在宅で可能な仕事が増えてきて、急速にリモートワークやテレワークができる環境も増えてきました。
それと合わせて、自分が情報発信の主体としてコンテンツや作品を制作し、ビジネスにつなげていきながら収入を増やしていく選択をされる方も増えてきました。
特に、筆者の周りではハンドメイドを中心に手作りの作品を販売する方も増えています。
ハンドメイドの作品は簡単に量産できるモノではないのですが、YouTubeのような動画配信のプラットフォームを活用したハンドメイド作品の制作ハウツー動画と、メタバース空間(仮想現実スペース)にワークショップ用の部屋を作って、物理的な距離のハンデを持たないワークショップを組み合わせて展開することが可能です。
- ハンドメイドで物を作る工程のノウハウ動画
- メタバース空間でのワークショップ
- ハンドメイド作品自体の販売
このように、自分の作品を販売しつつ、YouTube動画配信での収入、Udemy講師として動学配信をする、バーチャル会場などでワークショップを開催するなどをして、収入を得ている方もいます。
しかし、多くの方は、自分の個人情報が出てしまうのが嫌だとか、顔を出したくない方も多くいらっしゃいます。
まず、伝えたいのは、顔を出さなくても動画配信やワークショップを開くことは全然OKです。
本記事では、顔を出さずに収入の窓口を増やしたいという方向けに、ハンドメイドを主体とした情報発信やオンラインワークショップ運営の方法について書いていきます。
参考までに、本記事では筆者の次男(高1)が実際にハンドメイド制作をしている動画のシーンをYouTube動画にしてサンプルを作成してみました。
本記事がお役に立てば幸いです。
- ハンドメイドコンテンツの作り方
- オンラインワークショップ運営
- 決済の方法
ハンドメイドコンテンツの作り方
動画などで情報発信をすることにおいて、必ずしも顔出しまでする必要はありません。
ハンドメイド関連の動画などに興味のあるユーザーのニーズは
- 何かを始めたい
- 何かを作りたい
- 何かを習得したい
という内容です。
なので、顔を出してハウツー物の動画コンテンツなどを作成しなくても、ユーザーのニーズを満たすは可能ということが、コンテンツ作りの重要なポイントです。
ハンドメイドで大事なのはユーザーが作品に辿り着くまでの導線
YouTubeなどの動画プラットフォームでうまくコンテンツ作りをすることが出来れば、その結果として、撮影時に制作した物などをECストアで販売したり、ワークショップを開催して収入につなげたります。
もしも公開した動画が人気になれば、YouTubeでの発信自体が収入になってきます。
今回説明するビジネスプロセスのラインは以下の通りになります。
- YouTubeのアカウントを作る
- minneやCreema、iichiなどのアカウントを作る
- X(旧Twitter)やnote、Instagramなどのアカウントを作る
- ハンドメイド作品を作りながらスマホで動画を作ってYouTubeにアップ
- minneやCreema、iichiなどに作成したハンドメイド作品をアップ
- YouTubeの概要欄にminneやCreema、iichiなどにアップした作品のURLを載せる
- X(旧Twitter)やnoteにはYouTubeの動画URLをアップする。
- Instagramには、YouTubeのサムネイル画像などをアップする
- ユーザーやファンが増えてきたらZoomやRemoでアカウントを作成してオンラインワークショップを開催する
- ④~⑧を繰り返して、なれてきたら⑨ワークショップなどを開催してみる
というような流れです。
また、Instagramなど、基本的にリンクが1つしか貼ることができないSNSもあったりするので、複数のサイト紹介やリンクを繋ぐことの出来るプロフィールサイトなどの活用をしていきましょう
撮影方法
具体的な動画のイメージは、もう少し下のほうでYouTube動画にして紹介しています。
映像コンテンツは、上の画像のようにスマホを傾けて制作するものや制作工具などが映るようにだけしておけば大丈夫です。
参考画像の物はそこそこ値段がする物ですが、スマホを支える物は100円ショップでも売っている物で大丈夫です。
もし、声が小さいなどの心配がありましたらスマホ用の簡易的なマイクも1,000円〜2,000円でそこそこの物が販売されています。
注意することとしては
- スマホと直接接続できる形になっているか?
