SNSは、ソーシャルネットワーキングサービスの略称です。
TwitterやFacebook、LINEなどが「SNSに分類される」ことは、すでに多くの方がご存じのことでしょう。
しかし、SNSにはどのような機能があるのか。
具体的には、どのようなサービスがSNSに分類されるのでしょうか?
本記事では知っているようで知らない、SNSの種類と仕組みについて徹底解説します!
- SNSとは何か?
- SNSの種類と特徴
- SNSの快適な使い方、カスタマイズ方法
目次
SNSとは?
SNSとは、social networking service(ソーシャルネットワーキングサービス)の略称です。
10年前に公開された映画「ソーシャルネットワーク」で、その名前を(Facebookを題材にしたもの)知った方も多いでしょう。
SNSはその名前の通り、WEB上での社会的ネットワークを構築するサービスを意味します。
SNS(エス-エヌ-エス)
“個人間のコミュニケーションを促進し、社会的なネットワークの構築を支援する、インターネットを利用したサービスのこと。
趣味、職業、居住地域などを同じくする個人同士のコミュニティーを容易に構築できる場を提供している。ソーシャルネットワーキングサービス。ソーシャルネットワーキングサイト。ソーシャルネットワークサービス。”
出典元:SNS(デジタル大辞泉)より一部抜粋
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)といえば、Facebook、Twitter、LINEなどのアプリを思い浮かべる方は多いですが、国内外にはさまざまな種類のSNSがリリースされており、私たちの生活にとって欠かせないものとなっています。
SNSを取り巻く環境
WEB上のコミュニケーションが主流となるいま、SNS抜きの生活は考えられません。
実際に、個人間のコミュニケーションも、メールではなくLINEやFacebookのメッセージ機能を使う機会が増えています。
また、企業間だけでなくフリーランスや個人のビジネスにおいても、SNSを通じたコミュニケーションはスタンダード化されており、仕事探しにおいてもLinkedInなど、特化型SNSを使ってビジネスチャンスを掴む方が増えています。
ソーシャルメディアとの違い
ソーシャルメディアとは、SNSを含む、ブログや掲示板、WEBサイトなど。ネット上のサービス全般を指します。
これに対し、SNSはソーシャルネットワーキングサービスの名の通り、WEB上でのコミュニケーションツールとして機能しています。
SNSの歴史
SNSのはじまりは諸説有りますが、初期段階ではUsenet、ARPANET、LISTSERV、BBSなどのオンラインサービス、AOL、Prodigy、CompuServeなどのサービスによって「新しい形の社会交流」が始まったと言われています。
1994にスタートしたGeocities、Theglobe.com、Tripod.com などのサービスが現在のSNSの基礎をつくりましたが、1990年後半にはユーザープロフィールの編集がSNSの中心的役割を担っていました。
その後、1997年〜2002年にはSixDegrees.com、Friendsterなどの巨大サービスが登場。
2003年にはMySpaceとLinkedInが、2005年にはBeboが登場し、SNSは急速に普及しました。
SNSの世界を一新したのは、2004年に登場したFacebook(フェイスブック)です。
みなさんもご存じの通り、Facebookは世界最大のSNSとして爆発スピードで普及。
現在でも世界を代表するSNSとして使用されています。
日本では、GREEが2004年にスタートしたmixi(ミクシィ)が一次ブームとなりました。
2010年にmixiユーザー数は2,000万人を突破。
しかし、2019年の時点でFacebook(2,600万人)、Instagram(3,300万人)、Twiter(推定4,500万人)、LINE(8,200万人)など人気SNSの台頭によって、mixi(100万人程度)は一次のブームと比較して、その存在感は失われてしまいました。
関連記事:「mixiページ、サービス終了」のお知らせ。個人の日記はどうなっちゃうの?(BuzzFeed)
SNSが人気の理由
SNSが世界中で支持された理由は、
