「個の時代」、筆者にとっての個の時代は2020年01月から始まりました。
正確には、もう少し前からだったのですが、2020年01月に法人化して株式会社を作り、本記事の執筆時点で3期目になります。
本記事では、筆者の実例を交えて「個の時代」を生き抜いていく方法についてなるべく分かりやすく書いていきたいと思います。
「個の時代」になってコミュニケーションは一方向でもよくなった
いきなりですが、現代はコミュニケーションなくして生きてはいけないというのが通説だと思います。
しかし、筆者の実際は日々の双方向コミュニケーションはほとんどありません。
創業メンバーと、企画したアプリやサービスの開発で打ち合わせしたりすることはありますが、ほとんどの場合がチャットツールやタスク管理アプリだけで淡々と進んでいきます。
また、2020年、2021年度では田園調布学園中等部・高等部で特別講師もしていますが、現在はビジネスチャットツールを利用して、授業責任者の先生、そして生徒の方々合わせて進めたりしています。
「個の時代」は対面が苦手な人ほど向いている
元々、筆者は会社員時代に対面での営業も開発もやっていて、上場前のショートレビュー対応等もやっていたので、どちらかというと前面に立って何かを進めていくほうでした。
けれど、色々無理している内に身体がボロボロになってしまって精神的にもかなり辛い状況になったこともあり、会社員として働いていくことを辞めたという感じです。
起業仕立ての頃は、外部環境もかなり状況が変わることになり、最初に始めようと思った4Kマルチカメラ配信スタジオの運営もすぐに運営できない状況になり、起業する前に約束していた経営コンサルティングやWebメディア企画のコンサルティングも、今までの会社の看板がなくなった途端にあっさり断られました。
それによって、この当ブログ(ユニコブログ®)が生まれたので、結果としてはよかったのですが、当初は結構プレッシャーがかかってキツい状況が続いていました。
そんな人との関係において色々な事があったことから、現在ではほぼ全くといってよいほど対面で仕事をすることはありません。
それでも「個の時代」の1人として今を生きています。
「個の時代」は自分裁量で時間を決めることが出来る
「個の時代」に向かって自ら進んでいき、それを体現しようと思うと1番課題になるのが「時間管理」です。
筆者のようにいきなり起業とか、準備無しの突拍子もない起業は結構リスクもあるし無謀だったりします。
なので、基本的にはあまりに現状がブラックすぎない限りは、「個の時代」を体現するための準備をすることをオススメします。
つまり、どれだけ「自分だけの時間」を作れるかがキーポイントだったりします。
この場合、会社員としての仕事に関しても、基本的にはどんどん無駄を省いていって仕事を早く終わらせて会社を出る時間なりを早くして、自分自身が生み出せるコンテンツの生産時間に集中して充てる時間を捻出する準備を心がけていきましょう。
※疲れたときも休めるすき間が作れるようになるのでオススメです。
会社内で「君がいないと…」や「あなたがいるおかげで」とよく言われる場合は要注意です。
感謝の言葉をいただける事に対して、ありがたく受け止める素直さは持ち続けた方が、素敵な気持ちのままでいられるのでスゴくよいのですが、その言葉によって作られた際限のない次の仕事が時間をどんどん奪っていきます。
「個の時代」の住人になるための準備をする
先ほども少し触れましたが、ブラック会社のような感じであったり、もう現状が目一杯で辛すぎる、そんな不条理な状況でなければ、すぐに転職や起業を考える必要はありません。
仕事をしながら、「個の時代」で自立する準備をする時間が確保できそうということであれば、毎月の安定した給料をもらいつつ進めていくことを強くオススメします。
給料の多い少ないはあるかもしれないのですが、毎月お金が入ってくるという状況はかなり大切な環境なので、突然に新しい事を始めるために職場を辞めるようなことはしない方がよいと考えている方です。
「個の時代」は自分の好きなことを収益化できる状況に合わせていくこと
「個の時代」の状況作りを支えるのは、提供されているプラットフォームとコンテンツです。
具体的にどういうことかというと、自分の趣味であったり、興味のあること、好きな事、チャレンジしてみたいこと、これらの全てがコンテンツになり、収益化することが可能ということです。
