いま 「WEBセミナーを開催してみたい…!」という方が増えています。
WEBセミナー(ウェビナー)とは、WEB上で開催されるオンラインセミナーのこと。
アナタは WEBセミナーを開催すれば、主催者側にも参加側にも「大きなメリット」があるのをご存じですか?
この記事では、WEBセミナーを開催するメリットやWEBセミナーの始め方について解説します。
具体的な配信方法、配信に必要なツールのほか、セミナーを「収益化する方法」まで取り上げます。セミナーを開催したいアナタは必見ですよ!
- WEBセミナーとは
- WEBセミナーの配信方法、必要なツール
- WEBセミナーを収益化する方法
WEBセミナーとは?
WEBセミナーとは、その名の通り、WEB上で開催されるセミナーのこと。
WEB上のセミナーという意味から「ウェビナー」や「オンラインセミナー」など、さまざまな呼び方があります。
オンラインセミナー、ウェブカンファレンスの意味です。
WEB上で開催されるイベントを総じてWEBセミナー、ウェビナーと呼ぶことも多く、個人から企業まで幅広い層がWEBセミナーを利用しています。
この記事では「WEBセミナー」の表記に統一し、WEBセミナーの始め方から、収益化までを取り上げます。
インターネットがない時代には、予備校、教育機関などでは「サテライト講座」が開催されていましたが、インターネットの世界的普及により、講義やセミナーのカタチは大きく様変わりしました。
特にここ数年、WEBセミナーを開催する教育機関、セミナー会社は増えていましたが、WEBセミナー導入の流れが「本格化」したのが2020年の春以降のことです。
2020年からの様々な影響もあり、会場を借りてセミナーを開催する人は減りましたが、その一方で Zoom(ズーム)やGoogle Meet、Skypeなどの配信ツールを使い、自宅やオフィスからWEBセミナーを開催する方が増えているのです。
WEBセミナーの種類
WEBセミナーの種類は、大きく二種類あります。
一つ目は「リアルタイム配信」二つ目は「録画配信」と呼ばれる配信方法です。
WEBセミナーの種類 |
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リアルタイム配信 |
指定した開催日時に、ライブ配信するセミナーのこと。 |
録画配信 |
あらかじめ収録しておいたセミナー動画を編集し、指定した開催日時に合わせて配信する方法。 |
リアルタイム配信は、配信日時をあらかじめ決めておき、ライブ(リアルタイム)で配信する方法です。
一方の 録画配信とは、あらかじめ収録をしておいたセミナーをセミナー開始日時に合わせて配信する方法のことです。
なお リアルタイム配信したセミナーを録画し、後日「録画配信」としてコンテンツを活かす方法もあります。
このほか WEBセミナーを配信する形態として、一方向配信と双方向配信と呼ばれるものがあります。
一方向配信 とは、主催者が一方的にコンテンツを配信する形態のこと。
テレビ番組、YouTube動画のようにあらかじめ決められた内容が、そのまま配信される形態をさします。
コンサートやライブなどのイベントも、オンラインで配信される機会が増えましたよね。
対する 双方向配信 とは、ライブ配信中、チャット機能などをつかってセミナー参加者がコメントをしたり、主催者に対して質問ができるなど。より「リアルに近い」セミナーのことです。
これまでに YouTubeライブ、インスタライブ、ニコニコ生放送など、チャットで参加できる配信をご覧になった方であれば、双方向配信の仕組みはイメージしやすいでしょう。
なお ウェビナーではありませんが、双方向配信の分かりやすい例として メンタリストDaiGoさんのYouTubeチャンネルを紹介しておきます。
参考リンク:メンタリスト DaiGo(YouTube)
WEBセミナーを開催するメリット
2020年以降、多くのオフィスでリモートワークやオンライン会議が導入され、ZOOM、チャットワーク、Slack(スラック)、Google Meet、Skypeなど。オンラインツールを使える人の割合が増えました。
結果 WEBセミナーなど、オンライン上のイベントを受け入れる土壌が根付いてきたのです。
WEBセミナーは、参加者と主催者の両方に「大きなメリット」があります。
参加側者側のメリット
WEBセミナーに参加をする側のメリットは、大きく分けて 3つあります。
- オンラインでどこでも参加できる
- 会場型よりも低額
- 録画配信であれば、いつでも視聴可能
それぞれの内容を順に解説しましょう。
オンラインでどこでも参加できる
WEBセミナーであれば、わざわざ会場に出向く必要がありません。
