YouTubeの動画説明欄では、マークダウン記法というテキストを構造的に記述できる方式が利用できます。
本記事では、YouTubeの動画説明欄で反映されるマークダウン記法の紹介と、実際に使用した事例の動画、併せてマークダウン記法以外にも利用することのできる機能などについて紹介していきます。
マークアップとマークダウンの違い
ここでは、マークアップとマークダウンの違いについて説明していきます。
マークアップ
マークアップとは、例としてHTML(HyperText Markup Language)のように、Webサイトの制作などで使われる記法で、テキストを所定のタグで囲むことで「意味」や「見た目」を定義する記述方法です。
このほかにXMLや、データ放送用記述言語であるBMLなどもマークアップ言語に含まれます。
マークダウン
マークダウンのほうは、HTMLを簡略化した書き方というイメージです。
簡単に構造的なテキストを記述できる記法なので、シンプルで直感的な書き方が特徴です。
マークダウン記法は、Webサービスやプラットフォームによって独自の拡張された記法があるので、それぞれの書き方を覚えるという負荷はありますが、これらを覚えてしまえば、構造的に記述しながら文章を書いていくスピードを飛躍的に上げることが可能になります。
本記事ではYouTubeの動画説明欄に記述できるマークダウン記法の紹介になります。
マークアップとマークダウンの違いを比較
項目 | HTML(マークアップ) | Markdown(マークダウン) |
---|---|---|
記述方法 | タグを使用する | シンプルな記号を使用する |
学習 | 高難易度 | マークアップよりは低い |
表現力 | 非常に高い | かなり限定的 |
可読性 | 読みにくい場合がある | すごく高い |
汎用性 | あらゆるWebサイト制作に対応 | 文書作成に向いている |
YouTubeで利用できるマークダウン(Markdown)の種類
それでは、実際にYouTubeの動画説明欄で利用できるマークダウン(Markdown)記法を紹介していきます。
本記事で紹介している内容は、YouTubeアカウントの利用資格状況によっては制限がかかる内容も入っていますので留意してください。
実際に、下記2つの動画は、本記事の内容でマークダウンを記載して動画説明欄を記載している楽曲動画になります。
太字のマークダウン
*太字にしたい文字や文章*
斜体・イタリックのマークダウン
_斜体・イタリックにしたい文字_
見出しのマークダウン
見出しのマークダウンですが、マークアップの「H1」に相当するものから「H3」までの見出し分類が可能です。
ただ、実際にYouTubeには「動画のタイトル」があるので、「H1」の意味を持つマークダウン記法なのかは不明な部分があります。
現状、3段階に分けて分類することができます。
# 大見出し
## 中見出し
### 小見出し
箇条書きリスト
- 内容1
- 内容2
- 内容3
マークダウン以外にも利用できる機能
YouTubeでは、これ以外にもURLリンクや、YouTube内でのリンク、目次(チャプターやタイムスタンプとも言う)、ハッシュタグなどを、動画説明欄に記載して機能させることができます。
引き続き、YouTubeの動画説明欄に追加できる機能やマークダウン記法の種類が増えてきたら更新してきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。