SNS広告とは?プロモーションの成功事例とオススメ5大SNS

SNS広告とプロモーション方法を設計するマーケティングチームの人達

SNS広告とは、FacebookやX(旧Twitter)、Instagramなど、ソーシャルネットワーキングサービスに出稿する広告のことです。

PCやスマートフォンの普及と比例するように、SNS広告の出稿数は爆発的に増えました。

また、ターゲティング精度が高いことから、紙媒体やメディアの広告出稿を止めて「SNS広告を選ぶ」企業が増えています。

本記事では、SNSプロモーションの成功事例を紹介するほか、WEB広告で「オススメのSNS」を紹介します!

この記事の内容
  1. SNS広告、SNSプロモーションとは何か?
  2. SNS広告、SNSプロモーションの成功事例
  3. 目的にマッチするSNSプロモーションの方法

SNSとは?

SNSとは?

SNSとはsocial networking service(ソーシャルネットワーキングサービス)の略称です。

関連記事:SNSとは?SNSの種類と仕組みを初心者に分かりやすく解説!

インターネット上において、SNSは社会的ネットワークを構築することを目的とするサービスが多いことから、ソーシャルネットワーキングサービスと名付けられました。

SNSの主要機能をまとめてみました。

SNSの主な機能

  1. プロフィール
  2. タイムライン
  3. ブログ機能
  4. コミュニティ機能
  5. Q&A機能
  6. アンケート機能
  7. メッセージ送受信
  8. ユーザー相互リンク
  9. ユーザー相互検索

あなたも、毎日のようにSNSを使い、個人間のコミュニケーションなど、人と人との繋がりを深めていることでしょう。

様々なSNSアプリが表示されて紹介されている

いまやSNSは、現代人必須のコミュニケーションツールであり、ソーシャルネットワーク上で「仮想社会」が成り立っているといっても過言ではありません。

SNSの各サービスは、広告収入をはじめ、ユーザー課金、他サイトへの誘導、他サービスとの連携によってビジネスが成り立っています。

本記事で紹介する「SNS広告」や「SNSプロモーション」は、SNSへの広告出稿(=広告収益)によって利益が出るビジネスモデルです。

SNSの種類と各SNSの特徴

カフェでSNSを利用する

あなたが最も頻繁に、使用しているSNSは何ですか?

LINE、X(旧Twitter)、Facebook、InstagramなどのSNSアプリが主流ですが、このほかにもPinterest、YouTubeなどユーザー数の多いSNSサービスが存在します。

本項では、主要な「SNSの種類」をまとめてみました。

SNSの種類

SNSの種類
  1. Facebook|日記系|30代以降、社会人
  2. X(旧Twitter)|拡散系|若年層から年配まで幅広い
  3. Instagram|写真系|20代〜30代(女性が多い)
  4. LINE|チャット系|若年層から年配まで幅広い
  5. Pinterest|写真系|海外の女性が中心
  6. YouTube|動画系|若年層から年配まで幅広い
  7. mixi|日記系|40代以降、利用者は少ない
  8. Google+|日記系|海外ユーザーが中心
  9. LinkedIn(リンクトイン)|日記系|20代以降、社会人
  10. WhatsApp(ワッツアップ)|チャット系|海外ではチャット系で最もユーザーが多い
  11. Viber(バイバー)|チャット系|10代〜20代
  12. カカオトーク|チャット系|10代〜20代、国内の利用者は少ない
  13. Snow(スノー)|写真系|中高生、10代
  14. Sumally(サマリー)|写真系|10代〜20代
  15. ニコニコ動画|動画系|若年層から年配まで幅広い
  16. Snapchat(スナップチャット)|動画系|10代〜20代
  17. SHOWROOM(ショールーム)|動画系|10代〜20代
  18. Tumblr(タンブラー)|拡散系|20代〜30代以降
  19. Mastodon(マストドン)|拡散系|20代〜30代以降

上の表中にもある通り、SNSごとにジャンル、利用するユーザーの層が異なります。

本記事では、表中太字で示した「5大SNS」に焦点を絞り、目的に合う広告とプロモーションの選び方について解説します。

SNS広告とは?

