起業に役立つブログ術!独学でもブログでプロダクトやサービスを広める方法

起業で役立つブログノウハウ

ブログは、起業家のプロダクトやサービスを広めるのにオススメのツールです。

「ブログ=個人の日記」というイメージを持つ人も多いのですが、フリーランスやスモールビジネス、ベンチャー企業、中小・大手企業まで。大小さまざまな場で、ブログメディアが活用され、ビジネスの成功へと役立てられています。

本記事では、これから起業する方に向けて、独学でもビジネスで役立つ「ブログ術」や、ブログでプロダクトやサービスを広める方法を紹介します。

起業はプロダクトのローンチも大切ですが、認知度を高めるための発進準備をどれだけしておくかもかなり重要です。

特に、ブログサイトはコンテンツを積み上げてサイトへのアクセスを上げておくことで大きな宣伝効果を生んでくれます。

筆者がWebアプリを開発してローンチしたときも、このユニコブログ®︎がとても役に立ってくれています。

また、記事の最後ではブログを電子書籍化し、ビジネスに役立てる方法も解説するので、ブログメディア運営の参考にしてくださいね。

この記事の内容
  1. 起業家のブログ活用法
  2. ブログメディアの成功例
  3. ブログ記事を電子書籍にする方法

ブログコンテンツとは?

ブログ(blog)とは、WEB上にログを残す“weblog”の略称であり、日記や覚え書き、評論(コラム)を記すツールとして使われています。

有名人や著名人も多くブログ(例:Amebaブログなど)を開設していますが、仕事情報だけで無く、自らの日常をブログに記し、ファンとの距離感を縮める「コミュニケーションツール」として活用しています。

同じように企業や経営者も、ブログを接点としてブランディングを行っています。

企業が取り組むブログは「オウンドメディア」と呼ばれており、一般のブログとは分けて考えられています。

特に、法人がビジネスなどを目的に運用するオウンドメディアは、雑誌メディアと並ぶ「新たなメディア」として位置づけられています。

発信力を最大化する!ブログメディアの魅力

ブログメディアはSNS同様、スマホやタブレット、PCなど端末を問わずに発信できる、手軽さが受けています。

また、分散されたSNSの情報を集約し「ソーシャルメディア」として運用できるのも、ブログメディアの大きな魅力です。

出典元:ブログの始め方と人気ブログの作り方を完全初心者向けに解説(ユニコブログ)より一部抜粋

ブログメディアが優れているのは、個人やフリーランス、起業家が、雑誌のようなメディアと並んで、『発言力』や『発信力』を持てることです。

また世間に対し、一定の影響力を持つブロガー(インフルエンサー)は、ビジネスとしてブログやSNSを運用し大きな利益を得ています。

起業に役立つブログ術!ブログでプロダクトやサービスを広める方法

ブログコンテンツとは、ブログを介して発信される「情報全体」を指しますが、文章以外にも、動画などを使用したV-log(ブイログ)や、写真がメインのフォトログなどの種類があります。

ブログコンテンツの種類

1.ブログ- blog
一般的なブログ(weblog)
2..フォトログ – photolog
写真画像を主体としたコンテンツ
3.ブイログ- Vlog
ビデオ(映像)を主体としたコンテンツ
4.ノベログ – novelog
小説などを更新するためのブログ
5.ブログメディア- blog media
法人が複数人で運用するビジネスブログのこと

この記事で紹介しているのは、1つ目のブログと、5つ目のブログメディアですが、YouTubeでV-logを配信する起業家や法人も多く存在します。

なお、話題のV-logにも活用されている、YouTubeの活用法や企業のプロモーションテクニックは、以下の記事が参考になります。

関連記事:起業家必見!動画(YouTube)を使ったマーケティング手法

YouTubeを活用することで認知度を大きく向上させることも可能になり、コンテンツの概要欄にうまくリンクを組み込んでいくことで集客の導線を作ることもできます。

起業家にブログメディアがおすすめの理由!

起業家にブログの運営をおすすめする理由ですが、ブログは様々なSNSを繋げる「核」として機能し、SNSの「発信力」を強める強力なツールとして働いてくれるからです。

企業が独自に運営するメディアのことを オウンドメディアと言いますが、オウンドメディアは企業の大きさを問わず、個人やフリーランスなど、起業家がWEBマーケティングの手段として活用されています。

オウンドメディアとは?

