ブログの見出し構成の作り方と設計に困らないWebツールの紹介【成果アップと効率化のテクニック付き】

ブログの見出し構成事例と設計に困らないツール

ブログ記事にするキーワードを設定して、キーワードボリュームを調べ、粗方のブログ記事のイメージができたら次は見出しの設計と作成です。

素敵なブログ記事のタイトルと綿密なブログ記事の構成が設計できるようになれば、特にブログの収益化を考えている人にとっては、一気に成果が上がるイメージが具体的になってきます。

また、筆者自身が利用している、見出しを素早く作成していくための便利なWebツールの紹介や、記事の後半では当ブログ(ユニコブログ®)を含む、副サイトのブログ記事の見出し構成見本なども紹介しています。

それらが活用されて効率よくブログ記事ができるようになり、お役に立てれば幸いです。

ブログの見出しとは?

ブログ記事の見出しを設計している図

ブログサイトで「見出し」はとても重要な意味を持ちます。

具体的にどんな意味があるのかというと

  1. ユーザーが何について書かれているのかを事前に把握する
  2. ブログを読み進めていく中で文章の区切りになる
  3. 検索エンジンにどんな内容なのかを伝える

上記3つの意味を持ちます。

① ユーザーが何について書かれているのかを事前に把握する

ブログ記事内に「見出し」を入れていくことで、読者に対してブログ内の文章が何について書かれているのかを把握するのに役立ちます。

また、多くブログには「目次機能」が付いているのですが、WordPressテーマ及び、目次作成プラグインでは、大半が「見出し」を作ることで、目次作成が自動的に行われる仕様になっています。

検索からアナタのブログ記事に辿り着き、「目次」をみて欲しい情報にすぐに辿り着けるようにしておくことは、ユーザーファーストに繋がります。

② ブログを読み進めていく中で文章の区切りになる

読者がブログを読み進めていく中で、「見出し」でしっかりと文章構成を作っておけば、読者に対して、休み場所としての区切りを付けることも可能になります。

読者がそのブログ記事をまた読むために、見出し構成を気に入ってくれて、お気に入りブックマークをしてくれればとても素敵な事ですね。

また、ブログ記事自体も、「見出し」でしっかりとブログ記事の構成を組んで書いてあげれば、ブログタイトルに沿った必要な内容だけを計画的に書いていくことにも繋がるので、結果的にそれが品質の高い記事に近づいていくことにもなっていきます。

③ 検索エンジンにどんな内容なのかを伝える

例えば、検索エンジン大手のGoogleが運営している、Google検索セントラルでも、見出しについて以下のように言及しています。

見出しタグを使用して重要なテキストを強調する

わかりやすい見出しを使用して重要なトピックを示すと、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。

Google検索セントラル|

見出しタグを使用して重要なテキストを強調する

検索エンジンが容易にコンテンツの内容を把握するためのガイドに書かれていることなので、この方向性にしたがってブログ記事を構成していくことにより、検索結果で上位表示されるように改善を重ねていくことが可能になります。

ブログの見出しの作り方

SEOに役立つブログ記事の見出しの作り方を解説する

ブログ記事を作成するときの見出しの作り方を解説します。

本記事では、WordPressを利用している事を前提として解説します。

直接HTMLで見出しタグを入れる場合

HTMLで見出しを作成する場合は、「クラシックエディタ」やブロックエディタからの「カスタムHTML」などで以下のように直接打ち込みます。

見出しのHTMLタグ
  1. <h1>◯◯</h1> : ブログ記事のタイトルで使われる
  2. <h2>◯◯</h2> : ブログ記事内の1番大きな区切り
  3. <h3>◯◯</h3> : h2内の文章を更に区切るとき
  4. <h4>◯◯</h4> : h3内の文章を更に区切るとき
  5. <h5>◯◯</h5> : h4内の文章を更に区切るとき

SEO(検索エンジン最適化)を重要視するのであれば、見出しタグを活用して、検索者の意図に対して漏れなく重複もないようにきっちりと、ブログ記事を設計して行く必要があります。