SNS広告の方法

SNS広告とは、SNS(ソーシャルネットワーク)で展開される広告です。

あなたもSNS上で、企業の出稿する「SNS広告」を目にしたことがあるでしょう。

SNS広告とは

Facebook、X(旧Twitter)、Instagramなど、SNS上で展開する広告のこと。

SNSに登録されたプロフィールを元に、正確なターゲティングができることで、人気のプロモーション方法。

例えば Facebook(フェイスブック)の場合、アカウント登録時に、居住地や年齢、性別、学歴、勤務先など個人情報を登録します。

Facebook広告では、これら「設定項目」にマッチする広告を表示するため、ターゲットに興味のある広告をピンポイントでリーチできるのです。

Facebook以外にも、X(旧Twitter)、Instagram、LINE、Pinterestなど、各のSNS上に「SNS広告」が出稿できます。

様々なSNSアプリのいいねやシェアがされている

SNS広告とWEB広告の違いは、「ターゲティングの精度」です。

WEB広告でもユーザーの検索履歴をもとに広告を表示しています。

SNSの広告の場合は登録情報にマッチする広告を表示するため、よりターゲティング精度が高く「クリック率」も高くなるのです。

このほか、SNS広告は、ユーザーのタイムラインに広告が表示されること、情報の拡散スピードが速いこと、(ユーザーから)リアクションがダイレクトに受けられる点に、運用のメリットがあります。

SNS広告の成功事例

SNS広告を成功に導くには、すでにプロモーションで「成功した事例」を参考にすることです。

本項では「SNSの成功事例」について、Instagramの公式サービス Instagram Businessから、5つのプロモーションをピックアップし紹介します。

日本航空

日本航空では、ラグビーのスポーツイベントに合わせ「日本代表チームを応援」するキャンペーンを実施。

Instagramのストーリーズ広告を通じて1,000万人に訴求を行いました。

また今回のプロモーションでは、著名なアスリートを起用するなど「親近感」を生み出す広告を制作、プロモーションの結果、JALブランドの好感度アップにつなげました。

JAL(日本航空)Instagramプロモーションの結果

リーチ
1,000万人以上
リーチの目標値との比較
26%
リーチ単価の改善率
13%

表中の「リーチ」とは、広告への到達率」のことで、(目標を)26%上回る数値にまで達したのは、Instagramの持つ「ターゲティングの精度」の表れです。

なお、Instagram × 日本航空のプロモーション詳細は、Instagram Businessにて確認できます。大手がどのようなプロモーションを実行したのか、広告出稿の参考にしてください。

参考リンク:成功事例|日本航空(Instagram Business)

キリン

キリンでは、iMUSE(イミューズ)ブランドの認知拡大のため、Instagramを使ったデジタルキャンペーンを実施しました。

iMUSE(イミューズ)はプラズマ乳酸菌を使用したキリンの飲料です。

キリンのInstagramプロモーションでは、狙っていた女性への訴求力も高く、他のプラットフォームと比較した場合の単価削減率、実施後のリーチ率も高く、iMUSE(イミューズ)の「認知拡大」につなげました。

キリン Instagramプロモーションの結果

リーチ単価の削減
60%(他のプラットフォームと比較)
実施7日目のリーチ
3.2倍(他のプラットフォームと比較)
リーチの女性比率
52%

ここでの「リーチ」とは広告への到達率を示しています。WEB広告、SNSのリーチ率では、通常UU(ユニークユーザー数)が用いられます。

UUではCookie単位でカウントが行われるため、重複の無い状態で、何人に広告が表示されたのか広告への到達率が分かります。

なお、Instagram × キリンのプロモーション詳細は、Instagram Businessにて確認できます。

参考リンク:成功事例|キリン(Instagram Business)

VISA Japan

VISA Japanは、18歳〜25歳のヤングミレニアル世代をターゲットにInstagramプロモーションを実施。

VISAデビットの認知拡大を目的に広告を制作しました。

VISAがInstagramを選んだのは、若年層の影響度やターゲティングの精度が高いことが原因です。

また若年性にリーチ率が高い「ストーリーズ広告」を使用。

プロモーションの効果を最大限にまで高めました。

VISA Instagramプロモーションの結果

広告想起リフト
1.7倍(業界平均と比較)
広告想起リフト
10.5pt(業界平均と比較)
利用意向のリフト
3.4pt(他のプラットフォームと比較)

