お絵かきは、いつでもどこでも楽しめる手軽な遊びです。
ですが、そのお絵かきの才能も、今は用意されている販売プラットフォームの事を知れば、趣味の延長線以上にお小遣い稼ぎをすることが可能です。
イラストやデザインは、お仕事をもらってお金をもらうだけではありません。
自ら生み出したコンテンツを自分で販売して、人気が出てきたら本格的に専業としてやっていくことも可能な世界です。
筆者も、これから本記事で紹介する販売プラットフォームから収入を得ています。
プラットフォームとは
プラットフォームとは、基盤となる環境のことを指します。
本記事の場合では、作成したイラストを販売してくれる大きな販売網をもつサービス全般のことです。
家にいる時間を遊びの時間に当てるだけでなく、有効活用して楽しみながら収入も増やしていきましょう!
目次
デザインしたコンテンツは世界中に発信できる
以前とは違い、イラストやデザインをしたものは瞬時に世界中へ発信できるプラットフォームが数多くあります。
AdobeStockやLINESTOREのLINEスタンプ、PIXTAやiStockなど、一生懸命制作したイラストを世界中に販売できるサービスがたくさん出てきました。
さらに、デザインしたモノは在庫を抱えずに様々なオリジナルグッズとして販売できるSUZURIやCanvath、pixivFACTORYなど、デザインに少しでも覚えがあればチャレンジしてみる環境がすでにできています。
PCやスマホ、タブレットPCですぐにデザインは始められます。
デザイン環境がある程度整っている方は、記事の後半でデザインしたものを販売する方法を紹介しています。
デザインをするためのソフトを入手しよう
イラストやデザイン制作を本格的に始めるようになったら、デザイン用の専門ソフトは必須です。
イラストソフトは綺麗なイラストが描けるようになるだけでなく、ペンの種類を変えるだけで印象の違うイラストを描くことができたり、背景やトーンなどを気軽に使うことができるようになります。
中には自動で色を塗ってくれるソフトもあり、イラスト制作にかかる手間や時間を大幅に削減してくれるので、デザインに集中することができます。
無料でも充分に使い心地の良い本格的なものはたくさんあります。
イラストソフトは有料のものもありますが、初心者ならまずは無料ソフトを試してみましょう。
タブレットやスマホでイラストを描くことが多いなら、無料アプリを使うこともおすすめです。
いろいろなアプリ、ソフトの中から、使いやすいものを選びましょう。
無料でも使えるデザインソフト
予算があればAdobeCCといきたいところですが、他にもたくさんのペイントツールがあります。
検索で「ペイントソフト」と入れるとたくさんソフトが出てきますが、まずはフリーソフトで絵を書いてみて体験をしてみてください。
代表的な無料のペインターには下記のものがあります。
有料のデザインソフト
有料のデザインソフトは、下記の3つがよく利用されています。
筆者は、ADOBE Creative CloudのAdobe PhotoshopとAdobe Illustratorを使用しています。
有料ソフトでも期間限定で無料で試せるものはたくさんありますので、購入を検討しているソフトをまずは試してみるのもおすすめです。
学生教職員向けライセンスを全力で活用する
Adobe Creative Cloudでは、学生教職員向けというかなりやすい金額で購入できます。
また、講座の受講などでもライセンスを割安で購入できるサービスもあります。
こちらは講座受講をすることで、かなり割安でAdobeのライセンスが入手できます。
予算があれば描きやすいペンタブレットも
パソコンやタブレットでイラスト制作を行う際、ペンタブがあるともっと上手に描くことができます。
ペンタブとは、パソコンやタブレットに繋いでイラストを描くことができるアイテムです。
実際に神にペンで描くようにスムーズにイラストを描くことができるので、マウスや指で描くよりもスムーズにイラスト制作ができます。
ペンタブは液晶画面になっていて液晶を見ながら描けるものや、モニターを見ながら書いていくものなどさまざまな種類があります。
書き心地、使い心地の良いものを店頭で試して購入するようにしましょう。
筆者は、Wacom Intuosシリーズを使用しています。
かなり高い金額にはなりますが、本格的にデザインやイラスト制作をするようになると、とても便利なツールなので、検討してみてください。
ペン先は消耗する
