海外向けのブログを始める方法と収益化について実例で分かりやすく解説

海外向けのブログを始める方法と収益化について実例で分かりやすく解説

ブログサイトなどの情報発信系Webサイト運営をしようと思うと、何のジャンルにすれば良いのか迷うことがよくあります。

そんな時の1つの選択肢に、日本語以外の言語を習得している、または勉強して文章を書くことができる場合、補助ツールとして翻訳ツールを活用した海外向けの情報発信サイトやブログサイト運営を行うという選択肢があります。

そして、コンテンツにはニッチジャンルを選ぶのですが、例えば日本語のニッチ市場ジャンルは、サイト運営をする上で収益化を目的とした場合、収益化しやすいジャンルと収益化させにくいジャンルは、残念ながら存在します。

とはいえ、収益化しにくいジャンルも、Webサイト(ブログサイト)のテーマを特化させて海外向けに情報発信すれば、それなりの売上を生んでくれるサイトにすることが可能です。

本記事では、その時に海外向けの情報発信Webサイトやブログサイトにしていけば良いのか解説していきます。

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)を始めてみる

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)を始めてみる

それでは、海外向けの特化型Webサイト(ブログサイト)方法について解説していきます。

先ほども述べたように、利用人数の多い言語を選んでのニッチマーケットに対する情報発信は、「日本国内向けの同じニッチなテーマ」でも、前提となる市場規模が違うものが数多くあります。

海外向けWebサイトで売り上げは上がるのか?

現状、いくつかのブログサイトやWebサイトを運営して年単位で検証中をしていますが、全てを合わせての金額を公開します。

本当に少しずつですが売上が上がるようになってきました。

複数のWebサイト全てを合算した売り上げ金額

これは、多分になってしまうのですが、海外向けのWebサイト運営が日本のレンタルサーバーや日本でよく利用されるWordPressテーマで対応できるのか、色々な組み合わせで検証しながら運用しているため、コンテンツ制作に集中できずに更新頻度が低いというのが課題になっていると考えています。

しかし、今現在は海外向けに売上が上がっているWebメディアに少し集中するようにして、Webサイトの成長を早めて海外からの売り上げ比率を高めるようにしているので、少しずつですが、売上が上がるようになってきました。

システムによって公開して良い範囲があるのでご理解いただければ幸いです

Googleアドセンスを利用している人であれば、個人、法人ともに取得する税務情報関係の書類で困ることはほとんどないと思います。

また、海外のASPやアフィリエイトパートナープログラムに利用されるシステムが、画面もサポートも「日本語」に対応してくれるところが増えてきたので、安心して海外向けの情報発信で収益化することができます。

多くの人に利用されている言語を選ぶ

多くの人に利用されている言語を選ぶ

まずはこの「利用人口の多い言語とは何か?」を知ることが重要になります。

言語の利用人数は「文部科学省の(1)世界の母語人口(上位20言語)」などの情報で確認することができますが、筆者が試しで運用している言語は

  1. 英語
  2. スペイン語
  3. ヒンディー語

の3つの言語でWebサイトやブログサイトを作成して運営しています。

他にも、ある程度の読み書きができる言語があるのですが、上記3つに絞っています。

海外向けの言語にしたWebサイトやブログサイトを運用するときのレンタルサーバー

海外向けの言語にしたWebサイトやブログサイトを運用するときのレンタルサーバー

これは、筆者が実際に運用しているという前提が入ってしまいますが、下記のレンタルサーバーサービスを利用しています。

  1. お名前.com
  2. ConoHa WING
  3. エックスサーバー

海外のレンタルサーバーを利用する方法もあるのですが、海外に住んでいる知人の人達にWebサイトの体感速度などを見てもらったところ、不便がなさそうでしたので自分が使い慣れているレンタルサーバーを利用しているというのが本音のところです。

関連記事:レンタルサーバー徹底比較!WordPressおすすめサーバーを解説

収益化に成功し、Webサイトの表示に対する高速化などを突き詰めていきたい場合は、月額数千円程度でCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を利用して解決できるので、あまり気にする必要はないと考えています。

例えば、筆者の場合はWordPressのプラグインを提供しているWP Media社のプラグイン3つを利用して海外向けのWebメディアに対するサイト表示の高速化などを済ませてしまっています。

  1. WP Rocket
  2. Imagify
  3. RocketCDN(WP Rocketの管理画面から追加で利用した方が簡単です)

関連記事:WordPressの画像圧縮で使うプラグインはImagifyだけでも良い理由を解説

あとは、レンタルサーバーを借りると、そのまま独自ドメインも無料になる特典などが、最近のレンタルサーバーサービスはあったりするので、その時の感じで選んだりしています。

ただ、ヒンディー語向けの独自ドメインは「.in」にしたかったので、当時はお名前.comで取得しました。

関連記事:ドメインとは?これからブログを始める初心者向けに分かりやすく解説

多言語に対応させやすいWordPress用テーマを利用する

多言語に対応させやすいWordPress用テーマを利用する

ここについても、あくまでも筆者の運用実績の場合なので、もしかしたらもっと簡単に日本語以外のWebサイトデザインテーマとして利用できるWordPressテーマがあるのかもしれないのですが、筆者の場合は、まず前提としてCMS(コンテンツマネジメントシステム)にはWordPressを利用しています。