広告想起リフトとは、広告として配信をしたコンテンツ(動画)が気を苦に残っているか示す指標です。

また利用意向リフトとは、広告接触によりユーザーが「利用意図を理解したか」を示しものです。

Instagram × VISA  Japanのプロモーション詳細は、現在ページが無くなってしまっています。

成功事例|VISA  Japan(Instagram Business)

ダイキン工業株式会社

ダイキン工業株式会社は「若年層」に向けて、Instagramプロモーションを実施しました。

今回のプロモーションでは、ダイキンブランドの認知拡大を目的としており人気クリエイター(ワンメディア)を起用しました。

制作されたストーリーズ広告は、クリエイティブ性が高く、企業イメージ向上と共に、ブランドイメージを広く(ターゲットに)届けられました。

ダイキン工業株式会社・ Instagramプロモーションの結果

CTRの向上率
1.7倍(他のプラットフォームと比較)
クリック単価削減率
38%(他のプラットフォームと比較)
再生単価の削減率
17%(他のプラットフォームと比較)

CTRとは「クリック率」のことで、広告が表示されたうち何パーセントがクリックをしたのか示す指標です。

再生単価とは、動画やコンテンツ1再生における単価(費用)のことです。

今回のプロモーション結果では、クリック率を上げたほか、無駄な費用を削減できたことが分かります。

Instagram × ダイキン工業株式会社のプロモーション詳細も現在はページがなくなっております。

参考リンク:成功事例|ダイキン工業株式会社(Instagram Business)

花王

花王は、ヘアケアブランド PYUAN (ピュアン)のプロモーションに。Instagram広告を使用しました(同時にFacebook広告も実施しています)。

PYUAN (ピュアン)は、花王のヘアケアブランド「メリット」をリブランドしたシリーズで、今回のプロモーションでは、メインターゲットである20代女性への認知拡大を目指しました。

花王・ Instagramプロモーションの結果

ブランド認知
+10pt
購入意向
+3pt
店頭金額シェア
150%(同社昨年対比)

この中で、最も効果が高かったのは店頭金額シェアです。

Instagram広告を取り入れたことで、店頭での売り上げが同社昨年対比の「+150%」にまで上昇。Instagramとターゲットの親和性が高いことが分かりました。

Instagram × 花王のプロモーション詳細も現在はページが無くなってしまっています。

参考リンク:成功事例|花王(Instagram Business)

Instagramでの成功事例

企業がInstagramを利用して成功した事例は、定期的に更新されています。

下記のリンクから、Indtagramの成功事例が確認出来ますので、定期的に確認すると、最新の成功事例を確認することが可能です。

参考リンク:Instagramでの成功事例

おすすめSNS 5選

SNS(ソーシャルネットワーク)のなかから、プロモーションにおすすめのSNSを5つ紹介します。

1.Facebook(フェイスブック)

Facebook(フェイスブック)は、 2004年2月4日にサービスをスタート。

世界最大のソーシャルネットワーキングサービスとして利用されています。

月間アクティブ数は23億2,000万人(2018年12月末)を超え、広告媒体としても最大の市場規模を誇ります。

Facebook(現:Meta Platform Inc社)の創業者は、かの有名なマークザッカーバーグです。2010年2月には、日本法人Facebook Japan株式会社も立ち上がっています。

Facebookで使える「主要な機能」は3つあります。

Facebookの主な機能

  1. Facebook Connect
  2. Facebookページ
  3. スマートリスト

Facebook Connectとは、外部サイトにFacebookのリンク情報を与える機能です。

また、Facebookページは著名人や企業が作成できるページで、SNS広告の出稿やファンの集客が行えます。

スマートリストは、Facebook上で登録した人を自動分類する機能です。

参考リンク:Facebook(公式サイト)

Facebook広告のユーザー層

Facebook広告のユーザー層は世界に16億人存在し、若年層から年配まで「ユーザーの層が厚い」のが特徴です。

ただし、ここ数年10代〜20代のFacebook離れが進んでいることや、女性ユーザーが少ないなど、ターゲティングの層はある程度限られています。

Facebook広告の特徴

Facebook広告の特徴は、登録時の情報をもとにターゲティングの精度が高いことです。

また、広告の掲載場所もFacebookに限定されず、InstagramやMessenger、Audience Networkのいずれか、またはそのすべてが(配信先として)選択できます。

