正方形でないデータをアップした場合、真ん中の部分がトリミングされて表示されます。

テキスト情報の入力

テキスト情報を入力していきます。レギュラーで定期配信していく場合は、入力する情報をテンプレート化しておきましょう。

  1. タイトル名
  2. アーティスト名
  3. 曲の説明(概要記入)
  4. ハッシュタグ

公開設定

音声コンテンツの公開設定を行います。有料に設定すると、購入者のみがダウンロードできる設定のみになります。

  1. ダウンロードの許可
  2. 数量限定の有無
  3. 無料/有料の選択
  4. 有料の場合の返金可否
  5. コメントの許可

また、レギュラーでやっていく場合はマガジンにしておきましょう。

音声を編集する

Macの場合は、GarageBandやiMovieが元々入っているので音声を編集したりnote指定の音声フォーマットに書き出す手段が整っています。

Win/Mac両方の環境で使えて、無料で使用できる音声編集ソフトを3つ紹介します。

無料で使える機能の中で、自分に合うものをいろいろ試してみましょう。

Audacity

Audacity公式サイト

WavePad

WavePadダウンロードサイト

ocenaudio

ocenaudio公式サイト

スマホでも充分に収録はできる

今は簡単にスマホで音声をの収録ができます。

音質にこだわりたい場合は、スマホに直接接続できるマイクも増えてきました。

外部マイクを接続して使う場合は、「単一指向」のマイクをお薦めします。

音声配信するための準備

音声配信や収録は、1人で収録する場合と複数人で収録する場合で収録環境が異なります。

マイク

現在は、スマホに内臓されているマイクを使用して収録できるアプリがたくさんあります。

スマホとアプリだけでも充分に質の高い収録ができます。

「よりクオリティが高い音声を収録したい」という場合には、別途外付けのマイクを用意するのも良いでしょう。

音声配信の場合は、動画を収録して自分が映るわけではないので「ヘッドセットタイプ」がお薦めです。

頭に付けるのが煩わしい場合は、「ピンマイクタイプ」もあります。

有線でスマホに繋げて収録することができます。

オーディオインターフェイス

複数人で音声収録する場合、ヘッドセットタイプやピンマイクタイプを使用している場合、オーディオインターフェイスも必要になってきます。

マイク1本で複数人の音声を収録することもできますが、収録品質をコントロールすることが難しくなります。

ミキサーは、1万円から2万円くらいで十分な機能を搭載した機器を準備することができます。

ミキサー

実況系のように音声収録をやる場合には、ミキサーも必要になります。

ゲームなどの音声とマイクに収録される音が混じらないように機器構成を準備する必要があります。

また、最近はミキサーとオーディオインターフェイスの両方を兼ね備えた機器も多く販売されているので検討してみてください。

配信で役立つミキサーの使い方を分かりやすく解説【接続方法の画像付き】

noteの音声配信から他のメディアへ繋ぐ

音声配信コンテンツは、各SNSなどを繋ぐWebサイトやBlogサイトを用いることでコンテンツを認知してもらうハブメディアとして有効に働きます。

また、note用に収録したコンテンツもYouTubeなどで時間差配信したり、YouTubeの場合はスチルメニュー(静止画)をうまく活用すれば、新しいコンテンツ価値も作り出せます。

また、音声配信はnote以外にもたくさんの音声配信プラットフォームがあります。

音声配信の始め方を分かりやす解説
ポッドキャストや音声配信で収益化する5つのコツ

いろいろな配信プラットフォームを試してみながら、人気コンテンツを目指して頑張っていきましょう!

音声コンテンツを書き起こしていく

ログミーBizをご存じでしょうか。

ログミーは、イベントでのセミナーやスピーチを書き起こしてコンテンツにする事業を行っている会社です。

ログミーのように、収録した音声コンテンツをブログ記事にしていき、コンテンツの中で出てきた商品やサービスをASPやAMAZONアソシエイトで探して広告リンクを貼ることで、音声コンテンツをさらに収益化することが可能になります。

音声コンテンツは、そのままテキストコンテンツに加工しやすい特徴があるので、ブログを並行運用して収入を上げていきましょう。

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小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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