最近はスマホでも気軽にライブ配信含めて簡単になりました。
これらは3DCGアバターを介しての配信だったり、音声だけの配信だけだったりと発信方法は様々です。
ただ、ラップトップPC(ノートPC)などであれば、PCをミキサーやオーディオインターフェイスのように繋いで配信をすることが容易ですが、スマホからの配信の場合、オーディオ配信環境に関しては、いくつかのハードウェアがあると便利です。
今回は、実際に筆者がライブ配信や音声配信をするときに利用している機材を中心に紹介していきます。
最安値の構成ではないのですが、いろいろ試した結果、あまり費用をかけずに高品質な音声提供や効果音などを提供できる構成などを紹介しています。
どんなアプリでライブ配信をしているのか?
例えば、実際に筆者がライブ配信等を行うときは、主に3つのプラットフォームで配信をしています。
顔出し無しで配信できるカスタムアバター配信できるREALITY
REALITYでは、3DCGアバターが予め用意されているため、そのラインナップの中から自分好みにアバターをカスタマイズするだけでライブ配信ができるアプリです。
インカメラから認識された表情が、カスタムされたアバターに反映されて動くので、顔出しの配信にはなりません。
また、roomといって、自分の部屋を用意する事ができ、その中で他の人とコラボして版したりすることも可能です。
用意されているアバターですが、メタバースプラットフォームのcluster (クラスター)に、そのままアバターをもっていって利用したり、YouTubeのチャンネルを開いて動画配信をすることも許可されているのでオススメです。
オリジナルのアバターでライブ配信するならIRIAM
IRIAMでは、アバターを動かしてライブ配信するために、自分でオリジナルのアバターを用意する必要がありますが、アバターがなくても音声配信が可能なアプリです。
色々と試してみて、自分に合うようだったら、イラストやデザイン関連のソフトが使える場合はLive2Dを利用して自分でアバターを作ることも可能です。
また、Live2Dで作成したデータを販売しているLive2D公式マーケットのnizimaなどもあります。
ココナラなどでフルオーダーとしてキャラクターをデザインすることもできてライブ配信できるアプリなので、ぜひ、他の配信されている方の枠を見てみてください。
簡単にメタバースを体験できるcluster (クラスター)
cluster (クラスター)は、自分が発信者として何かをやるというよりは、cluster (クラスター)や利用しているユーザーが創造した仮想空間を楽しむこともできるし、ライブ配信のように利用することもできる汎用性の高いプラットフォームです。
先ほど、少し紹介したように、REALITYのアバターで動き回ることもできますし、自分で作成した3DCG(.vrm)フォーマットで遊ぶこともできます。
3DCGでキャラクターを作るのは、それほど簡単にできることではないので、最初は用意された3DCGアバターを利用したり、気に入ったアバターを購入すると良いと考えています。
筆者の作成した三毛猫さんの3DCG(SUZURI)も無料で提供しているので、気に入ったら使っていただければ幸いです。
音声配信できるプラットフォーム
ここまで紹介したプラットフォームは、主に3DCGアバターを利用して顔出しなしでライブ配信などができるアプリです。
これ以外にも、筆者の場合では音声配信として
- ユニコチャンネル®︎|YouTube
- ユニコチャンネル®︎|stand.fm版
- 筆者のX アカウント|X(旧 Twitter)スペース
などで、アーカイブやレコード無しのライブの音声配信を不定期で配信しています。
スマホで配信する時の機材構成
それでは、スマホで配信する時の機材構成を紹介します。
機材構成は段々と複雑になってしまいますが、本記事に書いてある全ての機材を購入する必要はなくて、必要に応じて足していけるようなプロセスで紹介していきます。
スマホにアダプターとヘッドセットを繋ぐだけの構成
スマホにマイク付きのイヤフォンを繋げて配信するだけの簡単な構成です。
ただ、マイク付きイヤフォンの場合、マイクの指向性*1によって、周りの生活音まで音を拾ってしまう可能性があるので、環境によっては気軽に配信するには少し躊躇してしまうかもしれません。
なので、安いヘッドセットでも大丈夫なので、eスポーツでのゲーミングデバイスとしてよく知られているメーカーのRazarが販売しているゲーミングヘッドセットなどを用意するのがオススメです。
充電しながら配信したい場合は、スマホの機種に応じて、ヘッドセットと充電ケーブルを同時に接続できるアダプタを追加しましょう。
筆者の場合は、iPhoneの充電口がLightning(ライトニング)になっている機種なので、充電とヘッドセットを使う時の構成では、Apple純正のコネクタを利用していますが、結構高いので、Amazonで純正以外のコネクタを選択するのでも大丈夫です。
ただ、純正以外のものを使用すると、USbコントローラーの相性が悪くて認識しなかったりする事があるので注意が必要です。
筆者の場合、これまで何十種類ものアダプタを検証して、どのOEM工場で製造されたアダプタが、比較的使いやすいか。
同じものを購入して試しています。
配信中のノイズにも関わる部分なので、中々難しいところです。