- 情報発信のしやすさ
- 情報共有(シェア)による「つながり」感
- 情報収集がしやすい
- 交流、コミュニケーションのしやすさ
- 画像編集、加工の楽しさ
に集約されます。
それぞれの理由を順に解説しましょう。
人気の理由① 情報発信のしやすさ
SNSが支持されるのは「使い勝手」が良く、誰でもカンタンに「情報発信」できる手軽さが受けているからです。
例えば、自らガ発言ヤツイートをしなくても、シェアヤリツイートをしたり「良いね」のボタンを押すだけでも、コミュニケーションは成立します。
人気の理由② 情報共有(シェア)による「つながり」感
情報共有(シェア)による「つながり」感も、SNSが支持される理由のひとつです。
例えば、Pinterest(ピンタレスト)であれば、お気に入りの画像や動画をボードに収集(ピン)をします。
集めた画像が広くシェアされると「レスポンス」をされたように感じますし、ユーザー間でつながりや連帯感が生まれます。
このように国を超えて、情報を発信し、海外の人達と情報共有できる「楽しさ」がSNSを使う醍醐味です。
人気の理由③ 情報収集がしやすい
SNSを使うと、テレビやネットのニュースよりも速く、最新情報が入手できます。実際に、ネットの速報を見るよりもTwitterでツイートを追うほうが、速く情報収集できるケースも増えています。
また、最近ではテレビ局、新聞や雑誌、出版社などのマスメディアが、紙面や番組内で使用する情報をSNS上で収集しており、一個人のツイートや撮影した画像・動画などが、マスメディアにて採用されるケースも増えてきました。
人気の理由④ 交流、コミュニケーションのしやすさ
LINEやFacebookなどのクローズ型SNSは、人と人との交流、コミュニケーションをつなぐ架け橋となっています。
オープン型SNSにおいても、メッセージ機能などを使用しユーザー間、海外の人とのやり取りがしやすくなりました。
こうしたSNSでの交流を通して、友人を作る人や新しいビジネスチャンスを得る人も珍しくありません。
人気の理由⑤ 画像編集、加工の楽しさ
SNSに関連する画像編集、加工ソフトは数多くリリースされています。
また、Instagramのなかにも、独自の画像編集・加工機能が搭載されていますし、他のSNSについても、投稿用にさまざまな画像編集、加工ツールが用意されています。
特にInstagram、YouTube、PinterestなどのSNSは、画像編集、加工する楽しみを(私たちユーザーに)もたらしてくれました。
SNSの種類
SNSの種類ですが、大きく「オープン型」と「クローズ型」、「特化型」の三つに分けられます。
SNSの種類
SNSの種類 |
代表的なサービス |
オープン型 |
Twitter、Instagram、Pinterest、TikTokなど |
クローズ型 |
LINE、Snapchat、mixiなど |
特化型 |
Facebook、LinkedIn、YouTubeほか |
オープン型SNSとは、不特定多数のユーザーに公開されるサービスのことです。
一方のクローズ型SNSとは、特定のユーザーにしか公開されないサービスのこと。
このほか、Facebook、LinkedIn、YouTubeなど、特化型SNSもあり特定のジャンルや用途に強いSNSも普及しています。
現在、日本と海外で普及している SNSを一覧にまとめてみました。
日本&海外で普及している SNS
- Instagram(インスタグラム) 画像系
- Pinterest(ピンタレスト 画像系
- YouTube(ユーチューブ) 動画系
- TikTok(ティックトック) 動画系
- Flickr(フリッカー) 画像系
- Snapchat(スナップチャット) 画像系
- Twitter(ツイッター) コミュニケーション系
- Facebook(フェイスブック)コミュニケーション系
- LINE(インスタグラム) メッセージ系
- カカオトーク メッセージ系
- WhatsApp(ワッツアップ) メッセージ系
- WeChat(ウィーチャット) メッセージ系
- NewsPicks(ニューズピックス) ニュース系
- note(ノート) 日記系
- Pixiv(ピクシブ) イラスト系
- GREE(グリー) ゲーム系
- Mobage(モバゲー) ゲーム系