Facebook広告の出稿方法

Facebook広告の出稿は、FACEBOOK for Businessのページから申し込みできます。

公式サイト:FACEBOOK for Business

2.Twitter(ツイッター)

Twitter(ツイッター)は、2006年3月21日にオブビアス社(現在の社名はTwitter社)がスタートした、拡散型ソーシャルネットワーキングサービスです。

Twitterのtweet(ツイート)は「鳥のさえずり」を意味していますが、日本語では「つぶやき」と意訳され、一般にも広く浸透しました。

Twitterの機能は、画面上のボックス(140字以内)に内容を入力し、ツイート(つぶやく)というシンプルなものです。

現在は、Xというサービス名称に変更されました。

X(旧Twitter)上には、フォローしたユーザーのツイートや自分の投稿が時系列に表示され、ユーザー間でコミュニケーションが行えます。

また、X(旧Twitter)の「#ハッシュタグ」を使うことで、調べたいニュースや話題のキーワードが検索できます。

最近ではGoogle検索を使わずに、X(旧Twitter)のハッシュタグで「検索を済ませる」というユーザーも増えており、SNS広告やプロモーションの可能性も広がりを見せています。

参考リンク:X(旧Twitter 公式サイト)

X(旧Twitter)広告のユーザー層

10代の若者から年配者まで、(男女問わず)幅広い年齢層のユーザーが、X(旧Twitter)を利用しています。

X(旧Twitter)広告の特徴

X(旧Twitter)には、X(旧Twitter)広告のほか、クイックプロモート、オートプロモートの3種類「プロモーション」の方法があります。

X(旧Twitter)広告の種類

X(旧Twitter)広告キャンペーン
最も基本のプロモーション方法。X(旧Twitter)上で広告を出稿。
X(旧Twitter)プロモーション
特定のTweetを選んで広告出稿できるプラン

最もスタンダードなのは、1つ目のX(旧Twitter)広告キャンペーンです。

私たちが普段目にするX(旧Twitter)上の広告は、このプラン(Twitter広告)で出稿されています。

2つ目のX(旧Twitter)プロモーションとは、Tweetを1つ選択しプロモーションするプランです。

X(旧Twitter)広告の出稿方法

X(旧Twitter)広告の出稿は、以下「X(旧Twitter)ビジネス」から申し込みできます。

公式サイト:X(旧Twitter 公式サイト)

3.Instagram(インスタグラム)

Instagram(インスタグラム)は、Facebookが提供する写真系ソーシャルネットワーキングサービスです。

日本語では「インスタ」の名称で知られており、過去には「インスタ映え」などの流行語も生まれました。

Instagramは、10代〜20代を中心にユーザー層を広げ、2019年末にはアクティブユーザー数が3,300万人を突破しました。

Instagramのアイコンは、ポラロイドカメラをイメージしており、Instagram内でも写真としての見栄えや、見た目の美しさを重視する傾向があります。

Instagramは、Facebookと同じ「ターゲット広告」の仕組みを採用しています。

しかし、Facebookが原則「実名での登録」を求めるのに対し、Instagramは匿名でも登録が行える点に違いがあります。

参考リンク:Instagram(公式サイト)

Instagram 広告のユーザー層

Instagram 広告のユーザー層は、10代〜20代の若年層が中心です。

また、男性よりも女性ユーザーの割合が高く、実際の広告出稿でも「10代〜20代の女性」をターゲットにプロモーションが行われています。

Instagram 広告の特徴

Instagram 広告の特徴は「ビジュアル」など、視覚効果に訴える広告が多いことです。

実際にユーザーがInstagramに抱くイメージは「キレイ、カワイイ、おしゃれ」といったキーワードに集約されており、他のSNSとは異なる特徴(ブランド力)を持っています。

Instagram 広告の出稿方法

Instagram 広告の出稿は、以下、Instagram Businessのページから申請できます。

公式サイト:Instagram Business(公式サイト)

4.LINE(ライン)

LINE(ライン)は、LINE株式会社が提供するチャット系ソーシャルネットワーキングサービスです。

サービス開始は「2011年6月」と比較的歴史の浅いツールですが、2020年3月末、国内ユーザーの数は8,400万人を突破しました。

LINE(ライン)は、スマートフォンやパソコンから使用でき、テキストチャットの送受信はもちろん、通話やLINE Payなどの決済、ゲーム、音楽配信サービスなど。さまざまな連携サービスやアプリをリリースしています。

