Podcast(ポッドキャスト)などの音声コンテンツは、2020年に入って大きな注目をあつめ、2021年以降も世界的規模で、市場の拡大が予測されています。
音声配信には大きな「ビジネスチャンス」が秘められています。
ブログメディアや他のコンテンツとは異なり、音声コンテンツにはリスナーとの「独特の距離感」があります。
聞き手(リスナー)は発信者(パーソナリティ)に対して、より深い親しみや親近感を抱くといったメリットがあり、自社のサービスや商品のPR、企業のブランディングにも音声コンテンツが有効活用できるのです。
この記事では、音声コンテンツとは何か。配信方法から、音声配信で収益化するコツまでを徹底解説します!
- 音声配信とは何か?
- 音声配信とビジネス、収益化の可能性
- 音声配信する方法
目次
1. 音声配信とは?
音声配信とは、別名を「音声コンテンツ」ともいいます。
ポッドキャスト、オーディオブック、インターネットラジオなど。
アナタも一度は、音声コンテンツを聴いた経験があるでしょう。
音声配信サービスとは?
“音声配信サービスとは、インターネットを介して音声を配信するサービスのことです。 配信されている内容はニュースやドラマ・英会話・雑談など幅広く、配信者も芸能人や企業・個人までさまざまです。”
出典元:音声配信を簡単にお家で始めてみたい!始める前に知っておきたいこと(Unico Blog)から一部抜粋
数ある音声配信のなかでも、最も「知名度が高い」のがポッドキャスト(Podcast)です。
ポッドキャストは、Appleの携帯型マルチメディアプレイヤーiPodと、放送を意味するBroadcastを組み合わせてできた造語です。
もともとは iPodやiTunesの音声データファイルを限定しポッドキャスト(Podcast)と呼んでいましたが、現在ではアップル製品に限定せず、Google系のサービスでもポッドキャストが視聴できます。
またポッドキャストの意味は広がり、MP3オーディオファイルをはじめ、MPEG 4、H.264形式の動画配信もすべて「ポッドキャスト」と呼ばれるようになりました。
2. 音声配信が人気の理由
音声配信が人気の理由は、「ながら視聴」ができるからです。
YouTubeなどの動画コンテンツ、ブログメディアの場合は常に「画面を見る必要」があります。
しかし 音声配信であれば、仕事や家事をしながら、通勤や通学しながら 片手間に音声が視聴できるので時間が有効活用できます。
また音声配信のテーマは、音楽や娯楽など「趣味」の分野だけでなく、教育などのコンテンツとも相性が良いです。
音声メディアを使ったビジネス書の朗読、語学教育、ビジネススキルの獲得、時事ニュース配信など。
さまざまなテーマやコンテンツに応用がきくのは、音声配信最大の魅力です。
このほか音声配信には、独特の距離感があります。
ブログメディアの場合と異なり、音声コンテンツは「相手から話しかけられる」ような錯覚に陥りやすく、話者に対して「親近感を抱く」という効果があります。
YouTubeなどの動画コンテンツも同様に「目と目で話す」ような感覚から、人々に好まれるコンテンツのひとつですが、画面に集中しなければ内容が追えないというデメリットがあります。
しかし 音声配信であれば「ながら聴き」ができるので、時間を無駄にすることなく、気軽にコンテンツが楽しめます。
利用者の規模
音声コンテンツを利用する人の割合は爆発的勢いで増えています。
日本では全人口の8%とやや少なめですが、アメリカではすでに全人口の26%が音声コンテンツを継続的に視聴しています。
同じアジア圏の中国では、すでに全人口の29%が音声配信サービスを利用しており、日本にも今後「音声コンテンツ」のブームが来るのは間違いありません。
国内でも これからの「利用者拡大」を考えると、個人の情報発信だけでなく、起業家のビジネスやマーケティングツールとして、音声コンテンツを積極的に活用したいものです。
再ブレイクの理由
ポッドキャストなどの音声コンテンツは、世界的規模で広がりをみせたものの、iPod利用者が減少した頃には、利用者が減った時期もありました。
しかし ここ数年は、音声コンテンツが「再ブレイク」を果たしています。
特に新型コロナウィルスの影響が大きかった2020年以降は、自宅で過ごす時間が増え、家の中での「孤独な時間」を解消すべく、音声コンテンツを利用する人が増えています。
音声コンテンツは、リモートワークとも相性が良く、パソコンなどで作業をしながら「ながら聴き」ができるので便利です。
また自宅時間が増えたことから、自ら音声コンテンツをつくって配信し、副業や本格的ビジネスに発展させた起業家も多いです。
話すことが得意な方、音声コンテンツをPRや、自社サービスに活用したい方は、いますぐ音声配信・音声コンテンツをビジネスに活かしましょう!