WordPressのビジュアルエディタで見出しを作る

WordPressのビジュアルエディタを用いてブログ記事を作成する場合はとても簡単です。

「ブロックを追加」から見出しを選んで、どのレベルの見出しを使用するかを指定して文字を入力するだけです。

見出しのデザインはWordPressテーマ次第

見出しのデザインはHTMLやCSSを用いて自分で作り込む事もできますが、ブログ記事作成に集中するためには有料のWordPressテーマを利用することをお薦めします。

有料のWordPressテーマはSEO施策もされていて、見出しについてもデザインパターンが豊富に用意されているのでブログ記事の設計と作成に集中することが可能になります。

このブログ(ユニコブログ®)も有料のWordPressテーマを利用していますが、サイトデザインにほとんど時間が掛かっていません。

他に運営している特化ブログも同様で、ブログ記事に集中するために全てのサイトに有料のWordPressテーマを導入しています。

見出しのデザインは記事の構造に合わせる

見出しのデザインは、ブログ記事の構造によって相性の良いデザインが変わるので、最初は見出しタグだけしっかりと入れておいて、デザインはブログ記事が積み上がってきてから作り込んでいくことをお薦めします。

例えば、見出しの枠を強調された飾り枠のデザインにしたときに、見出しの下にすぐ画像を入れる場合は、デザインがうるさくなってしまいがちですよね。

この辺りは好みがあると思いますが、トレンドととしてはWebサイトはシンプルなデザインの方向へ向かっているので、見出しデザインも最初はシンプルにしておくのが良いでしょう。

ブログの見出しを素早く構成していく方法

ブログの見出しを素早く構成していく方法を解説するイメージ

ブログの見出しを素早く構成していくためのツールは、無料のツールで可能でも可能です。

これから紹介するツールを用いて、そこから出てきた「キーワード」を組み合わせ、ブログの見出しを作成していきましょう。

ブログの見出しでSEOを意識する

ブログ記事は、先にSEOを意識して見出し構造を設計しておくことで飛躍的に制作を効率化することが可能です。

筆者が使用しているブログの見出しを作成していくツールを紹介します。

ブログの見出しを作成するための3つのツール

上記3つが、筆者がブログの見出しを設計していくときのツールです。

他のサイトのブログの見出しを見てみる

タイトルやコンテンツで重要視している「キーワード」で上位表示されているサイトの見出し構成を確認するときのツールも紹介します。

ブログの見出しを作成するための3つのツール

それでは、ひとつずつ紹介していきます。

ラッコツールズ 見出し(hタグ)抽出

こんな便利なツールがなんで無料なのかと思えるくらいに、ラッコツールズ 見出し(hタグ)抽出は素敵なツールです。

ラッコツールズ 見出し(hタグ)抽出は、キーワードの検索結果で表示される上位10サイトの見出し構成を、一覧で確認することのできるツールです。

他サイトの記事構成を確認しつつ、自分のオリジナリティーをどこに盛り込むか、設計していくのにとても役立つ機能です。

キーワードを入れるだけで使えるので、早速試してみましょう。

PIXEL LABのブックマークレット

PIXEL LAB | タイトルや見出しの確認など、SEOに便利なブックマークレットは、ピクセルイメージ社が運営されているPIXEL LABで紹介されているブックマークレットによる見出しの確認方法です。

下記に紹介しているリンク先のサイトに行くと、「ブックマークレット」というボタンがあります。

そのボタンを、ブックマークバーに持っていくとブックマークとして、ブックマークレットが登録されます。

適当なWebで、登録したブックマークレットを押してみましょう。

ブラウザの横に見出し構成が表示され、サイトの構成がすぐに確認できます。

html-highlighter(現在は利用不可)

すごく素敵なWebブラウザですぐに利用できる素敵なツールだったのですが、現在は利用できないようです。

とても素敵なツールだったので、また復活してほしいなと考えています。

html-highlighterもブックマークレット形式のツールですが、PIXEL LABのブックマークレットとの違いは、表示しているWebサイトのテキストに直接「Hタグ」の属性が表示されるところです。