オウンドメディア(英: owned media )とは、自社発行の広報誌やパンフレット、カタログ、インターネットの自社ウェブサイト・ブログなど、企業や組織自らが所有し、消費者に向けて発信する媒体を指す


出典元:オウンドメディア(Wikipedia)より一部抜粋

オウンドメディアは、WEBサイトやブログなど「自社所有のメディア」のことで、多様なメディアをまとめたり、それぞれの役割を補完する「ハブ機能」を担っています。

オウンドメディアに似た用語に、ペイドメディア(paid media)、アーンドメディア(earned media)がありますが、こうした3つのメディアはまとめて、トリプルメディアと呼ばれています。

トリプルメディア

オウンドメディア – owned media
自社所有のメディア
ペイドメディア – paid media 
PPC広告やバナー広告など
アーンドメディア- earned media
SNS(例:X(旧Twitter)、Facebook)など

オウンドメディアが自社所有のメディアを指しているのに対し、ペイドメディアは「支払いを必要」とするPPC広告やバナー広告のことです。

またアーンドメディアは、SNS(ソーシャルネットワーク)のようなメディアのことで、ユーザーからの信用や評判獲得を目的としたメディアを指しています。

起業家にブログメディアがおすすめの理由

各メディアは対比的な存在であり、それぞれの役割は大きく異なりますが、他のメディアに影響を与えながら、起業や起業家のコンテンツマーケティングやWEBマーケティングを成り立たせています。

今回は「ブログメディア」を中心に解説していますが、コンテンツマーケティングを利用し、ビジネスを成功させるコツは、以下の記事にて詳しく解説しています。

関連記事:起業アイデアを成功させるためのコンテンツビジネスモデルを解説!【保存版】

起業家のビジネスに役立つブログ術

起業家がブログメディアを開設・運営する際、ぜひ実践して欲しいのが、ビジネスで役立つ『ブログ術』です。

起業家のビジネスに役立つブログ術
  1. 自己PRにブログを使う
  2. 開発中のプロダクトをブログで告知する
  3. 開発中のサービスをブログで告知する

それぞれの内容を順に解説します。

自己のPRにブログを使う

「自己PR」にブログを使ってみましょう。

ここでの「自己」とは起業家であるアナタのことです。

また、社内スタッフが日々の取り組みをブログに書き込むのもプロモーションとして効果的です。

ブログに書く内容ですが、ビジネスの内容ばかりでは「商用ブログ」感が前面に出てしまい、読者から「つまらない」と思われてしまいます。

自己のPRにブログを使う

例えば、アナタがお気に入りのブログ、インフルエンサーの姿を思い浮かべてください。

アナタは、彼らのビジネスやアフィリエイトに貢献したいのではなく、ホット一息つく時間やエンターテインメントとしてコンテンツを開いているはずですよね?

それなのに、芸能人や著名人のブログが、広告リンクやステルスマーケティングで溢れていたら、誰もがウンザリし二度とページを開くことはないでしょう…。

ブログの読み手は、書き手に対し「人としての魅力、親しみやすさ」を求めています。

起業家やスタッフが日々、どのようなことに奮闘しお客様と向き合っているのか。ビジネスと直接関係のないことでも、読み手にとっては大きな【魅力】なのです。

例えば、小さな雑貨店がブログを開設し、買い付けの様子や商品へのこだわり、生産者さんや作り手とのやり取りをアップするだけでも、読み手は書き手の「人としての魅力」を感じ取ってくれます。

経営者の魅力は、スタッフや店舗の魅力とイコールであり、お客様にとっては「お店に行ってみたい」という気持ちや「買い物をしたい」という衝動を駆り立ててくれます。

読み手が『ファン』になってくれることは、あなたの企業やビジネスにとって、大きな後押しとなります。

ブランディングにもぜひ、ブログメディアを活用してみてください。

開発中のプロダクトをブログで告知する

開発中のプロダクトがあれば、ブログで告知してみましょう。

前項で紹介をした「自己PR」を意識し、あなた自身やスタッフの魅力をブランディングしておけば、開発中のプロダクトもスムーズに告知できます。

ブランディング ⇒ プロダクトの告知

プロダクトの告知を先に行っても良いのですが、アナタや会社が「どのような持ち味、個性、人柄」を持っているのか先に知らせておく方が、告知効果はより大きくなります。

また、先にブランディングが成功していれば、プロダクトの告知をするだけで読者はワクワクした気持ちで、プロダクトの成功を応援してくれます。

下のページはクックパッドの社員とデザイナーの方が運営しているnoteのページです。

参考リンク:クックパッドマート(note)