3. 音声配信の種類
音声配信の種類は、大きくわけて二種類あります。
- ポッドキャスト系
- 独立配信系
ポッドキャストについては、すでに説明をしましたが、現在「ポッドキャストに類似したサービス」も数多くリリースされています。
また「独立配信系」といい、スマートフォンでそのまま配信・視聴ができる新たなサービスも増えています。
①と②の特徴を、さらに詳しく解説します。
ポッドキャスト系
ポッドキャストは Appleが提供するサービスです。
Apple以外にも、ポッドキャストに類似するサービスとして、Googleポッドキャスト、音声配信で有名なSpotyfy(スポティファイ)、himalaya(ヒマラヤ)など、さまざまなサービスが登場しています。
ポッドキャスト系の主要なサービスと、それぞれの特徴をまとめてみました。
ポッドキャスト系の主要なサービスと特徴
Apple Podcasts
特徴 |
ポッドキャストの元祖、Appleの配信サービス。Apple Podcast Appを通じ、Mac、iPhoneやiPadのほかApple TVなどの端末でも利用できる。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
Apple Podcasts |
Google ポッドキャスト
特徴 |
Googleが開発した無料アプリ。世界中のポッドキャストを検索して再生でき、Androidユーザーの間で人気。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
Google ポッドキャスト |
Spotify(スポティファイ)
特徴 |
スウェーデン発祥の音楽Streamingサービス。世界で2億3,200万人(2019年時点)のユーザーを誇り、日本には2016年に上陸した。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
Spotify(スポティファイ) |
himalaya(シマラヤ)
特徴 |
中国で6億以上のダウンロードを誇るシマラヤの日本語版プラットフォーム。日本の著名人も多くのコンテンツを配信している。 |
配信の可否 |
× |
リンク |
himalaya(ヒマラヤ) |
Radiotalk(ラジオトーク)
特徴 |
「1タップで誰でも今すぐ音声配信」のキャッチコピー通り、アプリひとつでポッドキャストに配信できる便利なツール。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
Radiotalk(ラジオトーク) |
Seesaaブログ
特徴 |
Apple公認のサービスで、ブログに音声ファイルをアップロードし審査に通ればポッドキャスト配信できます。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
Seesaaブログ |
audiobook(オーディオブック)
特徴 |
ナレーターや声優が本を音読してくれるサービス。配信には審査があるが、公式サイトでは随時配信コンテンツの募集を行っている。 |
配信の可否 |
△ |
リンク |
audiobook(オーディオブック) |
Anchor(アンカー)
特徴 |
ポッドキャストの録音と編集、公開が1台でこなせる便利なアプリ。2019年にはSpotifyが同サービスを買収した。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
Anchor(アンカー) |
ポッドキャストの配信には、審査があります。
例えば Anchor(アンカー)の場合、音声コンテンツのアップロード後、審査が実施されます。
承認までに3日〜7営業日かかりますが、審査に通るとポッドキャスト系アプリで、自らの音声コンテンツが世界に向けて配信されます。
このほか WordPressのプラグインをつかっても、ポッドキャストが配信できます。
WordPressでポッドキャスト配信できる、人気のプラグイン2つ紹介しましょう。
ポッドキャスト配信|WordPressのオススメプラグイン