下記に紹介しているリンク先のサイトに行くと、「ブックマークレット」というボタンがあります。

そのボタンを、ブックマークバーに持っていくとブックマークとして、ブックマークレットが登録されます。

参考サイト : ZINE Inc. | ソース開く必要ナシ。Hタグをハイライトするブックマークレット「html-highlighter」を公開しました

これほどのツール群が無料で使えるなんてとても素敵です。

是非、活用していきたいところです。

ブログ記事の見出しを構成していく流れを「型」にする

本記事で紹介したような、ブログ記事の見出しを設計していく流れを「」にする流れが出来れば、ブログ記事の作成速度は格段に上がっていきます。

加えて、ブログ記事の書き方も型にしていくことができればさらに効率良くブログ記事を積み上げていくことが出来るでしょう。

また、ブログの見出しを設計していく過程で作業に慣れてくると、キーワードによっては複数の記事で扱った方が良い内容に気づくこともあります。

そのようなプロセスを経てブログの見出し構成作りになれてくれば、あとはブログネタを何にするかだけに集中することが出来ます。

ブログの見出しを調査ツールで効率良く作成

ブログの見出しは見出し調査ツールで効率良く作成する

先ほど紹介した見出し調査ツールは、3つとも併用して活用することのできる素晴らしいツールです。

  1. ラッコツールズ 見出し(hタグ)抽出で上位サイトを把握する
  2. PIXEL LABのブックマークレットでサイトの個別見出し一覧を確認
  3. html-highlighterのブックマークレットで実際の記事を読んでみる

この流れで、上位サイトの見出し構成を確認することが出来ます。

検索結果の上位サイトを解析して、見出しレベルで言及されている最低限必要な共通のポイントを整理しつつ、オリジナリティ溢れる記事を作ると、時間を経て検索の上位に上がってくれます。

見出し構成の効率化まとめ
  1. ラッコキーワードやGoogleサジェストで関連キーワードを洗い出す
  2. 他のサイトの見出し構成を把握する
  3. (①と②)の内容をまとめてブログ記事を書く前に見出し構成を構築していく

上記の3つのステップを高速PDCAで回していけば、どんどんブログ記事を増やしていくことが可能になります。

ブログの見出しを作る時に気をつけること

見出しを設定していく前に、自分が書こうとしているブログ記事のキーワードを定めましょう。

検索流入数重視で1語だけのビックキーワードを狙うのか、2~3語までを定めて、それに関連した内容の見出しを定めるのか、範囲を予め絞っておくことが重要です。

検索で上位に表示されている記事は、基本的に「検索キーワードの意図に対して答えを持っている」ものが並んでいるので、まずはしっかりと上位サイトの分析をしましょう。

そして、定めたキーワードにたして必ず盛り込むべき項目オリジナリティー溢れるシナリオを明確に分けて見出しを作成していく事が重要です。

ブログの見出し構成や文章を考えるのに役立つ書籍

ブログ型サイトの見出し構成と一言で言っても、様々なジャンルがあるし、各々のブロガーが描きやすい見出しや文章の書き方もあるのですで、ベストを見つけていくまでには多くのブログ記事を書きながらブラッシュアップしていく必要があります。

筆者が多くのサイト運営とジャンルやテーマなどを扱ってきて、共通して役立つ書籍が1冊ありますので紹介します。

参考書籍:ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則

セールライティングだけに限らない、日常のブログ記事にまで応用できる見出しや見出し構成の型が網羅されているので、学びつつブログ記事を書いていくなら、上記の書籍はとてもオススメできるモノになります。

ブログの見出し構成になれてきたら、複数記事構成で見出しを組んでいく

ちょっと慣れが必要になりますが、複数の記事構成を設計して、まとめ記事を作成し、サイト及びサイト内カテゴリーの専門性や情報網羅性を高めることで、さらに記事同士の関連付けを深めていくことが出来ます。

