LINE絵文字の作り方をわかりやすく解説【絵文字の制作事例付き】

LINE絵文字の作り方をわかりやすく解説する記事のメモと猫が写っているカバー画像

LINEクリエイターズマーケットでは、LINE絵文字を販売することができます。

LINE絵文字は通常のLINEスタンプとは違い、LINEのトークルームで通常のテキスト入力に添えるように絵文字として利用できます。

この記事では、初めてLINE絵文字を作る人向けに解説をしていきます。

この記事の内容
  1. LINE絵文字の仕様
  2. LINE絵文字の作り方
  3. LINE絵文字の制作事例

LINE絵文字の仕様

LINE絵文字の作り方を教えるLINEスタンプキャラクターのかいわれのはし

LINE絵文字の制作をするために仕様を確認しましょう。

必要な画像データの種類必要数サイズ(pixel)
トークルームのタブ画像1個横96px × 縦74px
絵文字8~40個横180px × 縦180px
デコ文字(かなカナ/英数字)+絵文字273~305個横180px × 縦180px
デコ文字(かなカナ)+絵文字169~201個横180px × 縦180px
デコ文字(英数字)+絵文字112~144個横180px × 縦180px
デコ文字(かなカナ/英数字)265個横180px × 縦180px
デコ文字(かなカナ)161個横180px × 縦180px
デコ文字(英数字)104個横180px × 縦180px

LINE絵文字では、いつくかの注意事項があります。

  1. フォーマットはすべてPNG形式にすること
  2. 画像のファイル名には、登録の際に対応したナンバーをつけること
  3. カラーモードはRGBにすること
  4. 画像のサイズは、1個あたり1MB以下にすること
  5. ZIPファイルにまとめてアップロードする場合には、ZIPファイルを20MB以下にすること
  6. 背景の透過処理をすること

LINE制作ガイドライン : 絵文字タイプとファイル名

LINE絵文字の作り方

通常のLINEスタンプとLINE絵文字の作り方にある違いは「余白」を考慮しないで良いところです。

LINE絵文字の作り方

余白の領域を気にせず、目一杯のデザインをしていきましょう。

絵文字のバリエーションで参考になるもの

絵文字の制作で困るのは感情のバリエーションですね。

絵文字で感情バリエーションのヒントになるのが、スマホの絵文字。

検索で「絵文字」と入れると参考になる感情のバリエーションがたくさん出てきます。

同じ感情でもバリエーションを3~4つ作成しておくと、一気に数種類の絵文字を作っていくことができます。

絵文字のベースデザインを作る

絵文字制作では、ベースの顔をまず作成します。その次に、顔の中のパーツを作っていきます。

目のバリエーションだけでも多くのパーツが作れますね。

このように、目、鼻、口。この他に汗や喜びデザインの時に使う感情記号を初めのうちにたくさん用意しておきます。

パーツの位置を変えていく

先ほど書いた顔のパーツや感情表現パーツができあがったら、ベースのデザインに組み込んでいきます。

すでに色々なパーツができているので、各パーツの位置を少し変えるだけでも表現の仕方はとても広がっていきます。

黒ねこのLINE絵文字画像

このような形で制作していけば、絵文字の制作もスピードが上がっていきます。

LINE絵文字の制作事例

LINE絵文字は、通常の絵文字以外にデコ文字も作って販売できますが、最大で305個のデザインを用意する必要があります。

私達も305個のデザインを少しずつ制作していますが、かなりの時間がかかりそうです。

絵文字40種類から始めてみる

私達は、まず40個のデザインで販売できる絵文字のみのラインナップで進めています。

白ねこのLINE絵文字画像

日本だけの販売と海外販売用に分ける

先ほどのLINE絵文字には日本語が入っていますが、言葉をなくしたものを別途作成しておき海外販売用として別途審査に出してあります。

顔だけの場合はデザインを気にする必要が無いのですが、ハンドサインやジェスチャーまで入れる場合には、文化によってはハンドサインやジェスチャーの意味がかなり変わるので注意が必要です。

最低限、台湾、タイ、インドネシアのハンドサインやジェスチャーは確認しておきましょう。

LINEスタンプのコンテンツをリメイクする

もし、LINEスタンプですでに販売しているコンテンツがあれば、LINE絵文字でリメイクすると絵文字制作のスタートがしやすいのでお薦めです。

平和な人LINE絵文字の画像
「世界が平和になるLINE絵文字」

上記のLINE絵文字は、LINEスタンプで販売したものを絵文字用にリメイクしたものです。

通常のLINEスタンプにも「言葉」がなかったのでやりやすかったです。

通常のLINEスタンプより売れる?

