企業向けのYouTubeプロモーションテクニック5選

配信プラットフォームを活用する企業で働く人

中小企業にぜひ、取り入れて欲しいのがYouTubeなどのプラットフォームで、動画を使ったプロモーションの方法です。

視聴者の多いYouTubeを活用すれば、WEBサイトやブログ以上に、集客力と訴求力のある「強力なコンテンツ」が作れます。

本記事では、中小企業のPR担当者に向けて、YouTubeを活用したプロモーションテクニックや動画の制作方法、YouTubeの公開方法のほか、動画制作で役立つ動画・ブログ・書籍について徹底解説します!

今年こそ「動画プロモーションをはじめたい」というアナタは必見ですよ!

この記事の内容
  1. YouTubeプロモーションの方法が分かる
  2. 動画制作、編集、YouTube公開までの流れ
  3. YouTubeを作るのに必要な道具

YouTubeとは?

YouTubeとは

毎日のように目にするYouTube(ユーチューブ)は、運営する世界最大の動画共有サービスであり、Googleによって運営されています。

今では「テレビよりもYouTubeを多くみる」という方も多いのでは?

筆者自身、YouTubeの利用時間はすごく多いし、自分でもYouTubeのチャンネルを複数運営しています。

ユニコチャンネル®︎|公式チャンネル

YouTubeは2005年、元PayPalの従業員三人によってスタートしました。

サービスがはじまって約1年後には、将来性を感じたGoogleが同サービスを買収。

現在に至るまで、月間150億人以上の訪問者を抱える巨大サイトへと成長しました。

なお2017年2月時点、YouTubeの1日あたりの視聴時間は10億時間に達しています。

動画はもちろん「世界最大のWEBサイト」として確固たる地位を築きました。

Welcome YouTube Creators

なお、YouTubeは個人の制作した動画だけでなく、世界的企業もYouTubeに進出。

各社がYouTube動画を活用し、さまざまなPR活動を繰り広げています。

YouTube(公式サイト)

YouTubeが中小企業におすすめの理由

YouTubeが中小企業におすすめの理由

YouTubeが、中小企業におすすめできる理由は、大きく分けて3つあります。

YouTubeが中小企業におすすめの理由
  1. 利用者が多く、ユーザーの年齢層も幅広い
  2. 活字より、動画を好む人の割合が増えている
  3. Google検索でもYouTubeは有利!

それぞれの内容を順に解説します。

①利用者が多く、ユーザーの年齢層も幅広い

2020年4月の時点で、YouTubeの月間利用ユーザー数は20億人を突破。

世界最大のWEBサイトとあって利用者が多く、小学生以下の幼い子どもから100歳の高齢者まで。視聴者の層は驚くほど、全世代にまで広がりを見せています。

世界中で展開されている動画配信プラットフォーム

また、スマートフォンの世界的普及によって、YouTubeの利用者は爆発的な勢いで増加しました。

ここまで広く、視聴者を獲得したツールはYouTubeをおいて他にありません。

また日本国内でも、月間利用ユーザー数は6,200万人(2020年4月時点)を突破。

今ではテレビを超える一大メディアとして莫大な数のユーザーを抱えています。

参考資料:【最新版Excelデータ配布中】5大SNSユーザー数まとめ(Insta Lab)

②活字より、動画を好む人の割合が増えている

最近では活字ではなく、YouTubeなどの動画で、ニュースをみる人が増えています。

動画であれば、自宅の「ながら時間帯」を利用し情報が入手できるからです。

また、動画であれば情報が視覚的に理解できるため、時間もかからず「活字より理解しやすい」と感じる方も多いです。

こうした特性を活かし、各企業はYouTube動画を使ってCMやPR活動を積極的に進めています。

③Google検索でもYouTubeは有利!