LINEのように、生活と密接に関わるアプリに広告出稿できるのは、LINE最大の「強み」と言えます。

参考リンク:LINE(公式サイト)

LINE広告のユーザー層

LINEは10代から、高齢層まで。男女問わず、幅広い層のユーザーが存在します。

LINE広告の特徴

LINE(ライン)は国内のユーザーが多いことから広告リーチ率は高く、LINEの「友だち追加機能」を利用した追加広告配信、類似配信が行える点に特徴があります。

LINE広告の出稿方法

LINE広告の出稿方法は、LINE広告の専門ページ「LINE for Business」から申請 /出稿できます。

公式サイト:LINE for Business(公式サイト)

LINE公式アカウントの開設

LINEでは、LINE公式アカウントを無料で開設できるようになり、運用費についても「友だち」に月1000通まで費用をかけずに配信できる仕組みになっています。

LINE公式アカウントからのメッセージ配信は、ダイレクトにユーザーへ情報を届けることができるので、とても有効なプロモーションになります。

関連記事:LINE公式アカウントの作り方を分かりやすく解説

5.Pinterest(ピンタレスト)

Pinterest(ピンタレスト)は、写真系ソーシャルネットワーキングサービスです。

2010年3月、アイオワ州ウェストデモインのベン・シルバーマン、ポール・シャッラ、エバン・シャープらによって創設されました(現在は、Pinterest,Inc.が運営)。

ユーザー層はInstagramに似ていますが、(国内では)Instagramほどの知名度はありません。

ただ、「Pinterest=おしゃれ」といったイメージが(国内でも)浸透しつつあり、アパレルやデザイン、オンラインショップなどの「PR」で使われる機会も増えています。

Pinterestは自分で撮影した写真もアップできますが、基本はネット上の「お気に入り」を見つけ、自分の作成したボード上にコレクションし、収集・管理して楽しむためのアプリです。

Pinterest(ピンタレスト)で、お気に入りの画像を加えることを「ピンする」と言います。

Pinterestではボード上のラインアップ、ディレクション能力、センスの良さによってフォロワーが増える仕組みです。

参考リンク:Pinterest(公式サイト)

Pinterest広告のユーザー層

Pinterest広告のユーザー層は、国内と海外で異なります。

日本国内では10代〜20代の女性が中心ですが、海外では幅広い年齢の女性ユーザーがPinterestを利用しています。

Pinterest広告の特徴

Pinterest広告は「おしゃれ、ハイセンス」といったイメージから、女性向けの広告(アパレル、コスメ、グルメ、ショッピング、ライフスタイル)で大きな効果を発揮します。

また、Pinterest上にビジュアル(広告)が配信されるので、ユーザーからピンされ、拡散されやすいといった特徴があります。

Pinterest広告の出稿方法

Pinterestの広告は、以下「Pinterest公式サイト」から出稿できます。

公式サイト:Pinterest ビジネス(公式サイト)

SNS広告の予算

SNS広告の予算をFacebook、X(旧Twitter)、Instagramの「3大SNS」を例に解説します。

Facebook広告の予算

Facebook広告の種類は、【クリック課金、インプレッション課金、その他】の方法に分類されます。

クリック課金は「1クリックいくら」という形で、広告単価を決定します。

インプレッション課金は、広告が表示される回数に応じ、広告費が発生する方法です。

その他にも【動画再生回数、アプリのインストール数、いいねの数】でも、広告費用が設定できます。

SNS広告の予算を設定する

1日の最低金額は100円で、仮に30日運用した場合の広告費用は3,000円とリーズナブルです。

ただし、一定の広告効果を狙うには、最低でも1日1,000円の予算(月額3万円程度)は組んでおきたいところです。

参考リンク:Facebook for Business(公式サイト)

X(旧Twitter)広告の予算

X(旧Twitter)r広告では、効果を図りながら出稿金額と内容を同時に検証する必要があります。

希望の予算、金額からX(旧Twitter)r広告が出稿できます。

ただし、広告の効果を得るには1日数千円程度の予算を組みましょう。

参考リンク:Twitterビジネス(公式サイト)

Instagram広告の予算

Instagram広告には【写真広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリーズ広告、コレクション広告、インスタントエクスペリエンス広告】の種類があります。