自宅やオフィス、通勤通学途中、旅先など場所を問わず、オンライン参加できるので便利です。
また 録画配信であれば、時間などの制約もなくスキマ時間を利用して、興味のあるセミナーに参加できます。
会場型よりも低額
多くのオンラインセミナーは、会場型よりも安い料金を設定しています。
これは会場などのレンタル料や、会場スタッフなどの人件費、印刷代などのコストをかけずにセミナー開催できるからです。
なかには500円〜1,000円以下のオンラインセミナーもあり、学生や主婦が気軽に参加できるセミナーも増えています。
またスキル販売サービス(例:ココナラなど)等 でも、個人がセミナーを開催したり、オンラインでレッスンを行うなど。
WEBセミナー開催に役立つプラットフォームも次々とリリースされています。
参考リンク:ココナラ
録画配信であればいつでも視聴可能
録画配信型のセミナーであれば、当日ライブ参加できない方でも好きな時間、好きな日時にセミナーに参加できます。
なお 配信の視聴期間に期限を設けるコンテンツも多いですが、当日参加しかできない「会場型セミナー」に比べて、利用者のメリットは大きいです。
主催者側のメリット
主催者側のメリットは、大きく分けて4つあります。
- 印刷費、会場費がかからない
- 集客しやすい
- 参加者の上限がなく、イベント開催しやすい
それぞれの内容を順に解説します。
印刷費、会場費がかからない
WEBセミナーであれば、会場費をかけずに開催できます。
例えば 会場スタッフの人件費、チラシやパンフレットなどの印刷物、広告宣伝費なども含めると、大幅な「コスト削減」が見込めます。
また教材が必要なセミナーでも、PDF資料を用意しておけば、印刷や製本費用をかけずに、参加者に資料配布できるので便利です。
集客しやすい
WEBセミナーは、会場型セミナーよりも低価格でチケットが販売できます。その理由は先に述べた人件費やコストをかけずに済むからです。
また WEBサイト、ブログメディア、SNSなど。インターネット上で 集客しやすいのも、オンライン開催の大きなメリットです。
参加者の上限がなく、イベント開催しやすい
会場型セミナーであれば、座席数が決まっているため定員を超えるチケットは販売できません。
様々な状況もあり、座席と座席の間隔は広く取るよう、セミナー開催のルールは一変しました。
このため座席数に対し参加可能人数は減っているのです。
しかしWEBセミナーであれば、参加者の上限はありません。
例えば無料版のZoomでも100名、有料版であれば 参加できる人数制限がなくなります。
またGoogle Mettのように最大10万人がライブストリーミングに参加できるプラットフォームもあり、参加者側にとっても「イベント開催しやすい」環境が整っています。
さらにチケット販売の数が増えればその分、大きな収益が見込めます。
コストをかけずに大きな収益が得られるのは、WEBセミナー最大の魅力といえるでしょう。
WEBセミナーのデメリットは?
ここまで「WEBセミナーのメリット」を、参加者側と主催側の目線で解説しましたが、デメリットはあるのでしょうか?
WEBセミナーのデメリットを強いてあげるならば、オンラインでは受講者側の集中力が切れやすいことです。
実際に リモートで授業を行う小中学校、大学、専門学校も増えてきましたが、オンラインでは生徒の集中力が続かず、必要な知識の習得、単位の取得ができないケースも多いと聞きます。
また通信環境の整っていない参加者は、WEBセミナーにも参加できません。
このため 一部のセミナーは密を避ける形で、会場開催というカタチを取る講師や教育機関、企業も存在するのです。
こうしたデメリットを回避するには、次の二点を意識しましょう。
- ライブ配信、双方向配信にする
- スマートフォンなどで受講しやすい環境を整える
ライブ配信にすれば、参加者は「聞き逃さないようにしよう」と集中してセミナーに参加してくれます。
また双方向配信(チャットなど参加できる方法)で会場型セミナーのような臨場感を出すのも良いアイデアです。
Wi-Fiなどの通信環境は、改善が難しい課題ですが、5Gなどの普及にともない徐々にスマートフォンなどの端末でも「受講しやすい環境」が整えば、WEBセミナー市場はさらなる拡大が見込めます。
WEBセミナーの始め方
WEBセミナーの始め方は、とてもカンタンです。
初めての方でも分かりやすく理解できるよう、「開催までの手順」をまとめてみました。
- STEP 1 セミナーの概要をまとめる
- STEP 2 配信ツールを決める
- STEP 3 広告、資料を準備する(PDF)
- STEP 4 配信の告知を行う
- STEP 5 WEBセミナー開始!
