ブログ記事のタイトルは、検索流入の大きさを考えたキーワードの選定と、付けたいブログ記事のタイトルのバランスをとるのが難しいところです。
本記事では、検索で表示させたいキーワードを定めて、そのキーワードで表示されるブログタイトルの決め方や、検索エンジンから幅広く拾われる調整方法を解説します。
特に、ブログの収益化をアフィリエイト広告のように、成果報酬型で行っていく場合には役に立つと考えています。
- 集客記事と収益記事でブログ記事名のテイストを変える
- ブログ記事のタイトルに最適な文字数
- ブログ記事のタイトル名にできる工夫
ブログ記事には【集客記事】と【収益記事】がある
結論から言うと、ブログ記事のタイトル名には、集客をするための「キーワード重視」の記事と、ブログ記事内の広告(特に成果型のアフィリエイトの場合)でコンバージョン(CVR=成約)をしてもらうための収益記事の2方向に分けていくと、タイトル名が整理されていきます。
本来、ブログに「こう作るべき!!」というルールはないのですが、収益化を考えたブログの場合は以下の3種類があります。
- 検索エンジンに最適化した「集客記事」から「収益記事」にページ移動してもらう
- 収益記事が直に検索で上位表示されるようにする
- SNSなどで広げてもらいやすいようにSEOを無視した目を引くキャッチーなタイトルにする
筆者の場合は、主に①番と②番の手法をとっているので、このブログではベタなブログ記事のタイトル名が多いです。
それでは、
- 集客用
- 収益用
- 拡散用
の記事の場合について解説していきます。
① ブログ記事を集客用のタイトルにする
ブログ記事のタイトル名を集客用の記事にする場合は、キーワードを重視したタイトル名にしていきます。
具体的には、キーワードボリュームを調査しつつ、検索意図からブログの設計上の位置付け、或いは書こう思っていたブログ記事を決めていきます。
クリックしてもらいたい掴みのタイトルを考えることも重要ですが、検索エンジンはタイトルの先頭にある語句を重要なキーワードとして捉える傾向があります。
なので、定めたキーワードを優先してタイトルの先頭の方に持っていき、ブログ記事のタイトル名にします。
例えばこのブログ記事の場合だと
- 「ブログ記事」
- 「タイトル」
- 「付け方」
の3つのキーワードを据えています。
なので、超ベタに「ブログ記事のタイトルの付け方を分かりやすく解説」にしています。
② ブログ記事を収益用のタイトルにする
収益専用の記事にするのであれば、キーワードボリュームよりも検索意図を重視したタイトル名を重視します。
収益記事の型はいろいろあって
- 選択型収益記事
- 体験談(商標)重視記事
など、敢えてカテゴリー化して名前を付けるならいろいろなやり方があります。
選択型収益記事
アフィリエイト記事でよくある「比較」とか「おすすめ」というキーワードが入っているタイトル名ですね。
このパターンは比較的キーワードボリュームが多い場合があるので、その「比較記事」に内部リンクが集まるように、「集客記事」で綿密に設計したサイト設計をしたりもします。
- ブログが簡単に作れる!サーバー&WordPressテーマ組み合わせ3選!
- レンタルサーバー徹底比較!WordPressおすすめサーバーを解説
- WordPressテーマでおすすめできる有料版と無料版を比較しながら実例を用いて紹介
体験談重視記事
体験談重視であれば、「商標記事」系があったりしますね。
タイトル名には具体的に利用した商品名やサービス名を入れてオススメする系のタイトルを付けていきます。
事例として、下記の記事が役に立てば幸いです。
参考記事 : ConoHa WING(コノハウィング)を使ってみた使用感や感想を書いてみた
③ ブログ記事を拡散用のタイトルにする
これは、さじ加減が難しいところもあり、筆者はあまり多用しない、というよりも苦手なのでほとんど使わない手法です。
SNSアカウントが育っている状態なら、ユーザーにも検索エンジンにも分かりやすいタイトルを付けるよりも、思い切りキャッチーなタイトルを付けた収益記事にして、さらに内容も収益記事に寄せた構成にしておくことです。
検索エンジンを意識しないので、正直、記事の内容についても
「●●をするなら、結論としては●●を選べば大丈夫です。」
と、確かな経験と体験、論拠を添えて、ブログ記事内で紹介している商品やサービスのアフィリエイトリンクと合わせて記載しておけば、きちんと収益記事になります。
関連記事:ブログでアフィリエイトを始める方法を分かりやすく解説【初心者向け】
信頼されているSNSアカウントなら、訪問者(SNSのフォロワーやファン層)であれば、検討段階を超えてすぐに「クリック」、または「購入動作」に遷移します。
ブログ記事のタイトルで最適な文字数とは?
