結論からいうと、ブログのジャンルやテーマをどう区分するかについては、オフィシャルな協会もないし、規格があるわけではないので、厳密なブログの種類などは各ブロガーの考え方や価値観で変わると思います。
そんな中でも、筆者が考える、3つあるブログのジャンルについての違いを解説していきます。
目次
それぞれのブログの特徴
僕が運営しているメインブログのユニコブログ®では
- 日記ブログ
- 雑記ブログ
- 特化ブログ
という3つで分けてブログ記事で特集記事を書いたりしています。
それぞれのブログに関する特徴を
- ブログ記事の内容
- アクセス数の伸び
- 収益性
の3つに分解して解説して行きたいと思います。
日記ブログとは?
日記ブログは、僕が書いているブログの中で日記ブログという、ブログサイトの名前が、そのまんまの日記ブログに近い形式になります。
日々の思ったことや感じたことを含め、自分の価値観を強め(オピニオン)で書いています。
① 日記ブログ記事の内容
ブログのテーマも「日記」なので、それ以外にブログ記事に込めるテーマはありません。
僕にとっては、好きに書きたいことを書く場所(日記ブログ)として存在しています。
② 日記ブログでのアクセス数の伸び
日記ブログは好き放題書くだけあって、SEO計画の中にどういうE-A-Tを持たせたいかも何もないです。
なので、かなり検索意図を絞ったタイトルと内容にしないと、検索で上位表示されるブログ記事は生まれません。
したがって、日記ブログは一気に大きく成長させることは難しいかもしれません。
ただ、日記ブログで収益を上げるコツでも詳細を書いているのですが、1日に1ブログ記事である必要はありません。
例えば、1日の中で
- 仕事のこと
- 食べたご飯のこと
- 趣味のこと
の事があれば、それは1日に3記事でも全然問題ありません。
その代わり、「ブログ記事のタイトル」と「見出し」には注意を払います。
特にタイトルは最後に決めるようにして、ブログ記事内のコンテンツを吟味し、検索意図をかなり絞ったタイトル名にして検索結果にドンピシャの内容で引っ掛かるように意識します。
基本、日記ブログなので何を書いてもいいや!!なのですが
収益化を考えた場合は、そうすると良い感じになっていきます。
③ 日記ブログの収益性
好きに書きやすい分、大きな収益になるまでには特化ブログや雑記ブログよりも時間が掛かります。
なので、ブログ飯ライフを目指していくなら、日記ブログをメインにして学びつつ
慣れてきたらテーマをかなり絞って20~30記事くらいで完成する特化ブログなどにチャレンジしてみるという流れで良いと思います。
どんなボリューム感の特化記事で良いのかについては、特化ブログの作り方に関する記事で事例を書いているので、そちらが参考になれば幸いです。
また、ConoHa WINGだと、本記事執筆時点では独自のドメインが無料で2つもらえるので、1番その流れに近いコンセプトになっているレンタルサーバーかと考えています。
初めてのブログ運営に関して、日記ブログからブログ飯を目指す人のブログサポートをする場合、最近はいつもこのステップで進めています。
うちの三男も小学4年生からブログ運営を始めましたが、ConoHa WINGのレンタルサーバー構成にしています。
また、WordPressテーマはSWELLにしています。
付帯するツールも、物販アフィリエイトのサポートツールとしては、かなり高いレベルのツールなのでとても便利です。
雑記ブログとは?
