2020年に起業して事業を法人化して経営することになり、2023年で4期目を迎えてます。
終活については、38歳(2019年)の、独立改行したときから意識するようになり、会社経営をしつつも、何かあったとき用のために、ちょこちょこと準備をしていました。
今回、2023年になって、これから42歳になる中で、自分なりに、だいぶ生活がシンプルに出来るようになったと感じるようになってきたので、40代の終活として何をやっておいたか、記録的に紹介して行く感じです。
終活は、人によってやるべき事が各々全部違うと思うので、あくまでも一例として読んでいただきつつ、役に立つ部分があれば幸いです。
40代の終活とは?
まず、筆者の場合は10人家族と大きい所帯、30代後半で独立・起業したということもあって、何かあったときに、通常より少し手続き関連が少し多いかなと、漠然と感じていたことから、終活の準備をしておいた上で残りの人生を過ごしていこうと考えたところから始まっています。
なので、これは40代に限ったことではないかも知れません。
準備を進めていく中で、これは世代に関係なく、思い立ったときにやっておくことが終活をする必要がある時期だと感じました。
終活のポイントは生活をシンプルに出来るかどうか?
終活を進めていく上での優先事項としては3つのポイントがあると考えます。
- あとで誰かが片付けなくてはいけないことを少なくしておく
- 資産状況を一覧にして把握出来るようにしておく
- 毎月何に支払いが生じているか支払い関係情報を明確にしておく
最終的に、最低限上記の3つについて準備をしておけば、負担が少ないと考え進めていきました。
あとで誰かが片付けなくてはいけないことを少なくしておく
これは、起業してから服装や部屋着がものすごくシンプルになっていたことに気付いた話という、別記事で書いたのですが、実家にあるもの、今住んでいるところにあるもの、また筆者の場合は会社のオフィスもあるので、そこに置いてあるモノを含めています。
筆者は、あまり物を持たないほうと思っていたのですが、実際に片付けを始めてみると、意外とたくさん処理しなければいけないことに気付きました。
人によって様々なだと思いますが、筆者の場合は
- PC関連の古いケーブルインターフェイスなどのアクセサリー
- 本棚に収まったままの書籍
- 洋服やスーツ
上記の3つが、いざ片付けてみるとかなりの量になっています。
売るか捨てるか誰かにあげるか
40代での終活なので、特別事情がなければ通常よりは時間があると考えます。
なので、予想以上にあった物をどうするのかは3つ
- 捨てる
- 売る
- 誰かにあげる
こんな所だろうと思います。
書籍に関しては、もっているほとんどの書籍が電子書籍化されていたので、また読みたくなったら月額系のサブスクリプションに入れば良いかなと考えました。
週刊誌系は、もうサクッと捨てている感じです。
筆者の場合は技術系の雑誌が多いのですが、特に技術系は、例えばWEB+DB PRESS総集編になっていたりするので、また読みたくなったときにはそれ1冊で今までの文が読めたりするので便利です。
漫画はもう、それこそ多くの大手が電子書籍版で提供していますし、一気に漫画とかを読みたくなったら、漫画喫茶か、漫画サービス系のサブスクリプションで良いかなと言う感じです。
洋服やスーツは、成人している子供もいて、背丈がほぼ同じなのであげました。
ブカブカな部分は、頑張って筋トレしてもらえれば少しずつピッタシになると思います。
趣味系のものはそのままで良いと思った
趣味まで整理しちゃうと、生きてる中での楽しみを失ってしまうので、コレについては、終活メモとして、その後、どういう風に処理をしてほしいか書いておくことが重要かなと感じました。
また、趣味は情報発信でブログにできますから。
せめて、収益化してWebサイトを残してあげるくらいが良いかもです。
資産状況を一覧にして把握出来るようにしておく
大した資産を持っているわけではないのですが、通帳や印鑑、カード含め、どこにいくら、何があるのかなど、事後に必要になる情報の一覧を作っておきました。
重要な情報なので、銀行の貸金庫に保管しておくのがベストだと考え、そうしました。
年間で数千円なので、情報の重要性を考えると安いと考えています。
毎月何に支払いが生じているか支払い関係情報を明確にしておく
これも結構重要だと感じて一覧表にしました。
IDやパスワードなども関わるので、資産情報とは別銀行の貸金庫にしました。
筆者の場合、ファミリープラン系のサブスクリプションに入ったりしているので、所定の設定をした上で、それ以外の利用しているサービス一覧情報も記載してあります。
筆者の場合、ブログサイトの運営などもいているので、ブログ記事を書くときにサービスを利用していたりするので、タイミングによってはと言う場合があるので、定期的に情報を更新しに行っています。
食器とかもシンプルにしてしまいました
これは、Webランチミーティングで食べるものやメニューは何を選んだほうが良いのか色々と試していた話で紹介しているのですが、食器関連も自分なりに、とにかくシンプルを目指して、後は紙コップとか割り箸の使い切りを使うようにしています。
これについては、家族の人数が多いと食事1つとってもスゴい量の食器を洗ったりとかになるので、なるべく使い捨てになるように話しました。