Google検索でも、YouTubeは有利に働きます。

YouTubeはGoogleによって運営されているため、検索結果(=Google検索エンジン)では、YouTube動画が優先表示されるからです。

動画が配信された再生する時の画面のユーザーインターフェース

例えば、Googleで「YouTubeのはじめ方」とキーワードを入力し、検索したとします(下の画像を参照)。

YouTubeの始め方というキーワードをGoogleで検索した結果

Google検索をすると、上の画像の赤枠で囲んだ部分のように、検索結果にYouTube動画が先に表示されるよう優遇されています。

もちろん、今回は検索したキーワードが「YouTube」だったので、動画の結果が上位表示されるのは当然のことです。

しかし、YouTube以外のキーワードでも(YouTubeの動画は)Google検索1P目に優先表示されるようになっています。

例えば、Googleで「ブログの始め方」と検索したとします(下の画像を参照)。

ブログの始め方をGoogleで検索した結果

この場合も、赤枠で囲んだ部分のようにYouTubeの動画を優先し表示されているのが分かります。

あなたがもし、WEBサイトやブログを運営していて「検索結果が上がらないな…」と悩んでいるのならば、関連するコンテンツを動画で作成しYouTubeにアップされることをオススメします。

動画を使えば、検索クエリに対するキーワード対策に応じたコンテンツ制作に幅を持たせることが可能です。

関連記事:企業サイト向けのWordPressで簡単にWebサイト作成をする方法

またYouTube動画にWEBサイトやブログのページをリンクさせると、YouTubeからの流入数が多くなります。

SEO対策で結果が出ていない方は、ぜひ試してみてください。

なお「SEOの基礎知識」は、以下の記事にて詳しく解説しています。

関連記事:SEOとは?基礎知識を徹底解説!ブログやサイト運営のSEO対策を分かりやすく解説

企業YouTubeのプロモーション成功事例

企業YouTubeのプロモーション成功事例

ここからは、大手企業による「YouTubeのプロモーション成功事例」を5つ紹介します。

中小企業プロモーション担当者の方は、これら成功事例をもとに自社プロモーションのヒントをつかんでください。

YouTubeプロモーションの成功例① Google Japan

Google Japan公式のYouTubeチャンネルでは動画を使い、Googleの関連サービスや商品の活用方法を分かりやすく解説しています。

また、このような影響下にある今(2020年7月時点)、Googleを使って安全で快適に過ごすコツをはじめ、テレワークや家での過ごし方など。ライフスタイル提案を積極的に行っています。

こうした取り組みは、Googleへの親しみやすさや愛着へとつながります。

結果として『Googleの企業イメージ向上』につながっています。

家にいよう。みんなのために。|Google Japan チャンネル(YouTube)

Google Japan公式チャンネルにて、PRの方法や動画制作のヒントを見つけてみましょう。

Google Japan公式チャネル(YouTube)

YouTubeプロモーションの成功例② Red Bull

エナジードリンクでおなじみ、Red Bull(レッドブル)公式YouTubeチャンネルでは、同社がスポンサーを務めるスポーツ、各種イベントの告知、同社製品のPR動画をアップしています。

Red Bullの制作する動画は、次世代のポップカルチャー(音楽、アート、デザイン)が上手くリンクしています。

結果、若者のライフスタイルの中に、自然な形で『Red Bullの世界観』が取り込まれるよう工夫し動画PRが行われています。

Red BulのPR戦略を見ると、Webマーケティングの勉強になります。企業PRを担当される方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

参考リンク:Red Bull公式チャンネル(YouTube)

YouTubeプロモーションの成功例③ SMBC日興證券

SMBC日興證券公式のYouTubeチャンネルでは、証券情報だけでなく、ブランディングにつながるユニークなコンテンツを発表しています。

2020年には、イメージキャラクターに元プロ野球選手のイチローさんを起用し、新たな動画を作成しYouTube急上昇ランキングにも長期間表示されています(2020年6月時点)

また、SMBC日興證券はイチローさんの動画以外にも、ユニークかつ話題のコンテンツを次々とアップしています。

好感度の高い著名人を起用することは、チャンネルの話題性を高めるのはもちろん、企業イメージ向上につながります。

SMBC日興證券公式チャンネルは、以下のリンクから視聴してください。

SMBC日興證券公式チャネル(YouTube)

YouTubeプロモーションの成功例④ Nintendo

Nintendo公式のYouTubeチャンネルでは、話題のゲーム(どうぶつの森)のアップデート情報やイベント情報、ゲームの遊び方、新作のリリース情報などをアップし、多くの視聴者を獲得しています。

2020年には、様々な影響もあり「ステイホーム」の期間が長く続きました。

結果、同チャンネルでは自宅で楽しめるゲームや遊び方、家族での過ごし方を積極性にPRし、幅広い層の視聴者を獲得。

特に20代のチャンネル登録者数(2020年3月末時点)は、昨月比652%を上回ったとのことです。

Nintendo 公式チャンネル|YouTubeランキング – ユーチュラ

日本を代表する人気チャンネル「Nintendo公式チャンネル」は、下のリンクからチェックできます。

Nintendo公式チャネル(YouTube)