それでは、STEP1〜5について、解説します。
STEP1 :セミナーの概要をまとめる
まずはどのようなセミナーにするのか、セミナーの概要をまとめましょう。
- いつ(日時)
- どこで(場所)
- 誰に向けて(ターゲット)
- どのようなセミナーを(内容)
- どのように伝えるのか(手段)
概要をまとめることで企画内容がブレず、見込み客を惹きつける「企画」が立てられます。
STEP2 :配信ツールを決める
次にどのようなツールでセミナーを行うのか、配信ツールを決めましょう。
セミナーに使えるツールには、それぞれ特徴があります。大人数に適したもの、少人数に向いたものなど、STEP1の企画にマッチするツールを選択してください。
※ 配信ツールの種類は、次項で詳しく解説します。
STEP3 :広告、資料を準備する(PDF)
セミナーの内容を告知する、広告と資料を準備しましょう。
WEBセミナーであれば、印刷の必要はありません。
事前に資料を作成しておけば、参加者にWEB上で告知できます。
なお印刷しやすいよう、PDF資料にしておくと参加者から喜ばれます。
STEP4 : 配信の告知を行う
STEP3までの準備ができたら、いよいよ配信の告知を行ってください。
いつどこで、どのようなセミナーを行うのか。
ブログやSNS(X(旧Twitter)、Facebook、Instagram)などを使って集客をします。
STEP5 :WEBセミナー開始!
セミナー参加者が集まったら、当日までに、通信環境や機器に不具合がないかリハーサルをしておきましょう。
配信時の回線速度ですが、最低でも自分側の通信環境として上り600kbps、下り1.2Mbps以上の速度を目安に、通信速度を確保してください。
リハーサルで問題が無く、配信の準備が整ったら、告知していた日時にセミナーを配信します。
WEBセミナーで必要なツール
WEBセミナーで必要なツールですが、カメラなどの撮影機材に加えて、編集ソフトや「配信プラットフォーム」が必要です。
WEBセミナーで必要なツール |
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マイク(またはヘッドセット) |
クリアな音で収録をするには、専用のマイクまたはヘッドセットで、小さな音でも拾えるようにします。WEBセミナーでは、バウンダリーマイクなども使いやすいです。 |
ウェブカメラ |
パソコンの内蔵カメラで画質に満足できない場合、高性能カメラを搭載したスマートフォンや専用のウェブカメラを用意しましょう。 |
ライト |
動画撮影専用のライトが出ている(通称:女優ライト)暖色系のライトをあてると肌や顔色がキレイにみえる優れもの。 |
編集ソフト |
動画を編集するソフト、撮影した動画の不要な部分をカットしたり、エフェクトや効果音を入れるなどの編集ができる。 |
配信プラットフォーム |
配信をするためのツール(※次項で詳しく解説します)。 |
最近ではスマートフォンにも、4Kに対応する高性能カメラを搭載する機種が増えており、スマートフォン一台でWEBセミナーを開催する講師も多いです。
スマートフォンで撮影する場合は、専用の三脚やスマートフォンスタンドを準備し、撮影がしやすいようカメラを固定してください。
なお編集ソフトは、以下の記事にて詳しく解説しています。
⇒ 起業家必見!動画(YouTube)を使ったマーケティング手法
WEBセミナーの配信プラットフォーム
ここまで 撮影や編集に必要なツールを紹介しましたが、最も重要なのが「配信」を行うツールです。
例えば ZoomがWEBセミナー開催者向けに提供しているZoom Webinar(ズームウェビナー)や、WEBセミナーに特化した「V-CUBE セミナー」など。
Web会議やWEBセミナーで、便利なプラットフォームが次々とリリースされています。
ここで WEBセミナーでよく使われている、主要な「配信プラットフォーム」をまとめてみました。
配信プラットフォームの一例 |
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Zoom |
最大1,000名まで参加可能。マイクロソフトやGoogleの各種ツールとも連携でき、音質や画質もクリア。無料※ 一部機能は有料 |
Google Meet |
Googleが提供する配信ツール。同一ドメインであれば視聴可能人数は最大10万人、ブラウザで全機能が使用できる。無料※ 一部機能は有料 |
Skype |
最大50名まで接続可能。アカウント名、IDを共有すればサインアップ不要、ダウンロード無しで会議ができる優れもの。無料※ 一部機能は有料 |
