デジタルシネマパッケージ(DCP)のUSBは何を選べばいい?

デジタルシネマパッケージで使用するUSBのイメージ

デジタルシネマパッケージの制作業務に関わっていると、制作過程から劇場への納品用ハードディスクや劇場間の横持ち用ハードディスクはどれにすればいいのかっていうのがよくあります。

デジタルシネマパッケージに関する情報は、情報が少ない中でも選定していかなければならない時があるので、調べるのが結構つらい作業ですよね。

DCPはUSBでの運用が十分に可能です。

DCPの格納にはSanDisk Extreme Proの一択です。

USBでの本編DCPデータは、DCP事業を立ち上げた直後から行っていました。

事業の立ち上げ当時は、まだ256GBのUSBが無かったので、本編を圧縮して100GB未満かどうか確認してから提案していたのを覚えています。

DCPはUSBでも運用が可能です

どんなUSBを選べばトラブルなく運用できるかということがあるので、実際に使用して運用してきた経験を基に本記事で紹介していきます。

選定のポイント
  1. 認識、読み書きエラーの少なさ(USBコントローラー)
  2. 転送速度
  3. 形状

価格も考えておきたいところではありますが、DCPの本編データはとても大切なデータですので、安全に運用できるUSBを選定しています。

予告編で使用するUSBは価格重視でいろんな物を使用してきましたので、価格も考えてご紹介します。

DCP本編データの運用はサンディスク一択

当たり前すぎですが、本当にいろいろ大容量USBを試してきて、サンディスクだけは本当にハード要因のエラーが少ないのです。

選定のポイントで、認識、読み書きエラーの少なさを挙げています。

あるメーカーの物は非常に考えにくいのですが、大容量データを移動した時にハッシュ値が変わってしまう(詳細はまた別途)物がありました。

DCPには、マスタリング時にPKLというファイルにハッシュ値を記録しており、1bitでも変わると、インジェスト時にエラーとなります。

続いて転送速度ですが、こちらもSanDisk Extreme Proについては細かく述べる必要はないほど、高速で安定的なデータ移動が可能でした。

また、形状についてですがこれはUSB単体ですと、その小ささから「紛失」の危険を抱えることになります。

そのため、USBでの運用はUSBを格納するケースに加工をして、1mm~2mmほどのカットワイヤー(金属ワイヤー)でケースとUSBで繋ぐことをお薦めします。

そのために、ワイヤーを繋ぐためのストラップホルダー作ったりもしていました。

本編DCP用サンディスクのUSB

本編DCPデータ向けのUSB情報を記載します。

DCPの本編データ運用は256GBのUSBで十分

DCPは1本の最大データ容量が250GBまでになります。

劇場へ納品する際には、Linuxフォーマットに変換してからマスターデータの格納をしてください。

Linuxフォーマット後のアクセス権限に注意して納品をしてください。

参考リンク : SanDisk Extreme Pro

128GBのUSBも選択肢のひとつ

映画一本の最大データ容量は250GBまでになりますが、内容や尺、ビットレートによってはファイルサイズが数十GBにまで圧縮されます。

バージョンファイルも含めて128GBに収まることも多いので、その場合には128GBのUSBで運用することも可能です。

128GBのUSB、当時はとても高かったのですが、もう数千円レベルにまでなっています。

こちらも、劇場に納品する際にはLinuxフォーマットで納品しましょう。

 参考リンク: SanDisk Ultra 128GB

予告編DCP向けのUSB

予告編やショートフィルム映画の場合、予告編のDCP容量は1~2GB程度なので64GBでも充分ですね。

ショートフィルムも尺によって10GB~30GB程度の容量になります。

64GBくらいにまでなると1,000円台です。

参考リンク: SanDisk Ultra 64GB

DCPは通常「CRU」形式で納品をする物でしたが、現在では様々な形で納品されています。

HDDの選定についても、運用経験から得た情報を書きました。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

デジタルシネマパッケージで使用するHDDのイメージ

劇場で使われるデジタルシネマパッケージのHDDは何を選べばいい?

DCP(デジタルシネマパッケージ)の情報まとめ

DCP関連の内容をまとめた記事を作成しました。

こちらの記事を読んでいただければ、デジタルシネマパッケージに関する様々な情報が確認できます。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

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ABOUT US

小林 玲王奈Unicorn Consulting Inc. 代表取締役 CEO

起業する人やスタートアップ企業に出資や資金調達を含めてサポートしながら、ブログの運営やWebアプリの開発、LINEスタンプ制作をしてひたすらキャラクターデザインをしています。

2003年から映像業界向けの様々な新規事業立ち上げに従事。2014年からは経営/メディアコンサルティング業も始めて2020年01月に独立しました。

今年から来年にかけて、世田谷の私立校で空中ディスプレイ技術とWebマーケティングの講義を行っています。

最近はアフィリエイト用の特化ブログを4サイト立ち上げて運用しています。

全部同じサイト構成、ブログ記事構成、文章構成なども似せてみて、収益を出すのに再現性があるか?などを試している日々です。

ピックアップしているレンタルサーバーとWordPressテーマを総当たりで組み合わせてサイトスピードがどうなるかなど、思いついた事をひたすら検証する日々も兼ねています。

結果、基本はプラグインを減らしていくのが1番と知りました。

SMPTE Professional Engineer Member