「転職活動」と聞くと、大変なイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。
どのような企業に転職したいか考えて、該当する求人企業を探し、履歴書や職務経歴書を用意して…。
働きながらこれらを行うことを想像すると、結構ハードですよね。
そこで、求人企業を探す必要がなく、履歴書や職務経歴書作成も必要ない転職サービスがあるとしたら?
転職サービスの「ミイダス」なら企業側からオファーが来るので、転職活動を最小限におさえることができます。
今回はミイダスの特徴や使い方についてわかりやすく解説します。
- ミイダスとは?
- ミイダスを利用するメリットとデメリット
- ミイダスの使い方
ミイダスとは?
ミイダスとは、Webブラウザからでもスマホアプリとしても独自の機能を搭載した転職サービスとして利用できます。
ミイダスは無料で利用することが出来ます。
ミイダスは無料で利用することができ、また始めるための情報が少なくても問題ありません。
より詳細な情報を入れることで求人などの精度を上げることは可能ですが、気軽始める感じでも使えるサービスです。
- ミイダスの特徴① 企業からオファーが来る
- ミイダスの特徴② 自分の市場価値がわかる
- ミイダスの特徴③ 診断テストを受けることができる
- ミイダスの特徴④ 求人に積極的な企業が多い
- ミイダスの特徴⑤ オファーに対して応募期限がない
それでは、ミイダスの特徴をご紹介します。
ミイダスの特徴① 企業からオファーが来る
ミイダスでは、プロフィールを見た企業からオファーが来ます。
一般的な転職サイトは自分で応募したい企業にアプローチすることがほとんどですが、ミイダスでは受け身でいられることが特徴です。
書類選考を省略できる
オファーは書類選考通過と同じ役割を果たすため、オファーを受ければいきなり企業と面接をすることができます。
履歴書や職務経歴書の作成や送付の手間が省けることはメリットと言えるでしょう。
思いがけない企業からオファーが来ることも
自ら求人企業を探すと、どうしても業種や職種などが偏ってしまいます。
ミイダスに登録してオファーを待つことで、自分では考えてもいなかった企業から連絡が来ることがあるでしょう。
自分の可能性を広げるきっかけにもなります。
例えば、筆者の場合で例えると
- Webサイト運用歴があるスキルを記載しておく
- 経理担当経験ありとして登録する
- 起業経験があると登録
すると、自分では想定していなかった業界や業種のオファーを受けることもあります。
転職意欲がそれほど高くない場合でもおすすめ
自ら転職活動をしなくても企業側からオファーが来るため、「転職したいと強く考えているわけではない」というタイミングでも時間や労力を割くことなく、ゆるやかな転職活動ができます。
ミイダスの特徴② 自分の市場価値がわかる
ミイダスには、200万人の年収データと7万人の転職実績データをもとに自分の市場価値がわかるサービスがあります。
質問に回答するだけで自分の想定年収がわかるのです。
客観的に自分のことがわかる
客観的に自分の年収が相当かどうかを知る機会はあまりないでしょう。
自分の予想より高い市場価値が出た場合、自信がつき、ハイクラス向けの求人へのチャレンジができるようになるかもしれません。
市場価値(想定年収)を知るための項目
自分の市場価値(想定年収)を算出するためには、下記項目に回答する必要があります。
プロフィール |
性別・生年月日・第一言語・都道府県・最終学歴・離職経験の有無・経験者数など |
直近の職歴 |
在職中かどうか・入社年月・会社情報・雇用形態・役職・現在の年収など |
語学・資格 |
英語力・Excelスキル・その他資格などを入力 |
料金もかからず短時間で算出されるため、「参考程度に知りたい」という場合にもおすすめです。
ミイダスの特徴③ 診断テストを受けることができる
ミイダスでは、「コンピテンシー診断」と「パーソナリティ診断」の2つを無料で受けることができます。
コンピテンシー診断とは?
行動特性を分析するテストです。
自分の強みやストレス要因・相性の良い上司や部下などが診断結果として出ます。
パーソナリティ診断とは?
生まれ持った個性や心のコンディションを診断し、どのような仕事の場面で力を発揮できるのか、診断します。
診断結果をもとに転職活動がしやすくなる
コンピテンシー診断やパーソナリティ診断を行い、結果を知ることで自分がどのように転職活動をすればいいのか、またどのような職場が合うのかがイメージしやすくなるでしょう。
また、企業に対しての自己PR時にも活用できます。
ミイダスの特徴④ 求人に積極的な企業が多い
ミイダスは、大手企業からベンチャー企業・スタートアップ企業など、約281,000社が利用しています。
企業側が求職者にアプローチする「ダイレクト・リクルーティング型」の転職サービスのため、積極的に採用活動を行っている企業が多いことが特徴です。
ミイダス5周年記念特設ページで公開されている情報によると、登録企業者数は益々増えています。
登録企業の母数が増えれば、ミイダスで自分の市場価値を知るための情報もどんどん蓄積されていくので、より強い強みになっていきます。
さらに、求人情報自体も当然増えていくので、受け身的なサービスとはいえ、自分に合う求人情報と目釣り合える機会が増えていきますね。
ミイダスの特徴⑤ オファーに対して応募期限がない
ミイダスのオファーには応募期限がありません。
上でも記述したように、すぐに転職をしたいと考えているわけではない場合でも、ミイダスに登録しておけば「転職したい」と思ったタイミングでオファーを受けることができます。
ミイダスのメリット
ミイダスのメリットはシンプルです。
基本受け身の体勢でオファーを待つ事が可能で、自分の市場価値を知ることが可能です。
がっつり転職をしたいという人でなくても、登録してみたらどんなところからオファーが来るのかなど、転職するときのオファー傾向も知ることが出来るところです。
ミイダスに登録すると現在の会社にばれるのか?
