せっかく作ったLINEスタンプも最初から売れない。
または全く売れなくなってしまう状態になると、ちょっとがっかりしてしまいますよね。
一生懸命考えて、大事な時間を費やして制作したLINEスタンプですから、可能な限りたくさんの人に長く使ってもらえることがLINEスタンプクリエイターとしての幸せです。
私たちは、これまで海外版を合わせると28種類の様々なLINEスタンプを制作してきました。
ランキングとしては総合で70位、猫カテゴリーやメッセージスタンプのカテゴリーでは10位以内に入ることができたLINEスタンプもあります。
売り上げの良かったスタンプの一部分だけですが、ユニコブログ®では、売り上げとランキング実績を記事で公開しています。
この記事では、LINEスタンプが売れない、または売れなくなってしまった時に行えることを紹介していきます。
LINEスタンプはどうなると売れ続けるのか?
LINEスタンプが売れ続けるかどうかは、LINEクリエイターズマーケットの統計データをみることである程度の予想ができます。
- LINEクリエイターズマーケットにログイン
- マイページから統計情報を選択
- 「アイテム」を選択する
1日ごとに、どのLINEスタンプが何回使われているのかを統計データで確認することができますね。
LINEスタンプは、宣伝やプロモーションを行わない限り、基本的にはこの利用されている総数が低くなって来ると売れなくなってきます。
LINEスタンプの売れた日と使用された回数を把握する
LINEスタンプの使用された回数は、全て「CSV」でダウンロードすることができます。
CSVとは
様々な計算ソフトで使用できる汎用性の高いデータフォーマットです。
アイテムの統計情報をCSVでダウンロードする方法
- マイページの統計データを選択
- 統計データページの右下に「CSVをダウンロード」ボタンがあります。
売り上げのCSVをダウンロードする方法
- マイページから売上/送金を選択
- 送金申請をクリック
- 履歴から「分配」を選択
- 「内訳」のところから、CSVをダウンロード
※売り上げは細かいデータは出てこないですが参考までに
最初は、CSVの取り扱いにくいかもしれません。
CSVをダウンロードすると、該当月の各スタンプの使用された回数の一覧が全て出力されます。
受信回数と新規購入の比率を知る
CSVで書き出された送受信回数の情報と、マイページにある売り上げレポートを見比べると
何回くらい使われると新しい売り上げが発生するのか数値が見えてきます。
受信回数÷販売数(売上)=新規購入されるまでに必要なスタンプの受信回数
その数値は、次回の新規のLINEスタンプ販売をした時の参考数値にもなるので記録しておきましょう。
※発売直後の売り上げ個数を引いておくとより参考になる数字になります。
数字が小さくなればなるほど、知ってもらえたら購入してもらえるということなので、頑張っていきましょう。
使ってもらえる施策を行っていくことが必要
LINEスタンプは使ってもらえて、さらにそれを受信した人が購入してくれるということになります。
さらに、最近ではLINEスタンプを使う時の画面が更新されて、新しいLINEスタンプのラインナップが表示されるようにもなりました。
LINEスタンプの発売後は、とにかく使ってもらえる回数を増やすことが大事です。
LINEスタンプを知ってもらう機会を増やす
LINEスタンプは、たくさんの人に知ってもらうことで購入して使ってもらえるようになります。
知ってもらえるようにするには、PRや認知活動をして行く必要があります。
費用をかけて広告を出していきたいところでもありますが、ブランド力が無い状態では大きな効果は見込めません。
ココでは、地味ではありますが費用をかけないで可能なPR活動を記載していきます。
- LINEのプロフィールにLINEスタンプを設定する
- 発売直後のプロモーション
- 積極的に自分で自分のLINEスタンプを使う
- オープンチャットに参加する
- LINE公式アカウントを開設する
それでは、①〜⑤を解説して行きます。
① LINEのプロフィールにLINEスタンプを設定する
自分のLINEプロフィールには、「デコレーション」機能で自分で作ったLINEスタンプを設定することができます。
「デコレーション」機能で設定されたLINEスタンプは、タップするとLINESTOREに繋がるという素敵な機能が付いています。
LINEスタンプの販売で重要なのは、まずは「知ってもらう」という認知活動です。
その中でもLINE上の友だちは重要です。
また、プロフィールの変更をしたら「ストーリー」で知らせましょう。
LINE友だちの先の友だちから波及していく可能性を活かしましょう。
● LINEのプロフィールで使えるデコレーション機能の使い方を解説
② 発売直後のプロモーション
LINEスタンプは、発売直後の初動がとても大事です。
発売直後、LINESTOREでユーザーの目にとまる機会が多いうちにできる限りの施策をしておくことが重要です。
こちらの記事では、発売直後のプロモーション方法についてまとめてありますので、参考になれば幸いです。
● LINEスタンプの売り上げをアップさせる宣伝方法をまとめて解説
③ 積極的に自分で自分のLINEスタンプを使う
当たり前ではあるのですが、意外と自分以外のLINEスタンプが便利だったりして、他のスタンプを使っていることが多いのではないでしょうか。
そのようなLINEスタンプには、自分が作成する時のヒントがたくさん詰め込まれているので、参考にしましょう。
そしてそれを活かして、常に自分のLINEスタンプを使えるようなラインナップをコツコツとリリースしていきます。
④ オープンチャットに参加する
あまり宣伝のようになってしまってもいけないのですが、興味があるテーマで組まれているグループチャットに積極的に参加しましょう。
自分のLINEスタンプを全く知らない人に知ってもらうための有効な手段です。
私たちは、運営側としてLINEスタンプだけで会話をするオープンチャットなどをいくつか運営していていました。
そこで自分たちのLINEスタンプを会話の中で使用し続けていました。