Instagram広告の種類

写真広告
写真(1枚)をキャプション表示する広告
動画広告
動画(1本)をキャプション表示する広告
カルーセル広告
複数の動画や写真をキャプション表示できる広告
ストーリーズ広告
動画、写真をスワイプできるよう配置し表示する広告
コレクション広告
メイン画像とサブ画像を二列配置で表示する広告
インスタントエクスペリエンス広告
フルスクリーン表示のランディングページ用テンプレート

この中で、最も人気が高いのは訴求力の高い「ストーリーズ広告」です。

Instagram広告は、最低100円から出稿できますが、少なすぎる予算では広告効果が得られません。

他のSNS広告同様、最低でも1日1,000円以上の予算は立てておきましょう。

参考リンク:Instagram for Business(公式サイト)

SNS広告の注意点

SNS広告の注意点

便利なSNS広告やプロモーションにも、注意すべき点が存在します。

例えば、プロモーションの方法、予算、広告の効果などを事前にシミュレーションしなければ「何が成功なのか」プロモーション後の「結果が分析」できません。

以下、SNS広告、SNSプロモーションの注意点をまとめてみました。

SNS広告の注意点
  1. ターゲットに合わせて出稿先を決める
  2. プロジェクトに合う、広告課金の方法を選択する
  3. 業者を利用する場合は、適正価格を知ること

まず、SNS広告で注意したいのが「どのSNSに出稿するか」という点です。

各SNS毎に、ユーザーの特徴は異なります。出稿する場合は「ターゲティング層が多くいる」SNSを選択しましょう。

また、SNS毎に広告課金の方法は異なります。

クリック課金、インプレッション課金など、予算やターゲットに合う方法で出稿を依頼しましょう。

このほか、業者に広告出稿を依頼する方も多いと思います。

業者を利用する場合は、予算や広告の目的、ターゲットを明確にした上で「費用が適正かどうか」確認をすることです。

SNS広告の注意点をアドバイスしている人

業者の手数料が高すぎるようでは、プロモーション費用も総じて高くなります。

予算オーバーにならないよう、業者を利用する場合も数社で相見積もりを取ってください。

そして、サービスの内容や費用も「適正化どうか」口コミなどを参考にし、結果の出せる業者を選定しましょう。

SNS広告、SNSマーケティング用語集

SNS広告、SNSマーケティング用語集

最後に、SNS広告やSNSマーケティングで「よく使われる用語」を集めてみました。

WEBマーケティングで分からない単語たキーワードがあれば、確認してください。

SNSマーケティング用語リスト

  1. アドネットワーク
  2. インプレッション
  3. クリック率(CTR)
  4. エンゲージメント
  5. ディスプレイ広告
  6. フリークエンシー
  7. リーチ
  8. リターゲティング
  9. 類似ターゲティング
  10. CTR(Click Through Rate)
  11. CPC(Cost Per Click)
  12. CPM(Cost Per Mille)
  13. CPI(Cost Per Install)
  14. CPF(Cost Per Fan)
  15. CPA(Cost Per Action)
  16. CPE(Cost Per Engagement)
  17. CPV(Cost Per View)
  18. DSP(Demand-Side Platform)
  19. CV(Conversion)
  20. CVR(Conversion Rate)
  21. DMP(Data Management Platform)
  22. PDCA(Plan Do Check Action)
  23. PPC(Pay Per Click)
  24. RTB(Real Time Bidding)
  25. ROAS(Return On Advertising Spend)
  26. ROI(Return On Investment)
  27. SSP(Supply Side Platform)

今後も引き続き追加予定です。

上記リストにある用語について1つずつ解説していきます。

アドネットワーク

複数の広告掲載メディアを束ねる「配信ネットワーク」をアドネットワークといいます。

インプレッション

インプレッションとは、広告がWEB上で表示された割合・確率のこと。

クリック率

クリック率とは、広告やリンクをクリックした割合・確率のこと。

エンゲージメント

エンゲージメントとは、SNS上のシェアやコメント、いいねなどのアクションの指標を示したもの。

SNSのプロモーションを設計する

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、WEB上に掲載(ディスプレイ)される広告全般を指しています。

