読書感想文の書き方をわかりやすく解説(中学生向け)

読書感想文を書いている人

夏休みになると必ずある課題のひとつに読書感想文があります。

読書感想文に手を付けないまま過ごしていると、せっかくの夏休みもストレスばかりがかかってしまいます。

本記事を参考にしていただきながら質の高い読書感想文を早めに作成してしまい、他の課題に充てる時間を作り出して有意義な夏休み時間を過ごせるようにしてしまいましょう。

筆者は、10年以上メディア業界で講演やセミナーを数多くこなしてきました。

また、現在も教育機関で特別講師などを行っています。

本ブログでは、すでに文章の書き方についての記事がいくつかアップされていますが、本記事では、「読書感想文」の書き方にフォーカスして解説していきます。

読書感想文をいきなり書いてはいけない

読書感想文を書くのが苦手な方に共通しているのが、課題図書、または自分で決めた書籍をとにかく読んですぐに書き始めてしまうということです。

読書感想文には3つの壁があります。

  1. タイトルの壁
  2. 本文パートの壁
  3. 感想パートの壁

筆者が学生の時もそうでしたが、大半は①タイトルと最初の書き始めで思いついた③感想を書ききってしまうというものです。

その結果、原稿用紙の半分か1枚程度で終わってしまうというものです。

中学校で伝えられる読書感想文のボリュームは2000字以内が一般的です。

全国学校図書館協議会と毎日新聞社が共同で開催している青少年読書感想文コンクールなどと指定文字数や句読点のカウント方法は共通していることが多いですね。

また、指定文字数が2000以内とはいえ、2000字に近い形で読書感想文を作成するように伝えられることが多いと思います。

読書感想文を書くのが苦手な方は、タイトルと感想パートだけをいきなり書き始めていまい、して文字数よりかなり少ないボリュームしか書けず、悩んでしまってストレスを抱えてしまいます。

本記事の最初に伝えたように、せっかくの貴重な夏休み。できることなら課題もしっかりと早く済ませて、有意義な夏休み期間にできたほうがいいですよね。

次項から、サクッと高品質な読書感想文を書いていく方法を解説していきます。

本記事を読み進めつつ読書感想文を作成すれば、記事を読み終わる頃にはしっかりとした読書感想文が書き終わるようになるでしょう。

読書感想文を書くための準備

読書感想文を書いてための準備を行います。指定図書でも自由に選んだ書籍でも共通することですので、まずはしっかりと準備をしていきましょう。

読書感想文の作成環境

PC環境があれば、下書きはPCで行った方が効率的です。またPC環境がない場合、最初から原稿用紙上に書いていくのではなく、A4白用紙などを用意して走り書きができる状態にしてください。

原稿用紙に書いていくのは、予め書いた下書きをまとめていくときだけにします。

読書感想文を下書き工程から何度も書き直しをして原稿用紙上で仕上げていくのはかなり辛いです。

また、付箋(ふせん)を用意しましょう。付箋は前述した②本文パートの壁を超えていくのに重要な情報のとして重要になります。

できれば3色で使い分けられると便利です。

他のメディア展開がないかを調べる

指定図書や自分で決めた書籍は、他のメディアで展開されていることがあります。

書籍だけではなく、映画化やドラマ、アニメになっていたりすることもあります。

作品の事を知るためには、書籍そのものよりも映画を観たりした情報のほうが記憶に残りやすいです。

読書感想文を書く前に

これは当たり前のことですが、まずは書籍を読む必要があります。

しかし、必ずしも熟読する必要はありません。斜め読み程度でも最初は充分です。

書籍を読み終えたら、読書感想文を書くための準備に入ります。

書籍の目次を確認する

書籍の目次を確認しておきましょう。

目次で区切られているところの前後には、重要な内容が詰め込まれています。

目次ごとに付箋を入れていく

ここで付箋がでてきます。

付箋を入れる場所は以下の3カ所です。

  1. 目次のメインになる出来事の始まり(課題や問題などの何かの起点になる部分)
  2. 目次内で記された出来事の終了(問題解決やドラマ、何かの区切り、終了になる部分)
  3. 目次内で語られている考え方や主人公の考え

