今回は、ブログの収益化についての話をしてみたいと思います。
ブログの収益化にアクセス数はとても重要です。
しかし、より重要なのは、検索してタイトルから選んでくれてきた読者が、そのブログ記事に訪問してくる読者のニーズに沿っている内容になっているかです。
ちょっとだけ、一例ですが下記は当ブログ(ユニコブログ®)のアクセス数です。
現在、最高で約月間50万PVで、現在は月間20万PV〜30万PVあたりをうろついています。
上の画像はレンタルサーバーのログなので、Googleアナリティクスで計測される数値よりも大きめの数字になりますが、現在はこのような実績です。
また、筆者はユニコブログ®以外にも、収益用の特化型ブログや検証ブログも合わせると30サイト以上を運営しています。
筆者のブログ実績や成績については、下記の3記事でも紹介していますので、そちらも参考になれば幸いです。
当初、当ブログ(ユニコブログ®)の収益化においては、クリック型報酬の広告を中心にしていたのですが、現在はASPとの提携による成果報酬型の広告利用を中心にしています。
クリック型報酬については、簡単な機能のWebアプリに利用したり、検証用として運営しているWebサイトなどで利用しています。
その中で、タイトルにもあるとおり、成果報酬型の広告がメインで運営していて分かってきたのが、当初考えていたPV至上主義はあまり優先ではなくなってきて、重要なポイントが変わってくることに気づいてきます。
アフィリエイトに切り替えるとPVは関係ない
Googleアドセンスなどによるクリック広告型の報酬体系だと、がんがん検索結果で上位を狙って、とにかくアクセス数だけを集めれば、1PVあたり0.2円~1.0円くらいの間で収益を得ることが可能になります。
※サイトコンテンツの作り方などでもっと高い1PV単価を作り出すことも可能なのですが、筆者の場合は0.25~0.5円くらいでした。
● Googleアドセンスの収益はどれくらいになるのか実例を紹介
なので、筆者自身のWebサイト運営だけで生活出来るようになるには、運営しているサイトのアクセス数が、1つでも複数でも、大体月間100万PVくらい必要なのかなという感覚です。
SEOは大事だけどアクセスを追いかけると疲れてくる
筆者の場合、運営しているサイト全体で月間100万PVという目標があるので日々積み上げで頑張っているのですが、「収益化」だけに目を向ければ、アクセス数だけにこだわる必要はなくなってきます。
Googleアドセンスからアフィリエイトモデルへの移行
昨年の8~9月くらいまでは、Googleアドセンスによる収益化のみでブログはやっていこうと思っていたのですが、Googleのアップデートと共に、表示される広告に問題が起きてきたので優先度を下げてしまいました。
ジャンルを絞るとクリック単価がかなり下がる
この時は数人で検証を行ったのですが、この頃からちょっと表示される広告の内容が「う〜ん…。」という感じのが急激に増えてきました。
広告を制御してもモグラたたきのように出てくるので、次にURLなどで制御します。
それでもかいくぐって出てくるので、今度はカテゴリーを絞ります。
すると、結果としてクリック単価が予想よりも思い切り下がるという結果になってしまいました。
成功報酬型広告への移行
このようなことが昨年夏〜秋にあったので、収益化の方針を変更しました。
色々と検証して情報を貯めておきたいという事もあったので、この時から一気にSEOアフィリエイトによるテーマ特化型のブログをいくつも開設します。
ブログサイト自体の記事数や文字数、サイトデザインもなるべく同じにして、扱うコンテンツだけ違うという形で現在も様子を見ています。
違うのはレンタルサーバーとWordPressテーマの組み合わせくらいです。
● 関連記事 : ブログが簡単に作れる!サーバー&WordPressテーマ組み合わせ3選!
アフィリエイトの成果にアクセス数は関係ない
Googleアドセンスからアフィリエイトに切り替えると成果とアクセス数の相関性はズレが生じてきます。
細かい実証データはちょっと….。なのですが、例えば下記の2記事です。
収益が発生する記事と発生しない記事
収益が発生する記事と発生しない記事を紹介しますので、ブログ記事を検証していただくことで、すこし役に立てるかもしれません。
ここでは、結果的に収益になっている記事となっていない記事を公開しますので、お役に立てば幸いです。
収益の出ているブログ記事
● デジタルシネマパッケージ(DCP)のUSBは何を選べばいい?【CRUを使わなくても大丈夫です。】
上記の記事は、映像業界の中でもデジタルシネマパッケージと言って映画館での映画上映に使用されるデータをどんなUSBに格納すれば良いのかを解説している記事です。
この記事の1日のアクセス数は、1日5PVくらいです。
けれど、AMAZONアソシエイトを通じて毎日それなりの収益が発生します。
収益の出ていない記事
● SNSとは?SNSの種類と仕組みを初心者に分かりやすく解説!
