コンテンツを拡散する方法とコンテンツマーケティングの成功法則

コンテンツを拡散する方法!コンテンツマーケティングの成功法則

コンテンツマーケティングとは、WEBコンテンツを通じて潜在顧客(見込み客)を段階的にリピーターや購買層に育てていくマーケティングの手法です。

ビジネスの世界では、ブログメディア、WEBサイト、動画コンテンツ、SNSをはじめ、複数のコンテンツを組み合わせて集客を行う「WEBマーケティング」が主流となりました。

この記事ではビジネスや起業の成功に欠かせない、コンテンツマーケティングの基礎知識とコンテンツを効果的に拡散する方法について詳しく解説します。

メディア運営者や起業を目指すアナタは必見です!

この記事の内容
  1. コンテンツマーケティングとは?
  2. コンテンツ毎の拡散方法
  3. コンテンツマーケティングの成功例

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーに役立つコンテンツの提供や情報発信を通して見込み客やファン層などを獲得し、自社の「ファン層を定着」させるためのマーケティング手法です。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、収益を生むユーザーに、価値あるコンテンツを制作および提供し続けることで、ユーザーを惹きつけその状態を維持し、エンゲージメントを生み出すことによって、最終的な収益に繋がる行動をユーザーに取ってもらうための一連の手法です。 

出典元:コンテンツマーケティングとは?今さら聞けない基礎知識と使われる13の手法(ferret)から一部抜粋

コンテンツマーケティングに使用される主要コンテンツには、次のような種類があります。

主要なコンテンツ
  1. ブログ
  2. WEBサイト
  3. プロフサイト
  4. X(旧Twitter)
  5. Facebook
  6. Instagram
  7. LinkedIn
  8. Pinterest
  9. LINE(LINE公式アカウント)

ブログやWEBサイトなど、単体でコンテンツを運用しても拡散はされません。

効率よくコンテンツユーザーを増やすには、各コンテンツ同士を組み合わせて相乗効果を狙うのが一番です。

関連記事:起業して成功するためのコンテンツビジネスモデルを解説!【保存版】

コンテンツマーケティングと従来の「広告」との違いですが、従来の広告は企業が伝えたいことをメッセージとして消費者に伝えていました。

コンテンツマーケティングとは?

一方コンテンツマーケティングの場合は、企業が伝えたいことと消費者の間に「コンテンツ」が存在している点に違いがあります。

消費者はコンテンツを通じて情報発信側(この場合は企業)と接点を持ち、結果として購買や成約に結びつく行動を行うのです。

ここで コンテンツマーケティングの分かりやすい例を紹介します。

例1|YouTubeコンテンツマーケティングの場合

Aさんは副業をはじめるため、Googleで「ブログの書き方」について検索していました。

たまたま目に留まったブロガー Dさんの動画には、ブログの書き方だけでなく、アクセスアップに繋がる裏ワザや、ブログ運用でおすすめのツールが紹介されていました。

Aさんは「この人のコンテンツは面白いなあ」と感じました。

ブログの新着情報が分かるようにDさんのX(旧Twitter)をフォロー、毎日のブログ更新を楽しみにしているうちに、AさんはブロガーDさんの大ファンになりました。

Aさんは、Dさんの紹介する商品やサービスを信頼し、頻繁におすすめ商品を購入するように。

そして、いまでは YouTuber Dさんのオンラインサロンにも参加し、定期的に有料セミナーにも顔を出すようになりました。

例2|企業ブログの場合

大手食品メーカーH社は、忙しい主婦に向けて「安くて栄養バランス満点の時短レシピ」を紹介するブログメディアを開設しました。

ブログメディアの最新情報はX(旧Twitter)やInstagramでも紹介。ユニークなつぶやきや、時短レシピの美味しそうな写真は多くのファンを惹きつけ、主婦以外にもひとり暮らしをしているユーザーの間で話題に。

レシピ内で使用されるH社の商品は、レシピがアップされると同時に売れました。

現在ではYouTubeなどの動画コンテンツでも、つくり方の手順を紹介。ブログメディアと並んで大きな広告収益が生まれました。

また現在では、H社監修の料理本や料理レッスンなど、関連コンテンツも飛ぶように売れています。

消費者やユーザーにとって「価値のあるコンテンツ」をつくり、提供をすることは、見込み客をファンにし、ファンをリピーターに育てるといった一連のプロセスを生み出します。