雑記ブログとは、雑記というだけあってこれも好き放題に書きます。
けれど、1ブログ記事が1テーマで絞られていて、SEO(検索エンジン最適化)重視で、検索結果で上位表示できるように設計もします。
文章を組み立てていく上でも、共起語や関連性、検索意図への答えも提供するお役立ちブログのイメージです。
僕の運営しているブログでいくと、このユニコブログ®が最も近い感じです。
① 雑記ブログ記事の内容
雑記ブログの運営アプローチは、大きく収益化をすることも可能なので、人気ブロガーの記事をよくよく見ていると、サイト全体に至るまで綿密に設計されたブログサイトを多く見かけます。
② 雑記ブログでのアクセス数の伸び
アクセスを集めるための記事と収益を得るための記事を選定し、タイトル、見出し、文章、全てに細かく気を使い、1記事で月に1,000~10,000PVになるような、ビックキーワードでの上位表示も可能にしながら収益化を行います。
雑記ブログで大きなアクセス増を考える場合、1記事のサイト設計を組むのではなく、大きなテーマになれば10記事くらいの構成でひとつのかたまりとして機能するように設計すると、サイトへのアクセスが大きく成長してきてくれるようになります。
簡単に解説すると、10記事の子記事に1つのまとめ記事を作る感じです。
結果的に、幅広いキーワードで検索結果で表示されるため、特に10記事単位くらいで設計したブログ記事のテーマは時間を掛けて長い期間、大きなアクセス数を生むブログ記事へと成長していきます。
ただ、特化ブログと違ってたくさんのカテゴリーを持つブログになるので、高い回遊率を設計するのが特化ブログより難しいです。
③ 雑記ブログの収益性
特化ブログほどではないですが、日記ブログよりかは多少早い収益化が可能です。
例えば、このユニコブログ®も、開設から1年半くらいで約300記事、毎月100万円程度の広告収益を生んでいます。
日記ブログと少し違うのは、なるべく読者の役に立つ記事を意識してブログ記事を作っていることです。
その中で、解決策として役立つ物やノウハウを提供する。
そのような形で収益化します。
雑記ブログで収益化を目指して、がっつりバナー広告を貼っているパターンをよく見かけます。
しかし、試してみて欲しいのが、一旦バナータイプの広告を外して、文章の中にアンカーテキストとして貼り替えて様子を見てみてください。
収益化の改善には多くの要素がありますが、最近はバナー広告よりもアンカーテキストの方がクリック率が高いです。
自然に出てきた商品やサービスは、セールスライティングで売り込まなくても実体験のコンテンツとして機能します。
収益化改善は、改善要素がとても多いので、それだけで簡単に収益改善になるわけではないのですが、参考になれば幸いです。
関連記事:アフィリエイトで稼げない時に収益を改善できるおすすめの方法をわかりやすく解説
特化ブログとは?
特化ブログとはその名の通り、サイト全体で扱うテーマを限定して1つのテーマを扱うブログを指します。
雑記ブログは、1記事1テーマ、または10記事くらいでカテゴリー化して1テーマくらいの感覚ですが、特化ブログの場合は、がっつり全て1つのテーマでブログの内容を徹底します。
なので、サイト名や独自ドメイン、サイト設計などもやりやすいです。
筆者が運営している実例としては、作りかけのWebサイトばかりですが
などが特化ブログなどがあります。
① 特化ブログ記事の内容
特化ブログのテーマに精通していないと完成が厳しくなります…。
筆者の場合、検証用で15サイト以上の特化ブログを運営していますが、自分の専門外の物は、全ての記事をその分野のプロのライター様にお願いしたWebサイトもあります。
現在、何かの専門職の方とは是非特化ブログを1つはやってみてもらいたいです。
筆者の場合は、特化ブログの規模は大きくても50記事が最大です。
それ以上に設計していったら、1つ1つ記事の内容が薄くなってしまったので、結合していったらそれくらいになりました。
少ない物では、20記事くらいしかありません。
けれど、1つのテーマでがっつり書いています。
② 特化ブログでのアクセス数の伸び
筆者の運営している特化ブログは、一番古い物が2020年の8月からの物なので、まだ1年経っていないので通年での検証結果にはならないのですが、扱うテーマによってPV数の限界は割と早く分かるのかな?という感じです。
これは、ジャンルによって検索ボリュームが全然違うので、しょうがないと思っています。
あとは、検索結果に表示されたときのCTR(クリック率)や、ディスクリプションの改善、内部リンクの改善など、やれることはサイト規模に関係なくたくさんあるので、ひとつひとつのサイトを丁寧にリライトもしていきながら改善していく感じです。
③ 特化ブログの収益性
特化ブログの収益性は、サイトを完成させてアップし、3~4ヵ月経ってくると一気に上がってきます。
特定のテーマを扱っているだけあって、アクセスしてくるユーザーの検索意図をサイト設計段階でかなり吟味します。
別記事で、実際に特化ブログを設計して作った場合のイメージも書いてみました。
コツとしては、サイト全体をアフィリエーションしてしまうと成長が浅くなる結果が出ているので、集客のためのお役立ち記事と、収益のためのセールスライティングがっつりの記事は分けています。
比率は(お役立ち記事)5~10:1(販売記事)と、運営しているサイトによってかなり差があって申し訳ないのですが、そんな比率です。
特化ブログの収益額ですが、まだ1年経っていない物が多いので、分からない部分があるのですが、これもジャンルによって全然変わります。
毎月5~7万のサイトで推移している物もあれば、月10万以上になり、現在も成長中というジャンルのサイトもあります。
おそらくコレは時世で変わっていくのかな?という感じです。
けれど、1つ分かったのは、一番収益額が低い特化ブログでも3つ以上特化ブログを持てば、月20万円くらいになるので、生活環境によってはギリギリブログ飯がいけるのかなって感じです。
どの特性を持ったブログから始めたら良いのか?