Powerpress Podcasting Plugin By Blubrry |
最もスタンダードなWordPressのポッドキャスト系プラグイン。表記は英語ながら、設定方法を解説したブログやYouTubeも多く初心者でもカンタンに設定できる。 |
Seriously Simple Podcasting |
上のプラグインと並んで人気のツール。英語版しかリリースされていないが、設定画面がシンプルなので英語が苦手な方でも安心&カンタンに設定できます。 |
WordPressの使い方、WordPressをつかったサイトの作り方は、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:初心者がブログを始めるならどこ?【答えはWordPressです】
独立配信系
独立配信系とは、アプリをつかって録音と編集、配信が「1台3役」でこなせるサービスのことです。
主要な独立配信系サービスをまとめてみました(2020年11月末の時点)。
独立配信系の主要なサービスと特徴
Voicy(ボイシー)
特徴 |
日本初の音声メディアで、著名人や芸能人も多くチャンネルを持っている。 一般の配信は審査制だが、随時パーソナリティを募集している。 |
配信の可否 |
△ |
リンク |
Voicy(ボイシー) |
Stand.fm(スタンドエフエム)
特徴 |
誰でもアプリ一つで音声配信ができる無料アプリ。 インフルエンサーも多く利用しておりチャンネル数は豊富。 LIVE配信にも対応しており、最大5人同時の配信も可能。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
Stand.fm(スタンドエフエム) |
SPOON(スプーン)
特徴 |
2016年03月生まれの、無料で使える音声ライブ配信サービス。 ライブ配信のほかにも、録画コンテンツ、音声掲示板のようなサービスも搭載している。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
SPOON(スプーン) |
note(ノート)
特徴 |
1本あたり、最長5分の音声コンテンツが無料で配信できる。 note上でも簡単な編集ができ音声ブログなどにも応用可能。 |
配信の可否 |
○ |
リンク |
note(ノート) |
ピカピカ
特徴 |
音声にエフェクトをかけることが出来たり、バーチャルキャラもカスタマイズできる |
配信の可否 |
〇 |
リンク |
ピカピカ |
独立配信系のなかでも、国内で広く知られているのがVoicy(ボイシー)です。
Voicyは 著名人や芸能人がチャンネルを持っており、オンラインサロンのようなカタチで情報発信するインフルエンサーも多いです。
ただしVoicyは誰でも配信できる訳ではなく、パーソナリティは審査で決定されます。
審査なし、自由に配信をしたいアナタには、Stand.fm や SPOON などのサービスはオススメです。
また note(ノート)でも1本あたり5分までの音声コンテンツが無料配信できます。
時間に制限はありますが、音声ブログをつくるのに便利なサービスです。
noteのアカウントを持っている方は、ポッドキャスト系サービスと使い分けて配信してみましょう。
4. 音声配信の方法
音声配信の方法ですが、前項で紹介した「音声配信できる」サービスをひとつ選びます。
アカウントを作成したら、音声コンテンツを制作し、各ツールで音声を配信しましょう。
今回は Radiotalk(ラジオトーク)を例に「音声配信の手順」を紹介します。
Radiotalk|音声配信までの手順 |
---|
STEP1:ダウンロード |
Radiotalkのアプリをダウンロードします。 |
STEP2:番組を登録 |
番組名、内容を設定。 |
STEP3:番組を収録 |
アプリ内のマイクを押して音声を収録。 |
STEP4:編集 |
BGM、効果音などを設定し編集しましょう。 |
STEP5:配信 |
トークタイトル、タグを入力し、音声を配信します。 |
番組をつくったら、アプリ内でポッドキャストの設定し、配信先を決めます。