よくあるのが、ペンタブに付属しているペンは、実際に使っていく内に本当のペンのように先がダメになってしまいます。
書き心地が悪くなってきたら買い換える必要がありますので覚えておきましょう。
絵を描くことに慣れていこう
イラストソフト、ペンタブをなど、それぞれの環境で準備ができたら、あとは練習あるのみです。
イラストソフトの使い方を習得して、ペンの種類や塗り方、レイヤーの重ね方などをどんどん習得していきましょう。
紙に描くのとは仕様が違うので最初は戸惑うかもしれませんが、慣れていくことで本格的なイラストを描くことができます。
最初は練習を重ねる
イラスト自体に自信がないという方も、最初はとにかく練習あるのみです。
好きなイラストを模写したり、自分の好きなものを描いたり、とにかく絵を描くことに慣れていきましょう。
筆者も最初はこんなんでした。
イラストやデザインの情報は全てWebにある
イラストの上達方法はネットでもたくさん掲載されていますし、YouTubeなどで実際にペンタブやイラストソフトを使って描き方講座をしてくれているYouTubeチャンネルなどもたくさんあります。
これらを参考にすることで、家にいながら本格的なイラストのコツを掴むことができます。
収入にしていく3つのステップ
練習をして絵を描くことに慣れてきたら、さっそくデザインを収入にしていくステップに入っていきましょう。
ステップ1 : LINEスタンプ制作をしてみる
LINEスタンプ制作は完全に自己完結できる収入の窓口になるので、まずは試しにというところでも気軽に始められるのが特徴です。
LINEスタンプ用のSNSアカウントやブログ、Webサイトを作成してユーザーの声を聞くこともできますので是非、試してみてください。
LINEスタンプの作り方については、下記の別記事で特集を組んでおりますので、参考になれば幸いです。
LINEスタンプで展開したキャラクターは、そのイラストデータを使うことでグッズ販売にも展開できます。
これから紹介させていただく3社は、完全受注生産型で在庫を持つ必要も無く、製造から発送まで全て行ってくれる素敵なサービスです。
SUZURI
気軽に初めて見るならまずはSUZURIがお薦めです。各グッズに必要なデータのテンプレートが丁寧に用意されていて、商品を販売するまでの流れを掴むのにとても役に立ちます。
Canvath
Canvathもお洒落なグッズが簡単に作れて、発送まで全てを行ってくれるサイトです。
pixivFACTORY
キャラクター物を扱うのであれば、pixivFACTORYも便利なサービスです。扱えるアイテム数がとても多いので、グッズの展開構成を考えるのがとても楽しくなります。
番外編:BASE
BASEは、先ほど紹介したCanvathやpixivFACTORYとショップデータを連携することが可能なショップサービスです。
ただし、サービス連携をした場合、ユーザーからの商品キャンセルがあった場合はショップ負担になるので注意が必要です。
たくさんあるショップの入り口をまとめることもできる素敵なサービスですが、あたらしいショップの登録をして広く展開するときは利用規約に注意しましょう。
ステップ2 : ココナラなどで簡易的なデザインを受注する
ココナラでは、多くのデザインに関する仕事の受発注が行われています。
もし、デザインしていく中で顧客とのやりとりが苦手という人はこのステップはスキップしてしまいましょう。
ただココナラでは、SNSやブログ、Webサイトで使用されるデザイン素材を受注することができます。
どのようなモノが求められているのか調べながら実績を積んでいくと、次のステップでどんなデザイン素材を作ると売れるのか、肌感でわかるようになってきます。
お薦めの受注内容
- ブログのアイキャッチ作成
- 記事内挿し絵の作成
- SNSアカウントのアイコン作成
- SNSアカウントのカバー画像作成
- YouTubeの動画サムネイル
- LINE公式アカウントのリッチカード作成
- LINE公式アカウントのリッチメニュー作成
比較的コンテンツの中にある素材寄りの内容になっています。
上記の中心にした受注内容にした理由は、今後、発信をする際にこの辺りの作り方を熟知していれば、自分にとっても有効に活用できる知識や経験になるからです。
顧客の要望があることなので自由にデザインするという訳にはいかないですが、顧客に喜んでもらえるような丁寧な対応を心がけましょう。
このステップを通して、デザインのテンプレートやデザイン環境の構築予算になる分は稼いでしまいましょう!