結果的に、そのテーマに関するサイトのパワーを上げていくことができます。

正直、最初はとても難しいです。

けれど、このやり方に慣れてくると、別のブログサイトを開いて20~30記事構成の特化ブログをいくつも作っていくことが可能になります。

収益化専用のブログを作れるようになると、ブログ運用だけでの収入で食べていくことも可能になってきます。

※ 1つのサイトだけでも大きく育てればブログだけの収入で生活していくことも可能ですが、筆者の経験上、最終的には複数の特化ブログを持つことをお薦めします。

特化ブログをいくつも書くのが難しいと感じる場合は、下記の記事が参考になると思いますのでお役に立てば幸いです。

関連記事:ブログ飯は無理じゃないということを分かりやすく解説

ブログの見出しで使用するキーワードを他の場所にも組み込んでいく

ここまで記事の構成さえ出来てしまえば、あとは本文をその構成の中に入れ込んでいくだけです。

ブログ記事として書くには、見出し構成と合わせていく「キーワード」を入れるポイントが3つあります。

  1. タイトル
  2. ディスクリプション(記事ページの要約)
  3. 文章の中に関連語句をちりばめる

文章内に適切にキーワードを盛り込んでおくことで、検索エンジンに的確にコンテンツ内容を伝えることが可能になります。

ブログの見出しを作成できればサイトの収益化も可能

ブログの見出しを作成して理解できればサイトの収益化も可能になる

本記事の内容が自分流に出来るようになっていたら、いよいよブログを収益化する方向も見えてきます。

収益化までのステップは、どんなテーマで書いていくかによって色々ありますが、SEO重視のブログ記事を書いていくときのコツは本記事の内容で十分に通用します。

ブログ記事の見出し構成事例

例えば、当ブログ(ユニコブログ®)を含む、数十サイトで作られているブログ記事は、基本的に下記のブログ記事構成で組まれています。

書きながら変更してしまう部分もありますが、書き始めのブログ記事構成はいつも一緒です。

ブログ記事と見出し構成の基本パターン
  1. タイトル
  2. 画像(アイキャッチ)
  3. リード文(100文字〜200文字くらい)
  4. 目次エリア
  5. 見出し(H2)
  6. 見出し直下に画像
  7. 文章
  8. 見出し(H3)
  9. 文章
  10. 見出し(H3)
  11. 文章
  12. 見出し(H3)
  13. 文章

見出し(H3)の中には、さらに3つの見出し(H4)を入れる場合があります。

  1. 見出し(H4)−1
  2. 文章
  3. 見出し(H4)-2
  4. 文章
  5. 見出し(H4)-3
  6. 文章

そして、また見出し(H2)に戻すイメージです。

各見出しのレイヤーを3つにする理由ですが、ブログ記事を書く前に、大きな見出しの括りから、書きたいことを大体3つくらいまでまとめたりしています。

3つにまとめるときに意識しているのがMECEです。

ブログの見出しをMECEで仕上げていく

MECEとは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveとは、簡単に言えば漏れがなくダブりがないことなのですが、書きたいことを重複なく、漏れのないように網羅的にブログ記事を書きたいときには便利です。

筆者がよく推奨している、「とりあえず書きたいことを書けば良いと思う」とは、ちょっと変わってしまうのですが、アクセス数を上げるための、SEOブログ記事として仕上げていくときには便利な考え方です。

例えば、SEO(検索エンジン最適化)を重要視したブログ記事を書くなら

(見出しH2)ブログ記事の見出し構成で重要視する要素3つ

文章

①(見出しH3)キーワードを含める

文章 何故なら〜

②(見出しH3)可能な限りH4までブレイクダウンして分ける

文章 何故なら〜

(見出しH3)見出し内の文章は「サジェストキーワード」などの関連キーワードを含ませる

文章 何故なら

こんな感じで要素ごとに書いていきます。

慣れてくれば、上記のブロックごとにリライトで文章量を積み上げていくことが出来るので、身に付けると便利なスキルです。

ブログの見出しを作る時に参考になるブログ記事の紹介

ブログの見出しを作る方法や、具体的な収益化のコツについては、下記の記事が参考になると思います。

  1. ブログを収益化するのにキーワードのボリュームは関係ないという経験の集大成をシンプルにしてみた
  2. 雑記ブログと日記ブログや特化ブログの違いとは?
  3. アフィリエイトサイトでおすすめのリンクの貼り方やテンプレート構成を分かりやすく解説

上記記事がブログサイトの収益化に役立てば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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