会社に居場所がない。
そんなことを感じる方が多くいます。
筆者も、退職時の最後のほうは、仕事の引き継ぎなども終わるので、会社に居場所がない状態を何回も経験してきました。
明日は我が身と「くわばら、くらばら」、周りは自分と接点を持ったりしなくなります。
会社ってそういうもんで、転職・退職・起業と何らかのイベントになれば、多くはそういう距離感に自ずとなります。
筆者の場合、自分の退職経験も含めて、管理職として会社員時代には、多くの会社で人の入退社に関わってきました。
(管理職と言っても、ほとんどは中小企業のオーナー企業ばかりなので、人事権は全くなかったのですが。)
また、もう一つのパターンがあって、縁故入社によって中途半端に面倒見が良い社長や管理職がいるばっかりに、「辞めにくい」状況の中で会社に居場所がないというような状況です。
本記事では、そのような状況の場合にどのように対処していけば良いかをちょっとベタな方法ですがわかりやすく解説します。
会社に居場所がない状況に耐えられるかが基準
会社に居場所がない状況に対するアプローチはいくつかあります。
まず、大事なのは多少は他責思考になってもかまわないので、自分を責めずに冷静に次のステップへの方向を考えていくことです。
- 気にせず図々しいくらいに会社に残っていられるか?
- 他のことをする時間があるか?
- 会社の居場所がなくてとにかく辛い場合
① 気にせず図々しいくらいに会社に残っていられるか?
縁故入社や、特別な事情で入社している場合、正直辞めにくい状況があります。
この場合、露骨に「もう辞めてくれ!!」と言われない限り、多少の問題を起こしても流れるような処分の手配だけされてほぼ事なきを得ます。
このような状況に関して、全く気にしないまで行かないまでも「それでも何とか働けるなら。」と考えられるようであれば、意地でも基本は会社に所属しておいた方が良いです。
変に、新しい事を出来るようにしなきゃとかプレッシャーを自分に掛ける必要はありません。
とにかく言われて事をこなせるように1点集中で考えて行動するようにするだけで改善が見えることもあります。
(周りも、さすがにどこまで頼み事をしていいのか分かってきます)
② 他のことをする時間があるか?
会社で居場所がない状況は色々あります。
(1)何らかの研修項目などで終業時間まで空きがない場合
大手の会社だと、まだ割と残っているパターンです。
この場合、定時出社から定時退社まで、研修室や空いている会議室が利用されて、テキスト集や研修用に招集されている講師の授業を受けて日々が終わります。
この場合、日中はとてもサボりにくいですが、残業はまずないので、とにかく『周りより多くの時間を得られている』と考え、早く自宅に戻って
など、何らかの発信媒体、つまり自分のメディアをとにかく育てておきましょう。
筆者はブログ飯の実現で時間を手に入れた方なので、基本的にはブログを始めとしたテキストベースの情報発信を始めて、そこから次に主体的に発信するメディアは何が良いかな?と考えています。
音声配信についても
などのプラットフォームを活用して、とにかく情報発信に慣れていきましょう。
また、YouTubeなどで音声配信(ラジオ配信)するときに、静止画ではなくてループアニメーションを利用したい場合に必要な動画素材をダウンロードできるようにしてみました。
関連リンク:3DCG blog|ループアニメーション素材ダウンロードページ
上記の動画コンテンツで、チャンネルを育てて行く過程のお役に立てば幸いです。
後に転職や起業をするときにとても役に立ちます。
(2)出社時間から終業時間まで空きがある場合
ここでも2パターンあって、物理的に場所を移されて過ごすパターンか、自席で空いた日々を過ごすパターンです。
これは大チャンスです。
多少、何かをやることはあるのでしょうが、新しい事を何か生み出すパターンではないので、定型業務でこなしていくことが可能です
ここで、空いた時間は、自前PCで何かをやるでも良いし、ラップトップレベルの持ち込みが無理ならスマホでもいいです。
とにかくテキストデータ、つまり文章を書いてブログ運営のためのブログ記事作り、ブログ記事の設計、などの時間に充ててしまいましょう。
③ 会社の居場所がなくてとにかく辛い場合