利用する機種やOSによって、このあたりのアダプタは、スマホメーカー純正品以外のアダプタでも普通に使えるものが数多くありますが、筆者の場合は、QGRHO iphone USB変換アダプタなどを利用しています。
写真は、いつも使う機種とは別のもので、イヤフォンジャックと充電口が別になっているのですが、最近は差し込み口が1つになっていて、アダプタが必要な場合があります。

繰り返しになりますが最近は、3.5mmフォーン端子(イヤフォンジャックやヘッドセットを付けるところ)と充電ケーブルの2口になっていない機種が多いので、機器を確認して、アダプタが必要か判断しましょう。
スマホにミキサーやオーディオインターフェイスを繋ぐ場合の構成
スマホにミキサーを繋ぐと、一気に配信で可能になる表現の幅が広がります。
下記の記事では、筆者も利用している配信者の利用で、且つ、配信者の方々が利用している定番のYAMAHA AG03MK2というミキサーです。
下記は、特にその機器に関する繋ぎ方を解説した記事ですのでお役に立てば幸いです。
下記は、上記で紹介している接続事例の記事と固定器具が違うパターンですが、実際に接続して配信する事例画像です。

マイクを固定する器具はフレキシブルアームにして、アーム部分にポップフィルター*2を取り付けています。
テーブルなどに、他の器具と一緒にフレキシブルアームやミキサー、PCなどの他の器具を置くと、ボタンを押した時や、部屋が振動した時に低音域の音が入ってしまいます。
それを防止するために、フレキシブルアーム側にはクッションテープを挟みます。
配信場所の振動も専門スタジオでない場合には発生します。
できれば、固定しているテーブルの脚にもクッション系のものを付けると軽減が可能です。
PCや、その他の機器がある場合には、防音の中でも制振寄りの静音ジェルパッドを下に貼ると、これも機器をクリックした時などの余計な音が入らないようにする事が可能になります。
できれば、個人の部屋から配信するときでも配信機器ごとに固定するスタンドやテーブル、棚などを分けて配置できるとベストなのですが、中々難しいのが実際です。
なので、クッション系のアイテムで、せめて軽減できればというところです。
次は、上記の構成に加えてさらにBGM用のPCや、別の古いスマホ、場面に応じたエフェクトや効果音(ポン出し)を収録したサンプラーなどを接続してBGMを流したりするための構成を紹介します。
ただ、今はWebブラウザから様々な制御や操作を1台で行うこともできるので、基本的にライブ配信などを始めたばかりの時には、そちらのほうがオススメです。
更にハードウェアサンプラーやPCも追加して機器を繋ぐ場合の構成
音響系の機器は、揃えだすとキリがなくなってしまいますが、個人のできる範囲として、ほぼ、配信環境が揃う状態としては、ハードウェアサンプラーまでつなげた状態のことを指すと言えます。
配信で、場面に応じたサウンドエフェクトや弾き語り枠などになると、配信の時に利用する楽器などによって、若干接続構成は変わりますが、筆者の場合はハードウェアサンプラーに効果音や楽器の音をメモリ(記憶)させて、主にドラム音やカリンバなどの楽器が奏でる音源を利用しています。
このほかにも、状況に応じてハードウェアタイプのノイズキャンセリング機能を持った機器なども利用します。

ただ、最近はOBS Studioなどの無料で使えるアプリケーションでもスゴく機能が豊富なので、例えば、PCでYouTubeを使ってライブ配信を始める時など、シンプルな機材構成でも環境に応じた高品質な配信を気軽に設定する事が可能です。
また、YouTubeのライブ配信でも、モーションキャプチャー技術を使って3DCGアバターを利用したり、本記事の前半で紹介したREALITYの3Dアバターは、YouTubeでの利用がOKなので、ぜひ、体験してみることをお勧めします。
接続パターンは、基本的には同じ構成や考え方ではありますが、違う機器やリーズナブルな構成パターンに改善できたら、また別記事で紹介したいと考えています。
配信内容によって接続構成は変わるが基本は同じ接続パターン

配信する内容、例えば、雑談枠であったり朗読枠、または弾き語り枠であったりと色々な枠がありますが、基本の接続事例はほぼ同じです。
追加で流し込む音が何かによって多少接続例は変わりますが、利用するケーブルが1~2種類変わるくらいです。
その変わるケーブルも、演奏する機器のアプトプット部分と、ミキサーにインプットする部分の接続口を確認して、それに合わせたケーブルを1本足すくらいです。
慣れてくると、どんどん良いケーブルや、いろんな機器が欲しくなってしまうところではありますが、今は、配信を続けると収益化することも容易なプラットフォームが増えています。*3
初めは緊張したり、何を話したら良いかわからないイメージもあるかと思いますが、実際に始めてみるとスッと入ってくる部分も多いです*4。なので、収益化に成功したら追加投資をしていくイメージでやっていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。