ここでは、クックパッドのスタッフがどのようなプロダクトに取り組み、自社開発に挑んでいるのか、こまめに更新を行い「クックパッドのこだわり」を効果的に伝えています。

noteなので、正確には「ブログメディア」ではないのですが、プロダクトの告知方法として大変参考になります。

開発中のサービスをブログで告知する

前項と一部重なりますが、開発中のサービスがあれば、ブログを使って情報発信しましょう。

開発中のサービスをブログで告知する場合も、先にアナタやスタッフ、会社のPR(ブランディング)を進めておくと、より高いPR効果が期待できます。

開発中のサービスをブログで告知する

またブログメディアだけでなく、SNS(X(旧Twitter)、Instagram、Facebook)など、ブログを広めるツールも活用しましょう。

SEOで結果を出すには時間がかかりますが、SNSを併用することで、情報が拡散されやすく、告知の効果が素早く現れます。

ブログメディアの成功例

現在、どのようなブログメディアが成功をしているのか。本項では「企業家が参考にしたい」ブログメディア(オウンドメディア)の成功例を7つ紹介します。

  1. サイボウズ式
  2. 経営ハッカー
  3. Udemyメディア
  4. AdverTimes
  5. ジモコロ
  6. キナリノ
  7. THE BAKE MAGAZINE

各サイトの概要、参考にしたいポイントも、分かりやすくまとめてみました。

サイボウズ式

サイボウズ式とは、サイボウズ株式会社が運営するブログメディアです。

サイボウズ式のテーマは「チームワークや働き方」で、記事数は約1,000本(2020年10月20日時点)を達成。月間15万人のユーザーが訪れる人気サイトです。

実際に「サイボウズ式」の書き方をマネし、アクセス数アップを目指すブロガー、Webライターも多く、記事の書き方やブログメディア制作のお手本としても参考になります。

なお サイボウズ式では、読者とつくる新しいメディア「第二編集部」というページも開設しており、日々読者の数を増やしています。

参考リンク:サイボウズ式 | 新しい価値を生み出すチームのメディア

経営ハッカー

経営ハッカーは、クラウド会計サービスfreee(フリー)が運営するブログメディアです。

経営ハッカーが扱うテーマは、会社設立や経営戦略、経理や財務、節税、フリーランスの働き方など、多岐にわたります。

インタビュー記事が多く、記事構成、インタビュー記事の書き方で参考にしたいサイトです。

参考リンク:経営ハッカー | 「経営 × テクノロジー」の最先端を切り拓くメディア

Udemyメディア

Udemyメディアは、世界最大のオンライン学習プラットフォームUdemy(ユーデミー)が運営するブログメディア※です。

※ 日本では株式会社ベネッセコーポレーションが運営。

テーマは「オンライン学習」を中心に、資格取得、IT関連の基礎知識、デザイン、教育、ビジネススキルなど「社会人の学び」を中心にユニークなコンテンツを提供しています。

ニュース記事、IT系の記事、教育関連の記事を書く際、参考になるサイトです。

参考リンク:Udemyメディア – スキルアップしたい社会人のための情報サイト

AdverTimes(アドタイ)

AdverTimes(アドタイ)は、宣伝会議が運営するブログメディアです。

宣伝会議といえば、宣伝会議賞や販促コンペ、BOVAなど。クリエイターアワードの主催としても有名ですが、コピーライティング、クリエイティブライティング、アートディレクション、デザイン系の教育機関としても広く知られています。

AdverTimesでは、宣伝会議が扱う「クリエイティブ」なジャンルを中心に、広告ビジネスやメディア、販売促進、マーケティングの最新情報がチェックできます。

ニュース記事、クリエイティブ系記事を扱う方は、ぜひ参考にしてください。

参考リンク:AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議

ジモコロ

「ジモコロ」は、求人情報サイト「イーアイデム」が運営するブログメディアです。

地方のニュースだけで無く、就職や転職に役立つニュースを独創的切り口で記事にしているのが同サイトの特徴です。

なお、ジモコロの記事を執筆しているのは、大人気ブログメディア「オモコロ」のライター集団です。

オモコロ あたまゆるゆるインターネット

リクルート系(採用、人材紹介など)の記事を扱う方はもちろん、ユーモアある視点で記事を書きたい方は、参考にしたいサイトです。

参考リンク:イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

キナリノ

キナリノは「暮らしを素敵に丁寧に」をテーマにした、女性に人気のブログメディアです。

キナリノを運営するのは 株式会社カカクコムで、私たちがよく知る「価格.com」とは全く異なる視点・ジャンルで「女性」をターゲットにコンテンツを提供しています。

キナリノの記事は、同サイトが承認をしたライターが執筆。各記事はキナリノモールと呼ばれるECサイトへと送客するほか、専用アプリ、Instagram、X(旧Twitter)と連携し、関連商品の販売、アフィリエイトで大きな利益を上げています。