ミイダスに登録しても、現在勤めている会社にばれることはありません。
- 自分の会社や関係する顧客企業などをブログすることが出来る
- プロフィールは匿名公開
- 名前の登録や住所登録は不要
上記の事から、現在勤めている会社に登録していることが分かってしまうことはありません。
希望条件の優先度が選択できるようになっている
ミイダスでは、希望条件の重要度を段階的に選択できるようになっています。
年収や職種に業種、リモートでの勤務は必須か?などの条件を細かく設定できるようになっています。
ミイダスのデメリット
市場価値や診断テストなどを無料で受けることができたり、企業側から面接確約済みのオファーが来たりすることがミイダスのメリットですが、デメリットもあります。
ミイダスのデメリットをご紹介します。
ミイダスのデメリット① ひとりで転職活動を行う必要がある
アドバイスやサポートをしてくれる転職エージェントと比べると、ミイダスはすべてをひとりで行う必要があります。
ダイレクト・リクルーティング型転職サービスのため、自分で求人企業を探して応募をする転職サイトと比べれば手間は少なくなります。
しかし、企業ごとの面接準備やセッティングなどは単独で行わなければいけません。
ミイダスのデメリット②市場価値とギャップがある
ミイダスの特徴で自分の市場価値(想定年収)を知ることができるとお伝えしました。
しかし、たとえ「想定年収は800万円」と算出されたとしても、その年収通りの企業からオファーが来るとは限りません。
「年収400~600万円」と記載された企業からオファーが来ることも多々あります。
市場価値はあくまでもデータにもとづいた想定であるため、実際の年収とは異なることを意識しておきましょう。
ミイダスの登録方法
ミイダスは、パソコンで公式サイトにアクセスするか、スマートフォンからアプリをダウンロードすることで登録できます。
登録までの流れをご紹介します。
ミイダスの登録方法① 新規ユーザー登録(無料)で質問に対して回答
まずは市場価値を算出するために、ミイダスから出された質問に対して回答をします。
ミイダスの登録方法② 自分の市場価値が算出
最後まで回答すると、自分の市場価値(想定年収)が算出されます。
また、選考条件に一致した企業数や面接確約オファー数などが出ます。
ミイダスの登録方法③「ミイダスに登録」で登録
「ミイダスに登録」を押し、必要な情報を入力するとアカウント登録ができます。
登録は、「Facebookアカウント」もしくは「メールアドレス」のどちらかで行います。
ミイダスの登録方法④ プロフィールを登録する
オファーを受ける際の条件などを登録します。
「プロフィール情報を公開したくない企業」「最低希望年収」「希望勤務地」「特に自信のある職種とスキル」などを回答すれば、登録完了です。
長い文章を入力しなくてもスクロールとタップのみで完結します。
ミイダスでオファーを受けるためのポイント
ミイダスで質の良いオファーや数多くのオファーを受けるためのポイントをご紹介します。
- オファーを受けるポイント① プロフィールを充実させる
- オファーを受けるポイント② 気になる企業はフォローする
- オファーを受けるポイント③ プロフィールを更新する
それでは、ひとつずつ解説していきます。
オファーを受けるポイント① プロフィールを充実させる
ミイダスのプロフィール登録は文章の入力なしでも行うことができ、必要最低限の登録でもオファーは来ます。
しかし、より質の高いオファーを求めるのであれば、プロフィールの内容を充実させた方がいいでしょう。
経歴を細かく記載したり職務経歴書をアップロードしたりすることで、求人企業側もオファーを出しやすくなります。
オファーを受けるポイント② 気になる企業はフォローする
ミイダスでは、SNSのように気になる企業をフォローすることができます。
オファーをもらえる可能性が上がったり、最新の求人情報などがメールで届いたりします。
オファーを受けるポイント③ プロフィールを更新する
何かちょっとしたことでも変化があれば、プロフィールを更新してアクティブにしておく事は結構重要です。
例えば、筆者の場合だと、WordPress環境で新しいWebサイトやブログサイト、ECサイトを構築したとか、TOEICなどのスコアの更新、新しいビジネスツールの仕様を覚えたら更新するなど、適時行っていきましょう。
ミイダスはこんな人におすすめ
ミイダスの利用に向いている方とそうではない方におすすめのサービスをご紹介します。
ミイダスはこんな人におすすめです
ミイダスに向いている人は下記のような方です。
- 自分の市場価値が知りたい人
- 将来の選択肢を増やしたい人
- ひとりでも転職活動ができる人
- 今すぐではないけれど、いつかは転職したいと考えている人