コンテンツをつくった後には、『広めるための対策』が不可欠

なお コンテンツをつくった後には『広めるための対策』が不可欠です。

先程の例1の場合、ブロガーDさんはブログメディアとX(旧Twitter)などのSNSを使って情報を広めていましたよね。

収益モデルとしては、ブログで紹介した商品のアフィリエイト報酬、企業案件の報酬のほか、ファンになってくれた人たちに対して、オンラインサロンや有料セミナーを紹介することで収益化に繋げています。

例2の場合は、ブログメディアを広める手段としてSNS(X(旧Twitter)やInstagram)を活用し、動画コンテンツでもレシピを紹介。

広告収益に加えて関連サービスからも大きな収益を得ています。

このようにコンテンツマーケティングを成功させるには、

質の良いコンテンツ × 広めるための手法

が必要です。

実際にどのようにコンテンツを広めるのか、次項で詳しく解説しましょう。

コンテンツを広めるための手法

コンテンツを広めるのに「有効な方法」をまとめてみました。

コンテンツを広めるための手法
  1. SNSマーケティング
  2. SEO施策
  3. WEB広告
  4. メールマーケティング
  5. プレスリリース

それぞれの手法を順に紹介します。

SNSマーケティング

SNSマーケティングは、その名の通り「SNSを使ったマーケティング」の手法です。

具体的にはX(旧Twitter)、Instagram、Facebookのほか、LINEなどのソーシャルメディアを使って、コンテンツを広めます。

SNSマーケティングのメリット
  1. 拡散性が高く、情報伝達のスピードが速い
  2. 商品やサービスの認知度を上げる
  3. 企業価値を高める(ブランディング効果)

SNSマーケティングで最も大きいのは、拡散性が高く、スピーディーに商品やサービスの認知度が上げられる点です。

またSNSを通じてこまめに投稿を行えば、ユーザーとの接点や親和性が生まれ、ブランディングなど企業価値を高める効果も期待できます。

SEO施策

SEO施策(SEO対策と呼ぶ場合も)は、GoogleやYahoo!検索など、検索エンジンで上位表示されるよう、ブログやWEBサイト内のリンクを工夫したり、コンテンツの質を高めるなどの施策を行うことです。

SEO施策のメリット
  1. 検索からの流入数が増える
  2. 見込みの高いユーザーが集められる
  3. 広告費をかけずに集客効果が出せる

SEOで最も大きなメリットは、自然検索からの流入数が増やせることです。

検索結果上位には「リスティング広告」と呼ばれる有料広告が表示されますが、広告の下には純粋な検索結果(=オーガニック検索)が表示されます。

最近ではコンテンツブロッカーなど、広告表示を無くすアプリやソフトが出回っており、リスティング広告が上手く機能しないことがあります。

SEO施策

しかし オーガニック検索であれば、広告ではありません。

上位表示されれば、その分検索流入数も増えます。つまり、SEO施策によってコンテンツを上手く上位表示できれば、広告費をかけずに集客できるのです。

コストをかけずに効率よく、コンテンツを広めるには、

SNS + SEO施策

この二本立てが「王道」と呼ばれる手法です。

「SEOの基礎知識」は、以下の記事でも詳しく解説しています。

SNS運用とあわせて平行し、SEO施策を進めてください。

関連記事:SEOの基礎知識を徹底解説!ブログやサイト運営でSEOを活用しよう

WEB広告

WEB広告とは、前項で説明をしたリスティング広告のことです。

Google検索、Yahoo!検索のほか、X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどSNSにも「広告」が表示されていますよね。

これらはすべて「WEB広告」と呼ばれるもので、広告を出稿したい個人や企業が費用を支払い、広告を掲載してもらう仕組みです。

WEB広告のメリット
  1. ターゲットを絞った広告が打てる
  2. ユーザーと親和性の高い商品やサービスが提案できる
  3. コストパフォーマンスが高い

WEB広告では、先にターゲットを決めてから広告を掲載できます。

ユーザーとの親和性が高い商品やサービスが効率よく提案(出稿先でユーザーの興味や関心にあう広告が自動で表示される)でき、コストパフォーマンスの高い手法として好まれています。