YouTubeプロモーションの成功例⑤ オモコロ

オモコロチャンネル(YouTube)は、独自企画の記事、漫画、動画、ラジオなどを配信しているWEBサイト「オモコロ」のYouTubeチャンネルです。

オモコロ あたまゆるゆるインターネット

オモコロ(WEB版)は、2010年にスタート。現在に至るまで、ポータルサイト運営のほか、企業の製品プロモーションを記事、動画配信にて多くのファンを獲得しています。

オモコロのプロモーションテクニックが素晴らしいのは、常にユニークな企画を立てて記事や動画を制作している点です。

実際にオモコロの作品は、見る者に強烈なインパクトを与えるため、大手企業が製品PRにオモコロを指名し、大きな経済効果を生んでいます。

ユニークなPRの仕方、WEBマーケティングの方法を学ぶのに、オモコロは大変参考になります。ぜひ一度、チェックしてみてください。

オモコロチャンネル(YouTube)

YouTubeのプロモーションテクニック

YouTubeのプロモーションテクニック

YouTubeの話題性を高め、視聴者を増やすには、YouTubeにマッチする「プロモーションテクニック」を実践することです。

以下、YouTubeで効果の高いプロモーションテクニックをまとめてみました。

YouTubeのプロモーションテクニック
  1. タイトル、タグ、キーワード、説明文を付ける
  2. クリックしたくなるサムネイルをつくる
  3. YouTube アナリティクスをチェックする
  4. 動画にリンクを設定する
  5. ハッシュタグの活用
  6. ブログやWEBサイトと連携する
  7. SNS(X(旧Twitter)、Instagram)を活用する

①〜⑦の内容について、さらに詳しく解説します。

① タイトル、タグ、キーワード、説明文を付ける

YouTubeでは、引きのあるタイトルやタグ、キーワード、説明文を付けましょう。ここでの「引き」とは、目を引くタイトルや興味を引くタイトルのことです。

ディスプレイと配信フォーマットに必要なタイトルやキーワード

YouTubeを開くと「おすすめの動画」や、話題の動画が一覧表示されますが、全てのチャンネルをみる訳にはいきません。

あなたが実際にみるのは、興味のあるテーマやタイトル、インパクトのあるキャッチコピーの付いた「動画」では無いでしょうか? 

YouTubeをアップするときには、ユーザーが思わずクリックして開きたくなるような、インパクトのあるタイトルを付けましょう。

いわゆる「釣りタイトル」はNGですが、多くの方が興味を持つテーマやタイトル、タグを付けることで、大きな集客(視聴者の獲得)につながります。

② クリックしたくなるサムネイルをつくる

①ではタイトルやタグなどを取り上げましたが、視覚情報にも「集客」で重要な役割を果たします。

実際に優れたサムネイルは、静止画一枚で「動画の内容が分かる」よう、計算しデザインされています。

様々なサムネイル画面

せっかく動画の内容が良くても、サムネイルが適当では動画をみる人は増えません。

ここでサムネイルの成功例を紹介します。

まず、下の動画(YouTube)リンクから、再度タイトルを検索してもらうとサムネイルが出てくるので、それを確認してみてください。

● Marina Takewakiさんのチャンネル(YouTube)

動画のペルソナ(ターゲットになる層)は、「ステイホーム中の運動不足を解消したい人」だと考えられますが、このサムネイル一枚で「19分で取り組めるハードな運動」という動画の内容が一目で分かりますね。

動画を作成する場合は、内容の分かりやすさはもちろん、思わずクリックしたくなるような「引きのあるサムネイル」をつくり集客力を伸ばしましょう。

③ YouTube アナリティクスをチェックする 

YouTubeでは、こまめに「YouTube アナリティクス」をチェックしてください。

YouTube アナリティクスとは、YouTube内の動画を作成するツール【YouTube STUDIO】内にある機能です。

ここでは、公開している動画の視聴回数、クリック率、平均視聴回数、アクセス時間帯などがリアルタイムで確認できます。

また、YouTube アナリティクスを活用すれば、どのような動画やテーマにアクセスが集まるのか「動画の分析」が行えます。

視聴者がどのような動画を見ているか

視聴者がどのような動画を見ていないか

視聴者がどれくらいの時間見ているか

動画への高評価、低評価

[興味なし] のフィードバック

クリエイターのみなさんは、アルゴリズムの好き嫌いではなく、視聴者の好みを重視してください。視聴者が見たいものを作っていれば、アルゴリズムは後からついてきます。

出典元:チャンネルを発見しやすくする(YouTube Creator Academy)より一部抜粋

今後の集客、視聴者数アップにつなげるためにも、YouTube アナリティクスはこまめにチェックしましょう。

チャンネルを発見しやすくする(YouTube Creator Academy)