そして、いくつかのWordPressテーマを利用してみているのですが、今のところ所感としては

  1. STORK19
  2. SWELL
  3. THE THOR(ザ・トール)

辺りが良いと考えています。

特に、筆者の個人的な感覚になってしまいますが、多言語化ではなくて、日本語の言語で1つに絞る場合にはSWELLの利用がかなり便利です。

ただ、そうはいっても筆者の場合はSTORK19というより、このWordPressを開発している会社がリリースしているWordPressテーマをずっと使ってきてしまっていて、そちらに慣れてしまっているので、気分で使い分けてしまっているのが正直なところです。

難しいカスタマイズをしなくても、情報発信する言語に合わせたカスタマイズがしやすいので、検証用サイトをいくつも作ることが可能というところがその理由です。

関連記事:WordPressテーマでおすすめできる有料版と無料版を比較して実例を基に紹介

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)に向いているジャンル

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)に向いているジャンル

今のところ、個人的に狙い目なWebサイトのジャンルとしては

  1. 日本で食べたラーメンの感想日記ブログ
  2. 日本の伝統模様の作り方などを説明したノウハウサイト
  3. 個人的な価値観や文化に対する感想を書いた日記ブログ

のような分野が良いと考えています。

上記以外にも、日本語の読み方で英語になった単語をキーワードの中心に添えてコンテンツ制作をしたりするのも良いと考えています、

具体的なキーワードとして

  1. かわいい(kawaii)
  2. いけばな(ikebana)
  3. ラーメン(ramen)
  4. まんが(manga)
  5. おりがみ(origami)

などがあります。

このあたりの単語は、すでにニッチではなくなってきている感がありますが、アクセス数を上げやすいというのはあります。

それぞれの単語を中心にサイトコンテンツを作っていく中で、例えば「おりがみ」などは、YouTubeと組み合わせて運用すると良いと考えています。

関連記事:ブログでハンドメイドやハンドクラフト作品を紹介するときの見本記事

英語が話せてライティングも出来る方は、全然、もっと色んなテーマにチャレンジで良いと思います。

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)の収益化

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)の収益化

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)で収益化して売上を上げるには、日本でアフィリエイトサイトを運用するように、何らかの広告をサイト内に埋め込みながら適応させていかなければなりません。

実際、筆者の場合は

  1. Googleアドセンス
  2. impact(アフィリエイト管理システム)
  3. 企業独自のアフィリエイトシステム

の3つを運用して収益化しています。

それぞれ、扱う内容によって適したアフィリエイト広告のタイプがあるので、ちょっとアイデアを考える必要があります。

例えば、先ほど紹介した「日本の伝統模様の作り方などを説明したノウハウサイト」であれば、impact(アフィリエイト管理システム)でCanva等と提携したり、ADOBEなどは自社で世界中に対応したアフィリエイトシステムを持っているので、直接アフィリエイトパートナーとしての提携をするようにして収益化出来るようにしていったりします。

海外向けに情報発信をして収益化をする方法はたくさんありますが、日本的なアフィリエイト広告に慣れている場合は

を利用している、各国の企業が扱っている成功報酬型などの案件を扱うのが良いと考えます。

運営しようとしている海外向けのブログなどに、自分に合った成功報酬型のアフィリエイトがない場合は、Googleアドセンスのようなクリック報酬型の広告システムを導入するのもアリです。

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)で日本語からの翻訳に使うツール

海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)で日本語からの翻訳に使うツール

筆者の場合、作成した文章の編集などについては、下記の翻訳ツールを利用してWebサイトコンテンツの制作に役立てています。

  1. Google翻訳
  2. DeepL翻訳
  3. ChatGPT

上記の3種類を利用しています。

注意点としては、例えばGoogle検索などを主要な検索流入先として、翻訳した内容をそのままコピペで利用するとガイドライン違反になってしまいます。

参考リンク:スパム行為のある自動生成コンテンツ|Google検索セントラル

スパム行為のある自動生成コンテンツ

自動ツールで翻訳されたテキストが、人間によるチェックや編集を経ずに公開されたもの

スパム行為のある自動生成コンテンツ|Google検索セントラル

言語によっては、主要マーケットにする検索エンジンを別にして展開することもできるので、都度、検索サービスのガイドラインを確認することをオススメします。

日本人が運営する海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)のポジションに徹する

日本人が運営する海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)のポジションに徹する

筆者自身は、運営する海外向けの特化型Webサイト(ブログサイト)を運営している中で徹底しているのが、「日本人が運営する海外向け特化型Webサイト(ブログサイト)」というポジションを徹底することです。

特に何か問題が起きた事は無いのですが、国が変われば文化や価値観も法律も違うので、同じ文章でも読み手の捉え方が変わることを前提にコンテンツ制作をしていきましょう。

日本のニッチと海外向けのニッチは市場規模がまるで違う

個人的には、日本ではニッチなように見えても、世界規模で見れば十分に大きなマーケットになる「キーワード」がたくさん眠っており、今からの参加でも十分に収益化して売上を上げることの出来る世界なのだなと感じています。

可能であればWebメディアを展開している国と言語の友達を作る

Webメディア内の文章をより正確な内容に修正してリライトしてくためには、可能であれば現地の知り合いを作るのが近道です。

大きく収益化できれば、スペルチェックや適正な単語で構成されているかなど、最初は無償で協力してもらって、収益化できたらちゃんとレベニューシェアにすれば、互いに明確なメリットを持ってパートナーとして一緒にWebサイトを運営してくれます。

海外向けブログは、国内向けのWebメディアに比べると煩わしい面もありますが、日本語よりも利用者人数が何倍も多い言語は多くあります。

この辺り、実際にやってみると学べることがたくさんあるので、ぜひ、日本の情報を世界に発信する分野を選んで始めてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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