ひとつの目次やストーリーの章ごとに、この3に分類された内容に該当する部分へ付箋を付けていきます。

この作業は、後に読書感想文の中で1番ボリュームが多くなる②本文パートの壁を超えていくために必要な作業になるので、必ず行ってください。

読書感想文の構成

付箋付けの作業まで終わったらいよいよ読書感想文を書いていく工程に入ります。

先ほど書いたように、原稿用紙にはまだ文章を書かないでください。

タイトルは最後に決める

見出しのタイトルどおり、タイトルは最後に決めます。その理由は、どんな内容の読書感想文になるのかが分からないのにタイトルを決めていくのはかなり難しいです。

おそらく、最初にタイトルを考えてしまうほとんどの方が、「〜を読んで」というなんの特徴も無いタイトルになってしまうと思います。

書いていく内容の全容が見えている場合はタイトルを先に考えても良いのですが、最初のうちは難しいと思うので、タイトルは仮で決めておく程度にしておきましょう。

読書感想文の構成を作る

それでは、読書感想文の構成を作っていきましょう。

まだ原稿用紙には書いていきません。ワードソフトか白用紙に読書感想文の設計図をアバウトに書き出して、下記のパートごとの文章を書いていきます。

読書感想文の構成例

  1. タイトル
  2. 名前など
  3. 時世を入れる
  4. なぜその書籍を選んだのか
  5. 書籍の簡単な説明
  6. 内容パート
  7. 感想文