先ほど紹介したLINEスタンプからリメイクした「世界が平和になるLINE絵文字」ですが、LINEスタンプではほとんど売れなかったこのスタンプが、絵文字になると毎日購入してもらえるようになりました。

また2020年07月に、猫のキャラクターで2種類絵文字を追加発売しましたがこちらも売れ行きは好調です。

LINEスタンプは初日に大きく売れて、そのあとは少しずつなのですが、絵文字の場合は初日の売上はそれほど大きくないのですが、初日以降の売上のカーブはとても緩やかです。

LINEスタンプであまり売れなかったスタンプも、LINE絵文字にしたら売れ行きが変わることもあります。

また、先ほども説明したようにLINE絵文字は「言葉有りパターン」と「言葉無しパターン」などで、日本のみの販売と、日本以外の海外販売用で分けて平行展開していくと、売上に貢献してくれます。

ラインナップをシリーズ化してみる

LINE絵文字を展開する場合、通常のLINEスタンプよりも若干はデザインしやすい所があります。

筆者が現在進めているやり方は、コンテンツのシリーズ化です。

猫のキャラクターをいくつも展開しているので、今後は猫の柄を主な制作ラインナップとして進めています。

LINE絵文字のねこねこ絵文字シリーズの画像

猫の柄シリーズは好みが分かれる特性がありますが、制作するジャンルによっては新作絵文字を購入してくれた方がそのシリーズのファンになってくれれば、他の絵文字も使ってくれるようになるかもしれません。

後述する、LINE公式アカウントを活用することで、シリーズ化のメリットを最大限に活用できるようになります。

始めは顔文字やエモティコン(emoticon)を制作してみる

LINE絵文字を作るのが少し大変そうだなぁ…と思ったら、まずは顔文字やエモティコンで始めてみましょう。

顔文字ジャンルは、比較的制作負荷も軽くて売上にも繋がります。

筆者の顔文字シリーズも、日々ちょこちょこと長く売れてくれています。

絵文字はLINEの統計システム上、どの国で売れたのかが掴めないのですが、日々売れているのでそこそこの需要が見込めると考えています。

顔文字

日本の顔文字

日本ではなじみ深いデザインアイコンですね。

エモティコン(emoticon)

海外の顔文字

海外では、顔文字のことをエモティコン(emoticon)と言います。

● 顔文字やエモティコンでLINE絵文字を販売しよう!!