④ 動画にリンクを設定する

YouTubeの動画をアップしたら、動画内にリンクを設定しましょう。

動画の本編に外部リンクを外付けすることを「アノテーション」と言います。

アノテーションはGoogleAdSenseへの参加、過去12ヶ月の総再生数が4,000時間以上、チャンネル登録数が1,000人以上を達成しなければ実行できない機能です。

アノテーションとは?

アノテーションとは、データに対して関連する情報(メタデータ)を注釈として付与すること。

YouTubeでは動画上に表示できるリンクやテキストエリアのことをアノテーションといいます。

アノテーションを実行するには、「YouTubeパートナープログラム」の収益受け取りプログラムに申請し、YouTubeの定めた条件をクリアする必要があります。

このため、動画の視聴回数や登録者数が少ないうちは、アノテーションではなく【動画の説明欄】に関連する記事のリンクを貼り付けてください。

動画の説明欄であれば、アノテーション条件とは関係なく、関連するサイトや記事などのリンク(URL)がそのまま貼れます。

動画情報をしっかりと入力しておくことが重要

動画内リンク(アノテーション)が設置できるまでは、記事の説明、動画の概要欄などを有効活用しましょう。

⑤ ハッシュタグの活用

YouTubeにはハッシュタグがあり、関連する動画を検索するのに、ハッシュタグが使用されます。

X(旧Twitter)やInstagramにも、ハッシュタグがありますが、同じような感覚でYouTubeにもハッシュタグが付けられるのです。

関連動画を検索する人が、あなたの作成した動画やチャンネルに来てくれるよう、適切な数のハッシュタグを付けてください(※ 過剰な数のハッシュタグはNGです)。

⑥ ブログやWEBサイトと連携する

出来上がった動画は、ブログやWEBサイトにもアップし「動画配信」の告知を行いましょう。

YouTubeは、宣伝する入り口が多ければ多いほど、集客のスピードはアップします。

⑦ SNS(X(旧Twitter)、Instagram)を活用する

YouTubeをアップしたら、SNS(X(旧Twitter)、Instagram)を連携させ、Tweetや投稿を活用しプロモーションを進めてください。

YouTubeの各動画には、下のような共有ボタンがあり、X(旧Twitter)やFacebook、Gooブログ、楽天ブログ、Blogger(Googleのブログツール)、Ameba、Tumblr、mixi、Yahooアカウント、メールなどで動画の情報が通知できます。

YouTubeのシェアボタン

また、X(旧Twitter)の左側にある【埋め込む】と書かれたボタンを押すと(上の画像を参照)HTMLに埋め込むタグが表示されます。

WEBサイトやブログなどにそのままYouTubeが埋め込みできます。

SNSを活用して発信力をネットワークで高めていく

SNSを活用しすれば、動画の最新情報を拡散するスピードも速くなります。

前項で取り上げたWEBサイトやブログと合わせて、YouTubeのPRに活用しましょう。

YouTube動画の作り方

YouTube動画の作り方

YouTubeは、どのようにして作られるのでしょう? 

ここでは「YouTubeの作り方」について、制作のステップをまとめてみました。

YouTube制作のステップ
  • STEP1|台本をつくる
  • STEP2|動画を撮影する
  • STEP3|動画を編集する
  • STEP4|YouTubeに動画をアップする
  • STEP5|動画にタグ、説明をつける