YouTubeによる動画コンテンツ制作や、ブログサイトの運営、プログラミングなどができるのでしたらミニアプリを多数開発して広告収入を得るなどの方法です。
「個の時代」に役立つコンテンツの種類は4つ
コンテンツは
- テキスト
- 画像
- 動画
- 音声
の4つのコンテンツを組み合わせて制作していきます。
上記4つのコンテンツの中で、自分が得意な分野を模索していきながら、
「コレならいける!!」
というモノを見つけて、フリーランスなり、起業なりと次のステップへ向かって行く具体的な準備に取り掛かるイメージです。
「個の時代」に適応した自分のメディアはブログ型サイトの運営だった
筆者の場合は、それが今まさに書いているブログというモノでした。
正確には、Webサイト・メディア運営が主軸になっています。
LINEスタンプのデザインや制作、Webアプリの開発や運営もありますが、実際の収益源としては、当ブログ(ユニコブログ®)を含めた30以上のWebサイト(ミニサイト運営)で成り立っています。
「個の時代」はうまくいけば自分の好きなことで日々を過ごせる
経営コンサルティングやブログコンサルなどもやっていますが、現在はそういう系の事業は全て無償でやっています。
また、収益については、最近は個人でもNFTアートに参加しているクリエイターの作品を購入したり、FANBOXで支援したり、今はほとんど無いのですが、映画の出資、コンテンツ制作支援アプリへの寄付だったりと、コンテンツ制作関連への資金的協力やボランティアで色々参加したり等を行っています。
非対面か仮想現実世界のことばかりですけど…。
「個の時代」に適応した正解は自分で作り出していくことが可能
「個の時代」は決して受け身的な言葉ではありません。
会社からだけの収入に依存した生活から脱却するための価値観であり行動を表す言葉です。
前章で、
- テキスト
- 画像
- 動画
- 音声
の4種類のコンテンツ形態を紹介しましたが、これらを複合的に合わせていくことで、自身のこれまでの経験やスキル、知識など、あらゆるモノをコンテンツにしていくことが可能です。
「個の時代」に必要な収益化のプラットフォームは揃っている
そして、それらをコンテンツ化出来るプラットフォームは無料で提供されているモノもあるし、以前に比べたらものすごく簡単に、そして初期投資もほとんどか掛からずに参加できるモノもたくさんあります。
そして、それらをマネタイズする手段も各プラットフォームが豊富に用意されていますし、また、コンテンツの制作・発信の方法をミックスさせて展開していくことが可能です。
「個の時代」で生き抜いていく準備に成功した実例と方法
例えば、筆者がブログサポートをしていた方の参考に書いた記事では下記のようなブログ記事の方法で収益化と複数の情報発信展開をして「個の時代」での生き方を実現しました。
- ブログでLINEスタンプを紹介する時の見本記事【積み上げていけば色々な収益化が可能】
- ブログでハンドメイドやハンドクラフト作品を紹介するときの見本記事(テンプレートにご利用ください)
- 3DCGの制作でブログ記事を収益化する方法を分かりやすく解説(参考記事)
上記のようなパターンでコンテンツを積み上げていってもらって、収益化してもらいました。
ほぼ、丸っと1年くらい、コンテンツの積み上げに時間をかけたので、ものすごく辛かったと思います。
でも、現在は専業でコンテンツを制作出来るので、勤めていたころにくらべればいくらか時間調整はしやすくなったし、好きな事ができるようになったみたいでよかったです。
「個の時代」で生き抜く力を付けるのは大変だけど大きな価値がある
「個の時代」を自分で作り出していくのは楽なことではないのですが、だんだんと達成に近づいて、コンテンツ制作を専業として出来るようになったときはすごく考えることが少なくなって時間と心に余裕が持てるようになります。
感覚としてはエスカレーターみたいな感じです。
一旦駆け上がりきらないとまた最初に戻っちゃう見たいな、そんな感覚です。
なので、1階ずつ上がりきるまでは全力疾走が必要ではありますが、1段階上がっていくごとに見えてくる世界も変わります。
副業段階でも、安定した収入が見込めるようになれば、
誰が言ったかではなくて何が正しいのか?
