最近はライブ配信や音声配信をスマホからでも気軽にできるようになりました。
また、プラットフォームやアプリケーションの機能や音質も非常に高いものになっており、新しいビジネスの機会として活用したり、また、ラジオパーソナリティーのような情報発信でチャンネルを収益化されている方も増えてきています。
ミキサーやオーディオインターフェイスを使って配信をする人も増えた
特に、最近はミキサーやオーディオインタフェイスなどをライブ配信で導入して情報発信される方が増えています。
配信者によく利用されているミキサーとは?
その中でも、特に多く利用されているのがYAMAHA AG03(今回はAG03MK2で解説していきます。)という、ミキサーとオーディオインターフェイス両方の機能を兼ね備えた使いやすいオーディオ機器です。
筆者自身もライブ配信や収録で利用しており、多くのライブ配信プラットフォームで実際に使用しています。
スマホに繋げる時は少し工夫が必要
X(旧Twitter)に限らず、スマホ中心のライブ配信アプリなどでは、オーディオケーブルの種類や繋げる場所を少し変えて接続する必要があります。
X(旧Twitter)のスペースを参考に動画と画像で解説
通常、どのように繋げれば良いのかは、下記の記事で解説しています。
上記の記事でも少し解説しているのですが、スマホアプリによってはインターフェイスの違いにより利用するケーブルや接続するアダプターを変更しなければいけない時があります。
今回は、動画バージョンと画像の両方で解説していきます。
また、本記事ではiPhoneをベースに解説していますが、Android OSのスマホや、また、機種が新しくなっていくことによって、接続する端子が変わってきます。
「どの部分に気をつければ良いのか?」を中心に、いろんな機種や環境のパターンに対応できるように解説していきます。
X(旧Twitter)のスペースで配信する時の配線や接続構成
それでは、X(旧Twitter)のスペースで配信する時の配線接続構成を解説していきます。
本記事で紹介する機器の接続構成は、あくまでも構成事例の1つです。
他の機器を追加して違う端子を用いた接続方法など様々な方法がたくさんあります。
X(旧Twitter)のスペースで配信する時の接続構成を文章と画像で確認する
動画では、淡々と接続していく流れになっているので、接続する時に、どの端子の形などに気をつければ良いのか分かりにくい部分があります。
ここでは、接続する時に気をつける部分を解説していきます。
YAMAHA AG03MK2の本体を置く
YAMAHA AG03MK2の電源ケーブルは、USBからの給電ができるようになっているので、USBポートから給電できる電源タップを用意します。
USBから電源プラグにAnkerの充電器などのアダプタを利用して、電源をとる形でも大丈夫ですが、費用面を考えると、USB給電が可能な電源タップのほうが安いです。
YAMAHA AG03MK2の本体電源を繋げる
USBポートから給電できる電源タップと、ミキサー本体を接続します。
この時、ミキサー本体側にあるケーブルの差し込み口ですが、左の電源ポートと、右のデータポートを間違えないように差し込んでください。
YAMAHA AG03MK2にヘッドフォンを繋げる
ミキサーとヘッドフォンを繋げます。
この時、ヘッドフォンの端子は下記の画像のようにフォーン端子3.5mmの細いタイプなので、フォーン端子の太さを変える変換プラグを使用します。
ヘッドフォンの型番によって、ミキサーに接続する端子の太さは変わります。
- フォーン端子3.5mm
- フォーン端子6.3mm
のどちらかではあるので、ヘッドフォンの接続先端子の太さがフォーン端子6.3mmになっている場合は、変換プラグは必要ありません。
YAMAHA AG03MK2にマイクを繋げる
今回接続するマイクの種類は、丸い形をしたものが多い、ダイナミックマイクです。
ミキサーに繋ぐマイクで、よく紹介されているものはコンデンサーマイクなのですが、正直、結構高いものが多いです。
お手頃なところでは、AT2020というマイクなどがあります。
ただ今回は、なるべくミキサー以外は費用を抑えるためにDM-105というマイクを使います。
卓上マイクスタンドも千円くらいで購入可能です。