上記の記事は、月間キーワードボリュームが150,000件近くあります。
その結果、検索順位の効果もあって1日多いときには1,000PV以上のアクセスがある記事です。
けれど、収益自体は先ほど紹介したデジタルシネマパッケージの記事よりは少ないです。
特化ブログの作り方や制作例も入れて収益化の方法をわかりやすく解説
上記の記事も、特化ブログの収益に関する記事のことを書いていますが、ブログ記事内にある広告から収益はほとんど出ていません。
理由はとても簡単で、掲載している広告が読者の求めている情報とリンクしていないからです。
上記の、特化ブログに付いて書いた記事も含めて、収益の出る記事と出ない記事をよく読んでいただきつつ調べると、だんだん意図が読み取れるようになると思います。
キーワードの狙い方が違うし記事の作り方も違う
SNSに関する情報を網羅しているのですが、アフィリエイト案件もさほどなく、網羅的に紹介するとクリックされる部分もバラバラになります。
結果的に、アフィリエイト記事としては収益の上がらないブログ記事になります。
Googleアドセンスを設置すれば収益を産む記事になるのですが、この記事だけGoogleアドセンスが記事内に配置されるというのもなんか統一性がなくなってしまうので、このままにしておきます。
ビッグキーワードを狙う必要はなし
なので、個人ブログなどで収益化重視であれば、ビッグキーワードを狙う必要もあまりないし、月間PV数もあまり気にする必要はありません。
集客記事と収益記事の設計をする上では、ビックキーワードが結果的に入ってきます。
そして、それらを補完する2段目の集客記事などでもミドルキーワードクラスが入ってくる場合もあります。
けれど重要なのは、ブログ記事内で扱うアフィリエイト広告のサービスや商品が、検索で訪問してきた読者にとって「この商品は必要」と思ってもらえる文章構成にすることです。
3つのキーワードで購買意欲の高いキーワードを設定する
アフィリエイトで重要なのは、キーワードボリュームというよりも「購買意欲の高いキーワードは何か?」です。
それらを3つのメインキーワード + ミドルキーワード +アクセントキーワードの3つくらいで抽出していくイメージです。
鉄板の商標キーワードを使用したブログ記事
アフィリエイト広告で扱っている商品やサービスの「名称」が入ったキーワードをメインにする手法です。
基本的にこのパターンが1番ブログ記事を収益化しやすいパターンのブログ記事が出来ます。
ブログネタで1番手っ取り早い方法としては、ラッコキーワードでアフィリエイト案件の「商標」キーワードを入れればたくさん検索されているキーワードが出てくるので、片っ端からブログ記事にして行く感じです。
各商標案件のニーズを拾うまとめ記事を作成しておく
商標系のブログ記事が1番手っ取り早いのですが、その記事単体だとサイトのコンテンツボリュームなどで他のサイト群に負けてしまう可能性があります。
なので、商標記事にページ移動する前に、「いくつか」の商標(アフィリエイト案件)を扱うまとめ記事を作成しておきます。
位置付け的には「集客記事」にあたります。
例えば商標記事でしたら、大手通信教育会社がいくつかあると思います。
そうしたら、それらをまとめるニーズのある検索キーワードを抽出していきます。
例えば
「小学生 + 通信教育 + おすすめ」とかです。
ほどよいキーワードボリュームでもあると思います。
さらにその外側を囲う「ジャンル選択記事」を作成する
上記の記事まで何とか準備が出来たら、今度はさらに外側の記事を作成していきます。
キーワード的には
「小学生 + 塾 」
などの、「勉強方法」によるキーワード辺りです。
- 塾
- 通信教育
- 家庭教師
なのか、「収益記事」の上位に来る「集客記事」のさらに上位で「ジャンル選択系記事」を配置します。
このように組んでいくと分かるのですが、もはやキーワードボリュームは無視されてニーズだけに集中します。
ここまでのキーワードでアフィリエイトブログを設計するとどうなるのか?
ここまでの解説を基に、収益用のアフィリエイトサイトを設計するとどうなるでしょうか。
特化ブログサイトは下記のようなカテゴリー構造になっていくと思います。
- 勉強法(ジャンル選択系記事)
- 塾(収益記事&集客記事)
- 家庭教師(収益記事&集客記事)
- 通信教育(収益記事&集客記事)
- 備忘録(集客記事)
ブログ記事を書いていく順番
それでは、特化ブログ記事を書いていく順番を解説していきます。
- 本記事の一番最初のほうで解説した商標記事(収益記事)などを書いておきます。
- その次に、収益記事への遷移へ促す集客記事を10本くらい書いて集客記事へ繋いでいきます。
- ひとつのカテゴリーが出来たら、次は別のカテゴリーを書いていきます。これを繰り返します。
- 最後に、ジャンル選択系記事を書いていき、各カテゴリの集客記事や収益記事に繋がる記事を書いていきます。
- 完了したら、定期的にリライトと「備忘録」に記事を足していきます。
この「備忘録」を何故残しておいてあるかというと、ブログ記事を書いているとちょっと設計上はいらないブログネタが思いついたりします。
そんな時は、備忘録にカテゴリーにブログ記事を入れて、書いていきます。
この記事から繋がる内部リンクは、どこに繋がっても良いです。
別ジャンルを扱っている他サイトへのリンクでも良いですし、特化サイトと同じカテゴリーの権威サイトに繋がるブログ記事だとベストです。
このように進めていって50~60記事くらい書くと、特化ブログが1つ出来上がります。
筆者は現在、ずっとこれを繰り返しています。
まとめ | アクセスアップを気にしないで購買ニーズを読み取る
今回は、筆者がひたすら繰り返して生み出している特化ブログの作り方を紹介しました。
なるべく再現性の高いやり方になるかを検討しながら作っていったので、同じやり方を続けていけば、50~60記事の入れ込みが完了してから6~12ヵ月くらいで収益額が上がってくるはずです。
そのかわり、気軽に好きな事をつらつらと書くブログにはできません。
なので、雑記ブログ用のサブブログも作っておかないと本当に苦しいです。
ここでベタのセールスライティングですが、サブブログにはConoHa WINGとTHE SONICのセットがスゴイ便利です。
最近はこのセットで他の方のブログ運用をサポートしています。
● レンタルサーバーとWordPressのテーマ選びに困ったらConoHa WINGとTHE SONIC
現在のレンタルサーバーは日進月歩でスペックが良くなっていくし、新しい機能も追加されていきます。
とりあえずは、『ConoHa WINGを使ってみた使用感や感想を書いてみた』でConoHa WINGについてはまとめてみましたので、こちらの記事も参考になれば幸いです。