そうすると、まれに自分のLINEスタンプを購入して「買ったよ!!」っていってくれる人がいます。
小さな一歩ですが、感謝です。
⑤ LINE公式アカウントを開設する
現在、LINE公式アカウントは無料で誰でも開設ができるようになり、無料で毎月1000人の人たちにメッセージ配信ができるようになりました。
この公式アカウントの中にLINEスタンプ情報を盛り込んで、過去作品などを知ってもらう機会を作りましょう。
LINE公式アカウントの開設方法や、準備の仕方についてはこちらの記事でまとめてありますので、参考になれば幸いです。
● LINEスタンプ用のLINE公式アカウントを開設しよう【初心者向け】
まとめ|統計データを活かす
LINEスタンプの統計データを観察することになれてくると様々な気付きが出てきます。
よく使われるLINEスタンプと配置や順番
LINEスタンプの統計データは、よく使われているアイテムをみることも可能です。
- LINEクリエイターズマーケットにログイン
- マイページから統計情報を選択
- 「アイテム」を選択する
- アイテムで表示されている統計データの下にある各スタンプの名称をクリックする
よく使われているスタンプがわかると、次回の発売時に自分のスタンプの場合はどのようなスタンプの順番にすれば、最も使いやすくなるかなどがわかってくるようになります。
アイテムのポーズやジェスチャー
LINEスタンプひとつひとつが一生懸命作った作品なので、あまり見たくない部分かもしれませんが、統計データは正直で、全く使われないスタンプも存在してきます。
そのキャラクターに合わない内容だったのか、必要性がそもそもなかったのか、LINEスタンプのデザインによって原因は様々ですが、ユーザーは大事なお金を出してくれて購入します。
なるべく使われることのないスタンプが出てこないように、統計データを駆使してLINEスタンプ全体を使ってもらえるように工夫しましょう。
LINE公式アカウントでユーザーの属性を知る
LINE公式アカウントを開設してある程度の人数になってくると、自分のLINEスタンプを使ってくれたり、応援をしてくれているユーザーの性別や年代などの統計データをみることが可能です。
統計データを活かして、自分のLINEスタンプがどのような人たちに興味を持たれているのかを把握しましょう。
そうすれば、長く使ってもらえるLINEスタンプを展開していくことが可能になっていきます。
スタンプタイプを変えてみる
LINEスタンプで販売をしているスタンプを、LINE絵文字にしてみる方法もあります。
筆者の場合、「世界が平和になるLINEスタンプ」を販売しているのですが、全くといっていいほど売れませんでした。
せっかく作ったLINEスタンプなので、このスタンプを「世界が平和になるLINE絵文字」に変えて販売したところ、ほぼ毎日世界のどこかで売れるようになりました。
絵文字は「統計データ」が確認できないため、LINEスタンプと絵文字でどのように販売されたかの比較ができません。
LINE絵文字についての詳しい解説は、コチラの記事で確認いただければ幸いです。
● LINE絵文字の作り方をわかりやすく解説【絵文字の制作事例付き】
プロフィールサイトを作る
発売しているLINEスタンプの紹介を多くのプロフィール作成サイトで情報を登録しておきましょう。
筆者も多くのプロフィールサイトでプロフサイトを作ってあります。
1プロフサイトあたり、多い日には10~20/日アクセスがあります。
プロフィールサイトは日々新しいものが世界中でリリースされているのでチェックしておき、新しい物が出たらすぐに登録して、LINEスタンプのプロフサイトを積み上げておきましょう。
ユニコブログ®でも、Webで公開できるプロフィールサイト作成サービスをまとめているので、参考になれば幸いです。
ブログやWebサイトを作成する
LINEスタンプを知ってもらうために、制作過程や発売しているLINEスタンプの一覧ページを作成するのも効果的です。
LINE公式アカウント、ブログサイト、SNS、プロフィールページなどでリンクを繋ぐことで、うまくコンテンツを積み上げていけばGoogle検索からの流入も見込めるようになります。
制作過程など、デザイン関連ならではのコンテンツを積み上げていけば、時間は掛かりますがブログサイトは自動的にLINEスタンプの認知度を高めてくれます。
今では、ブログサイトは簡単に開設が可能です。
無料ブログでも充分なのですが、自分のLINEスタンプのブランディングを高めていくためには、自分のLINEスタンプにちなんだ独自ドメインを取得して、自分だけのブランドエリアを確保しておきましょう。
また。ブログの各記事の最下部には、LINE公式アカウントの友だち登録リンクなどを貼っておきましょう。
● ブログとは?初心者向けに分かりやすく解説【ドメイン取得のことから収益化まで】
ブログサイトのTOPページには、販売中のLINEスタンプ一覧を載せるのが1番なのです。
とりあえずWebサイトがあれば良し!レベルであれば、すぐにWebサイトが構築できるWebサイト作成サービスを利用するのも有効です。
音声配信チャンネルを作る
もし、配信で音声ならOKかも?っていう場合は、音声配信コンテンツも有効です。
音声配信のプロフィールやコンテンツ説明欄には、リンクを張れることが多いです。
その場所に、LINE公式アカウントの友だち登録リンクなどを貼っておきましょう。
YouTubeチャンネルを開設する
YouTubeチャンネルで動画公開をするのも有効です。
YouTubeは必ずしも自分が出演する必要はありません。
LINEスタンプを制作している所を収録して、早送り状態でアップすればイラストメイキング映像になります。
動画説明欄には、LINE公式アカウントの友だち登録リンクなどを貼っておきましょう。
● YouTubeの始め方を基本から応用まで初心者用にわかりやすく解説
LINEスタンプの事を知る
他にも、LINEスタンプの作り方に関する様々な情報をまとめた記事がありますので、参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。