情報発信の始め方を分かりやすく解説【初心者向け】

情報発信の始め方を分かりやすく解説【初心者向け】

最近は、単に収益化を目的としたWebサイトの運営だけでなく、ブログ型サイトを含め、ポートフォリオサイト、SNSによる配信など、自分を知ってもらうことを目的としたWebサイトやSNSアカウントが増えてきました。

自分が持っている知識や経験をブログやSNSなどで発信することで、多くの人に自分を知ってもらったり、企業であれば、製品やサービスを知ってもらうことが可能になります。

しかし、情報発信を始めるために、どのようなプラットフォームを選び、どのようにすれば良いのか分からないという方も多いと考えます。

今回は、初心者でもできる、情報発信の始め方について、情報発信するメディアやプラットフォームを限定しすぎないように考慮して、分かりやすく解説していきます。

情報発信の概要と始め方

情報発信の概要と始め方

まずは、情報発信について粗方の概要を把握していくことが重要です。

情報発信とは、自分が持っている知識や経験を、SNSやブログなどのWebメディアを使って発信することから始まることが多いです。

特に、自分自身が楽しめることや、得意とすることであれば、継続的に情報発信を続けられる可能性が高まるので、情報発信をするテーマを決めるプロセスはとても重要になります。

また、自分の興味のある分野を発信することで、同じ趣味や考え方でも知らなかった視点を提供することが出来たりする可能性があり、それによって、その情報分野のファンやユーザー層との繋がりを増やしていくことができます。

下記は、情報発信を始めるための手順になるので、解説していきます。

STEP

情報発信をするジャンルやテーマの選定

まずは、自分の得意分野や興味のある分野を決めていきます。

自分自身が楽しめることや得意とすることであれば、継続的に発信を続けることができるので、できる限り自分が興味が持てる分野か、或いはもう多くの情報を持って行っていることがあればそれを選択していきましょう。

筆者の場合は、芸能から放送、映画まで、様々な映像コンテンツ配信の事業たちから技術開発、コンテンツ制作における様々なやりとりをしていました。

そして、会社からの収入だけに頼っていた中で、急に収入が落ちるという経験をしたので、「会社に依存しない生活」を軸に「情報発信の始め方」というジャンルを選びました。

STEP

情報を発信するメディアの選定

自分の発信する内容に合ったメディアを選定しましょう。

というのは、情報発信する内容や、人によって発信に向いているプラットフォームやサービスにはかなり好みが出てくると思います。

筆者の場合、Webサイトやブログ型のサイトで情報がまとめておけるようにしておいて、それらを中心メディアにして、他のメディア等を運用することを薦めていますが、このあたりは、自分が長く続けられるプラットフォームやメディアを選ぶことが重要です。

X(旧Twitter)、LINE公式アカウント、YouTubeなど、それぞれ特色がありますが、自分が得意とするメディアを選ぶことで、継続的に発信できるかを優先するのが重要です。

筆者の場合で言えば、今まさに、読まれているこのブログサイト運営がそれにあたります。

STEP

メディアに合わせたコンテンツの作成

情報発信をするメディアが決まったら、アカウント作成の前に、仮で発信するコンテンツを作成してみましょう。

例えば、自分が持っている知識や経験をまとめたテキストコンテンツ、画像、動画に加えて、もしかしたら音声配信が向いているかも知れません。

自分の発信する情報が、ユーザーにとって役立つ情報をどのようなコンテンツ形式で発信するのが有効なのか考える必要があります。

筆者の場合は、得意か苦手かは関係なく、情報発信を経験するために、まずは何でも配信してみたり3DCGコンテンツを制作してみたりなど、幅広く体験や経験をして、それをどのメディアに書くか決めています。

STEP

他メディアの活用

作成したコンテンツを発信するには、SNSの活用が不可欠です。

とはいえ、X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなど、それぞれ特色があります。

複数のSNSを使い分けることも可能ですが、いきなり複数のSNSを運用するのはかなり大変です。

また、メインのコンテンツとは別に、定期的にコンテンツを発信できるSNSを選ぶ必要があります。

関連記事:SNSとは?SNSの一覧と種類と仕組みを初心者に分かりやすく解説

STEP

プラットフォームにあわせたSEOやMEO、VSEOなどの対策

情報発信をする上で、SEOの対策は非常に重要です。

SEOとは、検索エンジン最適化のことで、他にも地図などのマップに最適化する為のMEO、YouTubeなどで多くの再生回数を実現するためのVSEOなどがあります。

自分が情報発信する分野でどのような単語の組み合わせがたくさん検索されているかなど、各プラットフォームやSNSなどでは、それぞれのコンテンツ品質を確認するシステムを持っています。