ブログタイトルの文字数は、可能な限り、ユーザーが検索サービスを利用して、検索結果に表示された時に表示される状況を想定して、表示される最大文字数と合わせて表示させたいところです。
ですが、ユーザーが検索している環境には、かなりの差があります。
- 検索サービスを利用している時のデバイス(PCブラウザなのかスマホなのか)
- 利用しているOSやブラウザ
- 利用しているWebブラウザや機種で設定している「文字の大きさ設定」
これ以外にも、多くの環境設定によって、検索時に見えるブログ記事タイトルの文字数は変わります。
従って、可能であれば、文字数が少なくなることを想定してブログ記事のタイトルを選ぶことが重要になります。
筆者の場合、当ブログ(ユニコブログ®)の場合ではあまり気にせずにブログ記事のタイトル名を決めてしまっていますが、広告収益を生み出している副サイトでは、検索ユーザーがブログ記事のタイトルを最初から読んだときに、30文字で内容を表現するようにしています。
定期的に検索結果でブログ記事が表示される文字数は把握しておく
ブログタイトルの文字数には26文字から32文字、36文字のパターンなど、数多くいろいろありますが、ブログ記事を書くときには、都度検索結果をPC環境とモバイル環境で確認して都度、その表示される最大文字数を確認しておきましょう。
ブログ記事のタイトルと見出し内の文章について
例えば、Google検索の場合、検索結果に表示されるブログ記事のタイトルはGoogle側で自動的に決定します。
ブログ記事のタイトルの付け方で意識したいこと
ブログ記事のタイトルを考えるときには、下記の参考リンクが役に立ちます。
参考リンク:検索結果でのタイトルリンクに影響を与える|Google検索セントラル
前提として、ユーザーが使用する検索サービスをGoogle検索だと仮定して、最終的に検索結果として表示されるブログ記事のみタイトルは、下記の要素によってGoogle側で決定されます。
Google 検索では、次のソースを使ってタイトルリンクを自動的に決定します。
Google 検索のタイトルリンクの作成方法|Google検索セントラル
<title>
要素内のコンテンツ- ページに表示されるメインの視覚的タイトル
<h1>
要素などの見出し要素- スタイル処理によって大きく目立つように作られたその他のコンテンツ
- ページ内のその他のテキスト
- ページ上のアンカー テキスト
- ページを指すリンク内のテキスト
つまり、タイトルとして設定したテキストだけではなくて、そのページ全体のコンテンツから検索結果に表示されるタイトルリンクを自動的に決定すると記載されています。
例えば、特化ブログの場合は、上記の引用で記載されている事柄に沿ってコンテンツを作成していくのはそれほど難しくはないと考えます。
しかし、日記系のブログ記事などは、少し難しいかもしれません。
ブログ記事を書いた後にタイトルとコンテンツの関連性を確認する
ブログ記事とタイトルの作成まで完成したら、せめて下記の3つだけは確認して関連性があるか確認をしてみましょう。
- タイトルとコンテンツの関連性(日記ブログ記事の場合、話がそれていないかなど)
- 目次や協調している文字とタイトルの関連性
- 他のページにリンクする場合は、テキストリンクを何にするか決めておく
これらのことを意識して確認していくだけでも、タイトルが勝手に変わったりしないで表示されるようになります。
ブログ記事の部分的なコンテンツが検索結果に表示されることもある
ブログ記事のタイトルは既にご存じの通り、SEOに限らず検索流入で狙ったキーワードで、検索結果に表示されるた時に検索をしたユーザーにクリックしてもらえるかを左右する、すごく大事な重要ポイントです。
最近、Googleから「Passage-Based Indexing」についての発表もあり、ブログ記事の一部分だけを対象に評価される流れが出てきたので、それも考慮しながら今のうちに対策をしておくことも重要です。
Passage-Based Indexingについては、下記のサイトで詳細が説明されています。
参考リンク : 海外SEO情報ブログ| Passage IndexingをGoogleが導入。ページ内の特定の部分だけをランキングの対象に。検索結果の 7 %に影響。
ブログ記事のタイトル先頭に重要なキーワードを入れる
先ほど、簡単に説明したキーワードを重視してタイトルを考えた場合についてですが、キーワードは大きく分けると3つに分解することが出来ます。
タイトル決め
例えばSNSの場合でしたら
・「X」で「フォロワー」を「増やす」方法をわかりやすく解説
・「X」で「フォロワー」から「シェア」してもらう方法を解説
・「X」で「フォロワー」から「いいね」してもらう方法を紹介
などのような形です。
引用 : ユニコブログ | ブログで月間1万PVになるまでやってきた3つのこと
ブログ記事のタイトルは、基本的には「メインキーワード」+「サブキーワード」+「アクセントキーワード」の3語で構成をしていきます。
キーワードを3語に分解したときに、検索ボリュームが大きいものを優先(タイトルの始め)に置いていきます。
