初めてブログサイトの運営をしてみようと考えたときに、1番最初に迷うのが
「どこのサービスを利用すれば良いのか?」
という疑問です。
でも、ブログサイト運営に限らず、現在のレンタルサーバーサービス会社は、Webサイトの開設や運営が初心者でも簡単にできるように、操作画面がすごく簡略化されていて、サイト運営の手間が掛からないようになっています。
特に、ほとんどの大手レンタルサーバーサービスでは、WordPressというCMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用して簡単にサイト開設と運用が始められるようになっています。
WordPressとかCMSというと、やっかいに聞こえるかもしれませんが、プログラムやコーディングのことが分からなくても、Webサイトを作成して運用も簡単にできるようになっている仕組み全般のことです。
本記事では、特にブログサイトの開設に関して流れを書いていきます。
- 最初はどのレンタルサーバー会社でも良い
- WordPressの立ち上げまでが簡単なレンタルサーバーサービス
- レンタルサーバーの月額料金は1,000円前後で利用できるところまで下がっている
- WordPressの簡単インストール機能を利用する
- 無料で利用できるようになっているSSL(https化)の設定を最初にしておく
- WordPressのテーマを導入する
1.最初に選ぶレンタルサーバー会社どこでも大丈夫です
結論ですが、正直、ブログを最初に立ち上げるときのレンタルサーバー会社は、どこのレンタルサーバー会社でも良いというのが結論です。
というのは、それくらいにどこのレンタルサーバーサービスも、高スペックでサイト表示も高速、サイト開設も簡単にできるように配慮されたサービスの設計になっているので、どこを選んでも充分に満足できるサイト運営が可能だと考えています。
本記事でもそうですし、当ブログ(ユニコブログ®)ではおすすめレンタルサーバー記事など、100記事以上のアプローチでレンタルサーバーのことについて書いているのですが、筆者はブログ内で紹介している全てのレンタルサーバーを利用しています。
複数サイトの運営をしている中でレンタルサーバーの比較は検証済み
サイト運営数も数十サイトになっているので、テーマ特化型のミニサイトなどについては、外部のWebライターの方にサイトコンテンツをお願いしてサイトを制作し、同じテーマに特化したサイトをいくつも作成しています。
- レンタルサーバー
- WordPress用のデザインテーマ
- サイトボリューム
など、どの要素が収益化を再現するのに重要なのか比較検証出来るようにして、色々なデータを貯めて収益化の再現性について情報を貯めていっています。
レンタルサーバーサービスの利用で期待すること
レンタルサーバーサービスには、主に3つの要素が求められます。
- アクセスされてからのサイト表示をする処理速度
- 多数の同時接続時の挙動
- 最大転送容量
現在では、上記3つの要素について、月数十万アクセスになっても全然問題なく動作します。
例えば、当ブログ(ユニコブログ®)の概要を簡単に説明すると
ブログサイトの開設日 | 2020年01月 |
利用しているレンタルサーバー | ConoHa WING |
利用しているCMS | WordPress |
WordPressテーマ | STORK19 |
最高月間PV数 | 49.9万PV(2020年03月) |
最高月間収益 | 1,217,403円(2021年05月)|ブログ収益の公開記事 |
収益化の方式 | メインはASP経由のアフィリエイト |
記事数 | ブログ記事数は600記事 |
という内容です。
当時、レンタルサーバーをお引っ越しする前には、月間50万PV近いアクセスで同時接続が数百アクセスになった時でもお名前.comのレンタルサーバーは問題なく多くのアクセスを処理してくれていました。
2021年01月にサーバーの移転を行い、現在はConoHa WINGで運用していますが、こちらについても月数十万のアクセスを問題なくこなしてくれています。
実際、本当に何十万ものアクセスをこなしているかなどはSimilarwebというサイトで、当ブログ(ユニコブログ®)のURLを入れていただければ本当に月数十万のアクセスをこなしてくれていることが分かります。