これらに対して有効なコンテンツを提供していくことが、情報発信のスタートで大事な部分になるので、最低限のコンテンツを広める方法を知る必要があります。

無料で使えるモノばかりなので、実際に情報発信前に使ってみるのが1番です。

関連記事:キーワードや検索ボリュームを知りたい時のツール3選

上記のステップにそって、情報発信の準備を進めていくことで、情報発信をした際の広がる可能性を、更に高められるようになります。

ただ、どんな情報発信の仕方があるのか迷う場合もあると思うので、ある程度の大きな括りでジャンルを下記に記します。

  1. ブログの始め方と人気ブログの作り方を完全初心者向けに解説
  2. YouTubeの始め方を基本から応用まで初心者用にわかりやすく解説
  3. 音声配信の簡単な始め方!始める前に知っておきたいこと
  4. ライブ配信ができるアプリの始め方と収益化する方法を分かりやすく解説
  5. イラストやデザインの副業で収入を上げて独立できるくらいの生活を可能にする方法を解説
  6. SNSのプロフィールで役立つプロフサイト作成Webサービスを紹介
  7. 発信力を高めるための方法について実例で分かりやすく解説

情報発信のためのコンテンツ作成

情報発信のためのコンテンツ作成

次に、情報発信のためのコンテンツ作成について解説します。

アイデアの出し方
自分が発信したいジャンルやテーマに合わせて、記事や動画のアイデアを出していきましょう。

例えば、自分自身が体験したこと、興味を持っている分野の最新情報、自分が得意な技術やスキルに関する情報のなかでも有名なサイトや著名な人物などから発せられる言葉や情報がアイデアになります。

それらを更に消化させて、できるだけアイデアとして、たくさん書き出していきましょう。

筆者の場合は、新しいアプリや事業、サービスが出てきていないか、プレスリリースやSNS、Googleアラートなどを活用して情報を集めています。
コンテンツの質
情報発信において、コンテンツの質は非常に重要です。

とはいえ、コンテンツの質を定義するのはかなり困難です。

ユーザーに役立つ情報であったり、ジャンルによっては面白い必要があったり、情報の種類のよっては、コンテンツに含まれる情報の正確性や発信者の権威性や専門性、そして信頼性も重要になります。

分かりやすさや読みやすさなども重要ですが、基本的には、ユーザーにとって魅力的なものであることが求められます。

また、自分自身が楽しめるコンテンツを作ることで、継続的な発信ができるようになります。

関連記事:ブログを3年間ほど運営してみて分かったことの話
フォロワーの獲得
情報発信において、フォロワーの獲得は非常に重要です。

これも単にフォロワーが増えても、アクティブに自分の情報に対して興味を持ってくれる人を増やさなければ意味がありません。

最近は、SNSによってはフォロワーの人数と実際に表示された回数などが見られるようになっているSNSもあるので、自分が発信した情報の、どのコンテンツが興味を持たれているのか学ぶ必要も有ります。

それが、コンテンツの質を高めることになるので、とても大切なことの1つになります。

その上で、自分自身が楽しめるコンテンツを作り続けることで、長く定期的に情報発信をしていけるようになっていきます。
コンテンツのバリエーション
先ほどの情報発信を始めるステップでも少し書いたのですが、情報発信において、コンテンツのバリエーションを増やすことは重要です。

例えば、筆者の場合は、会社のWebサイトよりも当ブログ(公式ブログ)に情報やユーザーが集まるようにしています。

動画やSNSのショートストーリー(ショート動画)などでもコンテンツを提供することも可能ですが、筆者の場合はブログサイトというテキストが1番発信しやすいので、そこを中心に色々な方面へ、様々なコンテンツの形で情報発信を試しています。