実際のところ、捨てるのはもったいないから、新しいのは買わないみたいな感じになっています。
ただ、まだ小さい子供がいるとキャラクター物の食器やお箸が必要になったりもするので、これは筆者とは関係ない部分でという感じです。
デジタル系の情報やIDを整理しておく
以前と違い、今は実物の物よりも整理が大変なところで、このデジタル系の無形資産やIDなどがあるのではないでしょうか。
IDとパスワードはとにかく一覧にして安全に保管する
基本は
- 利用しているサービス
- ID
- PASS
の1セットになると思うのですが、これらのレベルの情報になると、流出するとややこしいことになるので、終活用についてはアナログで保管して、これも銀行の貸金庫に保管です。
終活を始めると、むしろ登録しているサービスなどに関しては退会したりアカウントをなくしていく方向性になるので、その時に記録しておいて、貸金庫に入れられるようにしておきましょう。
デジタルの画像や動画はメインとサブで大容量HDDに保管しておく
せっかくの機会なので、写真や動画関連は、TBレベルのHDDをメインとサブにして1つのメディアにまとめました。
いつか、子供たちが結婚式とかで
「小さい頃の写真とかないか?」
など、需要が出る可能性はあるので、またバックアップもして保管をしてあります。
家族にも見られたくないデータなどは消してしまうか何らかの設定をしておく
筆者の場合、何となく、他の人に見られたくないような写真や動画は、今回の終活で全部消してしまいました。
ただ、具体的な実例として、けっこうキツいハラスメントを受けた時の証拠記録や、不正アクセスをされたときの証拠、Webサイト運営でコンテンツコピーをされたり、サイト内検索スパムに関して調査して得たパケットデータなど、あとで、会社を引き継いだ人がどうにでも動けるように、この手の情報はクラウドにアップしてあります。
最近は、Googleアカウントなどもそうですが、本人に何かあったときなどのリクエストフォームを用意しているセキュアなクラウドデータサービスがあるので、そこに保管して大事な情報をIDや情報を分散して保管しています。
40代の終活で1番大変だったこと
今回の終活で1番大変だったことは、筆者の場合、複数の株主から出資を受けて法人化したので、何かあったときにどうするかを決めることでした。
このあたりは、すごく流動的になる部分になると考えていて、出資比率の変動や、筆者の後にだれが代表になるのかなど、すべて仮説で準備しなければいけないし、何かあったときにまず何をしなければいけないのか?
また、NDAに関わる情報もあるので、そこには触れずに業務内容の引き継ぎ書類などを作成しなければならなかったのでかなり苦労しました。
また、これについて、本社オフィスも、ほぼ書類などは何もない状態で、基本は銀行の貸金庫ベースにしてしまったので、どの書類がどこにあるのかについても、誰に教えておくべきかなど、難しい部分があります。
このあたりは、より具体的にプロセスを詰めていくときには、顧問弁護士などに相談するのが良いかなと考えています。
このほか、会社の株式以外は大した物は持っていないので、相続などについては、もしもの時には誰に連絡すれば良いのかだけ、情報が必要な人にだけ伝えてあります。
お葬式やお墓とかについてはどうすればよいのか?
筆者の場合は、特にこのあたりについてこだわりはなくて、また制約もないので、いろいろ調べた結果、イオンライフ|イオンのお葬式あたりが安くて丁度良いのかなと感じました。
あんまりこのあたりは、筆者の経験上、何かあったら、それはもう自分で何か出来るわけではないので、事を進めるサービス会社と、その分の費用だけを確保する以外は、もう何も出来ないなと考えています。
40代の終活をした結果で残ったもの
結果として、40代の終活で残った物は以下の物になりました。
細かい物は省きますが
- 必要最低限の洋服やスーツ
- お気に入りの寝具
- デスクトップPCと作業用PC
- それでも残った書籍
- デーム機器
筆者の場合、文章を書く事以外に、今は、特になにかグッズや趣味などはないので、残ったのはこれくらいです。
今は身体の調子も悪くてあまりアクティブに活動が出来ないので、さらにそれを一ヶ所に集約して、環境作りをしました。
40代の終活が終わると考えることが少なくて済む
今回、40代で終活して分かったのは、随分と考えることが減って楽になったことです。
ここまでやってしまうと後は、自分がその時に抱えるお仕事のタスクや、やりたいこと、お手伝いできることなど、かなりシンプルに判断が出来るのですごく思考が楽になりました。
家族に関する色々な進路選択やその後については相談にのりますし、協力できることはやりますが、基本的に筆者自身の何かに影響するわけではありません。
会社も、そもそもの会社のテーマが「会社からの給料に依存しない生活」なので、従業員のかたは独立していきます。
なので基本は1人社長です。
なので、オフィスでたまに集まったりしていますが、それぞれが自分の事業をもって且つづをしているので、このあたりの事業の影響度もそれほど大きくありません。
なので、引き続き、ゆっくりでも新規事業を少しずつやりながら、時が過ぎていけばと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本記事執筆時の終活ケース