に対して前向きに考えて話したりすることも出来るようになるし、何よりもチャレンジしていることから得られるスキルは色々な面で役に立つことが多いと思います。
成長感も出てくるので、日々が少しだけ楽しくなってくるかもです。
「個の時代」で生きていくことを実現するための具体的な手段
「個の時代」で生き抜いていくための具体的なコンテンツ制作の手段を解説していきます。
筆者の場合は、ブログでそれを達成したタイプだし、20年近くいろんなメディアに関わってきた中では、ブログから始めてみることをオススメします。
「個の時代」で重要なWebの事を知るのに1番広く吸収できることが多い分野です。
ただ、人によってはSNSオンリーで収益化したり、YouTubeなどの動画コンテンツを作るのが得意だったり等あると思うので、色々やってみてしっくり来るモノをやればよいと思っています。
「個の時代」で起業をする
会社でもらっている給料に近づいてきたら、起業という選択肢もアリだと思っています。
ただ、少しだけお金貯めた方がよいです。
なぜなら、別記事で起業の仕方を書いているのですが、起業するに当たっては、日本政策金融公庫の創業融資などがスゴく強い味方になってくれます。
また、起業した時に、経営に関して経理や会計について不安がある方がスゴく多くいらっしゃいますが
- 顧問税理士
- 顧問社会保険労務士
- 顧問弁護士
の方々の協力を得れば、事業に集中して経営を行う事が十分に可能です。
なので、始めたことがある程度形になっているもので、それの延長線上であれば、起業してからの成功率も高まっていくので心配は若干減ります。
また、先ほど少しお金を貯めておいた方が良いといったのは、法人化する場合、資金調達の方法によってはスゴく注意が必要だし、多少なりとも「資本比率」に関する知識が必要です。
資本政策は元に戻れないので、自分の会社としての権利を多く保有するためには、設立段階で少しでもお金は持っておいた方が、何かと色々進めやすくなります。
起業しても、その会社での持ち株比率が薄いと、どれだけ頑張って会社や事業を成長させても、普通に取締役から解任されたりするので要注意です。
「個の時代」は実名を出すか出さないか決めて徹底する
「個の時代」において、法人化して大きくビジネスを育てるなら実名でブランドを高めていく必要があるので、実名で情報発信をして展開していくことをオススメします。
ビジネスが大きくなってきて、人との接点がスゴく増えていくのが苦手な場合は、いまはコンシェルジュサービスがそれなりの金額で利用できるので、あまり困ることはありません。
事務所も実態があった方が良いかもしれませんが、正直、今の状況だと筆者の場合もオフィスを構える必要があったのかちょっと方向性が変わってしまったので、いまは創業メンバーっがゲームをやりに来たり、気分転換でコーヒーのみに来たりなどのワークスペース的な感じで利用するくらいの状況になっています。
実名を出さない場合は、徹底して出さない方向で行きましょう。
現在は、法人化するときに会社のオーナーとして参加して、経営者を別にして事業を手伝ってもらったり等、色々なやり方がありますし、この辺りは弁護士の先生に相談すればノウハウを教えてもらうことが可能です。
「個の時代」で失敗しても経営感覚で始めたビジネスは経験になる
これは、特に法人化して2年以上経営に携わった場合にはとくに言えると思います。
会社員の時には見えなかった色々な実務が、会社経営を通して全て見通すことが出来るようになります。
なので、万が一があったとしても、その経営経験はとても貴重であり実務経験になるということ、そしてノウハウを得たことになります。
特にスタートアップ起業にとっては、経営経験があって期首の必要な段取り段階で、やらなければいけないことなどが分かっていると参謀として活躍することも可能になります。
「個の時代」は前向きに向かっていった人にとって、ものすごくたくさんの良い経験値をもたらしてくれます。
それは本で読んだだけでなく、実践をすることによって身に付けることが出来ます。
新しい事へのチャレンジはいつも大変ですが、会社などの組織ではなく、自分が何か新しい事にチャレンジする場合は決裁者は自分自身です。
是非、「個の時代」に能動的にチャレンジしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。