基本、お薦めするのが、収益化も考えず、まず書いてみるということであれば、アメブロやはてなブログの無料プランとかで十分だと思います。
けれど、自分で収益化の方法をコントロールして、自由にやっていきたいのであれば、独自ドメインとレンタルサーバーをベースにしたブログ運営で始める事をお薦めします。
その時には、無料プランで始めたブログは、次に開設するブログへの送客ブログとして活用することが出来るので、全く無駄にはなりません。
基本的には、まず文章を書くことに慣れるのが大事なので、日記ブログから始めて見ることをお薦めします。
最初は日記ブログで慣れてきたら雑記ブログか特化ブログへ移行
慣れてきたら、雑記ブログへ移行してお役立ちブログ記事を書くステップに移行して行くという感じです。
何か専門職であったり、長く続けている趣味などがあったら、ぜひ特化ブログの運営をお薦めします。
他の人にばれたくない趣味とかであれば、サイトの信頼性は低くなってしまいますが、実名を出さなければ良いだけだと思います。
※実名を出したくないサイトを運営する場合は、独自ドメインを取得する時には「.com」や「.net」などのドメインを利用しないと、ドメインの種類によっては「Who is」という検索でドメイン取得者が見えてしまうので注意が必要です。
who is代行の設定をしても、ドメイン登録者情報を調べたときにドメイン取得者の名前が出ます。
雑記ブログの書き方はどうすれば良い?
雑記ブログの書き方ですが、雑記と言うくらいですから、日記ブログの時と同じように、好きなように文章を書いていくスタイルのままで問題ありません。
とは言え、ブログのタイトルは、少し書く事の範囲を絞れるように、テーマになるような題名を付けると良い感じになります。
そのまま雑記ブログを続けて行くと、段々と自分がよく書いたりしてするテーマやジャンルの傾向が見えてきます。
そしたら、そのまま特化ブログに移行していくようにブログサイト内で扱っている内容を絞り込んで書いていく方向にしていく形もありです。
その場合、雑記ブログの時に書いたブログ記事などは、
- 雑記
- 備忘録
- 日記
のような名前のカテゴリー自体を作ってまとめておけば大丈夫です。
予算があれば特化ブログ作成を代行してもらいながら勉強してみる方法もあり
また、投資予算があって、文章は書けないけれどサイトやブログ記事の設計まではいけそう。
という方であれば、サイト設計だけ自分で行って、中身の文章をココナラとかに登録しているプロのライター様に全て書いてもらい、自分でWordPressへアップしていくというやり方を続けて収益を積み重ねていくという方法もあります。
ココナラだったら、ついでにブログアイコンとか、ブログサイトのカバーデザインとか一気に全部頼めるので便利ですね。
これで得られる副産物としては、同じサイト設計書でも、自分が設計した文章がライターによって言い回しや書き方などが違うので、文章の書き方の勉強になることです。
ブログで収益化が出来た際には、1サイトでも外部のライターとパートナーシップを組んで特化ブログを作ってみることをお薦めします。
まとめ|まずは日々を文章に書き出してみる事が大事
今回の記事で
- 日記ブログ
- 雑記ブログ
- 特化ブログ
の3つを紹介しましたが、大事なのはまず自分で文章を書いてみることです。
文章を書くことに慣れてきたら、ブログサイトの運営方法やSEO(検索エンジン最適化)の事などを学びつつ、自分の書いた記事が読者にも検索エンジンにとっても優しい記事か改善していきます。
それを繰り返していくことで、ブログは大きな収益化をして行くことが可能になります。
少しでも本記事がお役に立てば幸いです。