- Apple Podcasts
- Google Podcasts
- Spotify
- Amazon Music
上のサービスの中から配信先を選択し、必要事項を記入してください。
審査でOKがでれば、あなたの音声コンテンツはポッドキャストで配信されます。
Radiotalk(ラジオトーク)以外にも、ポッドキャストが配信できます。
この記事の冒頭で紹介した「音声配信可」のツールを選び、ポッドキャスト配信にチャレンジしてみましょう。
手軽に配信したい方には、独立配信系サービス(3章「音声配信の種類」を参照)もオススメです。
5. 音声配信を収益化する方法
音声配信を収益化する方法は、大きく分けて5つあります。
- 寄付、投げ銭
- 有料メンバーシップ、サブスクリプション
- プレミアムエピソードの販売
- スポンサー、広告の販売
- YouTubeにアップロードする
①〜⑤の内容について、順に解説します。
寄付、投げ銭
音声コンテンツを収益化する方法のひとつに「寄付」や「投げ銭」があります。
例えば、サイト内に「寄付のお願い」を載せておけば、一部のファンが運営費として寄付をしてくれます。
こうした機能はすでにnote(ノート)に搭載されており、noteでは「サポート機能」と呼んでいます。
noteでは利用する側が自由に金額を決めて、アカウント運営側を金銭的に支援できます。
Amazonでも「ほしい物」を公開していると、稀に匿名で商品を購入してくれる人がいますよね。
noteでも同じように時々「支援したい」人が寄付(この場合は、投げ銭に近いです)をしてくれます。
このほか前項で紹介したRadiotalk(ラジオトーク)では、視聴者からの反応(再生回数、反響など)に応じてポイントを付与。
貯まったポイントはポイントサービスRealPay(リアルペイ)を通じて電子マネーや共通ポイント、QUOカードのほか、現金にも交換できます。
また ツイキャスなどの独立配信系サービスでも「プレミア配信」など有料での配信が行えます。
ラジオ配信もできるので、コンテンツ配信に活用しましょう。
関連サイト:プレミア配信(出品者向け) – ツイキャス
有料メンバーシップ、サブスクリプション
番組の一部を「有料メンバー」だけに公開したり、有料コンテンツをつくって、サブスクリプション形式で公開するのも賢いアイデアです。
ポッドキャストの場合は、購入者にのみ配信できる仕組みづくりが難しく、自分で購入者のパスワードを設定するなどの作業が必要です。
こうした手間を省くには、「有料配信に対応」した音声配信サービスを使って、コンテンツを収益化すると良いでしょう。
先のツイキャスのような「プレミア配信」できるサービスをはじめ、note(ノート)では音声記事も有料で配信できます。
関連サイト:音声記事を有料販売する(note)
単品売りではなく、月額制(サブスクリプション)でも視聴者が集められるので、初心者にとってうれしいサービスです。
最近では、MOSHなどのサブスクリプションビジネス管理ツールがあり、予約受付から事前決済、顧客管理までスマホで完結できる無料のツールもあるので活用していきましょう。
プレミアムエピソードの販売
先に紹介したnote(ノート)の機能を使えば、好きな放送を指定し『プレミアムエピソード』として個別に販売できます。
プレミアムエピソードとはその名の通り、無料ユーザーには視聴できない特別なコンテンツです。
noteではプレミアムエピソードを個別に販売したり、声のメルマガとして視聴者に番組を定期購入してもらう仕組みも構築できます。
ユーザーに手の届く範囲で「プレミア感」を出すのは、ビジネス戦略として正しい方法です。
親密さの増す「音声コンテンツ」という特性を活かして、収益化につながるプレミアムエピソードを増やしましょう。
なお 余談ではありますが、note(ノート)はSNSとの相性も良く、サイト内ではイベント(特定のコンテンツやアカウントがクローズアップされやすい)も頻繁に開催されており、集客のしやすいプラットフォームです。
音声コンテンツは、はじめの集客で苦戦する方も多いのですが、noteのように魅力あるプラットフォームを味方につければ、リスナー集めやPR活動がスムーズに行えます。