当ブログのサイト評価については、Googleが提供しているPageSpeed Insightsで当サイトのURLを入れていただければ点数が出てきますので確認することが可能です。
ブログサイトの運営になれてきたら更なる高速化や画像の取り扱いで選択肢を増やしていく
ブログ開設直後は、いつも細かいところまでサイトデザインにこだわったり、極限までサイトの高速化を詰めてみるなどの事は後回しにして行くことをオススメしています。
有料の機能やサービスもはいっているのですが、取り急ぎ紹介をしておくと
Webサイトの高速化系ツール
- WP Rocket
WP Awards 2021でパフォーマンスプラグイン1位を獲得したプラグイン - RocketCDN
- Imagify(無料版でもスゴく便利)
上記のようなツールもありますが、サイト運営に慣れてからの導入でも充分に間に合います。
①レンタルサーバーの引っ越しは簡単になった
最初に選ぶレンタルサーバーはどこでも良い理由には、「ブログのお引っ越しも簡単になった」という背景もあります。
以前と違い、現在は変更先のレンタルサーバー会社に、引っ越し代行をお願いすることが出来るので、どうしてもレンタルサーバーの変更がしたくなった時でも、引っ越し先のレンタルサーバー会社に相談することが出来ます。
有償で少し費用が掛かりますが、引っ越し代行をお願いすればプロがブログの引っ越しをやってくれるのでとても便利になりました。
②最大転送容量は充分な大きさになっている
最近のレンタルサーバー会社の転送容量を調べていると、2.5TB~9.0TB/月の容量が割り当てられます。
と、書いたりリライトしている内に、最近は転送容量無制限というスペックが当たり前になってきました…。
20年前からWeb関連に関わってきていますが、本当に驚く内容です。
昨今は、ブログで利用する動画はYouTubeにアップしてブログ記事に埋め込むので、あまり大きなデータ転送は必要ない状態になっているのですが、それでも転送容量無制限があると、オンラインサロン運営などで限定動画を配信するときにかなり重要なので、ブログサイトが成長したときに嬉しい内容です。
TB(テラバイト)級以上の転送容量とがOKとなると、月間100万PVを余裕で超えるくらいになっても安心できる転送容量です。
それくらいのアクセス数になれば、相応のブログ収入も入ってくるので、その時に再度、より高機能なレンタルサーバーの高スペックプランを検討すれば大丈夫です。
③日本の通信環境は整っている
ブログサイトのアクセス数とアクセス反応速度は重要な関係性がありますが、ブログを開設するほとんどの方は、このブログを読んでいるように日本国内向けのブログコンテンツになります。
日本の通信網はかなり高いレベルで整っているので、極限まで突き詰めない限りは、体感的にそれほど表示速度で差は出てこないので、最初に立ち上げる分にはあまり気にする必要はありません。
2.WordPressの立ち上げまでが簡単なレンタルサーバーサービス
ブログサイトの立ち上げまでには5つのステップがあります。
まずは、サイト運営の1番始めに行う事としてブログのURLを決めるところから始めます。
そして、下記のステップを通してサイトを開設していきます。
- 独自ドメインの取得
- レンタルサーバーの契約
- WordPressのインストール
- SSL(https)への変更
- WordPressテーマの導入
- サイトの公開
①〜⑥まで、とても簡単に進めることが可能です。
下記で紹介するレンタルサーバーの基準や順番ですが、全てのステップをどれだけ簡単に済ますことができるのか、数十サイトの開設や運営、サイトコンテンツの制作を通じて順番を決めています。
それでは、簡単にブログの開設が出来るレンタルサーバーサービス5社を紹介します。
1.お名前.com
お名前.comレンタルサーバーは、独自ドメイン取得でおなじみのサービスですが、レンタルサーバーのサービスも提供しており、サーバー利用者は独自ドメインが無料で取得できるなど、「お名前.com」ならではの特典が利用できます。
お名前.comには、WordPressの設定が数秒で完結する「WordPressかんたんインストール機能」が搭載されています(無料)。
