最近は、リカレント教育やリスキリングという単語をよく目にするようになりました。
筆者の周りでも、それらを行ったり、続けていくためには「何をすれば良いのか?」ということをよく聞かれるようになりました。
筆者自身は、Webサイトでテキストコンテンツを中心とした制作をしているので、定型文のように、レンタルサーバーを借りてのブログ運用をオススメするのですが、それ以外にも、作図や画像加工、動画の編集や3DCGコンテンツ制作など、学びながら実際にコンテンツ制作している日々です。
その中でも、特にブログ運営で身に付くスキルは、会社員としても、今後、起業するにしても、何かと役立つ知識やスキルが数多く身に付いていきます。
本記事では、その中でも特にブログ運営で身に付くスキルについて解説していきます。
ブログで身に付くスキルは文章力
ブログサイトの運営を長年していて、1番感じたスキルアップは、文章を書くスキルが明らかに向上するところにあると考えています。
ブログ記事の執筆は、文章を書く最適なトレーニングツールとも言えます。
主観的ですが、本記事の文章についても以前に比べたら随分と良くなったほうです。
定期的にブログを書くことで文章力が向上した実感はあり、伝えたい文章を書くことが少しずつできるようになってきました。
現在、多くのWebサイトを運営していますが、最初のほうに書いたブログコンテンツを、コツコツとリライトして直している日々です。
簡潔で分かりやすい文章を書けるようになる
テキストコンテンツの基本は、読者が興味を持つ内容をわかりやすく伝えることが大切とされています。
長すぎる文章や分かりにくい文章では読者の興味を保ち続けていくことができません。
とはいえ、筆者の場合は、まずは書きたいままに書いて後からリライトするタイプなので、文章は長くなってしまうし、分かりにくい表現になってしまうことが今もあるので、胸を張っていることではありませんが、それでも、色々な書き方が出来るようになるスキルが身に付くのは確かです。
簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。
タイトルから見出しに沿った文章や要約までが書けるようになる
Webサイトの各ページにあるコンテンツ構成として
- タイトル
- リード文(要約も含む)
- 見出し(複数)
- メインコンテンツとなる文章
- 読者に対する次の行動喚起
上記5つの文章構成は、ブログサイトを含むコンテンツページの基本構成です。
これらの項目は全て、重要となるポイントや書き方も変わるのですが、ブログコンテンツでは、この構成で行くことが多いため、様々な文章の書き方を身につけることが可能になります。
あとは、上記5つの項目が短いのか、長いのかという違いだけなので、ECサイトでの各商品ページの文章作成から、LP(ランディングページ)も含めて、多様な書き方を身につけることが出来ます。
適切なキーワードを使い分けることが出来る
検索エンジンからのアクセス流入を期待したWebサイトでは、Webサイト運営の目的に繋がる適切なキーワードを各ページ内の文章で織り交ぜて書いていく事が重要です。
文章内での過剰なキーワードの使用は、検索エンジンからの流入を考えた場合は、逆効果になるので注意が必要ですが、ブログを書いていると、自然と文章の中で適切にキーワードを使うスキルが身に付いてきます。
ブログサイトは独自ドメインの取得からサイト制作まで、レンタルサーバーサービス内で全て完結することが出来ます。
関連記事:レンタルサーバー徹底比較!WordPressおすすめサーバーを解説
Webの基礎知識を学ぶことができる
ブログを運営することで、大事な基礎スキルを身につけることも出来ます。
- Webの基礎知識
- Webサイトデザインの基礎知識
- Webコンテンツ制作の基礎知識
ブログ運営では、上記の知識を自然に、必然的に学んで経験することになります。
そのため、Webの基本知識を含めて、Webサイト運営に関する多くのスキルを身につけることが可能になります。
関連記事:Webとは?初心者向けにWebの基礎知識を効率よく勉強する方法を5つ紹介
Webサイトデザインの配色やフォントの使い方を学べる
配色やフォントの使い方によって、ブログの印象は大きく変わります。
基本的な配色のルールやフォントの種類、サイズについて学ぶことで、ユーザビリティーからアクセシビリティーまで、多くの知識を得る機会が生まれます。
より魅力的なブログを作ることができるスキルを身につけることによって、Webサイトの制作や運営担当として活躍も出来るようになり、また起業するときにも自分でWebサイト運営が出来るメリットはかなり大きいのが事実です。
レスポンシブデザインの基礎を理解する
レスポンシブデザインとは、デバイスの画面サイズに応じて、自動的にレイアウトを最適化する技術のことです。
一時期、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスが普及したことにより、デバイスによって表示されるWebサイトの見た目が大きく異なることが問題視されるようになりました。
そこで、レスポンシブデザインが注目され、多くのWebサイトで採用されるようになっています。
レスポンシブデザインを実現するためには、WebサイトのHTMLやCSSを適切に記述する必要があります。
例えば、デバイスの画面サイズに応じて、Webページの幅を自動的に調整するCSSの設定を行うことができます。
また、画像やテキストなどの要素の表示方法も、デバイスの画面サイズに合わせて最適化することが可能です。
