ブログ記事を投稿するときの確認事項を定型作業にしておくことで、ブログ記事制作の効率を上げていくことが可能です。
せっかく書いた記事をたくさんの人に見てもらうために、ブログ記事完成後のチェックはしっかりとしておきましょう。
ブログ記事を読んでくれる人は、SNSのアクティブなフォロワーがものすごく多い場合を除いて、ほぼ全てが検索からの流入になります。
ブログ記事をすこしでもたくさんの人に読んでもらえるように、検索エンジンに優しいブログ記事に仕上げるためにも、最低限やっておいたほうが良い確認事項を解説します。
ブログ記事を投稿するときのチェック項目
ブログ記事を投稿するときに、最低限やっておきたいチェックは以下の8項目なります。
- タイトルのチェック
- 記事本文の誤字・脱字チェック
- 見出し(hタグ)関係のチェック
- 画像のチェック
- Webリンクのチェック
- URLの設定
- ディスクリプションの作成
- カテゴリーやタグのチェック
それでは、次の章から各チェック項目について解説していきます。
①タイトルのチェック
まずはタイトルのチェックをしておきましょう。
誤字・脱字があるままインデックスされないように
タイトルに誤字脱字があると、そのままインデックスされる時に誤字脱字もキーワードとして含まれます。
コンテンツの内容と誤字・脱字による不一致は、検索で不利になるので絶対に間違いが無いようにしましょう。
同音異義語に注意
たまに、漢字変換などで同音異義語の内容で使用すべき漢字を間違えているときがあるので、チェックをしましょう。
同音異義語
発音が同じで意味の異なる語。「せいかく(正確)」と「せいかく(性格)」、「いし(意志)」と「いし(医師)」、「かき(柿)」と「かき(牡蠣)」など。同音語。
小学館『デジタル大辞泉』より
早い?速い?どちらを使えばいいのか
タイトルを決めるときに、漢字の正しい使い方を用いると逆にキーワードボリュームが下がってしまうテーマがあります。
例えば
- ブログ記事を速く書く
- ブログ記事を早く書く
だと、速くのほうが正しいのですが、このキーワードだと早くが多く用いられています。
どちらのはやくもタイトルに利用してみたのですが、Google検索では順位も表示されるブログ記事もほとんど変わりませんでした。
であれば、正しい言葉を用いているほうをタイトルにしておきたいです。
タイトルは慎重に決める
雑記ブログなどでも、どのキーワードを検索してくるかによって訪問者の数は大きく変わります。
ブログ記事の内容に沿ったキーワードを盛り込んだタイトル名になっているか、再度確認して必要に応じて変更しましょう。
②記事本文の誤字・脱字チェック
記事本文に誤字・脱字がないかチェックしていきましょう。
Googleドキュメント
Googleドキュメントで書いている場合、複数人でやりとりをする場合にはとても便利な機能があります。
編集機能(ツールバーのペンマークで出てきます。)
- 編集モード
- 提案モード
- 閲覧モード
ただ、日本語に向いている校正ツールがないのでWebで利用できる校正ツールを使用することをお薦めします。
Microsoft Word
マイクロソフトワードの場合は、校正ツールがあるので、それを利用します。
校正ツールは様々な設定が可能なので、初期に必要な設定を行っておけば次から楽になります。
Word Press
筆者は書きながら直接WordPressに打ち込んでいます。
以前は「Japanese Proofreading Preview」などの便利なプラグインがありましたが現在は更新されていません…。
今のところはWordやGoogleドキュメントで記事を書いておき、校正ツールを通してWorsPressに組み込んでいく方が本当はいい感じです。
有料ではありますが、もしATOKを使っていれば、「ATOKクラウドチェッカー」が使えるので便利です。
改めて、校正の品質や精度を上げていくなら、Wordベースで書いていった方が良い印象になりました。
③見出し(hタグ)関係のチェック
次に見出し(hタグ)のチェックをしていきましょう。見出しはH2からH3がよく用いられます。
人によってはH5、H6まで使います。
WordPressに組み込んだ時に見出しが適切に組まれているか再度確認をしましょう。
見出しにキーワードが入っているか?
見出しに、適切なキーワードが盛り込めているか確認をしましょう。
無理矢理キーワードを詰め込む必要は無いのですが、特にH2とH3にキーワードが盛り込まれていると、検索のシグナルとして重要な情報になります。
見出しの順序が合っているか?