お名前.comレンタルサーバーの詳細は、下記のサイトをご覧ください。
2.ConoHa WING
ConoHa WINGは、2018年9月26日にサービスを開始したGMOの新しいレンタルサーバーサービスです。
本記事を執筆している時点(2020年6月末)で20万アカウントを突破!で(2022年4月時点)で40万アカウントを突破しており、アクセス数がものすごく多い勢いのあるブログやウェブサイトの多くが、ConoHa WING by GMOを使用しています。
なおConoHa WINGは、日本マーケティング機構の調査(2020年2月期)で【アフィリエイター人気、利用者満足度、サポートデスクの満足度】など三部門でNo.1を獲得。
ユーザーからの総合評価も高く、今後の展開が大注目されるレンタルサーバーです。
ConoHa WINGがスゴイのは、国内最速というサーバー処理速度能力の高さです。
また、レンタルサーバーの費用も、長期契約をすれば640円/月〜で利用することが出来ます。
ConoHa WINGの詳細は、下記のサイトをご覧ください。
3.mixhost
mixhostは、アズポケット株式会社が運営する高速レンタルサーバーサービス会社です。
第三者機関による
- アクセス処理速度
- 表示スピード
- アフィリエイター&ブロガー満足度
の3部門で1位を獲得したレンタルサーバーサービスです。
とにかく高速な動作環境に、HTTP/3にも対応するなど、新しい通信技術へ迅速に対応しています。
Webサイトのトップで公表しているとおり、WordPressを簡単に立ち上げることの出来るクイックスタートサービスや、サーバー申込時に独自ドメインのWordPressがすぐにセットアップできるなど、WordPressの立ち上げにかかる負荷をとにかく軽減しています。
価格設定の方は、プレミアムプランで月額792円、容量が350GBで転送量目安が7.0TBと、Webサイトが大きく育っても十分なスペックを備えています。
mixhostの詳細は、下記のサイトで確認できます。
4.ColorfulBox(カラフルボックス)
ColorfulBoxは、株式会社カラフルラボが 運営するレンタルサーバーサービスです。
サーバーの管理にはcPanelを採用しており、技術的な知識が無い人でもWebサイトやサーバーの管理ができる優しい仕様になっています。
技術使用についてもHTTP/3とLiteSpeedで構成されており、サーバー再度でサイトの高速化に積極的な仕様になっています。
現在、スペックアップ記念で、利用料永久50%OFF&ドメイン100%OFFというキャンペーンを行っており、30日間のお試しプランも用意されており、初めて運用をするための負担を軽減してくれています。
ColorfulBoxの詳細は、下記のサイトで確認することが可能です。
5.エックスサーバー
エックスサーバーは、ブログやサイトの制作、WordPressの設定ではおなじみのレンタルサーバーサービスです。
2020年の調査では国内シェアNo.1、サーバー速度No.1を誇るハイスペックサーバー(※2020年5月時点、dataprovider.com 調べ)として知られています。
実際にエックスサーバーは、WordPressユーザーの評価が高く、契約後すぐにWordPressが設定できる「WordPress簡単インストール機能」や「WordPress簡単移行機能」が搭載されています。
なお、自分でWordPressを設定をするのが「不安」という方には、知識豊富なスタッフが設定を行う「設定代行サービス」が利用できます(有料オプション)。
エックスサーバーの詳細は、下記のサイトで確認することが出来ます。
また、シンクラウド株式会社では、レンタルサーバーサービスとしてシン・レンタルサーバーというレンタルサーバーサービスも展開しています。
筆者自身も毎日が記念日ブログ®というブログの副サイトで利用しているのですが、サイト表示のスピードはかなり速いので、こちらもオススメできます。
両者の違いなどについては、別途、多くの特集記事を組んで作成しているので、そちらもお役に立てば幸いです。
レンタルサーバーの月額料金は1,000円前後で利用できるところまで下がっている