例えば、筆者のLINE公式アカウントは現在、2万人ほどの友だち数になりました。

新しい活動の発信は、このLINE公式アカウントに発信したりしています。

関連記事:LINE公式アカウントの作り方を分かりやすく解説
コンテンツの長さ
コンテンツの長さは情報発信するメディアによって適した長さが全く異なります。

例えば、ブログメディアでも、選択する単語(キーワード)によっては、500文字くらいの時もあれば、30,000文字になったりするときもあります。

動画の場合でも、15秒のショート動画から、動画の尺(動画の総時間)は、8分から10分程度が視聴維持率で最適な尺(時間)と言われていたり、ただ、注意すべきは、これについてもその真実は、運営しているプラットフォームにしか分かりません。

また、コンテンツの長さに合わせて、タイトルや画像の使い方、文章量や動画の尺(時間)に関する情報量が多くなればなるほど、その構成にも時間をかけて設計し、内容を配慮する必要があります。
タイトルの重要性
タイトルは、コンテンツを見てもらうためにアピールする上で非常に重要です。ユーザーがタイトルをクリックしなければ、コンテンツを読んだり、提供しているのが動画であれば、それを見ることはありません。

そのため、タイトルには、コンテンツのテーマを明確にし、興味を持ってもらえるような内容を盛り込むことが大切です。

筆者の場合は、この「タイトル」や「キャッチコピー」を考えるのが苦手なので、ひねりのないタイトルばかりになっているのはこのためです。
テキストの構成
テキストの構成は、読みやすさや理解しやすさを考慮して設計する必要があります。

例えば、筆者が情報発信のメインコンテンツにしているブログサイトでは、見出しの使い方や文章の区切り方、箇条書きの使い方などが重要になってきます。

また、提供するコンテンツのテーマに合わせて、読者が興味を持つような内容を効果的に挿入することも必要です。

ですが、あまり構成や伝え方に固執してしまうと、今度は個性的な部分が薄れていって無機質なコンテンツになってしまいます。

この部分のバランスは難しいところなので、どこまで振り切るテンションで始めるかなど、よく検討する必要があります。
画像や動画の使い方
例えば、ブログサイトの場合だと、適切な場所に画像を挿入することで、読みやすさや理解しやすさを高めることができます。

また、インパクトのある画像を使うことで、ユーザーの興味を引きつけることもできます。

ただし、このあたりはどのコンテンツにも言えることなのですが、著作権や肖像権に十分に注意する必要があります。

このあたりは特に注意して、自分が撮影した画像やストックフォトサービスの利用を使用するようにしましょう。

フリー素材だけに限らないですが、これらの写真素材などを利用するときは、ライセンスの内容をしっかり確認する必要があります。

関連記事:【保存版】ブログ運営で気をつけたい!著作権と注意点を徹底解説
外部リンクの活用
自分自身が発信するコンテンツだけでなく、自分がクオリティが高いと感じる他の人や企業が制作しているコンテンツへのリンクをすることで、自身のコンテンツもユーザーが知りたいことに関する情報発信の質を高めることができます。

外部リンクは、ブログでもYouTube、X(旧Twitter)など、様々なSNSやプラットフォームで対応しているので、積極的におこなっていきましょう。

もしかしたら、それに気付いてくれたコンテンツ制作元が、あなたのコンテンツを紹介してくれるかも知れません。
コンテンツの改善
コンテンツの作成は継続的なものです。

作成したコンテンツは、定期的に改善し、アップデートすることで、ユーザーに最新の情報を提供することができます。

ブログで言えば、それはリライトと言われています。

YouTubeなどを利用した動画による情報発信であれば、最新の情報を動画で撮り直して常に情報鮮度が高い状況を保つことが重要です。

関連記事:リライトとは?記事やコンテンツを改善してSEOに強くする方法を分かりやすく解説

情報発信のためのその他のポイント

情報発信のためのその他のポイント

情報発信に関する、その他のポイントを解説します。

まずは始めてみて体験してみる
情報発信を始めるには、行動に移すことが大切です。初めは少しずつ始め、自分のペースで情報発信を続けるようにしましょう。

慣れてきたら、そのまま継続的に発信することが、情報発信で成功するための大切なポイントです。
リアルな体験を記録しておく
情報発信をするためには、自分自身が経験をすることが大切です。