メールマーケティング

メールマーケティングとは、メール(メールマガジン)を使ってマーケティングを行う方法です。

メールマーケティングでは、あらかじめ取得したメールアドレスを使って、見込み客にアプローチを行います。

Eメールマーケティング

メールアドレスの収集方法ですが、ブログやWEBサイトに「メルマガ登録」のフォームを設置したり、無料コンテンツを配布する代わりにメルマガを登録してもらうなどの方法があります。

メールマーケティングのメリット
  1. 低コストではじめられる
  2. 結果や効果の測定がしやすい
  3. コストパフォーマンスが高い

メールマーケティングであれば、WEB広告のような費用をかけずに、効率よく見込み客に対してアプローチが行えます。

またメルマガ配信ツールでは、メールの開封率などが測定できるので、結果を見ながら有効なアプローチに方法や、読者の反応が良いメルマガの書き方について分析しやすいなどのメリットがあります。

プレスリリース

プレスリリースとは、報道機関に向けて企業や団体のサービス、新商品、取り組みなどの情報を告知(または発表)することです。

プレスリリースは専門のプラットフォームがいくつもあり、中には無料でプレスリリースできるサービスがあります。

プレスリリースのメリット
  1. 無料でもはじめられる
  2. 情報サイトやニュースサイトに掲載される
  3. メディアに取り上げられると、広告よりも信頼が高い

プレスリリースは新聞記者やメディア関係者の目にとまりやすく、情報サイトやニュースサイトに掲載される確率が高いです。

またメディアに取り上げられた場合、WEB広告とは異なり「信頼できる情報」として受け止められます。

プレスリリース

プレスリリースの平均費用は30,000円です。

ここで利用者が多い、プレスリリースサービスを3つ紹介しておきます。

主要なプレスリリースのサービス
PR TIMES(ピーアールタイムス)
1配信:30,000円から
@Press(アットプレス)
1配信:30,000円〜59,800円
valuepress(バリュープレス)
1配信:30,000円(無料プランあり)

プレスリリースを配信すると、1配信につき数十〜数百のメディア関係者が目を通し、親和性の高いメディアがあれば、プレスリリースの内容が大手メディアにも掲載されます。

コンテンツマーケティングとSEOの違い

コンテンツマーケティングとSEOの違いですが、SEO施策はGoogleなどの検索結果で上位表示させる目的で、サイトやコンテンツの施策を行います。

これに対し、コンテンツマーケティングは消費者やユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供しファン層を獲得。

サービスや商品を成約に結びつける「コンバージョン獲得」を目的にしています。

コンバージョンとは?

サイトを訪問した人が、商品を購入したり、資料請求したりすること。元は「顧客転換」を意味する言葉だが、WEBサイト運営や広告出稿の目的となる特定のアクションを訪問者がとることを「コンバージョン」と呼ぶ。 

出典元:コンバージョン とは 意味/解説/説明 【Conversion】(WEB担当者フォーラム)から一部抜粋

SEOは WEBサイトのアクセス増加を目的としており、ターゲットになるのは「検索エンジンで特定のキーワードを検索したユーザー」です。

一方のコンテンツマーケティングでは「コンバージョン獲得」を目的としており、見込み客に購入意欲を抱かせて、商品やサービスの購入につなげる目的をもっています。

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コンテンツ別!拡散のコツ

ここからはコンテンツマーケティングで用いることが多い「コンテンツ別に拡散するコツ」を紹介します。

ブログの拡散方法

ブログの拡散方法として、おすすめの方法をまとめてみました。

ブログの拡散方法|おすすめは?
  1. X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSで拡散
  2. ブログで拡散
  3. ブログランキングに登録する
  4. 過去の人気記事にリンクを貼る
  5. はてなブックマークで記事を保存する

どの方法もお金をかけずに、取り組める方法です。

5つ目の「はてなブックマーク」とは、オンラインで記事の保存や共有ができるサービスです。

「はてなブックマーク」の人気記事にエントリーされると、ニュースサイトやSNSなどで拡散されやすいので覚えておきましょう。

ブログの拡散方法

また「はてなブックマーク」以外にもヤフー知恵袋で回答をしたついでに、関連する自らのコンテンツを参考リンクとして掲載し、アクセス数を増やす人もいます。

参考リンク:はてなブックマーク(公式サイト)