各ステップについて説明します。

台本をつくる

YouTubeでは、何をどのようにみせるのか、台本をつくった上で撮影をします。

作り込まれた台本があれば、動画の内容に無駄が無く、伝えたいメッセージが視聴者により伝わりやすくなります。

カメラを使用して説明用動画を撮影する女性

文章に起承転結があるように、YouTubeの台本は序破急の三幕構成が多いです。

実際に人気の動画をチェックすると【序論、本論、結論】で成り立っているのが分かります。

YouTubeの台本は、文章で作成するだけでなく、絵コンテなどの方法で作成してもOKです。

撮影の度に台本を作って制作しましょう。

動画を撮影する

台本ができたら、いよいよ動画を撮影に移りましょう。

本記事の後半で、動画撮影に必要な道具を紹介していますが、YouTubeではカメラ(スマートフォンでもOK)、撮影用ライトを用意して撮影を行います。

なお、室内で撮る場合は「なるべく明るい場所」で。屋外で撮る場合は、雑音が入らないよう注意。

手ぶれが起こらないよう、三脚やスマートフォンホルダーなどで機材を固定し撮影しましょう。

カメラを使用して説明用動画を撮影する女性

動画は台本のテンポで撮影するのが望ましいですが、長くなったコマや、余計な部分は動画編集ソフトでカットできます。

このほか、ゲーム実況や「実況中継」をする場合には、キャプチャーソフト、編集ソフトを使って録画が行えます(※ ゲーム機の一部には、実況ツールが搭載されています)。

動画を編集する

動画を撮影したら、「編集ソフト」を使って映像と音の編集を行います。

おすすめの編集ソフトは、本記事の後半で解説していますが、PC版のほかにも、スマートフォンを使って動画の編集を行う事も可能です。

様々な編集機材

音響は専門の機器をPCやスマートフォンに接続し、臨場感溢れるサウンドがオリジナルで制作できます。

また、すでに出来上がった曲(著作権フリーのもの)を映像に合わせて編集する方法もあります。

登録の必要もなくて、無料で学べるサイトとしてPremiere Proチュートリアルがあります。

Adobe Premiere Proを利用していなくても、初心者向けの内容から実際の制作現場で使える多くのノウハウが紹介されていますので参考になるのでお薦めです。

YouTubeに動画をアップする

動画を編集したら、YouTubeに動画をアップしましょう。

YouTubeの動画投稿は、驚くほどカンタンです。

Googleアカウント(Gmailアカウントとおなじ)、YouTubeアカウントを持っている方なら、そのままYouTubeのページを開くだけで動画の投稿が行えます。

配信サイトに登録する人たち

アップの手順ですが、まずYouTubeの公式サイトを開いたら、アカウントのページにある【YOUTUBE STUDIO】をクリックします。

次に撮影・編集した動画を【YOUTUBE STUDIO】のページにアップデートすれば、動画の公開準備第一弾は完了です。

動画にタグ、説明をつける

【YOUTUBE STUDIO】では、動画の編集やタグ付け、動画の公開が行えます。

ここでアップした動画(公開前)に、タグと説明を入力しましょう。

YouTubeには動画内容のほか、関連するハッシュタグが付けられます。

ハッシュタグを付けておけば、キーワード検索にヒットしたり、関連動画に載るなど、アクセス数アップや「集客」にもつながります。

なお、YouTubeの制作から、動画公開までの手順は、YouTube公式サイト【YouTube Academy】でも詳しく解説しています。

YouTube Academy(公式サイト)

YouTubeをつくる前に、どのような手順で動画が作られるのか、確認しておきましょう。

また、当ブログでも再生回数を上げるためのチャンネル設定に関する様々なノウハウをブログ記事でまとめました。

関連記事:YouTubeの始め方を基本から応用まで初心者用にわかりやすく解説

チャンネルの設定から、投稿した動画のディスクリプションをしっかりと設定することによって再生回数は大きく変わってきます。

ひとつひとつの動画を丁寧に設定して認知度向上を図りましょう。

中小企業が動画を見てもらう方法

動画を見てもらうには「Google検索」で、上位表示されることが何より重要です。

特に中小企業が、自社の動画を見てもらうには、YouTubeだけでなく「Googleで1P目」に表示されることが、何より重要なポイントです。

多くのサムネイルが表示される配信プラットフォーム

作った動画を見てもらう方法は、先に紹介した「プロモーションテクニック」を参考にしてください。

YouTube制作に必要な道具

YouTube制作は、スマートフォン一台でも作業が完結しますが、専用のカメラや動画編集ソフトなどがあれば「より本格的な動画」がつくれます。

YoiuTubeの作成に必要な道具

本項では、YouTube制作に「必要な道具」を集めてみました。

予算や目的に合わせて、道具を揃えましょう。

カメラ

最近では、YouTube動画の多くがスマートフォンやiPadで作成されています。

その一方、ハンディカメラやGoProなど、動画専用のカメラを使えば、4Kや5Kなどの画像にも耐えうる、高品質な映像が撮影できます。

ハンディカメラとは

ハンディカメラは、片手撮影できる軽量ビデオカメラのことで、YouTube撮影でもハンディカメラが多く使用されています。

ハンディカメラの大半が4K対応、5Kなどハイビジョン対応していますが、価格は2万円台から高額なものであれば、20万円〜50万円を超えるものまで、価格には幅があります。

