WordPressの画像圧縮で使うプラグインはImagifyだけでも良い理由を解説

WordPressの画像圧縮で使えるプラグインはImagifyだけでも良い理由を解説

今回は、WordPressで利用できる画像圧縮プラグインのImagifyについて解説していきます。

Imagifyは、筆者が管理する数十サイト以上のWebサイト及びブログサイトで利用している画像圧縮プラグインです。

WordPressというCMSを利用している場合、画像圧縮プラグインについてはImagifyを利用するだけで、一般的に考えられる多くの課題を解決してしまいます。

情報発信において、単体ページに画像や図表を入れてコンテンツ作成をしていくブログ記事のようなコンテンツ構成のWebサイトを運営している人にとって、かなり役立つプラグインとなるので、解説を含め、紹介していきます。

WordPressの画像圧縮プラグインは必要なのか?

WordPressの画像圧縮プラグインは必要なのか?

昨今、WordPressによって作成されたWebサイトに限らず、Webサイト用に画像を圧縮するというプロセスは必須になっています。

現在、デジタルカメラやスマホに搭載されているカメラは、センサーサイズ[1]は違えど、ピクセル換算で数える解像度は4K相当以上(縦3840px×横2160px以上)になっているため、画像容量は1枚当たりで数MByteから10MByte以上になります。

この時、画像圧縮をしないでブログ記事の画像としてアップした場合、ユーザーに対して読み込み時間にかなり深刻な影響を与える事になります。

したがって、Webサイトに訪問してきたユーザーが快適にコンテンツを閲覧するために欠かせない存在となるのが、画像圧縮というプロセスになります。

画像圧縮のプロセスは手間がかかる

画像圧縮と一言でいっても、Webブラウザが読み込める画像フォーマットの種類は少しずつ増えています。

写真活動を中心とした、プロのクリエイターが扱っているRAWデータの画像補正等を行う過程を通らない限りは、通常のデジタルカメラやスマホで撮影したときのデータは、大半がJPGかPNGフォーマットになっています。

それでも、Webサイトのコンテンツとしてアップデートする場合には、画像圧縮という工程を挟んでからニュース記事やブログ記事に利用する画像としてアップする必要があります。

関連記事:画像圧縮やリサイズをオンラインで行える便利なwebツールを解説

自動で画像圧縮を行ってくれる便利なプラグイン

Webサイトに最適化された画像圧縮を、WordPress上にアップしたときに自動で圧縮してくれるプラグインは数多くありますが、筆者がCMSでWordPressを利用している、ほぼ全てのWebサイトで使用している画像圧縮プラグインがImagifyというものです。

このプラグインを利用することで、画像圧縮というプロセスを忘れてアップしてしまった場合でも、自動的に画像圧縮をしておいてくれるので便利です。

何よりもImagifyの場合は、3つの大きな利用メリットを機能として実装しています。

  1. 無料でも十分な自動圧縮機能を提供してくれる内容
  2. 1つのアカウントで複数サイトに利用できる
  3. WebP等の新しいフォーマットにも対応している

というメリットがあります。

無料で使える画像圧縮プラグインの紹介

無料で使える画像圧縮プラグインの紹介

無料で使える画像圧縮のWebツールの記事も書いているのですが、今回は画像圧縮の機能を持ったWordPressのプラグインであるImagifyについて解説して行きます。

というのは、繰り返しになってしまいますが、このWordPressプラグインの無料利用で使える機能だけでも、十分に普段使いでWebサイトやブログサイトの運営に使えてしまうからです。

有料プラグインが無料のプランでも十分に使えてしまう訳

Imagifyは、本来は有料のWordPress用画像圧縮プラグインなのですが、STARTERプランという無料プランが用意されていて、現在は、圧縮するために使える容量の割り当てが毎月20Mbyteになっています。

通常、一般的なデジタルカメラやスマホの画像データは、撮影時のままの画像データを、ImagifyをインストールしたWordPressのWebサイトにアップすると、2~3Mbyteの容量を消費しますが、事前に適切な前処理を行っておくことで、この有料プラグインになる画像圧縮ツールを使えるボリュームを増やすことが出来ます。

画像圧縮の前処理を行う事でプラグインの有効活用が出来る

例えば、Googleが開発した画像圧縮のWebツールにSquooshというWebツールがあります。

そこで一度、前処理的に画像圧縮をしてからImagifyをインストールしたWordPressのWebサイトにアップする事で無料版で提供されている機能をたくさん使うことが可能になります。

画像圧縮だけではないImagifyに実装されている機能

Imagifyは、単に画像圧縮機能を備えているだけのWordPressプラグインではありません。

画像コンテンツに関する多くの便利な機能を実装しており、例えば、下記の様な機能がWebサイトで機能してくれます。

  1. アップロード時の自動最適化や元データのバックアップ及び可逆圧縮オプション
  2. WebPなどの高品質な画像圧縮オプションとWebサイトでの表示
  3. 元ファイルから最適化された様々な画像サイズの生成と管理

これらの機能は、画像圧縮だけでなく、画像フォーマットも最適化をしてくれるので、Webサイトの表示スピードも改善してくれるメリットをもたらします。

また、可逆圧縮に対応しているので、Webサイトで表示される画像品質が重要なメインコンテンツとして扱われるテーマのサイトでも役に立ちます。

また、これらの圧縮率などを選べるようにもなっているので、これらの調整が簡単に行えることもImagifyをお薦めできるポイントになっています。

あとからプラグインをインストールしても大丈夫

Imagifyは、あとからプラグインをインストールする形でも問題ありません。

容量に制限はありますが、利用し続けることが可能です。

Webサイトの更新頻度が多くなったり複数サイト運営になったら

Imagifyは、1つのアカウントで複数のサイトにプラグインをインストールすることが可能です。

ブログサイトを含めて複数サイトを運営している場合でも管理がとても便利なプラグインです。

有料版のプランでも、月に数ドルからのプランで利用できるので、筆者はそのプランを選んでいます。GROWTHプラン(4.99$)を利用しています。

無料で使える画像圧縮プラグインなので体験して見る価値あり

無料で使える画像圧縮プラグインなので体験して見る価値あり

Imagifyは、無料で使えるプランでも、画像圧縮以外の機能も含めて、とても高機能なWordPress用プラグインです。

使い方も、Webブラウザを翻訳モードにして設定[2]していけば簡単に進めていくことが可能です。

Imagifyは、WP Media, Inc. という会社で開発されて運用されているWordPress用プラグインなのですが、筆者の場合、Webサイトの高速表示に関して、WP Media, Inc. が開発したWordPress用プラグインを複数利用しています。

  1. Imagify
  2. WP Rocket
  3. RocketCDN(WP Rocketから合わせて利用した方が管理が簡単です)

の3つを利用しています。

Webサイトの高速表示に関しては、この3つだけで十分になっており、少ないプラグインでサイトの高速化を実現しています。

WordPressでWebサイトが解説できる多くのレンタルサーバーサービスに対応しているので、Webサイトの高速表示をシンプルに実現して運用していきたい場合には、ぜひ活用していただければ幸いです。

WordPressの画像圧縮プラグインにおける脚注

  1. センサーサーズはデジタルカメラにおいてはイメージセンサーとも呼ばれ、その大きさは1/2.3型から35mmフルサイズまである。同じ解像度でも、センサーの大きさによって撮影品質には大きく差が生じる機能の部分である。 ↩︎
  2. 設定とはいえ、あまり多くの設定をする必要はありません。 ↩︎
ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

当ブログの運営者情報は下記のページから確認できます。

運営者のプロフィール詳細