WiFi機器を初期設定のままにすると危険なワケを初心者向けに解説

WiFi機器を初期設定のままにすると危険なワケを初心者向けに解説

以前は、新築の家の中にLAN回線を各部屋に敷設して使用したり、賃貸で部屋を探すにも有線のネットワーク環境はあるか?

などの話が多かった状況が、世代によっては多かったのではないでしょうか。

現在は、スマホの4Gや2020年の3月下旬からは5G通信で全くストレスがなくインターネットと繋がります。

また、戸建ても光回線を使えるように各部屋にLAN用ケーブルを敷設するのは普通になって、終端装置から各部屋、または各階にWiFi機能付きのハブ等を繋いで、無線環境で高速なネットサーフィンが簡単に可能です。

しかし、何気なく使用しているWiFi機器でも無線通信は、情報漏洩や個人情報の覗き見を容易にされてしまう危険性をはらんでいます。

この記事の説明
  1. 初期設定の状態がなぜ危険かが分かる
  2. 最低限どこを設定すれば良いか分かる
  3. 設定に失敗した時の初期設定の戻し方が分かる

WiFi機器の初期状態は超危険

WiFi機器の初期設定状態はとても危険なことを説明する記事の段落カバー画像

初期設定状態が危険な理由は3つあります。

  1. SSIDでメーカーが容易に分かる
  2. 初期設定時のパスワードが貧弱
  3. 設定されているIPアドレスの推測が容易

SSIDからメーカーが分かる

基本的に一般に販売されているWiFiルータなどの機器は、電源を入れるとSSIDが通信機器から見える状態になります。

この時のSSIDの文字列は、ちょっとネットワークに詳しい人ならそこからかなり高い確率でメーカーを推測して当てることができます。

パスワードは簡単に解析できる

具体的なハッキング方法の記載は避けますが、初期設定情報レベルの物であれば、所定の環境があれば解析してしまうことができます。

IPアドレスの推測が容易

IPアドレスはインターネット上の住所でもあり、家で複数機器をつなげたりする時、一定範囲のネットワーク上における通信機器同士をつなげるための経路情報です。

機器の初期状態ですと、192.168.***.***みたいに数字が割り当てられています。

これもメーカーやSSIDから推測できる型番などで容易に推測することができます。

無線通信は、必要な機器を揃えれば容易にトラフィックを監視することが可能です。

機器の解析をされてテネットワーク内に侵入されたらプライベートの情報が筒抜けになってしまいます。

昔のように、データを抽出してからダウンロードする時間は、通信帯域技術の進歩によって、一瞬で大量のデータを取得することができてしまいます。

そうならないためにも、WiFi機器を使用する時の最低限の設定はしておきましょう。

次は設定の変更方法を記載していきます。

設定を変更してみよう

WiFi機器の初期設定をするには、その機器にログインする必要があります。

ログインの方法は取扱説明書を見ながら指定のIPアドレスをブラウザから打ってみてください。

ログイン画面が出てきたら、IDとパスワードを入力するだけで、設定画面に移動できます。

( なのでSSIDでメーカー名が分かると危ないのです… )

それでは、最低限必要なセキュリティ設定を行っていきましょう。

SSIDの変更

SSIDとは、無線LANのアクセスをするための識別名のことです。

初期設定のままですと危険ですので、何らかの乱数にしてしまうか、違う名前にしてしまいましょう。

あまり自分の趣味志向などの名前にしてしまうと余計に危険な場合もあるので、無機質なSSID名にすることをお勧めします。

設定画面に入ると、無線機器の基本設定項目が必ず設定されています。

WiFi、または無線LAN機器設定と記載されているのでそこをクリックします。

すると、WiFiの詳細設定で2.4GHz帯域や5GHzといったような項目が出てきます。

詳細はまた別の記事で書いていきますが、まずは、その項目をクリックしてください。

初期設定では、2.4Ghz/5Ghz帯域両方の設定をしておく
  1. 2.4Ghz帯域の設定
  2. 5Ghz帯域の設定

ネットワークのことに少し詳しくなったら帯域を選択して帯域やチャンネル設定を設定してみるのもありです。

ネットワーク名(またはSSID名)と表示されているはずです。

ここが基本設定だとメーカー名が推測できるような用語になっているので名前の変更を行います。

注意

ここではまだ、設定の変更を確定させないでください

パスワードの変更

次に、パスワードの設定変更を行います。基本設定のままですと、Wifi機器に直接記載されているSSIDに対するパスワードが、設定画面上の「暗号化キー/パスワード」という形で表示されているので、このパスワードを変更しましょう。