動画を撮影するディレクターとキャスター

ただし、高ければ何でも良いという訳ではありません。

せっかく高価なカメラを購入しても、機能が使いこなせないようでは、オーバースペックになってしまいます。

また有名なYouTuberでも、カメラは10万円以下という方も少なくありません。

カメラ選びは金額ではなく、どのような機能が付帯しているのか。動画制作の目的と照らし合わせ、ふさわしいカメラを選んでください。

そんな中でも、ソニー のフルサイズミラーレスカメラ ILCE-1等は、YouTubeなどで使用する収録機材としては最高峰のカメラと言えます。

8K収録も可能で、4Kとしては120Pの収録も出来るので、後から24P、30P、60Pへのフレーム変換もできるので、媒体に最適なフレームレートのコンテンツを、間引き処理で簡単に4Kマスターとして変換できる仕様です。

企業のプロモーションで、このカメラが1台あれば、もうずっと使える解像度とフレームレートを備えたスペックの撮影機材になっています。

GoProとは

GoProは、スポーツなどの撮影を目的とし開発された小型軽量カメラです。

手のひらにおさまるサイズで持ち運びがしやすく、防水性の高さ、高画質な画質が手軽に撮影可能。

スマートフォンアプリでも操作可能とあって、YouTuberや動画撮影者の間で人気があります。

スマートフォンで撮影する

ここまで紹介したカメラがなくても、問題ありません。

みなさんが、普段お使いのスマートフォンだけで「高画質な動画」が撮影できます。

例えば、iPhone 11Proの場合トリプル12MPカメラには、5枚構成のレンズ(超広角)、6枚構成のレンズ(広角、望遠)、100% Focus Pixels(広角)、ナイトモード、次スマートHDR(写真)、Live Photos、自動手ぶれ補正、バーストモードなど。

多彩な機能を搭載しているので、市販のカメラに匹敵する、高品質な写真が撮影できます。

スマートフォンで撮影をする

また動画については、4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)、タイムラプスビデオ、スローモーションビデオ、連続オートフォーカスビデオに対応し、ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大60fps)を搭載。

iPhone 11 Proを使えば、映画レベルの動画が作成できます。

また、最近ではプロのカメラマンや動画クリエイターも「ライブ感、臨場感のある動画が撮れる」とあって、iPhone 11Proを愛用しています。

筆者の場合は、自分のスマホも撮影用にしていたら、あっという間に容量MAXになってしまったので、撮影用と分けるようにしました。

撮影用ライト

YouTuberの動画撮影には、撮影用ライトが使われています。

ライトを使用すると、肌の写りが良くなり、瞳にきれいなキャッチライトが入ります。

リングライトを使用して動画を撮影する女性

※上の写真のように、iPhoneを取り付けて使用する「LEDリングライト」と呼ばれる、自撮り用のライトが人気です。

撮影用ライトは、安ければ3,000円程度から5,000円以内で購入可能。

本格的なライトは2万円〜3万円以上しますが、通常の撮影であれば1万円以下のライトで十分です。

マイク

動画制作で使うマイクは、基本的にカメラに付属したマイク、撮影するスマートフォンに搭載されたマイクを使用します。

しかし、動画によっては雑音などを防ぐため、別途マイクを使用して音声を拾いながら撮影する必要があります。

外付けマイクは、ビデオ用の製品やスマートフォンに接続して使う製品、PCにUSB接続し使用するものなど多種多様です。

マイクを使用して音声の収録をする女性

接続するマイクは2,000円台から2万円〜3万円するものなど、スペックや値段に幅があります。

みなさんのカメラ機材に合わせて、使用するマイクを選びましょう。

動画編集ソフト

動画編集ソフトは無料のものから、有料のものまで。幅広い種類があり、各クリエイターごとに使用するソフトが異なります。

本項では、YouTube制作でよく使われている動画編集ソフトを集めてみました。

動画編集ソフトは使う人の好みが分かれるので「これが一番!」というのは、判断が難しいです。

好きなYouTuberがいれば、彼らがどの動画編集ソフトを使っているのかチェックしてみましょう。

ちなみに日本のトップ YouTuberのHIKAKINさんは、Apple製品のFinal Cut Proを使用、はじめしゃちょーはAdobe Premiereを使っていると動画で公表していました。