Wacom Intuosシリーズを買いたい!デザイン用のPCが欲しい!などの目標があると、もっとがんばりたい!というやる気も出てきますね!
デザインの仕事に慣れてきたら、自分の制作物を発信するSNSアカウントやブログなどのメディアをできる範囲で準備しておきましょう。
長くデザインをやっていく中で必ず認知度の向上に役立つので、少しずつでも準備をしておくことが重要です。
ステップ3 : デザイン物やイラスト素材を販売するサービスへ
続いては、制作したデザイン物やイラストを世界中に販売するステップです。
登録や投稿した制作物を販売できるWebサービスはたくさんありますが、ここでは3つのWebサービスを紹介します。
注意点 : 著作権の事を知って損をしないようにする
登録して販売を始める前に重要な注意点があります。それは、登録した制作物の著作権に関する各Webサイトの利用規約です。
販売サイトの中には、そのWebサイトに登録した制作物を他のWebサイトで登録して販売したりすることをNGにしている所もあります。
公式サイトの規約を読んで理解しておきましょう。
調べるときのキーワードはサービスサイトの検索画面で「著作権 」と入力すると出てきます。
イラスト素材などを販売できるサイト
それでは、販売サイトを紹介していきます。
イラストAC
イラストACは気軽にデータをアップできて、スタートアップには適したWebサービスです。素材自体は無料で提供されていて、クリエイターに対しては1ダウンロードごとに報酬が支払われます。
無料なのでダウンロードされやすく、報酬に繋がるイメージをつけるためにもお薦めのサイトです。
ただしイラストACの場合は、アップロードした素材を他のサイトで転用したりできない規約があるので注意しましょう。
PIXTA
投稿する素材に対して審査がありますが、利用者が多い、有料素材の販売サイトなのでお薦めです。
Adobe Stock
Adobe Stockの場合は、クリエイター登録という言葉ではなく「コントリビューター登録」と言われています。
コントリビューター登録をして販売を開始するまでの審査や、手続きは他の販売サイトに比べて大変ではありますが、是非目指していきたいところですね!
Adobe Stockのコントリビュータ登録方法は、上記リンクページに「コントリビュータになる」というボタンがありますので、そこから登録ができます。
各サイトでどんな物がたくさん売れているのか調べる
自分が好きに制作したデザインがたくさん売れてくれればとても嬉しいですが、各販売サイトでどのような物がダウンロードされたり、販売されたりしているのか調べてからデザインをすることをお薦めします。
各サイトには、様々なカテゴリーをダウンロード数が多い順などに表示させることが可能です。
デザインの制作過程を収益化する
最近は、デザイン物を作成する過程をタイムラプスで収録したり、制作工程の一部をカットつなぎしてイラストメイキングとして発信する方が増えています。
自分が出演することが苦手な方は、カメラを手元だけ写るようにしたり、PCの動画キャプチャモードにしたりして収録をすることもできます。
YouTubeで自分の作品を世界中に知ってもらうプラットフォームを活用しましょう。
最近では、LINE公式アカウントのタイムラインに投稿した動画を収益化することが可能になりましたね。
デザインをして、その制作過程を収録する。
制作したデザインも販売しながら、その制作過程も収益化できる素敵な時代になりました。
LINE公式アカウントは、無料で気軽に開設することが可能です。
ファンとの交流や、認知度向上のためにもLINE公式アカウントはとても役に立つコミュニティツールなので、運用を頑張ってみましょう。
販売できるプラットフォームの事を知る
前半でも少し紹介しましたが、その他にも販売できるプラットフォームは数多くあります。
下記の記事は、画像素材サイトを集めたまとめ記事ですが、多くのサイトはクリエイターが素材を販売するプラットフォームで成り立っているので、販売者登録が出来るようになっています。
まとめ|お絵かきから仕事に!本格的なイラスト制作を始めよう
家で遊べるお絵かきを本格的なイラスト制作にするためのステップをご紹介いたしました。
最初は練習も必要ですし大変かもしれないですが、自分流の描き方と、その時に売れているジャンルを掴むことで一気に収入に繋げることが可能になります。
趣味を立派なお仕事に昇格させて素敵な生活をデザインしていきましょう!