スポンサー、広告の販売
初期段階では難しいのですが、サイトの知名度が上がり、月間PV数がある程度増えてきたら、資金を援助してくれる「スポンサー」を募ってみましょう。
スポンサーが付けば、運営費が確保できるので番組制作にもお金が掛けられます。
また サイトの一部を「広告枠」として販売するのもひとつの手です。
月間PV数が300万もあれば、どの企業も「自社PRに活用したい」と考えてくれます。
まずはアクセス数をふやすべく、良質なコンテンツを提供し、スポンサーが集まるサイトに育てていきましょう。
YouTubeにアップロードする
作った音声コンテンツは、ポッドキャストだけでなく、YouTubeにもアップロードしましょう。
YouTubeにアップをしておけば 再生回数に応じた「広告収益」が狙えます。
すでに紹介をした、投げ銭できるサービスや再生回数に応じてポイントが貯まるサービス(例:Radiotalkなど)と同時平行で音声をYouTubeにアップし「稼げる仕組み」を作りましょう。
ただしYouTubeで広告収益を得るには、チャンネル登録者数1,000人以上、直近の総再生数が4,000時間を超える必要があります。
通常 収益化できるまでに、時間がかかります。
はやく再生回数、登録者数が増えるよう、初期段階で【音声配信+YouTube登録】作業を終えておきましょう。
参考リンク:YouTube で収益を得るには – YouTube ヘルプ – Google Support
ブログと連動して収益化する
音声配信コンテンツは、ブログと連動して以下の収益化が可能です。
- 音声コンテンツ内で紹介した商品やサービスのブログ記事を作る
- 音声コンテンツを書き起こしてブログ記事にする
音声配信が出来るアプリには、プロフィール欄や収録コンテンツの説明欄などにリンクを貼ることが可能です。
商品やサービスを紹介しているブログ記事を作成し、そのブログ記事にアフィリエイトリンクを貼っておきます。
その他のアプローチとして、音声コンテンツを書き起こしてブログ記事のコンテンツにする方法も有効です。
音声コンテンツ内で「おすすめ」として紹介したり、音声コンテンツと連動した関連記事として紹介することで、音声配信を聞いたリスナーがブログへ訪問し、そこでオススメした商品やサービスを利用することで収益化が可能となります。
最近は、スマホ向けアプリのダウンロードが成果になる成果報酬型案件もどんどん増えてきています。
音声配信 + ブログの連携では、下記の感じでアフィリエイト収益に繋げていくことが出来ます。
- A8.netに登録しておく。
- 音声配信アプリでオトバンクが提供する「聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ」を紹介する。
- 音声配信コンテンツのリンクをブログの上部に埋め込んでおく
- 音声配信コンテンツで紹介した「聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ」のアフィリエイトリンクを貼っておく
これだけで、音声配信コンテンツを、ブログと連動させて収益化させていくことが可能です。
スマホのアプリダウンロードには「アプリーチ」をおすすめします。
下記のような感じで、先ほどの「聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ」のアプリを紹介することが出来ます。
また、A8.netではスマホで成果が発生したときの通知を受け取ることが出来ます。
通知がなる度に成果が確認できるのは嬉しいですね。
6. 音声配信の注意点
最後に「音声配信の注意点」をまとめてみました。
- 著作権を侵害しない(楽曲、効果音など)
- ダラダラしゃべらない
- 通信環境を確認する
音声配信で最も気をつけたいのが、著作権の問題です。コンテンツを盛り上げようと、魅力的な効果音や音楽を(コンテンツ内に)使いたい気持ちは理解できます。
しかし 著作権が他人にある作品を無断で使うのは、著作権侵害にあたります。