自分自身が体験したことを発信することで、自分が作成した情報発信コンテンツの質を高めることができます。

また、自分自身の経験でも、時が経つと段々と記録も薄れていきます。

筆者自身、それは40代になって感じてきていることです。

なので、最近はスマホとメモを駆使して楽しむようにすることにしています。
オリジナリティを出す
情報発信において、オリジナリティを出すことはもっとも大切な要素を考えています。

その理由は、人の人生は全てバックグラウンドが違うので、同じイベントや体験をしても感じることや気づきのポイントがまるで違います。

そこから自分自身が持っている独自性や特徴を出していくことが重要です。

よく、他の情報発信者と差別化することが求められますが、この解決方法は簡単で、自身で経験した事や体験したこと、それについて調べて感じたことなどをコンテンツにすることです。

そのためには、自分自身が楽しめるコンテンツを作ることが大切であり、そのために自分自身が情報発信に興味を持ち、情報収集に努めることが必要です。
フィードバックを受ける
筆者は苦手ですが、情報発信をする上でフィードバックを受けることも重要です。

ユーザーからの意見やコメントを積極的に取り入れ、自分自身の情報発信の方向性を確認することが出来ます。

人によっては、このあたりがすごく上手くて、ユーザーとのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くのが上手い人がいます。

筆者も出来ればそれが大切だと考えていますが苦手です。
SNSを活用する
情報発信において、SNSは有効なツールとなります。

発信したコンテンツを、SNSで拡散することで、内容によっては多くのフォロワーを獲得することができます。

また、SNSでのコミュニケーションを通じて、ファンの獲得を続けて行くことが可能です。
メールマガジンやオンラインサロンなどを活用する
ジャンルやテーマによっては、メールマガジンやオンラインサロンといった運営形式をして行くことで、発信する情報を一般ユーザーとファン層で分け、コミュニケーションの手段や深さをコントロールして運用することも可能です。

また、新しいコンテンツの配信や、特別な情報の提供なども行うことができます。

そういう意味で、メールマガジンは、情報発信において有効なツールとなります。

筆者の場合は先ほど紹介したLINE公式アカウントが1番近いかも知れません。
定期的に最新情報をアップデートする
情報発信をする上で、定期的に最新情報を発信するすることは、ユーザーに忘れられないためにも大切です。

日々、情報発信をしながら更新も行うことで、ユーザーに最新の情報を提供することが重要です。

例えば、筆者の場合、本記事の執筆時点(2023年02月24日時点)では、AIによるコンテンツ生成が話題になっているので、関連する色々なサービスを体験しながらブログ記事にしています。

関連記事:AIで生成したコンテンツ制作の始め方や作り方を分かりやすく解説

情報発信で自分の人生や経験がコンテンツになる時代

情報発信で自分の人生や経験がコンテンツになる時代

今回は、情報発信の始め方について解説しました。

情報発信をすることで、自分自身を知ってもらい、色々な事に活かしたり、無名の個人でも、自分の知識や経験をコンテンツとして収益化が可能な時代になっています。

情報発信には、全てにおいて専門的な知識やスキルが必要なわけではありません。

正直、何がキッカケで何のコンテンツがヒットするのか、明確に当てることは出来ないし、情報は学び系からバラエティーを含め多くのジャンルがあります。

まずは、自分自身が興味を持った分野について、今までの情報をまとめ、時にはより深掘りして情報収集を行い、自分自身が楽しみながらコンテンツ作成することが大切です。

そして、始めたばかりの時は無理をしない程度にすることです。

大事なのは継続的に長い期間、発信していくことが、情報発信を成功に導く大切なポイントです。

情報発信において、SEO対策を意識することも重要ですが、例えば筆者のようにブログが中心の場合、どうすれば検索結果で上位表示されてたくさんの人にブログ記事を見てもらえるようにするかは、Google検索エンジンの場合でいうとGoogle検索セントラルで基本を学び、その他の関連情報や、専門家のケーススタディーをSNSなどから無料で学ぶことが可能です。

どのプラットフォームでも、多かれ少なかれ、キーワードやタグの適切な使い方、内部リンクの活用、外部リンクの挿入の仕方やデータの構造化、そして、動画であれば、利用者の多い時間帯やどの動画がどれくらい見られているかなどの情報は、サービス提供会社のコントロールパネルから確認出来るものも増えてきています。

それらの提供されている情報をしっかりと分析して、自分自身も楽しみながら、より多くのユーザーにアクセスしてもらうことを目指しましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

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