WEBサイトの拡散方法

WEBサイトの拡散方法は、大きく分けて5つあります。

WEBサイトの拡散方法|おすすめは?
  1. X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSで拡散
  2. SEO施策を行う
  3. プレスリリースやWEB広告を利用する
  4. インフルエンサーを利用する
  5. 既にユーザーの多いメディアに寄稿をお願いする

王道とされる方法は、太字で示しました。5つ目の「他のメディアに寄稿する」方法ですが、ターゲット層が近いメディアに寄稿をするとより「集客効果」が出やすくなります。

プロフサイトの拡散方法

プロフサイトとは、モバイルサイトやSNS上に自己紹介(プロフィール)を作成できるサービスのことです。作成したプロフィールは、以下の方法で拡散できます。

プロフサイトの拡散方法|おすすめは?
  1. X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSで拡散
  2. ブログで拡散
  3. 知り合いに告知する

こうしたプロフィールは個人だけで無く、アーティスト、起業家、企業のブランディングに欠かせないツールのひとつです。

プロフィールを活用し、人脈づくりや市場の開拓に役立てましょう。

プロフィールサイトの拡散方法

なおSNSのプロフィールで役立つ、プロフサイトの作り方は以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:SNSのプロフィールで役立つプロフサイト作成Webサービスを紹介

X(旧Twitter)の拡散方法 

X(旧Twitter)アカウントの拡散方法ですが、運営している他のコンテンツ(ブログ、WEBサイト、SNS)を使って拡散できます。

X(旧Twitter)の拡散方法|おすすめは?
  1. X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSで拡散
  2. ブログで拡散
  3. 知り合いに告知をする

X(旧Twitter)にも「拡散力」はありますが、ただツイートするだけでは、X(旧Twitter)アカウントは拡散されません。

ブログメディア、WEBサイト、noteなども活用し、SNSを広める戦略を立てましょう。

参考リンク:note(公式サイト)

Facebookの拡散方法

Facebookの投稿やアカウントを広めるには、大きく3つの方法があります。

Fecebookの拡散方法|おすすめは?
  1. Facebook内の知り合いに広める
  2. X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで拡散
  3. WEBサイトやブログで拡散

Facebook自体、閉じられたコミュニティなので、外に向けて発信をする機会は少ないですが、企業のアカウントや個人のブランディングに使用されるアカウントは外にも開かれており「誰でも投稿が見られるよう」公開設定されています。

参考リンク:Facebook(公式サイト)

Instagramの拡散方法

Instagram(インスタグラム)は、X(旧Twitter)などのSNSに比べて拡散力が低いのですが、X(旧Twitter)やFacebook、LINEなど他のSNSを使うことで拡散力が高まります。

Instagramの拡散方法|おすすめは?
  1. X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSで拡散
  2. 拡散(バズり)を狙う
  3. 他のインフルエンサーに拡散をお願いする
  4. 自らのブランド化しインフルエンサーとして情報発信する
  5. ブログメディア、WEBサイトで告知を行う

このほかInstagram内で影響力のあるインフルエンサーに協力してもらい、アカウントやサービス・製品の告知をするなどの方法もあります。

「拡散性」を高めるの方法を複数組み合わせてみましょう。

参考リンク:Instagram(公式サイト)

LinkedInの拡散方法

LinkedIn(リンクトイン)は、ビジネス特化型のSNSです。

リンクトインの拡散方法

LinkedInではユーザーがプロフィールを掲載し、ビジネスパートナーや営業先、商談先、専門家などが探せるほか、企業の採用にも(履歴書代わりに)LinkedInが使用されています。

LinkdInの拡散方法|おすすめは?
  1.  LinkedIn内のユーザー、企業にアプローチする
  2. X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSで拡散
  3. WEBサイトやブログで告知する

LinkedInもFacebook同様、閉じられたサービスです。拡散をする場合は、LinkedInを通じてコンタクトを取るか、自ら情報提供するのがスタンダードな方法です。

参考リンク:LinkedIn(公式サイト)