FRESHVOICE |
アプリ不要、ウェビナー専用のツール。50名までの同時配信が可能。有料 |
コクリポウェビナー |
300人まで接続可能、ブラウザで簡単に運用できるウェビナーツール。セキュリティ面でも信頼性が高い。有料 |
V-CUBEセミナー |
WEBセミナー(ライブ、録画)に特化したクラウド配信ツール。ライブでは質疑応答できるチャット機能も搭載。有料 |
Cisco Webex Events |
最大3,000名、ストリーミングの場合は最大4万人まで参加ができる大型セミナーに適したプラットフォーム。有料 |
Calling Meeting |
最大30名まで接続可能、WEB会議に特化したツール。少人数のウェブセミナーにオススメ。有料 |
ULIZA |
国内で開発されたウェビナーツールで、サポート体制も万全。既に500社との取引があり、企業方の信頼も厚い。有料 |
LiveOn |
画質の良さ&通信環境の良さで、定評のあるウェビナーツール。通信が安定するよう独自の技術を採用している。有料 |
ネクプロ |
WEBセミナーやイベント開催に特化したツール。配信のほかにも閲覧履歴やアンケート結果などの分析ツールも搭載。有料 |
J-Stream Equipmedia |
月額50,000円からと料金は高めだが、セキュリティ性が高く外部システムとの連携機能が充実、企業からの信頼が厚い。有料 |
GigaCast |
法人が開催するWEBセミナーに特化したツール。月額9,800円からと価格もリーズナブル。有料 |
各ツールごとに、得意な分野や搭載されている機能は異なります。
開催するセミナーの内容や予算に合うツールを選びましょう。
【メモ】無料と有料版ツールの違い
ZoomやSkype、Google Meetなどの無料版ツールでWEBセミナーを開催する方も多いですが、無料と有料版との違いで最も大きいのが「セキュリティの問題」です。
個人情報の扱いなど、セキュリティの求められるセミナーでは、安全性が高く信頼できるといった理由で、「有料版ツール」を選ぶ方が増えています。
ツールを選ぶ際には安さではなく、使い勝手や配信のしやすさ、利用者の視聴の妨げにならないような「高品質なコンテンツ」が配信できるツールを選びましょう。
WEBセミナーの配信方法
WEBセミナーは、先に説明をしたプラットフォームを使って配信を行います。
あらかじめ収録をした動画であれば、配信までに不具合などのチェックができますが、ライブ配信を行う場合、配信途中で通信が途絶える、画質が安定しないなどのトラブルが起こりがちです。
WEBセミナーをライブで配信する場合には、通信環境を何度も確認すること。
また 映像が音質を含め、通人状況が安定しやすい配信プラットフォームを使用してください
(例:前項で各プラットフォームの特徴を紹介しています)。
WEBセミナーの収益モデル
WEBセミナーの収益モデルは、大きく分けて三種類あります。
- 参加費を集める
- スポンサーから対価をもらう
- 関連商品、サービスの販売
1〜3の内容を順に解説します。
参加費を集める
WEBセミナーの収益化において、最もスタンダードなどが「参加費を集める」方法です。
会場型セミナーと同じく、オンラインセミナーのチケットを販売し、WEBセミナーの開催費を集めます。
セミナーの開催までに、受講者に必要なログインIDやパスワードを発行し、セミナー当日にログインをしてセミナーを視聴してもらうようにします。
また録画配信の場合も同じく、セミナーチケットの購入者にログインに必要な情報(IDやパスワード)を送信し、動画を限定公開する方法が主流です。
スポンサーから対価をもらう
セミナーを開催するのに、スポンサーを募って対価をもらう方法があります。
例えば 動画内でスポンサーの企業名やロゴを公開したり、案件をもらって企業の商品やサービスを紹介することで対価を受け取り、運営資金に充てるのも賢い方法です。
WEBセミナーではありませんが、作家の辻仁成さんが主催するブログコンテンツでは、帝京大学がスポンサーについて、日々ヨーロッパやフランスなどの生活情報、コラムなどをアップしています。
参考リンク:designsrories Presented by 自分流×帝京大学
またセミナーの内容に賛同をする企業から、スポンサー契約を持ちかけられることもあります。
スポンサーを探すのが難しい場合には、クラウドファンディングなどで、支援者やサポートをしてくれる人を集めるのも賢い方法です。
関連商品、サービスの販売
セミナーと関連のある商品、サービスを販売し収益に結びつける方法があります。