動画編集ソフトで動画を編集する人

なお、動画編集ソフトが無くてもiPhoneやスマートフォンで、動画を制作しアップするYouTuberも増えています。

例えば、台湾の文化や観光情報を紹介するタレントのインリンさんは、すべての動画をiPhone一台で撮影・編集し、YouTubeにアップしているといいます。

iPhoneを使用中の方は、インリンさんのチャンネルを参考に「どのような動画がiPhoneで作れるのか」チェックしてみてください。

インリンちゃんねる(YouTube)

また、他の事例では、台湾でも知り合いがYouTubeチャンネルを開設して、コツコツとVlog的にコンテンツを作成して動画を積み上げている方々がいます。

一例としては、大久保麻梨子さんの旦那さんが撮影をして、日々を撮影して紹介する素敵な日常チャンネルです。

大久保麻梨子の台湾生活|YouTube

YouTube制作を学ぶ方法

YouTube制作を学ぶ方法

YouTube制作(撮影・編集)を学ぶのに、学校に通う必要はありません。

オンラインで編集が学べるスクールもありますが、YouTube制作は独学でも十分マスターできます。

ここでは、自宅で「YouTube制作を学ぶ方法」について紹介します。

YouTube公式サイト

YouTube公式サイトには、動画制作で役立つコンテンツが多数上がっています。

YouTubeアカウントを開設すると、「YouTube Creator Academy」と呼ばれる動画公開ツールが利用でき、ユーザーに必要な情報、アクセス数を上げる方法、制作のヒントなどがすべて無料で公開されています。

Welcome YouTube Creators

なお、下のリンクではYouTube(公式)がクリエイターに役立つ情報を紹介しています。

これらの情報をもとに「YouTubeの基礎知識」を身につけましょう。

クリエイター向け(YouTube公式サイト)

YouTubeで動画制作を学ぶ

YouTubeをつかって、動画制作を学びましょう。

幸いなことに、多くのYouTuberや動画クリエイターが(YouTubeにて)「動画の作り方」を紹介しています。

中には、世界的なYouTuberや動画制作のプロが(有料講座レベルの)レクチャーをしており、YouTubeをみながら楽しく動画制作のプロセスが学べます。

動画の作り方を学ぶ

以下、動画制作が学べるYouTubeを5本集めてみました。

YouTubeで動画制作を学ぶ

【超初心者向け】Premiere ProでYouTube動画の編集公開
Adobe Premiere Proを使って動画を編集する方法を紹介した動画です。
【簡単】現役YouTuberがオススメする動画編集ソフトはこれだ!
現役のYouTuberが愛用している動画編集ソフトと動画編集の方法をまとめて紹介しています。
突撃取材!有名YouTuberはどんなカメラ使ってる?
日本のトップYouTuberが使用しているカメラを人気YouTuberのカズさんが解説した動画です。

このほかにも、YouTubeの作り方、YouTubeの動画編集方法をYouTube内の検索でキーワードを試してみてください。

ブログで動画制作を学ぶ

人気ブログからも、動画制作のコツが学べます。

以下、動画制作やYouTubeのはじめ方、撮影のテクニックを紹介したブログをいくつか集めてみました。

ブログで動画制作を学ぶ

YouTubeチャンネルの開設・作成方法のまとめ
SNS運用の専門サイト「WE LOVE SOCIAL」がYouTubeの開設から動画作成の方法を紹介した記事です。