- 「単一指向」と書いてあるか?
の2点です。「単一指向」とは、音声を拾う向きが集中しているタイプのマイクか?ということです。
マイクにはいろいろな機能の物があるのですが、「単一指向」のマイクは、外部の音を拾いにくいのでお薦めです。
しゃべるのも苦手という方もいらっしゃると思います。
なので、下記の動画サンプルでは、声も入れずに「字幕」だけで作品制作の説明を入れたサンプル動画にしてみました。
字幕のテキストだけで解説や説明をするパターンも全然問題ありません。
また、その時に動画に対するBGMが必要になると思います。
著作権等が難しくて心配な方は、ADOBE STOCKなどのストック素材WebサービスのBGMを利用しましょう。
現在の素材は、画像だけでなく、映像やBGMなども取り扱っています。
例えば、ADOBE STOCKの場合、BGMを選んでダウンロードすると、コンテンツIDとして紐付いたテキストファイルダウンロード出来ます。
それを保存しておけば、YouTubeのチャンネルで著作権に関する警告などが出ても、ADOBE STOCKから購入してコンテンツIDをコピペして送ればOKになります。
実際にストックフォト素材などのWebサービスからBGMを利用して作成した実際のコンテンツを紹介します。
参考リンク:朗読する猫さん|ショート台本動画 YouTube
他の人とは違う、BGMを利用することで、視聴者に新鮮な動画のイメージを付けられるので、ぜひ活用してみてください。
関連記事:画像素材サイト10選!各サービスの料金と特徴を徹底比較
ハンドメイド作品の動画配信用サンプル動画
本記事の冒頭でも紹介しました、筆者の次男(高1)が実際にハンドメイド制作をしている動画のシーンをYouTube動画にしてサンプルを作成してみました。
顔出しもしていないし、ナレーションなどの声も入れていません、
字幕を活用して制作過程を紹介しています。
動画の後半では、ハンドメイドでの作品制作を活かした収益化の方法を紹介もしたりしていますので、「字幕ON」で動画を再生して頂ければ幸いです。
※ 後から思ったのですが、「字幕をONにすると解説字幕が出ます」とテロップを焼き付けておけば良かったです…。
YouTubeのアカウント作成方法やチャンネル開設に関する記事も当ブログ(ユニコブログ®)で纏めてありますので、参考になれば幸いです。
関連記事:YouTubeの始め方を基本から応用まで初心者用にわかりやすく解説
撮影した動画を編集をする必要はない
撮影したコンテンツは特にちゃんと編集する必要はありません。
まずは撮影してコンテンツを作り、映像を確認してどうしてもカット(映像を切り取る)したい部分があったらカットするくらいの気持ちで作っていきましょう。
また、タイトルや映像中のテロップなども、今は全てスマホの中で完結できます。
コンテンツが増えてきてなれてきたら少しずつ凝ったコンテンツ作りをするくらいの気持ちで進めていきます。
クラフト系コンテンツをVlogでシリーズ化していくのも楽しいコンテンツ作りのひとつになります。
制作中の動画をタイムラプスにしたり、日常の中のクラフト時間をコンテンツにしたりすると、素敵なコンテンツが作れます。
Vlogの始め方についてもまとめてあります。
動画撮影になれてきたら、日常の中にあるハンドメイドの時間をVlog風でコンテンツにしていくのも面白いと思います。
YouTubeショート動画を活用しよう!