会社に居場所がなくて、とにかく辛い場合は会社に行く必要はありません。
断言できます。
無理して出社し続けるとまず、精神的にも身体も体調が悪くなります。
ただ、いきなり休んでしまうと今度は復帰もしづらくなって余計にこじれることもあるので、就業規則に休職に関する記載があるかなど、また、現実それが出来る会社なのか、企業によって色々内容がかわります。
この時は、まず病院などに行って求職せざるを得ない状況を自分で作っておきましょう。
それから、会社に申し出た方が良いです。
筆者も転職間近の時はちょっと精神的にキツいときもありましたが、いつかは役に立つかもと思って、退職がちらついてきたときからの日々をすべてブログテイストに書き溜めておいてあります。
いざというときの特化ブログを作るときに役に立つかもです。
ほんのちょっとだけ…。気持ちに余裕があったら200~300文字でも毎日書き留めておいた方が良いです。
また、あとは最近流行っているAIチャットコミュニケーション系のAIジョブサーチ等の転職サービスなどで、気軽にAIとコミュニケーションをとりながら気を紛らわせて次の機会を模索する方法もあります。
会社に居場所はないよ?と言われた場合
これはむしろラッキーですね。
筆者の場合は、仕事があまりに詰まりすぎて、ちょっとおかしくなりそうになって失敗したときに
「もう来なくていいよ」とすら言われたこともあるので、そのまま言葉を受けとって休暇をとりました。
この時、図々しくも、「こなくていいよ?」というのが指示だったので、「仕事しに来い!」と言われるまで家に居ました。
上記の例は、あとで揉める行動なので推奨しないのですが、安易に退職をほのめかす言葉などを、上司や会社の代表に当たる地位の人が言った場合には、むしろ逆にチャンスと捉えてください。
具体的にどういうことなのか、記録を残しておいて、期間を確保して転職活動が出来るように対処しましょう。
その時も、転職意欲とは別に、退職に繋がった経緯は記録しておいて、転職できるような状況になったら然るべき交渉も出来るようにしておきましょう。
会社に居場所がないのは仕事が出来ないから?
これは、筆者の感覚だと縁故で入社してきたときに多いパターンです。
前評判を良くしてもらって入社したものの、思っていたより仕事の内容が違っていたり、それをフォローしてもらえずに悪循環にはまっていくパターンです。
大半の場合なのですが、最初の頃ってその企業での仕事の仕方や文化を教えてもらってやっていくので、仕事のできるとか出来ないとかってないはずです。
必ず、教えてもらっている工程か、独り立ちしてきた工程でつまづきがあった時に、フォローしてもらえなくって息苦しくなり、仕事が出来なくなっていくループに入っていく事が多いです。
筆者の場合は、そんな会社の場合は思い切って早めに転職した方が良いと考えます。
(次の転職探しで一瞬で辞めてない?って聞かれても正直に心から、助け合いのない文化に本当になじめなかったといえば大丈夫です。)
やっぱり、転職で腫れ物を触るように対応されるのは互いに疲れますからね。
会社に居場所がない年代別のパターン
会社に居場所がない場合も年代によって対処が変わる場合があります。
会社に居場所がない場合の共通事項
まず共通事項としては、転職活動はとにかく始めておいて損はありません。
常にでも良いくらいです。
今は、結構転職アプリやサービスでもエージェントが付いて自分の年収相場も把握居ておくことが出来るので、キャリア形成をしていく上でとても強いパートナーになってくれます。
それでは世代別に対処をみていきましょう。
- 20代(新入社員含む)で会社に居場所がない場合
- 30代で会社に居場所がない場合
- 40代で会社に居場所がない場合
- 50代で会社に居場所がない場合
- 60代で会社に居場所がない場合
① 20代(新入社員含む)で会社に居場所がない場合
何らかの不運で20代でや新入社員で会社に居場所がなくなってしまった場合は、まだ結構転職が上手くいくと思いますので、あまり気にしなくて良いかも。
けれど、有名企業や大企業にいるのであれば、退職に関する制度やステップを上手く使って時間を確保し、スキルアップや転職の時間に使うなど、常に自分のフィールドで動けるようにしておきましょう。
そんなことで出来たら居場所なんか失くさないわ!