- Skype(スカイプ) 通話系
- LinkedIn(リンクトイン) ビジネス系
このように、国内外にはさまざまな種類、目的を持った SNSがリリースされており、新型コロナウイルスの影響下では、リモートテレワークにも活用されています。
代表的なSNSと特徴
ここでは、代表的なSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を紹介します。
- LINE
あなたが最も良く使うSNSはありましたか? 各SNSの特徴について見てみましょう。
LINE(ライン)
LINE(ライン)は、2019年の時点でユーザー数は8,200万人を突破。国内で最もシェア率が高いSNSです。
LINEは「コミュニケーションアプリ」として、1対1のトークやグループトーク、無料通話、画像や動画の共有、ニュース配信、ゲーム、決済サービスなど。
いまや私たちの生活には、欠かせないサービスとなりました。
LINEとは
“LINE(ライン)は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、ならびに同サービスにおけるクライアントソフトウェア、アプリの名称である。
韓国NHN株式会社(現:ネイバー株式会社)傘下(100%子会社)の日本法人NHN Japan株式会社(現:LINE株式会社)が開発した。”
出典元:LINE(アプリケーション)Wikipediaより一部抜粋
LINEはシェア率の高さから、厚生労働省の配信(新型コロナウイルスの感染者状況など)、各地方自治体のニュース、緊急速報などの通知にも採用されています。
参考リンク:LINE(公式サイト)
LINE公式アカウント
LINEには、個人・法人を問わずに誰でも簡単に作成できる公式アカウントサービスがあります。
LINEの個人アカウントではなく、公式アカウントを使用することでコンテンツの発信とコミュニティー運営が可能なサービスです。
元々は店舗型ビジネス向けに運用されることが多かった本サービスですが、現在では動画コンテンツを投稿することで収益化も可能になるなど、運用の幅が大きく広がってきているサービスです。
LINEクリエイターズマーケット
LINEでは、LINEスタンプを使用することが可能です。
LINEスタンプは公式で多くのスタンプが販売されていますが、一般クリエイターも参加してLINEスタンプを販売することが可能なプラットフォームとしてLINEクリエイターズマーケットがあります。
Twitter(ツイッター)
Twitter(ツイッター)は、2006年に誕生したサービスです。
全角140文字のツイート(つぶやき)のほか、画像や動画、URLの投稿、他のユーザーがツイートした内容のシェアができ、情報発信だけでなく情報収集の場としても広く使用されています。
日本には2008年よりサービスを開始し、今では個人だけで無く、大手企業や官公庁もTwitterにて情報発信を行っています。
参考リンク:Twitter(公式サイト)
Instagram(インスタグラム)
Instagram(インスタグラム)は、写真や動画などの「画像投稿」をメインにしたSNSです。
もともと、若い世代の間でブームとなりましたが、今日では幅広い世代がInstagramを使用。過去には「インスタ映え」などの流行語も生まれました。
企業のブランディング、マーケティングにもInstagramは多く使われています。
参考リンク:Instagram(公式サイト)
Pinterest(ピンタレスト)
Pinterest(ピンタレスト)は、WEB上の写真や動画を共有するSNSです。ユーザーはそれぞれが持つピンボードに、お気に入りの画像や動画を収集できるほか、他のユーザーが集めたコレクション(画像)を自分のボードに「リピン」する楽しみ方もあります。
参考リンク:Pinterest(公式サイト)
Facebook(フェイスブック)
Facebook(フェイスブック)最大の特徴は、本名でアカウントを登録することです。
偽名で登録することも可能ですが、原則「実名での登録」が求められることから、炎上リスクが少なく、友人同士やビジネスパートナーとの交流などに広く使われています。
参考リンク:Facebook(公式サイト)
LinkedIn(リンクトイン)
LinkedIn(リンクトイン)は、世界最大級「ビジネス特化型」のSNSです。
