最近は、「会社からこんな仕打ちを受けている…。」というような相談が問い合わせ窓口から来たりします。
パワハラやセクハラなどの、ハラスメント的な悩み相談の受付は、いっさい受け付けていないのですが、それでも相談としてきたりすることがあります。
当事者にとっては、とても深刻なお話なので筆者も真剣にお返事しているのですが、回答はとってもシンプルにするようにしています。
- 証拠を確保するために会話は全て録音しておくこと
- 退職代行を利用してでも転職をすること
- 会社からの収入だけに依存しない生活が出来るように得意分野で副業をすること
基本的には上記の3つの内容で回答しています。
『おかしい』と思ったら、なんでも録音を始めた方が良い
筆者は管理職経験が長かったので、会社側の都合や意向と、従業員の間でよく起きる摩擦に対応していたのですが、まず大事な事は、
直感でほんのちょっとでも「おかしい」と思ったときから「録音」をしておくことです。
特に、『事』が退職に追い込まれるような所まで行った場合、「あの時はこう言っていたのに!!」は、録音をしていなければ立証することが出来ません。
基本的には、明らかに会社の方が従業員よりも多くの業務に対する情報を持っているので有利です。
こちら側が有利な情報を掴むには、とにかく「録音」で証拠を握るしかありません。
これはとても大事な事なので是非覚えておいてください。
スマホでもレコーダーでも、今はボタン1つでそれが可能です。
● 職場のトラブルで最後まで仲間になってくれるモノは『録音』です
会社とは言いつつも動かしているのは人です
よく会話の中で「会社としては」的な言葉がよく入りますが、全てにおいて会社に関することを決めているのは人間です。
また、「会社」という言葉を用いて自分の意見や考え、要求を相手に伝える事もします。
小さな会社の場合は特に、経営者自身がこの行動をよく行います。
数十人規模の場合は、管理職が「社長が」という言葉をよく用います。
これらの「誰が言ったか」と「内容」について、あとで精査できるように、しつこいのですがとにかく「録音」は超大事です。
心が苦しい日々を続けるのは1回の人生でとてももったいないことです
数十人規模の会社でよくあるのは、毎朝か毎週1回かの朝会で行われる経営者参加型の会議ですね。
特に営業部、営業報告なんかがあったりする会社の場合だと、その場で叱責することも普通にあったりします。
リモート中心になった現在では、家族のいる前でに罵られたり、部屋の外から叱責されている場面を聞かれたりもしちゃうそうです…。
そうなると、むしろリモートじゃない方がいい…。
という話しも出てきちゃいますよね。
心が苦しい状況で働き続けると本当に体調を崩す
筆者の場合、過労で2回心停止レベルの倒れ方をしています。
これくらいの事を経験してみると分かるのですが、倒れる時って本当に自分の意識や記憶が無いので、起きたときには、その間の「無」を知ることになります。
本当に「無」です。
はっきり言って二度と経験したくない出来事です。
まばたきをしたらICUにいたという感じです。
かなり驚きます。
けれど、心が疲れて心身とも疲弊していると思考停止の自動モードに入って体調を崩していきます。
体調を崩しても会社は助けてくれない
基本的に、体調を崩しても会社は助けてくれないことを肝に銘じておきましょう。
会社のほうで入っている福利厚生や保険などがあるかもしれないのですが、会社に戻ったときに待っているのは『敵前逃亡』のレッテルです。
表向きは「大丈夫?」と言われるかもしれないのですが、実際にどう思われているかは分かりません。
けれど、その本音って会議などの「結果」や案件の「プロセス」に関する報告を聞いたときや、報告書の中で書いてある内容を見れば、結果的にどう思われながら自分が倒れた後進行して、自分の事がどう言われていたかなどが分かっちゃったりします 。
会社に行きたくないときは行かなくて良い
そんな感じで続けていると、だんだんと体調不良の具合もひどくなっていき、最終的には心身ともに疲れて身体を壊します。
なので、会社に行きたくない感じが出てきたら、無理して会社には行かない方が良いと考えています。
● 会社に行きたくないと思ったときは行かなくて良い【逃げても問題なし】
会社に依存しない生き方を手に入れる準備はした方が良い
筆者は結果的に独立して、現在はこのユニコブログ®を始めとした複数のブログを運営したり、Webアプリの開発や運営を行っています。
会社を経営するという大きなプレッシャーはありますが、会社員時代に比べれば不条理な状況に出会う状況が少なくなったので、現在のほうが幸せです。
● 会社員に向いてない?どんな状態の時に向いていないと言えるのか考察してみる
筆者は独立してからコンテンツ作りを始めたので結構苦労をしましたが、現在、会社に勤めていて、何とか時間を捻出できるなら、会社に勤めつつ「会社に依存しない生活基盤作り」の準備を始め方が良いです。
切られるときは、例え会社でNo.2になっていても結構サクッと切られます。
先ほど少し書いたように、体調に異常をきたすほどの状態になっていたら、転職してからブログ運営などを開始した方が良いのですが、なんとか凌いでいる状態でしたら準備はどんどんして行った方が良いです。
● 会社に依存しない生き方を実現するための方法を分かりやすく解説
従業員として、多かれ少なかれ安定して毎月の収入が入ってくる状態は何とか保持していきたいところです。
筆者みたいに、勢いで独立したりしてしまうと、特に収益化まで時間の掛かるブログ運営などの事業に手を付けると、収益化するまでの半年間ぐらい、もの凄いプレッシャーだったりします。
特に筆者の場合、2020年01月に起業したのですが、あまりに社会情勢がボロボロで見込んでいたコンサル案件が吹っ飛んだり、顧客が倒産したりとかなり辛い状況でのスタートになりました。
自分ではどうにもならない、予測できない状況が起きたりするので、緊急な状態でなければ、努めながらの副業開始をオススメします。
副業から本業にするために関連業界へ転職するのもあり
例えば、もしブログで副業を成功させたいと思ったら、オウンドメディアを運営している会社に転職とかもありです。
自社で運営しているかどうかを調べる方法はいろいろあるのですが、1番は面談の時などにズバリ率直に聞いてしまった方が良いと思います。
ブログばかりの話で恐縮なのですが、普段の仕事でもwebサイトやブログサイトの運営の仕方を学びつつ、自分のブログも成長させていけば、副業としての収入アップも成功率が高まります。
1番の理想は従業員として行っている業務やその仕事内容が、副業と何らかマッチしているとベストです。
● 副業でおすすめのビジネスを分かりやすく解説【実績を銀行通帳で公開】
まとめ | 人生は本当に1回きりなのでガマンしないのが1番です
最近は、本当に会社のパワハラ関係の話しを聞くことが多くなりました。
特に経営者の基本のスタンスとしては
「雇ってやっているだけでもありがたく思え」
というスタンスです。
筆者はこの辺りの話しを聞くといつも思うのですが、従業員は船乗りではありません。
会社は「船」、従業員は「海」です。
なので、従業員が荒れると「船」は転覆します。
穏やかな海に任せて、目的地にたどり着けるのが航海では1番です。
けれど、そんな理屈を理解してくれる方は少ないと考えています。
なので、結局は、自分がおかれる不条理な状況や収入を得る方法についても常に自己防衛しないといけません。
本記事の途中で紹介した
● 副業でおすすめのビジネスを分かりやすく解説【実績を銀行通帳で公開】
についても、どの副業もすぐに稼げるようなビジネスではありません。
独立できるくらい十分な収入額になるまでには1~2年は掛かります。
なので、状況によってすぐに転職しつつ、副業を始めて「会社に依存しない体制」の準備をすぐに始める事をお薦めします。