推奨するパスワードの構成
  1. 16文字以上にすること
  2. 数字や記号を使用すること
  3. アルファベットの大文字と小文字を使用すること

なるべく「単語」は使用しないようにしてください。

IPアドレスの変更

ここは、少し初心者には難しい内容になってくるところになります。

もし、周りにネットワークに詳しい人がいたらいろいろ聞いてみましょう。

IPアドレスはほどんどの機器で、「IPアドレス/ネットマスク」の設定項目として記載されています。

最低限、192.168.***.***の「*」の部分をいろいろ変更するのが理想ですが、ここについてはもう少し詳しい説明を、そのうち別記事で書いていきます。

管理者アカウントの変更

ここに侵入されてしまうと、先ほどまでの設定も意味がなくなってしまいますので、そもそもの設定画面にログインした時の、管理者IDとパスワードを変更しておきましょう。

ほとんどの機器では、「管理者アカウントの設定」や「管理者パスワードの変更」などの名称で記載されています。

注意事項としては「詳細設定が可能な画面にする」という、セキュリティーよりも利便性を優先した初心者向けの項目構成になっていることがあるので注意です。

そこでは、最低限でもパスワードの変更を、先ほど推奨したパスワード構成で別パスワードを設定すれば大丈夫です。

設定情報のメモ

今回設定した情報は、必ず全て記録をしながら進めてください。

初期設定への戻しかた

初期設定への戻しかた

ここまでの設定で、最低限必要なWiFi機器のセキュリティー設定ができました。

本当は、よりきちんとしたセキュリティ設定があるのですが、いきなり挑戦するには難しい部分もありますので別記事で書いていきます。

いろいろ設定を変えているとたまに通信ができなくなり、WiFi機器と接続できなくなってしまうこともあります。

この場合には、機器には出荷状態に戻す機能がついていますので、説明書にそって初期設定状態に戻してから再度、設定をし直してください。

これからはモバイルWiFiのほうが良いかも

最近はリモートワークやノマドワークも増えてきました。

また、筆者も最近は、気軽に住居や仕事場所を変えていくスタイルに切り替えています。

そんな時に、いちいち光回線を引いていると手間が掛かるので、高速なモバイルWifiを利用するようになりました。

また、本記事のように自宅にルーターを設置して、ブラウザからログインしてWiFiを設定して…。

とか、かなり面倒なので、これからはモバイルWiFiにしておいたほうが手持ちが軽くなります。

部屋に光回線を引くよりも安いし、最近は100GB/月モデルがあるので、毎月容量を使い切ってしまうということは無くなります。

また、家の中だけ限定ですが、簡単に高速なネット環境やWIFI環境を整えられる、コンセントを差すだけのドコモhome5Gみたいな、工事が不要の便利な回線サービスもあります。

などがあります。

またモバイルWIfiとiPod touchを組み合わせることで、iOS環境をリーズナブルに使って行きたいというニーズを満たすことも出来ます。

例えば、月間の通信容量が豊富な「どこよりもWiFi」をレンタルして、iPod touchをWifiで繋いでおけば、スマホまで持たせて電話番号を作るのはちょっと…。

と言う場合でも、スマホとほぼ同じ環境を用意して上げることが可能です。

モバイルWiFiを選ぶ3つのポイント
  1. 回線速度がそこそこ速い
  2. 1日容量制限がない
  3. 100GB/月くらい使える

今は、Web環境さえあればほとんどの仕事が可能なので便利な世の中になりました。

筆者の場合は、ポケットWifiでどこにいても常に高速なネット環境でブログを書けるようにしています。

ブログサイトを収益化できれば、時間や場所に縛られずに仕事が出来るようになります。

Webのことを知っておくと得することも多いので、是非このままメールアドレスの発行の仕方や管理の仕方を身に付けてしまって今後のためにWebスキルを身に付けてしまいましょう。

Webサイトやブログサイトを運用するために必要なレンタルサーバーについても、特集記事を組んでいます。

関連記事:レンタルサーバー徹底比較!WordPressおすすめサーバーを解説

これからは、自分のWebサイトやブログサイトを所有して運用しておくと、いつでも収益化出来るし、Webサイトの運用経験として役立つので、是非チャレンジです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事:副業でおすすめのビジネスを分かりやすく解説

ユニコブログ®ConoHa WINGレンタルサーバーで運用しています。

WebサイトデザインのテーマにはSTORK19を利用しています。

ABOUT US
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

起業して法人化した初期の頃は、自分と同じく起業する人や、スタートアップ企業と事業の共同立ち上げ立ち上げを中心に活動していました。

現在は、Webメディア運営を中心に、Webアプリの開発、キャラクターデザインからのLINEスタンプ制作やLINE絵文字等の販売及び、3DCGによるコンテンツ制作事業としてAR(拡張現実)やVR(仮想現実)、MR(複合現実)向けのプラットフォームへコンテンツ提供を行っています。

公式ブログサイトのユニコブログ®では、「会社の収入だけに依存しない生活を実現する」ことをテーマにブログ記事を書いたり、無償でブログ運営を始める人のサポートを行っています。

主な経歴としては、2003年から放送及び映像業界向けの様々な新規事業立ち上げを15年以上担当していました。

2014年からは、会社員として働きながら経営/メディアコンサルティング業を開始して、2020年01月に法人化し、ユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。

現在、公式として公開しているユニコブログ®以外にも、数十サイトの特化ブログ型Webメディアや、サイト型Webメディアを運用しています。

全て同じサイト構成、ブログ記事構成、文章構成など、検証可能な範囲で仕様を合わせてみて、収益を出すのに再現性があるか?などを試行錯誤している日々です。

また、当ブログ内でピックアップしているレンタルサーバーとWordPressテーマ、プラグインの組み合わせや相性を検証する日々。合わせて、WordPressテーマのカスタマイズやブログパーツ、プラグインなどの開発を手伝っています。

所有資格や認定ライセンスとしては、SMPTE Professional Engineer Member、一般社団法人 日本ポストプロダクション協会認定 映像音響処理技術者などを所有しています。デジタル認定証についてはプロフィール詳細から確認できるようになっています。

著書 : 『保存版 売上を向上させるためのYouTube活用術』

教育関連でも複数の教育機関で定期的に講演を行っています。主な活動実績としては、2020年度と2021年度の 学校法人調布学園 田園調布学園 中等部・高等部「豊かな教養を培う 未来へつなぐ土曜コアプログラム『探究』」にて空中ディスプレイコンテンツ制作及びWebサイト制作の特別講師を担当。

2022年度は土曜プログラム(マイプログラム)『仕事最前線』での講演などになります。

2023年以降は、オンライン講演での活動が多くなっています。

著述家 / ブロガー兼コンテンツクリエイター

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