シンプルな顔文字やエモティコンでも、使ってくれる方は結構います。

紹介した顔文字などにアクセサリーを付けて、デザインにアクセントを入れることでオリジナリティーは増していきます。

顔文字やエモティコンは、線画で描く事ができるので、LINEスタンプやLINE絵文字を始めるきっかけには、まずはこちらのデザインで始めてみることをお薦めします。

まとめ|LINE絵文字を売れるようにする

せっかく作ったLINE絵文字も、たくさんの人に使ってもらえないと悲しいですよね。

LINE絵文字を作成して販売が開始されたら行う宣伝方法や、販売に役立つ記事を紹介します。

販売開始後のプロモーション

LINEスタンプや絵文字含めて、たくさんの人に長く使ってもらうには販売直後の初動がとても大切になります。

新しいLINEスタンプをリリースしたことをたくさんの人に伝えるためには、宣伝手段を知ることも重要です。

● LINEスタンプの売り上げをアップさせる宣伝方法をまとめて解説

LINE公式アカウントを開設する

LINE公式アカウントを開設してたくさんの人と「友だち」になりましょう。

LINE公式アカウントは無料で開設が可能です。

また、毎月1000人の友だちに無料「メッセージ配信」が可能です。

せっかく作ったLINEスタンプやLINE絵文字をたくさんの人に知ってもらうためにLINE公式アカウントを運用していきましょう。

先ほども書いたように、LINE公式アカウントでは、シリーズ化した絵文字のラインナップをカテゴリー化して表示することができます。

「絵文字シリーズ+キャラクター」のカテゴリーをLINE公式アカウントで作成して、たくさんの絵文字作品を見てもらえるようにしていきましょう。

● LINEスタンプ用のLINE公式アカウントを開設しよう【初心者向け】

LINEスタンプ用のブログを開設する

先ほどのLINE公式アカウントとも繋がるのですが、LINE公式アカウントを作成したら、友だちをどうやって増やすのかはかなり重要な課題になります。

SNSのプロフィールにLINE公式アカウントの友だち登録リンクを付けておくのも良いのです。

けれど、Googkeなどの検索による流入から友だちを集められるようになるとかなり強いです。

このブログも「LINEスタンプの作り方」というキーワードからの検索流入があり、そこから多くのLINE公式アカウントへの友だち登録があります。

ブログ名やブログ記事のタイトルには、「LINEスタンプ」というキーワードを入れて更新をしていき、加えて、自分のLINEスタンプに関するキーワードも入れておいたりします。

時間はかかりますが、このようにしてコンテンツを積み上げていけば、ブログからの友だち登録を増やすことが出来ます。

可能であれば、イラストの描き方や、ソフトの使い方、LINEスタンプの制作過程などをブログのコンテンツに盛り込んでけいるとベストです。

● ブログが簡単に作れる!サーバー&WordPressテーマ組み合わせ3選!

LINE絵文字が売れないときに

LINE絵文字が売れないときにできる行動はいくつもあります。

たくさんの人に知ってもらって、人気が出てくるまでには長い時間がかかることもあります。

そんな時は、様々なアクションをすることで認知度を上げることが可能です。

● LINEスタンプが売れないときにやれる対策を分かりやすく解説

LINEスタンプのことをもっと知る

本記事以外にも、LINEスタンプに関する様々な記事をアップしています。

これらの記事が少しでも役に立てば幸いです。

下記の記事では、LINEスタンプに関するかなりのことが網羅されているので、お役に立てれば幸いです。

● LINEスタンプの作り方を分かりやすく解説

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あと、合わせて下記の記事も、LINEスタンプの売上を上げるためのヒントになると思います。

是非、読んでいただければ幸いです。

● 副業でおすすめのビジネスを分かりやすく解説【実績を銀行通帳で公開】

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小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

起業して法人化した初期の頃は、自分と同じく起業する人や、スタートアップ企業に対して出資や資金調達などのサポートを中心に事業を行っていました。

現在は、主に自社のブログサイトを中心としたWebメディア運営、Webアプリの開発、LINEスタンプやLINE絵文字等の、2Dイラスト制作を中心にキャラクターデザインをして、そこから3DCGによるコンテンツ制作事業としてAR(拡張現実)やVR(仮想現実)向けのプラットフォームへコンテンツ提供を行っています。

公式ブログサイトのユニコブログ®では、「会社の収入だけに依存しない生活を手に入れる」ことをテーマにブログ記事を書いたり、ブログ運営を始める人のサポートを無償で行っています。

主な経歴としては、2003年から放送及び映像業界向けの様々な新規事業立ち上げを15年以上担当していました。

2014年からは、会社員として働きながら経営/メディアコンサルティング業を開始して、2020年01月に法人化し、ユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。

現在、ユニコブログ®以外にも、数十サイト以上の特化ブログを立ち上げて運用しています。

全て同じサイト構成、ブログ記事構成、文章構成など、検証可能な範囲で仕様を合わせてみて、収益を出すのに再現性があるか?などを試行錯誤している日々です。

他にも、ピックアップしているレンタルサーバーとWordPressテーマを総当たりで組み合わせてサイトスピードがどうなるかなど、思いついた事をひたすら検証する日々。

WordPress用のシンプルなプラグインやブログパーツの開発にもチャレンジしています。

所有資格や認定ライセンスとしては、SMPTE Professional Engineer Member、一般社団法人 日本ポストプロダクション協会認定 映像音響処理技術者などを所有しています。

著書 : 『保存版 売上を向上させるためのYouTube活用術』

教育関連では複数の教育機関で定期的に公演を行い、主な活動実績としては、2020年度と2021年度の 学校法人調布学園 田園調布学園 中等部・高等部「豊かな教養を培う 未来へつなぐ土曜コアプログラム『探究』」にて空中ディスプレイコンテンツ制作及びWebサイト制作の特別講師を担当。2022年度は土曜プログラム(マイプログラム)『仕事最前線』で講演しました。

著述家 / ブロガー兼コンテンツクリエイター

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