ハンドメイド配信の宣伝には、本編の中から30秒程度を選んでYouTubeショート動画を作成しましょう。
YouTubeのショーと動画は、運良くショートフィードにのれれば、再生回数が一気に1,000回以上行くことも珍しくありません。
メインコンテンツの動画を作ったら、CM感覚でショート動画を簡単に作ってアップしてみましょう。
※メインコンテンツに繋がるように、「終了画面」や「カード」などの、視聴者へ次の行動を促す機能を活用すると良い感じになります。
関連記事:再生回数が上がるYouTubeの動画アップロードとSEO対策を解説
ハンドメイドで作成した作品はECサイトへアップして販売
動作作成時に作った物が複数作る事ができたら、せっかくなので「minne」や「Creema」、「iichi」などに商品情報をアップしましょう。
ハンドメイド作品のECストアを開設する方法もまとめてありますので、お役に立てば幸いです。
どのECショップを使用するかについては、自分の得意な作品の系統が、どのECショップの雰囲気と合っているかを色々見てみてから決めていきましょう。
動画コンテンツによる訴求は画像だけでの紹介よりも効果が大きいです。
うまく活用していきたいですね
慣れてきたらオンラインワークショップの運営も
リアルタイムに教えることが可能なくらいの自信がついたら、オンラインでのワークショップ運営をお薦めします。
使用ソフトは様々な物がありますが、ここでは3つのオンラインビデオチャットツールを紹介します。
お薦めビデオチャットサービス
- Google Meet
- Zoom
- Remo.co
Google Meetが一番上の理由は、Googleアカウントを持っている方が多いからです。Google MeetとZoomは、数十人規模でワークショップを開催する時に便利です。
Remo.coは、まだあまり知っている人はいないかもしれません。
Remo.coはひとつのビデオチャット人数が最大4人までなのですが、その4人のグループをいくつも同時に作成可能です。
したがって、3人の受講グループをいくつも作ってビデオチャット上でそのグループを周りながら教えることも可能です。
関連記事:メタバース空間に会議室を作ってみた実例を紹介【体験用アバターも用意してみました】
Remo.ioは、複数のグループをお店の席配置図面のように組めるので、慣れてきたらこちらを利用すると本格的な雰囲気を出すこともできます。
ビデオチャットサービスの紹介についてもまとめてありますので、参考になれば幸いです。
カメラ位置はYoutubeと同じ状態でOK
オンラインワークショップでも、カメラの位置は制作スペースが見えるようにして、顔を映す必要はありません。
受講者に対しても制作スペースがよく見えるように伝えてあげましょう。(顔だけ写っていてもしょうがないので…)
配信者の聞き取りやすさを上げるためにミキサーやオーディオインタフェイスを利用する
オンラインイベントなどでワークショップをする際に、中心となる配信者の音声品質が悪いと、参加者へメッセージが通じずに困ってしまう場合もあります。
品質の高くて聞き取りやすい音声品質で提供する場合は、ミキサーやオーディオインタフェイスなどを導入してサービス品質を上げていくことも可能です。
このあたり、接続方法が難しいとの声をよく聞くので、筆者が実際に利用している環境を画像を中心に詳細解説記事を作成しました。
こちらの記事がお役に立てば幸いです。
最初は家族や友達に手伝ってもらおう
いきなりのオンラインワークショップは難しく感じることもあります。最初は誰か知り合いに手伝ってもらいながら運用イメージを付けていくことをお薦めします。
ハンドメイド作品のオンライン決済方法
オンラインワークショップまでを考えると決済の方法も考えなければいけません。
現在、決済の方法はたくさんあります。
- 銀行振り込み
- カード決済
- スマホ決済アプリ
銀行振り込みは、人数が多くなると互いに手間がかかるので少し大変かもしれません。
自分の銀行口座情報も出さなければいけないので個人ではあまりお薦めしていないです。
カード決済は以前に比べるとかなり簡単に構築できるようにはなりましたが、決済用のページを作って決済システムへのリンクを貼る必要があるなど、ちょっと障壁が高いです。
スマホ決済アプリでしたら、今はPayPayや楽天pay、LINE Payなどスマホ上で決済をすることができるのでこちらのほうが簡単です。
ハンドメイド作品用のアカウント作成でSNSを活用していく