ただ最近は、特にブログサイトで数多く利用されるWordPressに関して言えば、プロが作成したWordPressテーマを導入すれば、プログラミングができなくても、すぐに期待するレスポンシブデザインを表現するプログラムが実装されたサイトデザインでWebサイト運営を実現できるので、どのテーマが、どのようなデザインになるか?また、どんな機能を実装しているかを把握しておくだけも十分にサイト制作などに役立つ知識とスキルになります。
レスポンシブデザインを導入することで、色んなスマホでも快適にWebサイトを閲覧できるようになり、また表示にも統一感を出すことが可能になります。
関連記事:WordPressテーマでおすすめできる有料版と無料版を比較しながら実例を用いて紹介
セキュリティ対策の知識やスキルが身に付く
Webサイトを運営する上で、セキュリティ対策は非常に重要です。
特に、個人情報や重要な情報を扱うWebサイトを運営する場合は、セキュリティに関する問題が起きると、かなり致命的な問題となります。
初歩的な部分からできるWebサイトのセキュリティ対策としては、以下のような対策が挙げられます。
- WebサイトにSSL(Secure Sockets Layer)の導入をする
- パスワードに関する運用方法や知識
- 管理者権限やメールアカウントなどの権限を管理する方法
これらの対策から始める事で、Webサイトのセキュリティを強化することができます。
また、セキュリティに関する情報を常に最新のものに更新することも重要です。
最近のセキュリティ対策は、常に学びになります。
放置しておくと深刻な被害をもたらす可能性があるので、まずは、利用しているサービスやツールのセキュリティについて公開されている情報を参考に学んでいきましょう。
コンテンツの品質を高める
コンテンツの質を高めるというのは、すごく曖昧な表現になりますが、本記事の冒頭で紹介したように、多様なテキストコンテンツの書き方は、どの業界や分野でも重要になります。
Webサイトの運営内容によっては、読者に価値をもたらし、正確で信頼性の高い情報を提供することが求められます。
また、文章の構成や表現力を向上させ、読みやすくわかりやすい文章であることも重要です。
また、テキストコンテンツなどの文章を書く事になれてきたら、画像や動画などの多様なコンテンツを活用して、画像を加工したり作図の方法を覚えることで、より分かり易いコンテンツ制作のスキルを身につけて、活躍の幅を広げていくことが可能になります。
SEO(検索エンジン最適化)の知識やスキルを得られる
Webサイトを作成するうえで、SEO(検索エンジン最適化)対策を行うことは重要です。
基本的に、検索からのアクセスはGoogle検索になるかと考えます。
この場合、SEO(検索エンジン最適化)について、まずはGoogle検索セントラルで得られる情報を学んでいきます。
その上で、実際の経験を交えて、公開されている情報と実際を定量的に比較して改善をして行くことが重要になります、
SEO対策を行うことで、検索エンジンでの表示順位を上げ、多くのユーザーにアクセスしてもらえる可能性を高めることが可能になります。
具体的には、
- キーワードの選定
- 検索意図の把握
- タイトルタグの決定
- メタデスクリプションの最適化
- キーワードとコンテンツの関連性を設計
- サイト内の内部リンク設計
- プライバシーポリシーなどのWebサイトに必要な情報
などが挙げられます。
さらに細かく書き上げていくと、まだまだ多くのやるべき事があるのですが、基本的には上記の部分をコンテンツ品質を上げていく(ユーザーの満足度を上げる)ために行う方法を学ぶスキルを得られることが出来ます。
アクセス解析ツールの活用方法を学ぶことが出来る
Webサイトのアクセス解析を行うことで、訪問者数や滞在時間、この他にも、各ページのどの部分がよく見られているかなどを把握するヒートマップツールなど、収集できる情報によって扱うツールはたくさんあります。
これらのツールは、誰もが使っているほどの有名なツールがいくつかあります。
当ブログでは、そのような解析系ツールは外してしまいましたが、アクセス解析の結果を元に、Webサイトの改善点や課題を把握し、改善策を検討するスキルを身につけられれば、かなり重宝されるスキルをもつ人物として活躍することも可能になります。
効率的にアクセス解析を行い、Webサイトの改善につなげることを繰り返す練習は、やっておいて損はしないので、ぜひ身につけるべきスキルの1つとして学び続けておきたい項目です。
著作権や知的財産権についての知識を身につけることが出来る
著作権や知的財産権といっても、スゴく範囲が広く、そして、その解釈においてもすごく難しい部分が多くありますが、明らかにアウトなコンテンツの扱い方を知るだけでも、かなり多くのトラブルを割けることが可能になります。
詳細は、先の関連記事にまとめたので、ぜひ読んでいただき、お役に立てば幸いです。
著作権や知的財産権のことを学び、そして、商用利用可能な範囲を守った上でビジネスを成長させられた場合の安定感は、かなり盤石なものになります。
このあたりは、Webサイトを運営することにおいて、個人でも法人でも、営利活動やコンテンツの商用利用していく中でかなり重要な部分になるので、スキルとして身につけておいて損はないです。
ブログ運営で身に付くスキルは幅広い分野で活用できる
以上、ブログで身に付くスキルについて解説してきました。
ブログを通じて、文章力やWebデザイン、マーケティングから著作権、知的財産権の知識まで、多く範囲に渡るスキルを身に付けることができます。
また、ブログ運営には、コンテンツ制作やWebサイトの改善など、多岐にわたるスキルが必要になりますが、身につけたときに活用できる範囲はすごく広くなります。
本記事で書いてきたスキルを身に付けるためには、継続的な努力や学習が必要なので、日々のブログ運営を通じて、少しずつ学びながらスキルアップしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。