例えば「知識系」と呼ばれるYouTubeのジャンルがありますが、動画内では政治経済、ビジネス、ライフハック、お金などのテーマで話を行い、動画の概要欄で関連商品や書籍、サービスを紹介。
動画の広告収益に加え、商品の広告収益で利益を出すYouTuberが多く存在します。
WEBセミナーでも同じように、動画コンテンツに関連する商品やサービスを販売してみましょう。
WEBセミナーを収益化するコツ
WEBセミナーを収益化するコツは、前項で紹介した「収益モデル」を柱に、WEBセミナーを拡散する「仕掛け作り」が必要です。
ここでの仕掛け作りとは、人を集める「集客」のことで、先の収益モデルを実現する上で最も重要なポイントになります。
SNS、ブログメディアの活用
SNS、ブログメディアを活用し、WEBセミナーの参加者を募りましょう。
とはいえ、ただ情報を発信するだけでは、人が集まりません。
SNSやブログメディアを使って、ターゲットが興味をひくタイトルやつぶやき、ブログ記事など、人を集めるコンテンツが必要です。
コンテンツの作り方は、以下の記事を参考にしてください。
⇒ 起業して成功するためのコンテンツビジネスモデルを解説!【保存版】
低価格で人を集める
WEBセミナーで人を集めるには、低価格でチケットを販売すると良いでしょう。
ワンコインや無料のセミナーを実施すれば有料よりも参加への敷居は低くなります。
もちろん、毎回無料でセミナーを開催しては収益化できませんが、関連グッズや商品を販売したり、一部のコンテンツを有料で販売するなど、無料と差別化をした仕組みを作ることで収益化が狙えます。
ただし無料セミナーでも、ターゲットにとって「有益」な内容でなければ人は集まりません。
セミナー概要で設定したターゲットの興味を引く、内容やテーマで集客できるセミナーを開催してください。
このほかにも、ブログを検索上位に上げるSEO対策などの施策も有効です。
⇒ SEOの基礎知識を徹底解説!ブログやサイト運営でSEOを活用しよう
商品、サービスのCVに繋げる
たとえセミナーで利益がでなくても、商品やサービスのCVに繋げ、最終的「黒字」を目指すのも賢い方法のひとつです。
実際に無料セミナーなどでファン層を増やし、自社の商品やサービスを販売するビジネス戦略は複数存在します。
はじめに設定をした、セミナーの概要に沿って「どの収益モデルが適しているのか」見極め、長期的スパンで利益が出せる戦略を立てましょう。
WEBセミナーの注意点
最後に WEBセミナーで「注意したい点」をまとめてみました。
- 配信側の通信環境(ノイズ、画質)
- 参加側のインターネット環境
- 開催者と参加者の温度差を確認する
まず配信者が気をつけたいのは、配信中の通信環境です。
録画の場合、動画や音質のチェックはできますが、ライブ配信で音が聞こえない、画像が見られないようでは、参加者が不満を抱いてしまいます。
参加者に満足してもらえるよう、WEBセミナー開講までに何度もリハーサルを行い、ノイズの入らない場所で安定したコンテンツを提供してください。
また開催する側だけで無く、受講をする側のインターネット環境も考慮する必要があります。
参加者には、どのような方法でセミナーが受講できるのか、コンテンツを視聴する方法や推奨するブラウザ、通信環境を分かりやすく伝えてください。
WEBセミナーといえども、セミナー参加者全員がパソコンやスマートフォンの操作に慣れている訳ではありません。
初めての参加者でも、分かりやすく簡単に受講できる環境を提案するのも、WEBセミナー主催者の務めです。
また WEBセミナーにありがちな注意点として、開催者と参加者の間で温度差が生まれないよう、空気を読みながらセミナーを進めてください。
WEB開催側だけでが盛り上がって、視聴する側がしらけてしまっては、良いコンテンツは提供できません。
例えばチャット機能などを使い、セミナーの途中で質疑応答できる環境を整備したり、セミナーの内容が初心者にとって難しくなり過ぎないよう、専門用語や内容の難しい部分は分かりやすく、かみ砕いて伝える「表現の工夫」も必要です。
分かりにくい部分は、参考資料の画面を共有したり、事前にPDFで資料を配付し、参加者に補足情報を与えるよう工夫しましょう。
まとめ|WEBセミナーで満足度の高いコンテンツを提供しよう
インターネット上で行う WEBセミナーであれば、コストをかけずに安全なセミナーが開催できます。
会場型では無く、WEBセミナーを希望する受講者の数は一気に増えました。
いまや WEBセミナーにとって、追い風といえる状況です。
このチャンスを活かして、受講者の満足度が高いコンテンツを提供し収益化できる仕組みをつくりましょう!