とりあえず、自分の相場観や転職市場を押さえつつ、良さそうな企業があれば逃さず進めていきたいという感じです。
ミイダスに不向きの方とは
「誰かのサポートを受けながら転職したい」と考える人は、ミイダスは不向きです。
その場合は、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントとは担当者がつき、企業の紹介から履歴書の添削・面接対策・給与交渉など細かにサポートしてくれるサービスのことです。
筆者も会社員時代は一時期色んな所を利用しましたが、結果的にはJAC Recruitmentを利用した時が一番丁寧に対応していただけたのでお薦めします。
転職活動を成功させるためのコツ
最後に、転職活動を成功させるためのコツをご紹介します。
- 転職のコツ① 退職前に転職活動をする
- 転職のコツ② 企業研究をする
- 転職のコツ③ 複数の転職サイトや転職エージェントを併用する
それでは①〜③を解説していきます。
転職のコツ① 退職前に転職活動をする
「退職をしてからゆっくり転職活動をしたい」と考えるかもしれませんが、現在の仕事を退職してから転職活動を始めると本当にかなり不利になります。
転職タイミングや、理想的な転職は叶わないかもしれません。
しかし、転職活動が長引き離職期間が長いと選考で不利になってしまうことがあります。
ミイダスであれば、登録さえすれば企業側からのオファーを待つだけの状態になるため、在職しながらの転職活動にぴったりでしょう。
転職のコツ② 企業研究をする
ミイダスでは、求人企業を調べなくても企業側からオファーが来ますが、だからと言ってオファーをやみくもに受けることには注意が必要です。
なぜなら、あまり企業のことを調べず就職してしまうと「予想と違った」ということになりかねないからです。
結果的に、また転職活動をしなくてはいけないことになるでしょう。
社保とかのことを含め、手続き的なことを考えると、あまり短い期間で何度もやりたいことではありません。
今はSNSで結構でリアルな企業情報を知ることも出来るので。社風や残業の有無、福利厚生などをしっかり調査し、自分の理想とマッチするか確認することが大切です。
転職のコツ③ 他の転職サイトや転職エージェントを併用する
転職活動にを本格的に進めるなら、複数の転職サービスを併用することもおすすめです。
今回ご紹介したミイダス含め、筆者も利用していたJAC Recruitmentなどの転職サイトや転職エージェントを上手に併用するといいでしょう。
転職サイトや転職エージェントは、大手企業から地域密着型まで数多く存在するため、自分が利用しやすいものを選択しましょう。
まとめ|とりあえず様子見で始めるならミイダスはおすすめです
自分の市場価値がわかり企業からオファーが来る転職サービスのミイダスについてご紹介しました。
ミイダスは無料で気軽に登録できるアプリ
アプリダウンロードや会員登録は無料のため、気軽に登録できます。
「自分の市場価値が気になる」「どのような企業からオファーが来るのか知りたい」という方は、一度ミイダスに登録してみてサービスを活用してみましょう!!
ミイダスに登録しておいて何かあったときのために常に準備しておく
ミイダスは、それほど気合いを入れての転職アプリではありません。
しかし、就業環境というのは突然の変化に巻き込まれたり、思わぬトラブルに巻き込まれることも多々あります。
そんな時に、自分の市場価値がある程度把握できていて、また見込みもいくつかある状態を持っておくと随分と心持ちは変わってきます。
気持ちに余裕を持って仕事をするには、常に何らかの予備を確保しておくことが重要ですね。
ミイダスに登録しつつブログを運営する
ミイダスなどで転職に関する情報を集めたり、転職活動を少しでも始める方で、今までの経験や専門職などの情報Webサイトやブログを運営すると、後々に好きなタイミングで収益化も出来るし、転職の時に「Webメディア」の運営経験は中々貴重なスキルとなります。
中小企業であれば、メールアドレスの発行や運用ができる経験だけでも優遇して採用してくれる企業もあります。
大半はWordPressというCMSを利用してWebサイトやブログサイトを運用したりするのですが、以前と違ってWordPressを始めるのはとても簡単になりました。
Web関係と言うと難しく感じるかもしれませんが、WordPressを利用すればWebサイトの運営で必ずしもプログラミングやコーディングが出来ないといけない事は無いので、是非体験してみることをお薦めします。
WordPressは、サーバーをレンタルしてインストールする事で始められます。
レンタルサーバーの利用方法やお薦めのサービスもまとめてありますので、お役立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。