って言うのもあるのかもしれないですが、とにかく、情報を学ぶのはかなり大事なので、転職や退職、または大手の企業で会社に居場所がない人用の仕組みについてよく学んで逆に利用できるくらいにしておきましょう。
② 30代で会社に居場所がない場合
30代で会社に居場所がない場合、なんらかの仕事に関する分野で最低でも数年のキャリアができていないでしょうか。
筆者の場合はブロガーなので、そのように何か趣味でも仕事の経験でも、その内容に特化したブログを作成して、情報発信や収入の下地を準備していきます。
関連記事:初心者向けに最適化されたレンタルサーバーでブログ運営を始める方法
③ 40代で会社に居場所がない場合
40代で会社に居場所がない場合、もし、先ほども本記事で書いたように転職活動を早めに始めておいて、自分の専門分野が活かせる会社探しを事前にどれだけ準備できるかが重要です。
また、特に1つの会社で20年とか勤めてきた場合、仕事で使えるツールがかなり限定されていることがあります。
これは結構不利でもあるので、色んな業務ツールのお試しに登録して使ってみたり、多少費用が掛かっても、企業でよく使われているメジャーなツールを試してみるのも重要です。
よく使われるツールは調べればすぐに出てくる時代なので、色々見てみましょう。
ついでに、その経験もコンテンツになります。
全てブログに残して、新しい事についてはリライト(追記など)しておいて、過程や記録を積み上げていきましょう。
関連記事:40代の無職でも大丈夫な理由と絶望しないためにはどうすれば良いのかを解説
⑤ 50代で会社に居場所がない場合
50代で転職は無理では??
というのもあるのですが、早期退職や組織改編で一番影響を受けるのは50代辺りが多いです。
企業規模が大きくなればなるほど、その傾向が読みとれます。
50代の転職は、実は50代の需要は結構あります。
例えば、スタートアップとはいえ、従業員規模が10~20名と増えていった時に、事業の勢いだけでそのまま突き進もうとすると人間関係を含めた様々な問題や課題がおきます。
この問題対処で総務部長的な立場として貢献することが可能ですし、様々な状況に立ち会った経験などが役に立つため、かなりニーズがあります。
Wantedlyなどのソーシャル系リクルーティングサイトなどを利用することをオススメします。
(ふんぞり返る系の人は論外ですが、そういう人は多分、この記事には辿り着かない…。)
関連記事:50代でブログを始めて稼ぐ事ができた事例や共通パターンを紹介
⑥ 60代で会社に居場所がない場合
会社の運営上あると助かる資格や学歴などが該当しない場合は、退職を選んで人生の棚卸しをテキストデータに変えてブログ運営をして行くことをオススメします。
ブログは時間が掛かりますが、1度収益化出来れば長い期間、収入面も集客面も強いパートナーになってくれます。
何かの専業資格などがあれば、Webメディアを活かして自分で起業することだって可能です。
まとめ|会社に居場所がないときはとにかく時間を稼ぐ
会社に居場所がない状態が続くようでしたら、まずはその会社の休職情報や状況に応じて少しでも時間を稼げるようにすることを考えましょう。
企業に所属しながら転職活動をすること
特に、転職において退職済み状態は超キツいです。
逆に企業に所属して余裕を見せておきながら多くの企業と面談して候補を多く作り、しつこいですが理想はWebメディア(ブログサイトの運営でもOK)などの経験を入れておくだけでも随分と違います。
Webまわりを少しでも経験しておくこと
筆者が一緒に面談に同席した一例ですが、ブログサイトは独自ドメインとレンタルサーバーを借りてセットアップを行います。
そうすると、簡単に500でも1,000でもメールアドレスを発行したり管理できるのですが、中小企業でシステム部がない会社なんかだと、Webまわり高いサービスで握られてたりするので、改善案込みの転職チャンスが生まれたりします。
人生は1回限りなので、せっかくならなるべく楽しむ方向にしていきたい
筆者は、2回心停止レベルの倒れ方をしているのですが、2回目の時にさすがに人生は楽しく生きた方がお得だと悟りました。
それからは、自分の気持ちや感覚に従って行動や決断をするようにしているし、基準は自分や周りにとって楽しいことになるかを判断基準にしています。
本当に人生は1回きりなので、どうせならなるべく楽しい日々を過ごしていきましょう。