マイクには、主に接続端子が3種類あって
YAMAHA AG03MK2のマイクを接続する部分を見ると、XLR型(キャノンケーブル)しか差し込めないように見えますが、ちゃんとフォーンプラグ6.3mmも変換プラグ無しで、そのまま差し込めます。
YAMAHA AG03MK2とスマホを繋げる
ミキサー側の基本的な接続ができたら、次はミキサーとスマホを接続します。
今回は、X(旧Twitter)のスペースなので、AUXという端子でスマホとミキサーを繋げます。
スマホのアプリでは、AUX端子で繋げないといけない場合があります。
本体メインのデータポートから繋げる方法については、本記事冒頭でも紹介した下記の
で解説していますが、今回はAUX端子からスマホと繋げます。
また、現在、同じiPhoneでも本体部にあるデータポートの形状に違いがあり、Android端末でも同様です。
スマホ側の端子がどのような形をしているか確認して、繋げるためのアダプタを購入しましょう。
筆者の場合、簡易的に配信する時は、iPhone Xを使用しているので、本記事ではスマホの本体下部の端子はLightningであることを前提に書いています。
下記が、実際に繋げたところの画像です。
使用している製品は
で、アダプタの下についている白色のケーブルは、長時間のライブ配信でも大丈夫なように、iPhoneの純正充電ケーブル(Lightning)を接続できるようにしています。
X(旧Twitter)のスペースでBGMやポン出し(効果音)を使いたい時は?
筆者の場合は、ラップトップPCからBGMを出していて、また、ポン出し系(効果音)はソフトウェア系のポン出しスイッチャーを利用しています。
ケーブルは6.35mm*2 to 3.5mm オーディオ変換2分配ケーブルを使用しています。
古い、別のスマホなどがあれば、ラップトップPCからではなくてもBGMを流せるので、古い機種があったら活用してしまいましょう。
ユニコブログでは、ライブ配信などで使用する効果音(ポン出し)を無料で公開しています。
効果音などでも、お役立てば幸いです。
これで、X(旧Twitter)のスペースで配信したり、別のスペースに参加してスピーカーになる時、高品質な音質で音声やBGMを提供することが可能になります。
STREAMING OUTのスイッチが「INPUT MIX」になっていることを必ず確認してください。
続いては、ここまでの行程を動画でご覧いただくこともできますので、お役立てば幸いです。
X(旧Twitter)のスペースで配信する時の接続構成を動画で確認する
恐縮ながら、淡々とYAMAHA AG03とスマホ、BGMなどをかける際の構成事例を紹介するだけの動画ですが実例として紹介します。
動画では、ラップトップPCからBGMをかける構成になっていますが、接続する端子があっていれば、スマホでもその他の機器でもBGMを流すことや、ポン出し(効果音)を状況に応じて自分で操作することもできるようになりますので、色々試してみることをオススメします。
ライブ配信や収録した音声配信で収益化することが容易になった
以前は、音声配信やライブ配信となると、個人で行うには多額の費用がかかることもありましたが、現在はスマホとヘッドセットさえあれば情報発信が可能な時代です。
また、配信する際には、アプリ運営者や配信プラットフォームの運営会社が収益化機能も実装するところが多くなり、リスナーを増やしていけば、それを専業にして広告売り上げを上げていくことも可能になりました。
実際に筆者も、このブログを含めて小さなWebサイトを複数運営しながら、特に最近は海外向けに動画配信制作を行なっています。
また、音声ライブ配信においては、本記事で紹介したYAMAHA AG03などのミキサー&オーディオインタフェイスを用いて発信しています。
そのほかにも、楽器の弾き語りコンテンツを制作する時の音声収録機器などを利用して、ノンバーバルコンテンツ制作を中心に世界中に発信して、そこから得られる広告売り上げを会社の事業として成り立たせています。
何となくの「雑談枠」から始める形でも全然問題ないので、気軽に情報発信して収益化できる時代を楽しんでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。