今回紹介したレンタルサーバー会社は、よくキャンペーンをやっています。
キャンペーン時に長期契約をすると、例えばConoHa WINGの場合は1,000円前後で借りることが可能です。
月に1万PV前後になれば、上手くいけばGoogleアドセンスやアフィリエイトなどの収益化ですぐに運営費が回収できてしまう運営費用です。
1,000円前後で、現在展開されているようなサーバースペックを借りられるなんて、以前では考えられないくらいの低コストになっています…。
WordPressの簡単インストール機能を利用する
今回紹介したレンタルサーバー会社には、WordPressの簡単インストール機能が備わっています。
クリック感覚でWordPressのインストールが済んでしまうので、迷うことなくブログサイトの開設まで辿り着くことが出来ます。
WordPressをインストールするときに、取得したドメインをwww付きにするか選ぶことになるのですが、最近はwwwを付けていないサイトも増えています。
このブログも、URLは短い方が良いと考えているので、「www」は付けていません。
無料で利用できるようになっているSSL(https化)の設定を最初にしておく
SSLとは、サイトとユーザーの通信をセキュアに行う機能です。
現在、ブログサイト運営においてSSLの設定は必須になっています。
ブログサイトは検索エンジンを軸にした集客になるので、SSL(https)の設定を始めに行っておきましょう。
SSLとは、インターネット上で流れる様々なデータ(個人情報を含む)に対して、第三者によるのぞき見やデータの改ざんを防ぐために利用されている通信の仕組みのことです。
検索エンジン大手のGoogleは、SSL(https)対応しているサイトを優先的にインデックスすることをかなり前から公表しています。
HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
今回の取り組みにより、ウェブの安全性が更に高まることを嬉しく思います。
Google 検索結果で HTTPS ページを表示することにより、Google では、セキュアでない接続を介してウェブサイトを閲覧してコンテンツ インジェクション攻撃を受けやすくなるリスクを減らしたいと考えています。
引用元 : Googleウェブマスター向け公式ブログ 2015年12月18日金曜日
SSLの設定は、クリックひとつでSSL化をすることが可能です。
別記事では、ConoHa WINGでのSSL設定方法を解説していますので、参考になれば幸いです。
● アフィリエイトのおすすめレンタルサーバーを初心者向けに解説
他のレンタルサーバー会社も、SSLの設定はとても簡単になっていて、しかも無料で利用することが出来ます。
今回紹介したレンタルーサーバー会社以外の情報もまとめましたので、こちらも参考になれば幸いです。
● レンタルサーバー徹底比較!WordPressおすすめサーバー10選
WordPressのテーマを導入してサイトデザインを整える
レンタルサーバーを借りて、WordPressのインストールまで済んだら、WordPressのテーマを導入しましょう。
WordPressのテーマを導入することで、難しいコードなどは覚えずに簡単な操作でデザインを整えることができるモノばかりです。
このブログでは、有料ではありますがSTORK19を導入しました。
WordPress有料テーマを導入したことで、1時間くらいでデザインを完成させることができたので、すぐにブログ記事の作成に取り掛かれました。
下記の記事では、有料、無料合わせて多くのWordPressテーマを紹介しています。
もし、アフィリエイト主体での収益化などを考えている場合はTHE THOR(ザ・トール)。
さらに本格的にアフィリエイトサイトの運営をがっつりやっていくならACTION(AFFINGER6)がお薦めです。
WordPressのテーマは本当に素敵なものがたくさんあるので、好みに応じて選んでみてください。
● WordPressおすすめブログテーマ10選!有料版と無料版を比較
このブログでは、ブログ記事の書き方や、アクセスアップの方法などについても、多くの特集記事を作成しています。
ブログの運営で困ったことがあったときに参考になれば幸いです。