YouTubeでも度々、著作権を無視した動画が問題になっていますが、権利者に無断でストリーミング配信するのは違法です。
参考サイト:一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC
音楽や効果音を使用する場合は、フリーで利用できる素材を使いましょう。
幸いなことに、ネット上では「著作権フリー」のBGMや効果音が提供されており、ポッドキャストなどの音声配信コンテンツにも使用できます。
ただし著作権フリーの素材でも、無料だけで無く「有料素材」もあるので注意しましょう。
以下、音声配信で役立つ音楽・効果音の配信サイトをまとめておきます。
音声配信で役立つ音楽・効果音の配信サイト
HURT RECORD
特徴 |
700以上のオリジナル楽曲を無料で配信するサイト。オリジナル楽曲の制作も受注しており楽曲以外に効果音も豊富。 |
無料 / 有料 |
無料 |
リンク |
HURT RECORD |
フリーBGM・音楽素材 MusMus
特徴 |
オリジナル楽曲を提供するサイト。すべての楽曲は管理人がひとりで制作しており、CMやYouTubeでも多く使われている。 |
無料 / 有料 |
無料 |
リンク |
フリーBGM・音楽素材 MusMus |
Music-Note.jp
特徴 |
ボーカル素材、楽曲、効果音、BGMをすべて著作権フリー、無料で提供するサイト。 |
無料 / 有料 |
無料 |
リンク |
Music-Note.jp |
DOVA SYNDROME
特徴 |
全11,223曲の音源がすべて無料で利用できるサイト(2020年11月)。商用可能、音源の加工なども自由。 |
無料 / 有料 |
無料 |
リンク |
DOVA SYNDROME |
SOUND-JUKE
特徴 |
著作権フリーの素材のオリジナル楽曲、効果音を販売するサイト。購入者が著作権を持つコンテンツ利用であれば複製も自由。 |
無料 / 有料 |
有料 |
リンク |
SOUND-JUKE |
どのコンテンツにも共通しますが、ポッドキャストにも主眼や「目的」が必要です。
番組の目的、視聴者などのターゲットはもちろん、各回でどのようなことを配信するのか、簡単なシナリオを作りましょう。
シナリオを書くのが面倒な場合は、スマートフォンのメモで構いません。
後で編集しやすいように、内容を決めてから音声コンテンツを作るようにします。
番組のコンセプト、方向性が定まらないままでは、なかなか視聴者がついてくれません。
YouTubeにも、ただ日常起こったできごとをダラダラ配信するだけの番組がありますが、著名人や芸能人でもない素人が、ただ話をするだけではアクセス数はもちろん、チャンネル登録者数は増えません。
その一方で、番組のテーマが明確で独自のカラーや特色があれば、徐々にリスナーが集まってくれます。
人気番組になるよう、最初の「コンセプト」設定には時間を掛けましょう。
ライブ配信をする場合には、通信環境に注意しましょう。
通信環境が悪い場所でライブ配信をすると、番組の途中で配信がストップしたり、通信が切断されてしまいます。
視聴者に良いコンテンツを届けるべく、ライブ配信以外の通常配信でも、クリアで聞き取りやすい音源を制作・提供してください。
なお本章で取り上げた「著作権の問題」ですが、以下の記事ではネット上で気をつけたい著作権の扱い方について、詳しく解説しています。
音楽も含めて、他人の著作権を侵害しないよう注意しましょう。
関連記事:【保存版】ブログ運営で気をつけたい!著作権と注意点を徹底解説
7. まとめ|将来性のある音声配信を 今すぐはじめよう!
今回紹介したように、ポッドキャストなどの音声配信には、大きな可能性とビジネスチャンスが秘められています。
ブログメディア、SNS運用は取り組む方が多いのですが、音声コンテンツやポッドキャストまで時間を割いて取り組む人は少ないです。
制作が面倒という方も多いですが、スマートフォンアプリなどを使えば、わずか数分で番組が完成してしまいます。
参入者が少ない今を「ビジネスチャンス」と捉え、音声配信・音声コンテンツづくりにチャレンジしてみましょう!