他のSNSとは異なり、仕事探し、ビジネスパートナーや優秀な人材確保、ビジネスの新規開拓、専門家とのコンタクトに使用されています。
参考リンク:LinkedIn(公式サイト)
YouTube(ユーチューブ)
YouTube(ユーチューブ)は世界最大の動画共有サービスで、Google LLCが運営しています。
YouTubeのサービスが設立されたのは2005年ですが、個人がチャンネルを持ちコンテンツ(動画、音楽など)を発信できるという手軽さが受け、いまではYouTuberという職業が確立されるほど、世界中に同サービスが普及しました。
参考リンク:YouTube(公式サイト)
最近では、YouTubeショートと言った60秒以内の動画によるチャンネル登録者数増加やブランディング、認知度向上などが可能になっています。
60秒以内であれば、動画の作成負荷も少なくてインパクトのある動画も作りやすいので、使いやすい機能です。
SNSの仕組み(ビジネスモデル)
SNSがビジネスとして成り立っているのは、さまざまな「収入モデル」があるからです。
分かりやすい例で言えば、LINEには有料のスタンプや、課金で得られるカスタマイズ機能がありますよね。
また、TwitterやInstagram、Facebookには企業広告などが貼られていますが、こうした広告からも「収益」が発生しているのです。
大手SNSは、広告収入、ユーザー課金、他サイトへの誘導(アフィリエイト)によってビジネスが成り立っており、広告収入以外にもEC事業などで収益化に成功しているSNSは多いです。
SNSでできること
SNSでできる「基本的な機能」をまとめてみました。
- プロフィール
- メッセージ機能
- タイムライン
- 画像や動画のシェア
- ユーザー検索
- ブログ、日記
- コミュニティ機能
このほか、クローズ型、オープン型など。
各SNS毎に独自の機能やサービスが搭載されています。
SNSのはじめかた
SNSのはじめかたは、各ツールごとに異なりますが、共通するのはマイページなど「プロフィール」の作成方法です。
すでに旧知の仲であれば、プロフィールは必要ありません。
しかし、オープン型SNSでは(プロフィールが)知らない人同士「コミュニケーションのきっかけ」になることがあります。
また、LinkedIn(リンクトイン)のようなビジネス特化型SNSでは、プロフィールが履歴書の機能を果たしています。
プロフィールは、アナタの顔であり、履歴を示すモノです。
このため、プロフィール作成で手を抜くのはNGです。
SNSでのプロフィールの書き方、プロフサイトの作成方法、プロフサイトの紹介方法は、以下の記事にて詳しく解説しています。
ぜひ、プロフィール作成の参考にしてください。
人気SNSアプリの使い方
人気SNSアプリの使い方ですが、今回はYouTubeを例に「アプリの使い方」についてまとめてみました。
YouTube|ホーム画面の使い方
ホーム画面の使い方ですが、YouTubeアプリのカメラマークは動画をアップロードするボタンです。
再生ボタンでは無いので、操作を間違えないようにしましょう。
ホーム画面内のライブラリは、「高く評価した」動画や過去の視聴履歴が表示されます。
登録チャンネルは、お気に入り登録したチャンネルのことです。
また「急上昇」のページでは、今話題になっている動画の一覧が見られます。
参考リンク:ホーム画面の使い方(YouTube公式サイト)
YouTube|ログイン方法
YouTubeのログインには、Googleアカウントを使用します。
すでにGmailを使用中の方、Googleアカウントを取得している方は、YouTubeのログインページに、Googleアカウント情報(メールアドレス、パスワード)を入力してください。
参考リンク:ログイン方法(YouTube公式サイト)
YouTube|動画の再生
動画のサムネイルまたはタイトルをタップすると、動画が再生できます。
再生のほか、一次停止、早送り、巻き戻しのボタンがあるので、用途に合わせて使用してください。
参考リンク:動画の再生(YouTube公式サイト)
YouTube|動画の検索
ホーム画面、虫眼鏡のアイコンに検索したいキーワードを入力すれば、お目当ての動画が検索できます。
参考リンク:動画の検索(YouTube公式サイト)
YouTube|画質の変更
