LINE公式アカウントで利用することのできる広告方式に「友だち追加広告」があります。
適切に友だち追加広告を利用することで、LINE公式アカウントの友だちを短期間で増やすことが可能になり、メッセージ配信と組み合わせることで大きな集客効果が可能になります。
友だち追加広告とは
LINE公式アカウントで利用のできる「友だち追加広告」は、LINE公式アカウントの友だち数を増やすために特化した広告です。
友だち追加広告を利用するには
「友だち追加広告」を利用するには、LINE公式アカウントを認証済みアカウントにする必要があります。
認証済みアカウントにするには
認証済みアカウントにするための申請は、ホーム画面右にある「歯車ボタン」を押してページを移動し、「アカウント設定」から申請可能です。10営業日前後で回答がきます。
認証済みアカウントにすると得られる特典
認証済みアカウントにすると、友だち追加広告を利用可能になるだけでなく、他にも様々な特典が付いてきます。
認証済みアカウントの特典
- 認証済アカウントのバッジが青色に変わり信頼度が上がる
- LINEアプリ内のアカウント(友だち)検索結果に表示される
- 販促用ポスターデータが無料でダウンロードできる
- POPなどの友だち集めに有効なツールが発注できる
- 支払い方法として、クレジットカードに加えて請求書決済が選択可能になる
青色の認証済みアカウントは、費用はかからないので認証をとったほうがメリットが大きいです。
LINE内の検索で公式アカウントが表示されるようになることが一番大きなメリットです。
友だち追加広告を利用する
LINE公式アカウントが認証済みアカウントになると、公式アカウントの管理画面のホームに「友だち追加広告」が表示されるようになります。
友だち追加広告の作成
友だち追加広告を選択したら、「作成」をクリックします。
「作成」をクリックすると、配信先、予算、広告の内容を設定していくことになります。
配信先の設定
配信先の設定は超重要です。自分のサービスに合う友だちに来てもらうために、サービスや商品がどのような層に効果的なのか把握しておきましょう。
配信先では、以下の設定が可能です。
- 性別
- 年齢
- エリア
- 興味・関心
特に飲食店などの場合は、市や区まで設定できるので絶対にエリア指定をするようにしておきましょう。
また、興味・関心も重要です。自分のサービス業種に合わせた設定をしておきましょう。
予算
予算では、設定する広告の総予算と入札単価の2つを設定します。
友だち追加広告は、いまのところ月20万円までの利用が上限になっています。
友だち追加単価についても、友だち一人あたりの最低入札予算は50円になっています。
広告の内容
広告の内容は3つの設定をすることになります。
- タイトル
- 説明文
- 画像の設定
です。
ここで設定する内容は広告で全て表示されるので、しっかりと内容を考えて設定しましょう。
プレビュー機能が付いているので広告が配信されたときのイメージも確認できます。
画像は5MB以下の容量でJPGとPNGをアップロードすることが可能です。
推奨サイズは、正方形が1080ピクセル× 1080ピクセル。長方形が1200ピクセル × 628ピクセルとなっています。
友だち追加広告で注意すること
友だち追加広告では注意することがあります。それは、友だちになってくれた人が、友だちになってくれた直後にブロックをしないようにすることです。
せっかく費用をかけて友だちが増えても、即ブロックされてしまっては友だちを増やした意味が無くなってしまいます。
そのため、予め広告を出す時点で友だちになってもらいたい目的をしっかりと定める必要があります。
友だち追加広告の表示パターン
友だち追加広告の表示パターンは2種類あります。
- タイトル、内容、画像全てが表示されるパターン
- タイトルと画像だけが表示されるパターン
この2種類です。
なので、どんな人に友だちになってもらいたいかは、画像とタイトルで明確に分かるようにしておく必要があります。
画像とタイトルの工夫
画像では、どんな目的の広告なのか視覚的に分かるようにサービスや商品などをイメージできる画像にしましょう。
タイトルは全角で20文字です。例えば、飲食店などでしたら地域設定で可能な市や区から、更に絞り込んだ情報をタイトルの中に入れることが、友だちになってもらう人をさらに絞り込むためのコツです。
追加する友だちの数
LINE公式アカウントは、無料で運用することも可能です。
毎月1000通まで友だちに対して「メッセージ送信」をすることが可能です。メッセージ配信の残数は、翌月には持ち越せません。
試しで友だち追加広告を初めてみるときには、月のメッセージ配信数と友だちの数のバランスを見る必要があります。
フリープラン内で週に1回、メッセージ配信を行う場合の適切な友だち数
友だち数 200人 x メッセージ配信回数 4~5回 =800~1000通(メッセージ配信総数)
配信する頻度に合わせて、友だち追加広告で募集する人数の調整をしていきましょう。
友だち追加広告を利用した後の運用について
友だち追加広告は、「友だちになってもらう」ことが目的です。
したがって、友だちになってもらった後の集客対策をしておかないと、せっかく費用をかけて繋がった友だちの来客/来店や、長くLINE公式アカウントの友だちになってもらうことができません。
友だちになってくれた人に対して、どのような発信をしていくのかを準備してから友だち広告を利用していきましょう。
クーポンを活用する
友だち登録をしてもらえたら、友だち登録後の謎の即ブロック防止のために、魅力的なクーポンを発行するのも一つの手段です。
ショップカードを活用する
友だち登録をしてもらえたら、その店舗に行くメリットを即座に伝える必要があります。
先述したクーポンの発行と合わせてショップカードを作成しておき、来店のメリットをすぐに理解s手もらえるように準備をしておきましょう。
公式アカウントのコンテンツを整えておく
何もコンテンツが準備されていないLINE公式アカウントでは、友だち登録をしてもらっても友だちにメリットを伝える手段が限られてしまいます。
最低でも
- プロフィール(商品リストや画像とテキストで店舗の特徴を記載しておく)
- リッチメニュー
- 友だち登録時のクーポン発行
この3つは準備をしておきましょう。
まとめ|友だち追加広告は高い広告効果が得られる
認証済みのLINE公式アカウントで可能になる「友だち追加広告」は、広告から繋がった友だちに向けての発信情報までをしっかりと計画して実行すれば、高い集客効果が見込める素敵な広告方式です。
LINE公式アカウントで設定できる項目をフル活用して、友だち追加広告を効果的に利用していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。