参考リンク:キナリノ – 暮らしを素敵に丁寧に。

THE BAKE MAGAZINE

THE BAKE MAGAZINEは、製菓業界関係者に向けてつくられたブログメディアです。

運営母体はBAKE株式会社と言い、全国に焼き菓子や製菓専門店を多数出展する注目の企業です。

THE BAKE MAGAZINEでは、同社のオウンドメディアとして、新サービスやプロダクトの紹介、パティシエや料理人へのインタビュー記事、国内外の製菓関連のニュースを発信しています。

デザイン性の高いブログメディアを運営したい方は、UI(ユーザーインターフェース)設計、UX(ユーザーエクスペリエンス)設計の参考にしてください。

参考リンク:THE BAKE MAGAZINE

おすすめのブログメディア(媒体)

起業家におすすめのブログ運営をするためのCMSWordPressです。

無料ブログ(例:Amebaブログ、ライブドアブログなど)を使用する方も多いのですし、否定はしないのですが、無料ブログのデメリットは、サービスが終了した場合に記事が消えてしまうリスクがあることです。

また、SEOやブランディングの面でも、独自にブログメディアを保有して書くことをおすすめします。

実際に、個人事業主やフリーランスの方も「独自ドメイン」を取得し、WordPressでブログ運営するケースが増えています。

この章のポイント!!
  1. WordPressの事を知る
  2. 独自ドメインのメリット
  3. noteとブログの違い

①WordPressとは?

WordPress(ワードプレス)は、国内外のブログメディアで使用されている無料ソフトウェアです。

WordPress最大のメリットは、プログラミングやWEBの専門的な知識がなくても、誰もがカンタンに本格的サイトが作れること。

実際に有名なブログメディアも、大半がWordPressでブログを制作・運営しているほか、企業のコーポレートサイト(世界シェア37%)の多くにもWordPressが使われています。

おすすめのブログメディア

WordPressの導入方法、WordPressの設計で役立つ「テーマ」の使い方は、下の記事にて詳しく解説しています。

WordPressを使うのが初めてという方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事:WordPressテーマでおすすめできる有料版と無料版を比較して実例を基に紹介

②独自ドメインとは?

独自ドメインとは、自分の好きな文字列を指定するドメインのことです。

コーポレートサイトの場合、社名などをつけてドメインを取るのが一般的です。

また、会社で運営するブログメディアは、サブドメインを割りあてて使うことが多いです。

サブドメインとは、独自ドメインを分割して使用できるドメインのことですが、例えば、Yahoo! JAPANの場合、独自ドメインは【yahoo.co.jp】ですが、サブドメインとして、

  1. auctions.yahoo.co.jp
  2. shopping.yahoo.co.jp
  3. news.yahoo.co.jp

を使って、用途別(サービスごと)にドメイン名を分けています。

サブドメインを使えば、個別に独自ドメインを取得する必要がないので、運用コストが削減できます。

また、メディア管理のしやすさでも「サブドメイン」の設定はおすすめです。

独自ドメインの取得後、サブドメインの設定も同時に進めておきましょう。

  1. サブドメインとサブディレクトリの違いを分かりやすく解説
  2. ドメインとは?これからブログを始める初心者向けに分かりやすく解説
  3. .co.jpドメインは法人ならすぐに取得したほうが良いという話

③noteとブログの違い

note(ノート)とは、note株式会社が運営するウェブサービスの名称です。

noteはブログのように記事を書くこともできますが、一般的ブログとは異なるサービスとして捉えてください。

note(ノート)とは?