Pinterestの拡散方法

Pinterest(ピンタレスト)は、インターネット上の画像や動画を収集し、オンライン上のボードにピン(保存)しコレクションを作成するユニークなサービスです。

Instagramに比べ日本での知名度は低いですが、海外では大手企業や著名人もPinterestアカウントを運用しており、自らのプロモーション映像や画像をアップロードし、ユーザーに拡散されるようピン(保存)しています。

Pinterestの拡散方法|おすすめは?
  1. X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSで拡散
  2. ブログやWEBサイトで拡散

Pinterestの拡散方法も、他のSNSの活用やブログ、WEBサイトで告知をするのが一般的方法です。

参考リンク:Pinterest(公式サイト)

LINE(LINE公式アカウント)の拡散方法

LINE(LINE公式アカウント)とは、企業や店舗がLINEで「公式アカウント」を取得し、登録者とコミュニケーションが取れるツールです。

最近ではWEBサイト、ブログ、店内などで「LINE公式アカウント」のURLやQRコードを表示する大手企業、店舗が増えていますよね。

LINE公式アカウントを拡散する方法

国内最大のコミュニケーションアプリ「LINE」を通じて自社のサービスや商品、キャンペーン内容が伝えられるのは、同サービス最大のメリットです。

LINE公式アカウントの拡散方法|おすすめは?
  1. X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSで拡散
  2. ブログやWEBサイトで拡散
  3. メルマガ、動画コンテンツでも告知する

LINE公式アカウントの取得方法は、以下のページにて詳しく解説されていますし、このブログでも多くの運営ノウハウをまとめています。

参考リンク:LINE for Business(公式サイト)

LINE公式アカウントの始め方

コンテンツの解析方法

SNSコンテンツの解析は、X(旧Twitter)のアナリティクス、Facebookのアナリティクス機能など、無料のアクセス分析ツールが利用できます。

このほかにもWEBサイトであれば、Googleアナリティクスのほか、便利な「コンテンツ解析サービス」が利用できます。

代表的なコンテンツ分析ツール
アナリティクス – X(旧Twitter) for Business(日本語対応)
ツイートが見られた回数、いいねの数、返信数、動画の再生数、再生完了率など。
Facebook Analytics(日本語対応)
Facebookのデータからユーザー行動、チャンネル別ユーザー数、属性データなど。
Instagramアナリティクス(インサイト)日本語対応
Instagram投稿のインプレッション、ユーザー数、コンバージョン率など。
Googleアナリティクス(日本語対応)
ブログやWEBサイトのユーザー像、ユーザー数、ユーザー行動(インプレッション、コンバージョン率)など。
SimilarWEB(日本語版あり)
SEOの問題点を調査、市場やトレンド分析、トラフィック、インプレッション、ユーザー数、コンバージョン率の分析など。
Juicer(日本語対応)
トラフィック、インプレッション、ユーザー数、コンバージョン率の分析、自動ペルソナ生成、Googleアナリティクスとも連携可
USER HEAT(日本語対応)
サイト上で熟読されたエリア、離脱エリア、クリックされたエリアなどが分析できるツール。
WooRank(日本語版なし)
WEBサイトのアクセス状況、ユーザー分析、サイトで改善すべき点を分析するツールで海外企業にも導入されている。
AIアナリスト(日本語)
Googleアナリティクスと連携し、WEBサイトや広告の改善点をAIが分析してくれるサービス。
NEILPATEL(日本語版あり)
検索ボリューム、SEO難易度、検索需要、WEBサイトやブログメディアの問題点、ドメインスコア、SNSシェア数ほか

コンテンツマーケティングの成功事例

ここで、コンテンツマーケティングの成功事例を5つ紹介しましょう。

サイボウズ式

サイボウズ式は、kintoneやサイボウズOffice、Garoonなどのビジネス、情報管理サービスを提供するcybozu(サイボウズ)が運営するオウンドメディアです。

サイボウズ式では働き方や生き方、会社や組織、マネジメントなど、ビジネスパーソンや起業家に役立つ情報が満載。

人気コンテンツは書籍化されたほか、コンテンツ内の記事は多くのメディアにてシェアされています。

サイボウズ式

なおサイボウズのブログコンテンツは、メディア運営者にとって「バイブル」とされており、サイボウズ編集部の作成した記事やコンテンツ、情報発信の仕方は多くのWEBメディアで模倣されています。

参考リンク:サイボウズ式(公式サイト)