まずは動画コンテンツを作成して、SNSなどを通じてユーザーが認知する入り口を作ってあげましょう。
次に、そのコンテンツをX(旧Twitter)やnote、Instagramなどで「ハッシュタグ」を活用して新規開拓をしていきながらファンを増やしていきます。
SNSを活用して、自分の作品をたくさんの人に知ってもらいましょう。
筆者の場合は、LINEスタンプの制作と販売をしているので、LINE公式アカウントで展開しています。
友だちの人数も、コツコツと運用を続けて1.5万人以上になりました。
あなたの作品をより多くの人に知ってもらうためには、制作過程を通じて素材のこと、作り方などを伝える事の全てがファンを獲得するためのコンテンツになります。
SNSでの運用が苦手な方の場合は、ハンドメイド作品用のブログサイトを開設して、検索からでもファンの獲得が出来るように活動を広げていきましょう。
また、収益化も考慮したハンドメイド・ハンドクラフト向けの参考ブログ記事を作成しました。
YouTubeで制作過程を紹介した動画など、テキスト以外の情報を埋め込んであげると良い感じになっていきます。
人気が出てきたと思ったらLINE公式アカウントの開設もあり
先ほども少し紹介したのですが、以前と違い、今はLINE公式アカウントが無料で開設できるようになりました。
しかも、容易に個人のアカウントとビジネス用アカウントが切り分けられるようになっています。
LINE公式アカウントを使えば、集客からワークショップの開催連絡、リピーター確保までの同線が簡単にできるのでチャレンジする価値があります。
LINE公式アカウントを開設してコンテンツを整えて、友だちを増やしていきましょう。
LINEの公式アカウントは無料で運用も出来るのに、毎月1,000通のプッシュ通知が送信できるので、認知度を上げていくためのサポートがかなり厚いのが特徴です。
新作をリリースしたときにプッシュ通知で友だちに知ってもらえるのはとても素敵ですよね。
一例なのですが、こちらはLINEスタンプを制作している人向けのLINE公式アカウント記事です。
他にも、LINE公式アカウントをいろんな業種での運用する方法を当ブログ(ユニコブログ®)では扱っているので、お役に立てば幸いです。
音声配信中心のコンテンツ作りで集客をする
ポッドキャストもふくめ、ライブ音声配信などで集客をすることも可能です。
音声だけだとハンドクラフト系は伝わりづらいのでは?
ということも考えられます。
しかし、音声コンテンツではその物を作ったきっかけや、ハンドメイド作品などをうまく作るエッセンス程度の内容を音声で伝えて、プロフィールリンクからYouTubeチャンネルへリスナーの導線を作ることも可能です。
作品の紹介など、少しでもしゃべってみるのが平気でしたら、このようなチャンネルも併用して少しずつ発信をしていくことで、幅広い集客チャンネルを育てて行くことも可能になりますので検討してみてください。
音声だけのコンテンツをYouTubeで実現する
YouTubeでは顔出し無しで手元だけ映して配信する方法もありますが、映像データの方を静止画像だけにして音声収録したものをアップして動画化する方法もあります。
また、当ブログ(ユニコブログ®)で、商用もOKな無料で利用できるループアニメーション動画をダウンロードできるようにしてみました。
3DCG blog|ループアニメーション素材ダウンロードページ
音声配信やラジオ配信する時に、背景が動画だと良いな。と思っている方へ、上記の動画コンテンツがお役に立てば幸いです。
まずは、音声配信はどんなサービスがあるのかだけでも知っておくだけで選択肢はとても広がります。
こちらの記事も読んでいただければ幸いです。
世界中に配信できるプラットフォームを活用する
なんとなく、情報発信の運用イメージはできたでしょうか。
今回、自分のハンドメイド作品を多くのプラットフォームやチャンネルで配信していく方法は、一人でも複数人でも担当を分けて運用することが可能なので、皆んなで楽しみながら運用をしても良いと考えています。
本記事は引き続き、別記事も含めて細かく説明を加えていきますので宜しくお願いいたします。
また、ハンドメイド作品以外にもイラストやデザインの経験があればそのスキルは絶対に活かせます。
おうち時間を使ったイラストワークでの収入を得る方法もまとめましたので、こちらも参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。