オウンドメディア(英: owned media )とは、自社発行の広報誌やパンフレット、カタログ、インターネットの自社ウェブサイト・ブログなど、企業や組織自らが所有し、消費者に向けて発信する媒体を指す。

出典元:オウンドメディア(Wikipedia)より一部抜粋

例えば、note内にはサイドバーや広告は表示されません。

エディタ機能なども無く、デザインのカスタマイズもできません。

また、運用するページは原則、noteが割り当てたURLを使うことになり「独自ドメイン」は使いません。

細かなことを言えば…追加費用を払えば、noteでも独自ドメインも使用できます。

しかし、独自ドメインが使える「note pro」は月額50,000円(年額550,000円)かかり、一般ユーザーで使っている人はほとんどいません。

参考リンク:法人向け「note pro」について(note公式サイト)

noteの主なアクセスは「フォロワー」になります。

ブログとの違いを知り、それぞれの媒体を上手に使い分けしましょう。

関連記事:ブログとnoteどっちを使うべき?答えは両方です【書き分けがベスト】

ブログを電子書籍化する方法

ブログ内の記事がある程度貯まったら、電子書籍化し、自社の『ブランディングツール』として活用しましょう。

ブログを電子書籍化する方法ですが、Amazonで販売する方法、自らのサイトで直販する方法、noteで販売する方法の三種類があります。

ブログを電子書籍化する方法
  1. Amazonで販売する(Kindle出版)
  2. 自らのサイトで直販する
  3. noteで販売する

それぞれのメリットとデメリット、販売方法を簡単に解説します。

①Amazonで販売する(Kindle出版)

電子書籍の出版で、スタンダードとされるのが「Amazonで販売する方法」です。

正式名はKindle ダイレクト・パブリッシング(通称:KDP)と言い、一般的な書籍はもちろん、漫画や写真集など、幅広いジャンルの書籍が無料でAmazonの市場で出版・販売できます。

ブログを電子書籍化する方法

KDP最大のメリットは、登録後48時間以内に世界中のKindleストア(Amazon)で販売できることです。

Amazonの市場で販売できることは、自らのブランディングにもなりますし、世界中のユーザーと接点が持てるチャンスです。

ちなみにKDPでは、売り上げの最大70%がロイヤリティーとして受け取れます。

筆者の書籍も、電子書籍になっています。

書籍情報

売上を向上させるための「YouTube活用術」

発売日 : 2021年02月01日 著者 : 小林 玲王奈 出版・発行 : 近代中小企業研究会 マップアソシエーツ

出版する原稿ですが、原稿の書式設定は下のページにて詳しく解説しています。

参考リンク : 電子書籍の原稿の書式設定ガイド(Kindle ダイレクト・パブリッシング)

細かく行程を分類していくと、下記のような行程になります。

  1. 章やタイトルの書式設定
  2. 目次を作成
  3. 前付および後付を追加
  4. 画像を挿入し書式設定
  5. ページ区切りを追加
  6. ハイパーリンクを挿入
  7. 脚注の追加
  8. エラーを確認
  9. 電子書籍をプレビュー
  10. 電子書籍をアップロード

ざっと10工程くらいになります。

基本的には出版方法はカンタンで、下のリンクからKDPアカウントを取得した後、ガイダンスに沿って表紙の作成、原稿をアップすればAmazonでKindle版書籍が販売できます。

参考リンク:アカウント情報の入力(Kindle ダイレクト・パブリッシング)

設定の仕方や出版までに不安があれば、キンドルの電子書籍出版代行を行っている会社を利用することをお薦めします。

電子書籍の詳しい登録・販売方法はKindle ダイレクト・パブリッシング公式サイトで確認してください。

参考リンク:Kindle ダイレクト・パブリッシング(Amazon)

また、すでにブログを運営していて、ある程度の記事がカテゴリーベースでアップされている場合、ブログコンテンツをAmazonで販売する事もできます。

電子書籍を出版したらプロフィールに出版実績を記載しましょう。

実績紹介の書き方事例
  1. 著書 :「●●の始め方」
  2. 書籍「●●の始め方」の著者
  3. ●●より出版 : 書籍「●●の始め方」の著者
  4. 「●●の始め方」(●●社)の著者

などの記載方法があります。

出版の実績が出たら、プロフィールに必ず記載していきましょう。

関連記事:電子書籍とは?電子書籍の作成方法とリリースの仕方を分かりやすく解説

②自らのサイトで直販する

直販する方法とは、ブログをPDF化し自らのサイトで販売する方法です。

直販のメリットはロイヤリティーが100%受け取れることですが、決済サービスを設定したり、ある程度フォロワーがいなければ書籍が売れないことです。

マーケティング目的で出版するのであれば、先に説明をしたKindle ダイレクト・パブリッシングのように、販売市場が大きなサービスで出版するのが賢い方法と言えます。