経営ハッカー

経営ハッカーは、クラウド会計サービスfreee(フリー)が運営するオウンドメディアです。

ここではビジネスの根幹といえる、会計や財務の基礎知識をはじめ、起業や会社設立など、スモールビジネスに役立つ情報を提供しています。

経営ハッカーのコンテンツは非常に質が高く、ユーザーの多くが記事や記事の信頼性から、freee(フリー)の会計ソフトや関連サービスを利用する流れに繋がっています。

参考リンク:経営ハッカー(公式サイト)

mercan(メルカン)

mercan /メルカンは、フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリが開設したWEBメディアです。

メルカンには記事だけで無く、音声や動画など複数のコンテンツを提供し、メルカリで働く社員や企業としての取り組みを伝えています。

また mercanはメルカリ外部へのブランディングや、メルカリ内部のインナーブランディングにも役立てられています。

参考リンク:mercan /メルカン(公式サイト)

ほぼ日刊イトイ新聞

「ほぼ日」の愛称で親しまれている、ほぼ日刊イトイ新聞はコピーライターの糸井重里さんが運営するコンテンツメディアです。

ほぼ日では、糸井重里さんが毎日エッセイを掲載しているほか、各界の著名人やアーティストの対談記事、漫画、動画コンテンツのほか、アプリでも最新コンテンツを次々とアップしています。

新聞を読む人

また ほぼ日ではヒット商品も多くリリースされており、ほぼ日手帳やオリジナルの書籍、パズル型の地球儀「アースボール」のほか、さまざまなヒット作を生み出しました。

コンテンツの情報はSNS上でも毎日のように拡散されており、ほぼ日ファンのみならず、多くのユーザーがほぼ日のコンテンツやほぼ日ストアを利用しています。

参考リンク:ほぼ日刊イトイ新聞(公式サイト)

CHANEL(シャネル)

CHANEL(シャネル)はInstagram、専用アプリを通して、さまざまな映像コンテンツを提供しています。

ss/ aw 各シーズンのコレクション映像はもちろん、伝説のデザイナーKARL LAGERFELD(カールラガーフェルド)が存命だった時期には、彼が撮影をした映画や映像、写真などが掲載され、世界中のCHANELファンを虜にしました。

現在はInstagramからの流入数も多く、カルーセル広告だけでなく、CHANEL公式アカウントからも多くのアクセスを集め、CHANELブティックやコスメでの製品購入につなげています。

参考リンク:CHANEL(公式サイト)

コンテンツマーケティングの注意点

最後に『コンテンツマーケティングの注意点』をまとめてみました。

コンテンツマーケティングの注意点
  1. コンテンツはこまめに更新&アップデートする
  2. SNSは定期的に投稿する
  3. SEO施策は最新の情報を取り入れる
  4. ブランディングを意識する

コンテンツマーケティングの成功は、ファンである「お客様」とのコミュニケーション力が「カギ」になります。

提供するコンテンツはこまめに更新をしたり、最新の情報が提供できるよう定期的にアップデートしましょう。

また拡散や集客に必要なSNSも同様に、投稿と投稿の「時間が空かない」よう、投稿頻度を上げるようにします。

コンテンツマーケティングの注意点

このほか、オーガニック検索からの流入が途絶えないよう、SEOの情報をこまめにチェックし、検索上位化に役立つ方法があれば積極的に採用しましょう。

そして、ここまで紹介した方法をフルに活用し、自社のサービスや製品、企業や個人のブランディングを意識しましょう。

同時に「コンテンツを客観的に分析」しながら、人が集まり人気が絶えない優良コンテンツを提供するよう意識すれば、コンテンツは指名検索されるまでの「ブランド力」を勝ち取るでしょう。

コンテンツマーケティングは、他コンテンツとの連携が必須!

ただコンテンツをつくって更新するだけでは、コンテンツは拡散されません。

コンテンツのユーザーを増やし、顧客やサービスの購買層を増やして「収益化」するには、コンテンツを広める戦略が必要です。

本記事で紹介した方法を使って、長く愛されるコンテンツに育てましょう。

コンテンツのブランド力が高まれば、Googleなどの検索結果に左右されない「殿堂入り」コンテンツに成長するでしょう。

起業アイデアを成功させるためのコンテンツビジネスモデルを解説
ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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