画質の変更は、動画再生画面の右下にあるアイコンから、下の画質(6種類)が選択できます。
- 1080p
- 720p
- 480p
- 360p (標準画質)
- 240p
- 144p
ただし、高画質に設定した場合は動画の再生スピードが落ちたり、ネット環境によってはフリーズが起こることがあります。
通信環境が良く無い場合には、画質を落として動作確認しましょう。
参考リンク:画質の変更(YouTube公式サイト)
YouTube|動画をSNSで共有する
動画概要欄をクリックすると、以下のSNSに動画が共有できます。
- LINE
- Gmail
- Message
- その他(リンクコピーなど)
シェアしたい動画があれば、SNSで情報発信してみましょう。
参考リンク:動画をSNSで共有する(YouTube公式サイト)
YouTube|自動再生のオン・オフ
自動再生のオン・オフは、ホーム画面上で操作できます。
ホーム画面右上のGoogleアカウントアイコンをクリック、次に設定画面をクリック。動画の自動再生ボタンを【オフ】にしてください。
参考リンク:自動再生のオン・オフ(YouTube公式サイト)
YouTube|ダークテーマの設定方法
ダークテーマとは、YouTubeの背景画面を白から黒に変更する機能です。
ダークテーマの設定方法ですが、まずホーム画面右上のGoogleアカウントアイコンをクリック。
次に設定画面をクリックし、ダークテーマのボタンを【オン】にしてください。
参考リンク:ダークテーマの設定方法(YouTube公式サイト)
YouTube|シークレットモードの設定方法
シークレットモードの設定方法ですが、ホーム画面右上のGoogleアカウントアイコンをクリック。
次に設定画面をクリックし、シークレットモードのボタンを【オン】にしてください。
これで履歴を残さずに、YouTube動画が視聴できます。
参考リンク:シークレットモードの設定方法(YouTube公式サイト)
このほかの機能は、YouTube公式サイトにて確認してください。
参考リンク:YouTubeヘルプ(YouTube公式サイト)
なお、下の記事ではYouTubeのチャンネルを開設後、プロフィール設定をする方法、トップページのカスタマイズ方法について詳しく解説しています。
この他、YouTubeでコンテンツ配信をするためのチャンネル設定全般について、下の記事で解説しています。
是非、YouTubeのチャンネル運営に活用ください。
SNSをカスタマイズしてみよう!
ビジネスでは名刺を使いますが、SNSではアイコンが、アナタのキャラクターやアイデンティティを示します。
ここまで紹介したSNSを、自分子のみのデザインやプロフィールに、カスタマイズしてみましょう!
本項ではSNSアイコンの作り方、SNSでの背景を作る方法、背景作成アプリの使い方について紹介します。
SNSアイコンの作り方
SNSアイコンの作り方ですが、自分で画像編集ソフトを使う方法だけでなく、アプリを使ってデザインしても、おしゃれで洗練されたアイコンが作成できます。
例えば、オンラインで作成できるツールを使えば、写真やイラストをアップするだけで素敵なリングデザインアイコンが簡単に作成できます。
参考リンク:LinkRingme(リンクリングミー)
下の記事ではSNSアイコンに「リングデザイン」をつける方法を分かりやすく解説しています。
SNSの背景を作る
SNSの背景は画像編集ソフト、デザイン系のソフトで作成できます。
なお、背景に使用する画像は次項にて詳しく解説します。
背景/カバー画像設定
背景/カバーに使用する画像は「画像素材サイト」からダウンロードしましょう。
RF(ロイヤリティーフリー)画像であれば、使用許諾の範囲内で、原則利用回数の制限無しに何度で画像が使用できます。
- PIXTA(有料/無料)
- ShutterStock (有料/無料)
- iStock (有料/無料)
- Adobe Stock(有料/無料)
- Unsplash (無料)
- Pixtabay (無料)
- PhotoAC (有料/無料)
- イラストAC (有料/無料)
以下の記事では、SNSやブログメディア、ホームページ制作で役立つ画像素材について詳しく解説しています。
ハイクオリティ画像を使用し、洗練された背景やカバー画像を設定しましょう!