よく見かけるのが、h2見出しの中にいきなりh4などが入っている場合です。
h2→h3→h4のように順序立てて見出しが設定されているか確認をしていきましょう。
④画像のチェック
ブログ記事で使用している画像のチェックをしていきましょう。
画像のチェック時に意識することは以下の3つです。
- フィル名のチェック
- alt属性(代替テキスト)
- 画像サイズのチェック
①ファイル名のチェック
使用している画像が半角英数字で、単語ごとに「ハイフン」で繋げたファイル名になっているか全て確認をしましょう。
②alt属性(代替テキスト)
各画像にalt属性(代替テキスト)を設定しておきましょう。
画像の説明を入力していきます。
WorPressの場合、画像に代替テキストを入力する項目があるので、全ての画像にalt属性が入っているかチェックします。
● alt属性とは?画像にalt属性を入れる時にはどのような文章を入力したら良いのか実例で解説
③画像サイズのチェック
使用している画像が適切に設定されていて、圧縮も忘れていないかチェックをしましょう。
筆者の場合は、全ての画像は(横)1,200pxで固定し、圧縮語のファイルサイズも20KBから大きくても100KB未満に設定しています。
特に、画像ファイルは圧縮し忘れると数MBのファイルサイズになるので、表示速度に大きな問題が発生します。
手間に感じるかもしれませんが、読者に対して容量が大きい画像を表示するのはあまり良くないので、丁寧にチェックしていきましょう。
⑤Webリンクのチェック
ブログ記事を書いていると、外部へのリンクを設定があります。
記事をアップする前に、リンク先が正しく設定されているかチェックをしていきましょう。
- リンク先のチェック
- リンク属性の確認
- リンク管理に役立つプラグイン
①リンク先のチェック
ひとつひとつ、改めてリンク先が間違っていないか飛び先を確認してきましょう。
②リンク属性の確認
この部分は、どこまできちんとやるかによりますが、リンクにも種類があるのはご存じでしょうか。
リンク属性には主に3種類のリンク属性があります。
- nofollow
- sponsored
- ugc
それぞれのリンク属性の説明はgoogle公式のサイトで説明されています。
きちんとリンク属性まで設定したい場合は、下記のリンクを参照してください。
Google : Evolving “nofollow” – new ways to identify the nature of links
③リンクの管理に役立つツール
基本的にプラグインの数を増やしていくのはあまりオススメできないのですが、サイトを収益化するときにアフィリエイトを利用していたり、扱うテーマによってはリンク先が変わったり、サービスの停止などにタイプする必要があります。
そんな時に、リンクのチェックツールがあると便利です。
Broken Link Checkerは、WordPressで利用可能なプラグインです。
内部リンク、外部リンクのリンク切れを監視します。
メールアドレスを設定しておくことで、リンク切れを検知したらすぐ設定したメールアドレスへ通知をしてくれます。
⑥URLの設定
次はブログ記事のURLを設定します。
筆者の場合は、「archives」や「post=id」で済ませてしまっています。
ですが、本来はきちんと半角英数字とハイフンで、ブログ記事に関連したURLを設定することが推奨されています。
例えば、Googleの場合はどのように設定されているのか。下記のWebアドレスは、Googleが利用しているURLの一例です。
Googleアドセンスのウェビナー事例
ウェビナータイトル : Accelerate your Google AdSense revenue and growth
ウェビナーのURL : publishersonair.withgoogle.com/events/accelerate-adsense-revenue-growth
URLに内容が関連付けられていますね。
⑦ディスクリプションの作成
続いてディスクリプション(ページの要約)を設定しましょう。
ディスクリプションとは、Webページの概要や要約を伝えるものです。
ユーザーが検索して、あなたの検索結果がユーザーに表示された時に出てくる文章になります。
詳細は下の記事で紹介していますので、詳細はそちらをご確認いただければ幸いです。
SEOの基礎知識を徹底解説!ブログやサイト運営でSEOを活用しよう : SEO対策⑥ タグの重要性
⑧カテゴリーやタグのチェック
運営しているブログのカテゴリーやタグを設定している場合、書いたブログ記事に関連するカテゴリーやタグの設定が間違っていないか確認をしておきましょう。
タグクラウドの設定時には、なるべく1~2個ぐらいにしておきましょう。
あまりタグクラウドがごちゃごちゃあると見映えも良くないですし、サイト構造が複雑になります。
投稿前にプレビューで確認
一通りのチェックができたら、プレビュー機能で最終的なチェックをおこないましょう。
今回紹介した項目以外でも、細かいチェック部分があるので引き続き追記していきます。
最初は煩わしく感じるチェックも、ブログ記事を書き続けているとルーティン作業になってきます。
アクセスアップのためにも、今回紹介した8項目のチェックは必ずおこなってからアップしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。