アクセントキーワードは「見出し」の構成でもかなり役立ちます。
アクセントキーワードは見出しで利用していき、キーワードを広くつかみ取れるようにしておくのもOKです。
狙ったキーワードで検索上位されているサイトを見ると、見出し構成がそんな感じになっているところが多くあります。
他のサイトの見出しを効率よく抽出して調査するためのツールは、下記の記事で紹介しています。
関連記事 : ブログの見出し構成の作り方と設計に困らないWebツールの紹介
ブログ記事のタイトルを工夫して検索意図を絞る
ブログサイトから生まれる収益額は、アクセス数に比例するものではありません。
少ないアクセス数でも、サイト訪問者の検索意図をまとめ上げることが出来ればアクセス数に限らず、高い収益を出していくことが可能です。
そのような時は、
「X」で「フォロワー」から「いいね」してもらう方法を紹介
と、きちんと検索意図をブラッシュアップする方法もありますし、
初心者向け!!ブログの書き方講座【これだけ覚えておけば大丈夫】
みたいに、【】(かっこ)を使って、サブタイトル気味に検索意図を強調、または補強するタイトルを付けておく方法など、様々なやり方があります。
ブログ記事のタイトルに数字を入れる
ブログ記事のタイトルに数字を入れるのも有効な手法です。
数字を入れる時のコツを3つ紹介します。
- 何かのやり方やステップをブログ記事のタイトルにする場合
- 比較やランキングのブログ記事タイトルにする場合
- ブログ記事のタイトルに使える3という数字
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1.何かのやり方やステップをブログ記事のタイトルにする場合
- ●●を出来るようにする●つの方法
- ●●をかなえる●つの方法
- ●●を作る●つのステップ
などの場合は、3や5などの奇数で少ない数字などの方が良いです。
あんまり工数が多いと難しく感じてしまいます。
2.比較やランキングのブログ記事タイトルにする場合
比較やランキング記事などの場合は、入れ込む数字によって印象がだいぶ変わるので、ブログ記事をどんな意図で紹介するのかによって数字を変えていきましょう。
数字が小さいほど、厳選感があります。
数字が小さいと、厳選感が出ますがデメリットとしてブログ記事のボリュームを増やしにくいという所もあります。
あまりに数字が大きいと寄せ集め感が出てきてしまいます。
たまに見かける50選とか100選を見ると、もはや厳選して紹介しているとは思えず、●●選ではなくて●●特集のほうがブログ記事のタイトルとしては良いかもしれないです。
3.ブログ記事のタイトルに使える「3」という数字
これは思いっきり筆者の偏見ですが、「3」という数字を意識してブログ記事のタイトルを決めたり、紹介する内容の見出しなども、3つをベースに記事構成として考えていくとやりやすくなります。
ビジネススクールなどに行くと、かなりの確度で「3」という数字がとても使われるようになります。
筆者が通っていた大前研一さんが経営するビジネス・ブレイクスルー大学大学院や大前経営塾などでは、大手コンサルティング会社のマッキンゼーのことが事例としてよく出てきます。
マッキンゼーでは、徹底的にロジカルシンキングやMECEなどを訓練するのですが、その時に、結論を説明するときに使う数字の訓練で利用されるのが「3」という数字です。
なぜそうなのかについては、下記の書籍を読むと結構面白いので、是非読んでみてください。
参考書籍:マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか トップコンサルタントの考える技術・書く技術
ブログ記事のタイトルと内容を一致させる
ブログ記事は、全体がタイトルに沿った内容になっていることが理想です。
雑記や日記系だと難しいかもしれないのですが、ノウハウ系の場合は結構やりやすいと思います。
また、見出しのレイヤー(階層)で、メインキーワードに続く2語目、3語目にあたる関連した文章(コンテンツ)を書ければ良い感じです。
- タイトル
- 見出し
- ディスクリプション(ブログ記事の概要)
ポイントになる場所はきっちりと定めたキーワードが盛り込まれるようにブログ記事を作り込んでいきましょう。
関連記事:ブログでキーワードを入れる場所は3ヶ所だけ【初心者向け】
ブログタイトルをもとに、検索者の解決に必要な情報だけを盛り込んで記事にするとが重要です。
慣れてくると自分の型が出来てくると思うので、日々ブログの更新です。
筆者の場合は、ブログのカラム数を1つにして見出しの下に綺麗な写真とかを入れたりするのが好きで、ブログ記事のタイトルからなる文章の構成やイメージに合わせて、ブログ記事に使う画像素材を選んで楽しみながら書いたりしています。
そして、最後にもう一度、もともと決めていたブログ記事のタイトルと、文章内容を確認して、再度、ブログ記事のタイトルをへんこうすることもあります。
ブログ記事のタイトルと、そのブログ記事の文章、内容の一致は、ブログ記事の最初に記載されるリード文のところは特に一致するようにして、Webサイトに訪問してきてくれたユーザーがすぐに離脱していかないように気をつけていきましょう。