背景作成アプリ
SNSで使用する背景は、専用のアプリでラクラク作成できます。
これらのアプリは仕様や操作がシンプルなので、都度PhotoshopやIllustratorで作成するよりも、直感的に操作でき壁紙が簡単に作成できるので便利です。
Adobe Spark
Adobe Sparkは、手軽にソーシャル用の投稿画像をデザインしたり、Webサイトやショートビデオを作成することが出来る便利なアプリです。
canva(キャンバ)
canvaは、豊富なデザインテンプレートが用意されているので、多くの配信系アプリで使用されるアイコンやカバー画像作成などに役立つ素敵なアプリです。
Patternator: 動画 パターン 背景 壁紙
Instagramで使われることが多いアプリです。画像の一部分を抜きとってパターン壁紙にすることで、面白い壁紙を作ることの出来るアプリです。
壁紙ぴったん
リサイズして壁紙を設定できるシンプルなアプリです。
TikTokダイナミック壁紙
TikTokダイナミック壁紙は、動く壁紙を作るための便利なアプリです。
シンプルなUIと操作でダイナミックな壁紙を簡単に作ることが出来る素敵なアプリです。
アイコンや背景カバーをお願いする
WEBデザイナー、イラストレーターの方にアイコンや背景カバー作成をお願いしてみましょう。
プロに依頼をすれば、洗練されたアイコンや背景カバーが作成してもらえます。
こうしたツールは自分を表現するツールでもあり、自身のブランディングにおいても重要な役割を果たします。
プロフェッショナルなクリエイターに、ロゴやイラスト、写真などを作成してもらい、個人間でのコミュニケーション、ビジネスパートナーとのコミュニケーションに役立てましょう。
参考リンク:ココナラ
なお、アイコンや背景カバーは、ココナラ以外にもランサーズなどのサイトを通じてプロに依頼できます。
SNSのメリットとデメリット
ここまで、SNSのポジティブな側面に焦点を当ててきましたが、便利なSNSにもメリットとデメリットがあります。
まず、SNSのメリットを見てみましょう。
- 知人とのコミュニケーションや交流がしやすい
- 海外の人とも交流、繋がりができやすい
- ニュースに触れる機会が多くなる
- 職探し、顧客の開拓
- マーケティング、ブランディングに活用できる
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)という名の通り、人とのコミュニケーションが取りやすく繋がりができやすいといったメリットがあります。
ニュースに触れる機会が増えるといった特徴も、SNSのメリットです。
次に、SNSのデメリットをまとめてみました。
- 炎上リスク
- いじめ、嫌がらせ、誹謗中傷が起こりやすい
- プライバシーの欠如
- 依存性が高い
- リアルな社交性が失われるリスク
SNSで最も怖いのは、炎上リスク、誹謗中傷などのトラブルです。
例えば、Twitterなど「短文で情報発信する」ツールは、言葉の使い方など誤解が生まれやすく、些細なつぶやきが思わぬ炎上に発展する恐れがあります。
また、炎上によっていじめ、嫌がらせ、誹謗中傷が起こりやすいのも、SNSの持つダークな側面です。
このほか、プライバシーの欠如や依存性の高さ、バーチャルな交流を重視したために「リアルな社交性」が失われる恐れもあります。
SNSを安全に使用するには、こうした「SNSのデメリット」を知った上で、健全な使い方を心がけることです。
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、SNSを利用したマーケティング活動です。
具体的には顧客との接点(コミュニケーション)を持ち、顧客が企業のサービスや商品に対して「共感」や愛着を持ってもらうため、SNSマーケティングを実施します。
SNSマーケティングでは、以下のような効果が期待できます。
- 企業イメージの向上
- エンゲージメントの向上
- ロイヤリティの向上
- プロモーション効果
- ユーザーや顧客とのコミュニケーション促進
- コンバージョン(契約、Application)
- 他サイトへの誘導
現在において、SNSマーケティングは欠かせない企業活動のひとつです。
特に、新型コロナウイルスの影響下においては、お客様とのコミュニケーションは「WEB上」が中心となっています。
こうした背景のなか、効果的にブランディングを行い、企業やサービスに関心を持ってもらうには「SNSの運用」が欠かせません。
企業だけで無く、個人やフリーランサーも効果的にSNSプロモーションを使用しましょう。
SNSとSMSの違い
SNSとSMSは、綴りや音は似ていますが、全く似て非なるものです。
それぞれの違いを分かりやすくまとめてみました。