おおむね上記の7つのパートに分かれていきます。

それでは、ひとつずつ解説していきます。

文字数は2000字を想定しています。

タイトル

原稿用紙の1枚目1行に入る部分ですね。まだ正式なタイトル名は決めないで大丈夫です。

名前など

学年クラスと名前だけの場合や、学校名まで入れるなど、学校ごとに指定がありますので資料を確認しておきましょう。

時世を入れる

読書感想文を書いたときの時世を入れましょう。時世を入れることによって、なぜその感想になったのか?を、読み手に与える大事な前提情報となります。

文字数は100字から200字程度です。

時世とは

時世とは、その時の世の中の事などです。

前提とは

ある結論を導いた際に、その結論の基となる条件や状況のことです。

なぜその書籍を選んだのか

時世を入れつつ、今回、なぜその書籍を選んだのかについて少しだけ触れておきましょう。

文字数は100字程度です。

書籍の簡単な説明

選んだ書籍の簡単な内容の説明(要約)を書いておきましょう。

読み手がその書籍を知っているとは限りません。その書籍がどんな内容や物語なのかを説明しましょう。

文字数は100字から200字程度です。

読書感想文の内容パートを書いていく

ここで、付箋が活用されます。

ここまでの段階で、書籍には目次や章節ごとの重要な部分に付箋が付いていると思います。

目次や章節ごとに文章のかたまりを作っていきましょう。

内容パートの部分にあたる、1つのかたまりとなる文章構成は以下の構成です。

  1. その目次、章節で起きたこと
  2. 起きたことの結果
  3. その事に対し自分の考察を書いていく

考察とは

考察とは、その物事に対しての感想や結論、推論などを行うことです。

上記のかたまりを必要分作っていきます。

文字数は200字から400字程度です。

この内容パートのかたまりが、読書感想文の多くを占めます。

内容パート以外の文字数と調整して、最後に内容パートで書いた文章のかたまり数を調整していきます。

感想文

最後に感想文です。ここまでくればもう少しですね。

時世内容パートで書いた内容を基に、感想文を書いていきます。

書籍に後書きがあれば、著者の後書きを参考にするのも良いでしょう。

文字数は200字から300字程度にします。

小見出しの有無

読書感想文の資料では、小見出しに該当する行の文字空白を文字数に含めるか含めないか指定がある場合があります。

小見出しを入れて読書感想文を構成する場合は、読書感想文に関する資料を確認しておきましょう。

見出しとは

見出しとは、項目として付けるタイトルのことです。

本記事の場合、小見出しとはタイトル以外の文章の段落ごとに付けるタイトルです。

ここまでくれば、ほぼ読書感想文が出来上がっている状態になっていますね。

タイトルを決める

最後にタイトルを決めます。

ここまでくれば、「〜を読んで」以外にも様々なタイトル名が出てくるようになってきます。

時世、内容パート、感想パートで書いた」文章を基に、20字から30字

読書感想文の内容を確認する

前項までの作業で、読書感想文の中身がほぼ書けている状態になっていますね。

原稿用紙に書いていく前にチェックをしていきましょう。

文章の見直し

下書きした文章におかしな表現がないか、文章の見直しをしておきましょう。

文章の「てにおは」を間違えていないかよく確認をします。

この部分の用い方に間違いがあると、書き手と読み手の間で伝えたいことに齟齬が生じてしまいます。

てにをはとは?

〜を、〜が、〜に、などの言葉を繋ぐための助詞をまとめて呼ぶ総称です。

誤字脱字の確認

書き出した文章に誤字脱字がないか確認をしていきましょう。

PCで下書きをしている場合には、文章校正ツールを使用すると効率よく進められます。

校正ツールの設定方法

文字数の確認

原稿用紙に書いていく前に、下書きした文字数が規定の2000文字を超えていないか文字数のチェックをしていきましょう。

文字数に関しては、「タイトル」や「名前」は文字数に含まないなどの規定が読書感想文に関する資料に書いてあると思います。

原稿用紙に書いてしまってから少し文字数オーバーしたりしていると悲しくなってしまうので、よく確認しておきましょう。

※通常、タイトルなどは文字数に含まないので、2000字ピッタリに書くと使用する原稿用紙は6枚になります。

原稿用紙に書いていく

全てのチェックが終わったら、あとは原稿用紙に書いてきた文章を書いていくだけです。

この段階で、すでに文章は出来上がっているので筆を止めることなく書いていける状態になっています。

この段階で書き直したくなった場合は、文字数に注意してください。

まとめ|読書感想文を書くことの必要性

文章を書くことは一生付いてまわります。そんな時に、本記事のやり方で身についた読書感想文のやり方は全てのシーンで役に立つと考えています。

どれだけ技術が進んで便利な社会になったとしても、文章を書くことは誰かに任せることがなかなかできません。

読書感想文は見聞きした事を文字で表現する際、かなり大事になる能力です。

文章を書くことに慣れるまで、とても多くの練習が必要になりますが、慣れてしまえば多くのシーンで必ず役に立ちます。

今回は読書感想文に関する文章の書き方について解説をしましたが、本ブログではWebライティングのことについても記事を書いています。

ライティング能力を高めて確実に読まれる文章作成能力を身につける

Webライティングで120%読まれる文章とは?稼ぐテクニックを伝授

また、最近はブログを始める人がとても増えています。

ブログ記事の書き方についても下記の記事で紹介しています。

PCやスマホを用いて記事を作成するところ

記事の書き方完全ガイド!タイトルや目次、記事構成の作り方を徹底解説

本記事が読書感想文を書くことが苦手な全ての方に役立てれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT US

小林 玲王奈Unicorn Consulting Inc. 代表取締役 CEO
起業する人やスタートアップ企業に出資や資金調達を含めてサポートしながら、ブログの運営やWebアプリの開発、LINEスタンプ制作をしています。2003年から映像業界向けの様々な新規事業立ち上げに従事。2014年からは経営/メディアコンサルティング業も始めて2020年01月に独立。今年から来年にかけて、世田谷の私立校で空中ディスプレイ技術とWebマーケティングの講義を行っています。|SMPTE Professional Engineer Member