2023年、時がたって、リライトしていると、Webが閉鎖してしまっていたり、有料化されたりと、環境がずいぶん変わっていますね…。

参考になりそうなブログは適時、追加していこうと思います。

書籍で動画制作を学ぶ

カフェで参考書籍を読む

書籍を使っても、YouTubeなど「動画制作」が学べます。

以下、動画制作、YouTubeの運営で人気の書籍を5冊紹介します。

中小企業が知っておきたい!動画プロモーションの注意点

中小企業が知っておきたい!動画プロモーションの注意点

「YouTubeプロモーションの注意点」を3つ紹介します。

YouTubeプロモーションの注意点
  1. 著作権の問題
  2. 肖像権の問題
  3. 視聴者への配慮

まず、YouTubeで気をつけたいのが【著作権や肖像権】の問題です。

YouTubeでは他のアーティストの音楽を無断で使用したり、文化的な創作物(著作物、映像、音声など)を無断で使用するのは著作権の侵害にあたります。

商用で用意されている様々な著作物を有償で許可を得て利用するなどの予算が組めない状況の場合、音楽や映像を使用する時は、著作権フリーの作品やパブリックドメインの作品、あるいは、何らか双方にメリットのある形で、第三者として商用利用が認められた作品利用の許諾を得るなどをして使用してください。

もちろん、第三者の著作権や肖像権を侵害しないよう、自身のオリジナルで写真を撮影したり楽曲を作成した場合は問題ありません。

しかし、無断で人が映っている写真や、動画を公開することは肖像権の侵害にあたります。

著作権法の書籍

なお、テレビやYouTubeなどで、人物にモザイクがかかっているのは、肖像権を侵害しないためです。

その一方で、YouTubeの中には無断(使用許諾無し)で、他人の動画や写真を公開しているコンテンツがあります。

肖像権、著作権の扱いは慎重になるべきです。なぜなら、プライバシー侵害にあたる動画で第三者に名誉を傷つけるようなコメントが付いた場合、名誉毀損罪などの罪に問われる可能性もあり「無断での掲載」は認められません。

このほかにも【視聴者への配慮】を忘れてはいけません。

多くの視聴者がいるYouTubeでは、クリエイターの些細な一言やデリカシーのない発言が度々炎上しています。

これらは企業のブランディングにも関わる重要な部分なので、著作権、肖像権侵害、発言の内容には十分注意してください。

関連記事:【保存版】ブログ運営で気をつけたい!著作権と注意点を徹底解説

自社でYouTubeコンテンツを増やす必要はない

YouTubeを活用したプロモーション展開を考えた場合、必ずしも自社コンテンツの制作でプロモーションを行う必要はありません。

アフィリエイトを活用したコンテンツマーケティングに関する関連記事を3つ紹介します。

アフィリエイトマーケティング
  1. アフィリエイト広告を活用する
  2. アフィリエイトビジネスを実際にやってみる
  3. アフィリエイトの収益の仕組みを知る

①アフィリエイト広告を活用する

これからは、自社でコンテンツをしてプロモーションを行うのではなく、第3者にコンテンツを制作してもらいプロモーションを行ってもらうほうが上手くいきます。

Webの世界では、不特定多数に言及されたコンテンツが広がっていきます。

アフィリエイトのビジネスモデルを利用して、自社の商品やサービスをより効率的に広げていく活動を行っていきましょう。

関連記事:【保存版】会社の売上を上げるためにはASPのアフィリエイト広告主になるのが近道

②アフィリエイトビジネスを実際にやってみる

アフィリエイトビジネスを検討するなら、 広告主側とメディア側の両方の立場と進め方を知るとより効率的な展開の仕方も見えてきます。

自分でもWebサイトやブログサイトを開設して、アフィリエイトサイトを運営してみましょう。

関連記事:A8.netの始め方を分かりやすく解説【最初にアフィリエイトを登録するのに1番おすすめです】

③アフィリエイトの収益の仕組みを知る

実際にアフィリエイトビジネスを自分でも体験し、収益を得ると、その広告をどうやればもっと成約を上げるための施策として効果を上げるのかという思考に入ります。

そうすると、広告主に改善して欲しい部分などが見えるようになり、それが自分が広告主だった場合には改善の糸口に繋がります。

関連記事:アフィリエイトで稼げない時に収益を改善できるおすすめの方法をわかりやすく解説

アフィリエイトによる展開は、広告主、メディア側、両方にとって今後も伸びていく方式なので勉強してみましょう。

まとめ|YouTubeは中小企業におすすめのプロモーションツール!

YouTubeは中小企業におすすめのプロモーションツール!

YouTubeの動画は視聴者への訴求力があり、中小企業が実践すべきプロモーションの方法です。

自社チャンネルを開設していない人、動画公開のスキルを持っていない方は(本記事を頼りに)YouTube制作を進めてください。

YouTubeのはじめ方は、下の記事にて詳しく解説しています。

ぜひ、本記事とあわせてプロモーションの参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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