SNSとSMSの違い |
---|
SNS |
ソーシャルネットワーキングサービスのことで、ネット上で人との繋がりを構築するサービスのこと。 |
SMS |
SMSはShort Message Service(ショートメッセージサービス)の略で、携帯電話同士、電話番号を宛先にメッセージをやり取りするサービスのことです。 |
SNSとSMSだけでなく、 SNSとソーシャルメディアなど。似たような単語が多いので、混同しないでください。
SNSで注意したいこと
SNSのメリットデメリットの項目でも一部取り上げましたが、便利なSNSにも「注意したいポイント」がいくつかあります。
以下、SNSで「注意したいポイント」をまとめてみました。
- 個人情報
- アカウント乗っ取り
- 炎上
- いじめ
- 誹謗中傷
- なりすまし
- フェイクニュース・デマ
- ソーシャルハラスメント
特に問題となっているのが、誹謗中傷や個人情報の漏えい、ネット炎上などのトラブルです。
また新型コロナウイルスの感染者が増加した時には、ウイルス関連のデマやフェイクニュースが多く出回っていました。
私たちがSNSを安全に、快適な状態で使いこなすには「SNSリスクマネジメント」など、SNSによる正しい情報発信の方法や、トラブルの対処方法を学ぶ必要があります。
SNSリスクマネージメントについては、総務省にてガイドラインが整備されつつあります。
最新の誹謗中傷対策、SNSのリスクマネジメント法については、総務省ホームページで確認しましょう。
参考リンク:インターネット上の誹謗中傷への対策|総務省 公式サイト
SNSの用語集
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を理解するのに役立つ【用語】をまとめてみました。
インフルエンサー
インフルエンサーとは、芸能人や著名人など影響力を持つユーザーのこと。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーを介して企業の商品やサービスを拡散するマーケティング手法。
SNS(Social Networking Srevice)
SNS(Social Networking Srevice)とは、オンライン上でユーザー同士が社会的交流、コミュニケーションを取るサービスのこと。
炎上
炎上とは、不適切な発言、モラルを欠く行為などで、SNS上に批判コメントなどが殺到する様子のこと。
シェア
シェアとは、投稿やリンクなどを拡散目的で共有(引用、転載)する機能。
ストーリーズ/ストーリー
ストーリーズ/ストーリーとは、24時間だけ公開される機能でInstagram、Facebookなどで使用できる。
ハッシュタグ
ハッシュタグとは、「#」記号と文字などで構成された文字列(タグ)のこと。
ハッシュタグを使って検索、関連する投稿がチェックできる。
ビジネスプロフィール
Instagramにおける、ビジネス向けプロフィール設定機能のこと。
ファン
ファンとは、SNSのアカウントをフォローしたり、発言や投稿に「いいね」などのアクションを行うユーザーやファンのこと。
フォロワー
フォロワーとは、SNSにおいてアカウントをフォローし行動や発言などをチェックしているユーザーのこと。
ボット(Bot)/チャットボット
ボット(Bot)/チャットボットとは、事前に設定をしたツイートを自動でつぶやくシステムのこと。
メンション
メンションとは、Twitterなどにおいて特定のユーザー名を含むツイートのこと。
リスクマネジメント
リスクマネジメントとは、SNSで起こる炎上などのリスクを回避するために、SNSの正しい使い方や運用方法、炎上の対応策についてマネジメント(知識を得る)すること。
リプライ(リプ/返信)
リプライ(リプ/返信)とは、Twitterにおいて特定のユーザーからはじまるツイートのこと。
まとめ|SNSを正しく使用し活用しよう!
今回は、SNSの種類や各SNSの特徴、カスタマイズの方法や用語、正しい運用方法について紹介しました。
SNSを快適な状態で使うには、メリットデメリットなど「リスクマネジメント」が必要です。
また、SNSを始めつつ、ブログやYouTube、音声配信などで自分のメディアを持ったりすると、発信力の高まりが作用してキャリアアップの機会に恵まれるようになります。
PC版はこちら→ミイダス
ミイダスは、氏名や住所の入力が不要な転職アプリです。
SNSやメディアを扱うようになったらそのアクセス数や実績を入れておくことで、Web・メディア業界への転職機会を得ることも可能になるので登録しておきましょう。
このように便利なアプリを駆使しつつ、SNSの仕組みを正しく理解して、ビジネスや日常生活でSNSをドンドン活用しましょう!