③noteで販売する

本記事の前半で紹介したnoteでも、記事を有料化しユーザーに販売できます。

noteで書いた記事を有料化したいという方は、料金を設定しnoteユーザーに販売してみましょう(ページ数の上限なし、販売価格は最高50,000円まで設定可)。

最近では、フォロワー数の多いWebマーケターやインフルエンサーもnoteを使って、有料記事を販売しています。

参考リンク:有料記事を書く(有料ラインの設定)note公式サイト

noteのプレミアム会員になることで、記事の有料販売方法もかなり広がりますので検討してみてください。

ブログの収益化

起業に欠かせないブログは、プロダクトの宣伝をするだけでなく、コンテンツの内容によっては収益化をすることも可能です。

ブログ記事の中に商品やサービス名などがあれば、それらがアフィリエイト広告に登録されているものであれば、ASPと提携してブログコンテンツ内に広告を添付することで、ブログサイトを収益化することが可能です。

具体的なマネタイズのポイントは以下の3つです。

収益化のポイント
  1. カテゴリーでビジネスオピニオン記事を作る
  2. 記事のジャンルは新規サービス系にする
  3. PC、スマホの両方に対応するアフィリエイトリンクで構成する

それぞれの解説をします。

①カテゴリーでビジネスオピニオン記事を作る

起業で立ち上げたブログに、カテゴリーとしてビジネスに対する自分の意見や価値観を知ってもらうオピニオン記事を入れていく場所を作成します。

カテゴリー名は自由に決めつつも、タイトルは検索流入を意識したモノにしていきましょう。

具体的なSEOの手法については、下記の記事で詳しく解説をしています。

関連記事:SEOとは?基礎知識を徹底解説!ブログやサイト運営のSEO対策を分かりやすく解説

②記事のジャンルは新規サービス系にする

扱うビジネスの内容は、新規ビジネス系を狙うと収益化しやすいです。

起業家の視点でビジネスに関する記事を書けば、自然と読者に役立つ記事になっていきます。

また、そのビジネスについて詳しく書く人は、ビジネスが成長してからのほうが多いので、早めにブログ記事として書いておくことで優位性が生まれます。

プレスリリースサービス会社のWebサイトを調べつつ、ASPで取り扱いがないか探す方法でも良いですし、いろんな新規ビジネスに対して記事を書き、あとでアフィリエイトで取り扱うことが出来ることが分かればリンクを貼り替えるという、どちらの手法でも良いと思います。

関連記事:アフィリエイトとは?収益化できるおすすめASPと運営方法を解説【独自AFPの紹介付き】

③PC、スマホの両方に対応するアフィリエイトリンクで構成する

最近は、スマホアプリのアフィリエイト案件もゲームだけでなく、様々なジャンルの案件が出てきています。

ブログ記事にリンクを埋め込むときは、PC版とスマホ版の両方を埋め込んでおきましょう。

簡単にブログパーツなどでスマホ用のアフィリエイトリンクを作るのであれば、ブログパーツのアプリーチを利用すると便利です。

Webサイトのデザイン指針にもよりますが、合わせて「→PC版はこちら」みたいな感じで、PCブラウザ用のリンクも用意して上げれると親切です。

ブログはビジネスを成功へ導くブースター!

今回は、これから起業する方に向けて「ブログの活用方法」を紹介しました。

ブログは実際に運用しながらでないと、ノウハウ記事を読んでもインプットが浅くなってしまいます。

まずはブログサイトを立ち上げて、実際に運用しながらスキルアップしつつブログサイトを育てていきましょう。

ブログは単なる日記コンテンツで無く、WEBマーケティングにおいても要となるツールであり、ビジネスを成功へ導くブースターとして機能します。

X(旧Twitter)やFacebook、Instagramとも連携して、アナタのビジネスにお役立てください。

関連記事:起業アイデアを成功させるためのコンテンツビジネスモデルを解説!【保存版】

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT US
ユニコブログの執筆者である小林玲王奈のアイコン
小林 玲王奈ユニコーンコンサルティング株式会社 代表取締役

放送業界や映画業界で映像制作や新規事業の立ち上げを中心に16年間働いて2019年に独立。2020年1月にユニコーンコンサルティング株式会社を設立しました。現在は、国内・海外向けのWebメディアを複数サイト運営しながら、経営コンサルタントとして数社の技術顧問、及び複数の教育機関で特別講義をおこなったり、Web講演をしています。|BBT経営塾(旧:大前経営塾)第10期生 卒塾

当ブログの運営者情報は下記のページから確認できます。

運営者のプロフィール詳細