WordPressテーマは、Webサイトの外観や機能を担う重要な役割を果たしていますが、SEO施策についても、機能として分かりやすく管理がしやすい機能を実装していて利用が可能なのか重要になってきています。
そこで、本記事ではWordPressテーマでSEOに関する設定の部分や、機能拡張でSEOを行いやすいプラグインの紹介などについて紹介します。
ブログサイト名 | ユニコブログ®︎ |
サイト開設日 | 2020年01月 |
レンタルサーバー | ConoHa WING |
利用しているCMS | WordPress |
WPテーマ | STORK19 |
最高月間PV数 | 56.5万PV(2023年01月)|ブログの始め方と人気ブログの作り方を完全初心者向けに解説 より |
最高月間収益 | 1,217,403円(2021年05月)|ブログ収益の公開記事 より |
収益化の方式 | ASP経由のアフィリエイト広告及び直接広告 |
記事数 | ブログ記事数は600記事 |
登録商標 | ユニコブログ 登録商標第6335150号 |
本記事で紹介しているSEOは、WordPressテーマの標準機能で著者情報設定が構造化データに使えるように実装されているかなど、SEOに関する部分的な記載が多くなっています。
体系的に記されているSEOのガイドラインについては、Google検索セントラルの検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを入り口に読み進めていくことをお薦めします。
SEO設定が簡単なWordPressテーマ選びについて
SEOに関しては、設定が分かりやすく最適化されたWordPressテーマを選ぶことが重要です。
特に著者情報などの、ある程度固定化される部分について最適化されたWordPressテーマなどは、検索エンジンにとって誰に管理されているのか分かりやすく示す信号を送るための重要な部分になります。
また、SEOについて考慮されたWordPressテーマは、テーマ自体のソースコード全体がWebページの高速表示やレスポンシブデザインに対応していたり、コンテンツを構成するために予め用意されているブロックエディタ(Gutenberg)には、検索エンジンに最適化された構造化マークアップを利用可能としたブロックなどが用意されているかなど、SEOに影響する要素が多くあるため、慎重に選ぶ必要があります。
他の要素として、一度、WordPressテーマを決めると、あとでテーマを変更しにくいというのもあります。
WordPressテーマには、SEOに関する特定の部分については、プラグインによる機能拡張でSEOを行なっていく方法を提供していたり、推奨するプラグインを紹介している場合もあります。
また、機能の重複がないようにWordPressに実装されているSEOに関連した機能と別に、機能が重複しないような形でSEOプラグインを使用することで、ページタイトルやメタディスクリプション、URLの最適化、コンテンツ内のキーワード密度など、SEOに関するサイトやコンテンツページ全体に関わる基本的部分の設定を行なっている場合もあります。
筆者の場合がそのパターンになっていて、このブログ(ユニコブログ®︎)でWordPressテーマとして利用しているSTORK19が提供するSEO関連機能と、SEOプラグインで有名なSEOPressが提供している機能を使い分けて利用しています。
筆者の場合、SEOPressでは、プラグインを組み込めるWebサイト数も無制限のSライセンスにして導入することで、無料版のテーマも含めて多くのWordPressテーマを利用して検証する時のSEOプラグインとして利用しています。
また、筆者がよく利用しているSWELLの場合、WordPressテーマ自体にも基本的なSEO設定はありますが、SEOに関するプラグインを同じ開発者が別途で提供している場合もあります。
基本的に有料版WordPressテーマはSEOに関する機能の更新が早い
有料版のWordPressテーマでは、SEO施策に必要な設定項目がわかりやすく用意されていて、設定をする手間が少ないのが特徴の1つにあります。
また、有料版のテーマはWebサイトのデザインやコンテンツを構成するブロックの種類や機能がより充実しているため、ユーザー体験の向上を追求していくことが可能になり、UI/UXについても間接的に貢献してくれます。
SEOプラグインを導入する場合の注意点
WordPressテーマとSEOプラグインが提供する機能によって、SEOに関連した機能が重複するばあいがあります。
このため、WordPressテーマにSEO関連した設定項目が入っている場合には、SEOプラグインが別途必要かWordPressテーマを提供する公式サイトで確認する必要があります。
なお、SEOの設定で役立つWordPressの初期設定については、以下の記事にて詳しく解説しています。
プラグインのことも解説しているので、ぜひ本章と合わせてチェックしてみてください。
よく利用しているWordPressテーマのSEO関連機能について解説
WordPressテーマは、サイトデザインだけでなくSEOにおいても重要な役割を担っています。
実際に、筆者が利用しているWordPressテーマの中から、特にWebサイトのデザイン性とSEO関連機能に優れていると感じる有料と無料の両方を含めたWordPressテーマを紹介します。
