2021年10月29日に、Meta社が社名変更の発表*1と共に大々的に発表された中にあった『メタバース』という単語も、仮想現実空間としての意味を持った単語として定着しました。
Googleトレンドで『メタバース』という単語のトレンド*2を見てみると、発表当時からのピークから、2024年1月時点でトレンドの数値は落ちているものの、メタバースプラットフォームを提供する企業は増え、日本においては毎年度、その成長が発表されている状況にあり、着実に利用者数が増え、市場が広がっています。
無料でVRM形式の3DCGアバターを配布しています
メタバース*3を体験するために、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等で没入感のあるVR(仮想現実)体験をすることも可能ですが、特別に何か追加のデバイスを用いずとも、Webブラウザやスマートフォン向けのネイティブアプリケーションなどから、メタバースプラットフォームへアクセスすることが可能です。
現在、メタバースをカスタムアバターで気軽に体験してもらえるように、VRM形式の3DCGアバターデータを作成し、無料で提供しています。
3Dモデル calico-cat.vrm|ユニコスタンプ®︎ストア(SUZURI)
3Dモデルアバターは、三毛猫のオリジナルキャラクターアバターを用意させていただきました。
無料でVRM形式の3Dモデルアバターを提供している理由は?
無料でVRM形式のアバターを提供している理由は特にないのですが、せっかくメタバースプラットフォームを体験するなら、デフォルトのアバターでも良いのですが、オリジナルやカスタムアバターの使い方を知っておけば、より各メタバースサービスを楽しめるのではないかと考えて提供しています。
VRMの3Dモデルアバターを利用できるメタバースプラットフォームは?
メタバースプラットフォームは世界中の大手企業が提供しているので、サービス名を上げていけばキリがないくらいのサービス数になっているのですが、日本でOSに制約されないでオリジナルのカスタムアバター利用も含めて、気軽にメタバース体験をするならclusterが提供している仮想空間での体験が良いと考えています。
デフォルトで用意されているアバターでの体験も素敵ですが、無料で配布しているVRM形式の3Dアバターをアップロードして遊ぶやり方を覚えれば、今回配布している3Dアバター以外にも、多くの3DCGクリエイターがVRM形式の3Dアバターを提供してくれているので、色んなアバターを使ってメタバースプラットフォームを楽しめるようになります。
オリジナルの3Dアバターやカスタムアバターをアップロードする
例えば、先ほど紹介したメタバースプラットフォームのclusterは簡単にカスタムアバターをアップロードできます。
基本的に、オリジナル、またはかスタムアバターと呼ばれる3Dアバターのアップロードは、多くのメタバースプラットフォームで簡単にアップロードできるようになっています。
オリジナルの3Dアバターで遊べるやり方を覚えれば、どこのメタバースサービスでも楽しめるようになるので、ぜひ、体験してみてください。
メタバースプラットフォームをどう利用すればよいのか?
メタバースプラットフォームという言葉だとかなり広い範囲になってしまいますが、これらのメタバースサービスは、現実世界とほぼ変わりないような巨大な空間で過ごせる機能を有しているとこもあれば、メタバースをイベント会場や会議室向けに機能を強化して提供しているところもあります。
筆者の場合は、主に仕事では講習会やWebミーティングなどで利用しています。
それ以外にも、メタバース上で開催されるイベントやライブエンタテイメントに参加したりして楽しんでいます。
メタバース用の3DCGデータを制作して収益化も可能
多くのメタバースプラットフォームに対応した3DCGアバターを制作して販売することも可能なのですが、正直、3DCGアバターを制作できるようになるまでには、多くの時間と経験が必要になります。
しかし、特定のメタバースプラットフォーム内で利用できる『アイテム』であれば、作るジャンルを特化させていけば、収益化することも可能になります。
実際、clusterでは『クラフトアイテム』という機能で、アクセサリーや小物を作成して販売することが可能です。
制作環境として
などで3Dコンテンツ制作をすることも可能ですが、より機能を簡便化させたプラットフォーム限定の制作環境を提供しているところもあるので、初心者でも3DCGコンテンツ制作が可能になっています。
メタバース用の3DCGコンテンツ制作のノウハウ動画チャンネルを作る
また、これらの環境で各メタバースプラットフォームで収益化するための3DCGコンテンツ制作をする方法の動画を制作してYouTubeチャンネルを開設し、チャンネル自体をハウツーチャンネルとして収益化することも可能です。
Webサイトを制作して3Dビューワーなどで紹介することも可能
メタバースプラットフォームで体験した内容をブログを始めることで紹介して、それらの体験をブログ記事としてコンテンツ化し、収益化することも可能です。
メタバース内での活動をキャプチャしてよいのか、各プラットフォームの規約を確認して、YouTube動画にして各ブログ記事のページに埋め込んでも良いでしょう。
また、自分で作成したオリジナルの3DCGアバターや、アバター製作者の許諾がとれれば、それらのコンテンツを、ブログ記事内で3Dビューワーを表示できるように埋め込みをして、付加価値の高いブログ記事コンテンツにして収益化することも可能です。*4
その時に、3DCGのデータフォーマットはglb形式に変換します。
変換は、先ほど紹介した3DCGコンテンツ制作環境から、データを書き出すときに選択できる普通のフォーマットです。
そして、それを埋め込んでWebブラウザで表示できるようにするための環境として、WordPressのプラグインという機能拡張を利用したWebサイトで可能にしています。
WordPressプラグインで3D Viewer Proを利用しています。
WordPressを利用したブログサイトを簡単に開設できる環境は、レンタルサーバーサービスが提供してくれているので、これらメタバース体験をコンテンツとして積み上げていくことができれば、収益化することも可能です。
メタバース体験は生活のあらゆるシーンで役にたつ
今後、メタバースプラットフォームを提供する企業は、より大きく成長して市場もおおきくなり、体験するユーザー数もさらに伸びていきます。
筆者のように、ビジネスでメタバースサービスを利用する機会もさらに増えていきます。
そんな時に、スムーズにお気に入りのオリジナルアバターをすぐに準備して参加できるスキルを持っても損はしません。
ぜひ、今回の無料オリジナル3Dアバターでメタバースを体験してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
メタバースとVRM形式のアバターに関する脚注や出典および参考情報の一覧
- 旧称はFacebook社:Connect 2021:メタバースに向けたビジョン|Meta社公式Webサイト ↩︎
- Googleトレンドの検索用語で『メタバース』を調べる|Googleトレンド ↩︎
- 『メタバース』という単語自体の意味は、『仮想空間』という日本語の単語と、ほぼ同義語です。 ↩︎
- 参考ブログ記事:OpenSeaマーケットプレイスに参加して作品公開を始めています|ユニコスタンプ®︎公式サイト(実例としてNFTプラットフォームとコンテンツを紐づけて3Dビューワーを利用した参考ブログ記事を紹介します。) ↩︎