フリークエンシー

フリークエンシーとは、1ユーザーに「何度広告が表示されたか」を示す指標です。

リーチ

ユーザーが、実際に広告を表示した割合(指標)のことを「リーチ」または「リーチ率」と言います。

リターゲティング

リマーケティングは、一度サイトに訪れたユーザーに再び訪問を促す広告手法のこと。

リマーケティング

リターゲティングと同じく、訪問済みのユーザーに再び訪問を促す広告手法。

類似ターゲティング

類似ターゲティングとは、広告発信者の見込み顧客や優良顧客と似た行動履歴持つユーザーをターゲットとし、広告を配信すること。

CTR(Click Through Rate)

CTRは、Click Through Rateの略で、広告クリックや広告中のURLリンクをクリックするごとに発生する広告費用のこと。

CPC(Cost Per Click)

CPCは、Cost Per Clickの略で、1クリックごとに発生する広告費用のこと。

ITネットワークと広告システムは常に稼働している

CPM(Cost Per Mille)

CPMは、Cost Per Milleの略で、広告1,000表示ごとに発生する広告費用のこと。

CPI(Cost Per Install)

CPIは、Cost Per Installの略で、アプリやソフトなど、1ダウンロードにつき発生する広告費用のこと。

CPF(Cost Per Fan)

CPFは、Cost Per Fanの略で、「いいね」や「お気に入り」登録1件ごとに、発生する広告費用のこと。

CPA(Cost Per Action)

CPAとは、Cost Per Actionの略。CV効果を獲得するのに必要な費用のこと(本項CVの項目を参照)。

CPE(Cost Per Engagement)

CPEとは、Cost Per Engagementの略で、1エンゲージメントにつき発生する広告費用のこと。

CPV(Cost Per View)

CPVとは、Cost Per Viewの略で、動画1視聴につき発生する広告費用のこと。

スマートフォンでSNS広告を活用する

DSP(Demand-Side Platform)

DSPとは、Demand-Side Platformの略で、広告主の利益を最大化するプラットフォームのこと。⇔ SSP(Supply-Side Platform)

CV(Conversion)

CVとは、Conversion(コンバーション)の略称で、WEB上で最終的に獲得する成果のこと。具体的には商品購入、サービスの契約、会員登録などをCVとしています。

CVR(Conversion Rate)

CVRとは、Conversion Rateの略称で、日本語では「コンバージョン率」と呼んでいる。サイトを訪れたアクセスの、何パーセントがCVに至ったかを示しています。

DMP(Data Management Platform)

DMPは、Data Management Platformの略称で、ビックデータをもとに「広告配信を最適化」するプラットフォームのこと。

PDCA(Plan Do Check Action)

PDCAとは、Plan Do Check Actionの略称で、WEB戦略の計画から実行、結果分析まで一連の流れを指しています。

PPC(Pay Per Click)

PPCとは、Pay Per Clickの略。クリックされるごとに広告費用が発生する仕組みのこと。

Pay Per Click広告を活用する

RTB(Real Time Bidding)

RTBは、Real Time Biddingの略で、DSPの広告入札からSSPの配信する広告を決定するモデルのこと。

ROAS(Return On Advertising Spend)

 ROASは、Rerurn On Advertising Spendの略で、広告の「費用対効果」を示す指標です。

ROI(Return On Investment)

ROIとは、Return On Investmentの略で、日本語で「投資収益率」と言います。

SSP(Supply Side Platform)

SSPは、Supply-Side Platformの略で、メディア側(サプライ)の収益を最大化するプラットフォームモデルのこと。⇔ DSP(Demand-Side Platform)

まとめ|SNSプロモーションは、戦略が何より重要!

SNSプロモーションは、戦略が何より重要!

今回紹介したように、SNSプロモーションは、誰に(ターゲット)に対し、どのような広告を配信するのか。

プロモーション「戦略」を立てることが、何より重要です。

関連記事:SNSとは?SNSの種類と仕組みを初心者に分かりやすく解説!

本記事の前半で、企業のプロモーション成功例を紹介しましたが、どの層にどのようなサービス(または商品)の認知拡大を行うのか。

各自シミュレーションをした上で

  1. 配信の仕方
  2. 配信頻度
  3. 予算

を立ててください。

また各SNSの特徴(メインユーザー、年齢層)を調査した上で、広告にマッチする媒体とサービスを選択していきましょう。

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ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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