STORK19でのSEO設定について

STORK19は、レスポンシブデザインに対応しており、Webサイト全体の表示スピードが速いため、とても優れているWordPressテーマです。
利用できるブロックエディタも、構造化データとして著者情報やSEOに対応している項目もブロックエディタも実装されています。
筆者の場合、あまりWordPressテーマがもつ特有のブロックを利用しないのですが、最近は少しずつ利用するようになって尚、好きになっているWordPressテーマです。
STORK19は、このブログ(ユニコブログ®︎)で利用しています。
SWELLでのSEO設定について

SWELLは、2019年3月10日にリリースされたWordPressテーマです。
サポートコミュニティーも活発で、テーマ利用者の質問や要望から役立つ部分を積極的に取り入れて、テーマの細かい部分まで、日々更新されているWordPressテーマです。
なので、何か問題が起きても対応が早いので、筆者自身、よく利用するようになったWordPressテーマになりました。
SEO設定については、基本的なブロックの構造化データへの対応はもちろん、著者情報についても設定しやすいのが特徴です。
また、各Webページに関するSEO設定については別途、プラグインという形で提供しており、利用者が選択しやすい設計にしているのも特徴的です。
SWELLは、筆者のコーポレートサイトで利用しています。
また、別の執筆者が書いているWebサイトになりますが、趣味ブログの収益化を成功させた実績として公開している釣りブログなどで利用しています。
CocoonでのSEO設定について
Cocoonは現在、WordPressテーマの事業をエックスサーバー株式会社に事業譲渡して配布されているWordPressテーマです。
したがって、Webサイト運営やブログサイト運営に利用するレンタルサーバーをエックスサーバーにするなら、おすすめできるWordPressテーマです。
Google検索セントラルには、コンテンツがどのような内容のものなのかを検索エンジンが理解するのに役立つGoogle 検索がサポートする構造化データ マークアップに関するガイドラインが豊富に用意されています。
Cocoonは、この辺りのマークアップに関する構造化データの情報が豊富にあるので、コンテンツの内容を正確に検索エンジンに伝えられるようにWebサイトコンテンツを制作していく場合におすすめできるWordPressテーマです。
このほか、有料、無料のどちらも特集して紹介しているブログ記事もありますので、参考になれば幸いです。
筆者の場合、Cocoonは比較検証用のWebサイトとして、数多くのジャンルで利用しています。
WordPressテーマを利用している中で決めていること
ここでは、紹介しているWordPressテーマを実際に利用していて決めていることを紹介します。
SEOというよりは、筆者自身が、Webサイトの高速表示を実現するために、シンプルなWebサイトデザインを優先しているイメージです。
なので、Webサイトのデザインを含め、UI/UXにおいて正解というわけではなく、実際の利用事例で導き出された回答の1つとしてお役に立てば幸いです。
WordPressでSEOプラグインを利用する時には何を使うか?
SEOプラグインは数多くあり、それぞれ特徴もあるのでプラグイン自体に優劣をつけることはできないのですが、
- STORK19の場合はSEOPress
- SWELLの場合はSEO SIMPLE PACK
- Cocoonの場合もSEOPress
というような使い方をしています。
このほか、他のWordPressテーマを利用する時には、まず、SEOプラグインが必要かどうかを確認します。
WordPressテーマの中には、SEOプラグインを導入する必要がないものも数多くあります。
必ず公式サイトを確認して、使い分けていきましょう。
WordPressテーマとSEO関連機能よりも各ページのコンテンツ
筆者の場合
- 同じレンタルサーバー
- 同じWordPressテーマ
- 扱うジャンルも同じにする
- Webサイトの構成もほぼ同じ(内部リンク構成はかなり変わります)
- 執筆者が違う
というような前提条件を作って、どんな違いがでるのか多くのWebサイトで検証しています。
実際の結果として、サイト成長しているものが多かったWordPressテーマに絞り込んではいるのですが、それでも、各ページのコンテンツ内容によって結果は随分と変わりました。
特に2023年8月から10月頃のGoogleのコアアップデートで顕著に表れています。
とはいえ、共通しているのはWordPressテーマにSEO関連で実装されている情報入力フォームに、しっかりと情報を入力しておけば入力した情報が検索結果に反映するようになります。
SEOについては、まずは最低限必要なWebサイトや著者情報の構造化データをマークアップし、どんなコンテンツのWebサイトなのかを検索エンジンが分かりやすくなるようにした上で、各ページに関しては、WordPressテーマが実装しているブロックエディタ(Gutenberg)を活用してコンテンツを制作していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。