LINEスタンプの制作と販売によって得られる収入は現在でも、ランキングで上位に入ることが出来れば大きな収入になります。
LINEクリエイターズマーケットは、運用が始まった当初に比べると、審査基準も柔軟で審査期間も短くなり、イラストやデザインが得意な人にとっては、とても気軽スタートさせやすいビジネスの1つとなっています。
LINEスタンプ制作をビジネスにしている読者からよくあるリクエストがあります。
それは、LINEスタンプのキャラクターやコンテンツを応用して、LINEスタンプ以外のデザインやイラストコンテンツでの収入を得られるようにしたいというものです。
そのようなリクエストから、下記の記事を作成しました。
なるべく再現性のあるように設計して作成しています。
上記の見本記事は、LINEスタンプクリエイターが、ブログサイトを中心に様々なメディアを繋げ、収入の窓口を増やすのに役立つ記事構成にしてあります。
中心になる記事として、LINEスタンプクリエイターが収入や売上を増やすための方法を分かりやすく解説と合わせて作成しておりますので、お役に立てたら幸いです。
ブログサイトは簡単に開設して運用でき、また運用年数が長くなればWeb上でブランディングの強い味方として応援してくれます。
最初は大変かもしれないのですが、筆者もこの流れでやって実践して売上を上げているので、実践してきた方法を記載していきます。
LINEスタンプクリエイターが売上や収入を増やせる方法
本記事は、先ほど紹介した見本記事の構成を解説しつつ、収入の窓口を増やすための切り口として売上や収入を増やしていくためのきっかけ作りが出来ればと考えています。
売上や収入を増やす窓口は何になるのか?
LINEスタンプ制作と販売自体はそのまま収益に繋がる活動です。
LINEスタンプ制作は、制作する過程やキャラクターの紹介、世界観など全てが発信するためのコンテンツに向いています。
- 制作過程はYouTube動画コンテンツに
- 販売中のLINEスタンプはブログと連動させる
- LINEスタンプ販売のノウハウやクリエイターとしてのコミュニケーション
それでは、解説していきます。
①制作過程はYouTube動画コンテンツで公開する
LINEスタンプの制作過程は、動画で収録しつつ進めていくことで、「イラストメイキング」コンテンツとして積み上げていくことが出来ます。
筆者の場合、最近ではBlenderという3DCGソフトを使って、LINEスタンプだけでなくVR用のマテリアル素材の販売も行っています。
②販売中のLINEスタンプはブログと連動させる
販売中のLINEスタンプに関する情報は、ブログ記事として連動させていきましょう。
コツコツと積み上げていけば、LINEスタンプに関する様々なキーワードでGoogleの検索結果に表示されるようになるので、自然検索からの集客も見込めるようになります。
ポイントは、ブログ記事のタイトルには、自分のキャラクター名やブランドだけでなく、そのジャンルに関連するキーワードも入れておくという事が重要です。
例えば、「猫」などの特定の動物の種類などのキーワードを入れておくと有効です。
③LINEスタンプ販売のノウハウやクリエイターとしてのコミュニケーション
LINEスタンプ制作を始める人は、数多くの方がいらっしゃいます。
多少話したりするのが平気であったりしたら、音声配信も組み合わせたチャンネル開設などで運用して、ファン層を増やしていきましょう。
最近の音声配信アプリは、マネタイズの方法も豊富です。
また、音声配信は顔を出さなくてもLIVE配信できるメリットもあるので、少しだけチャレンジしてみるのも有効です。
アナログイラストメイキングを動画でアップする
最近はAI生成によるLINEスタンプが一気に増えてきて、手書きなのかAI生成LINEスタンプなのか分かりにくい状況が起きています。
AI生成によるコンテンツ作成を否定はしないのですが、いずれ、学習元開示が必要になったりと、何か変化が起きた時に対応が難しくなることも考えると、アナログイラストメイキング(YouTube動画)で、実際に描いていることをコンテンツにしていく方向性はメリットがあります。
マネタイズをして売上や収入を増やす準備
本記事で紹介するマネタイズ(収益化)の方法や媒体は以下の5つになります。
- ブログ
・Googleアドセンス(クリック報酬)
・アフィリエイト広告(成果報酬)
・AMAZONアソシエイト(成果報酬) - YouTube動画
- 音声配信
- LINE公式アカウント
- オンラインサロン
それでは、ひとつずつ解説していきます。
①ブログの開設
本記事で紹介する売上や収入を上げる方法の要になるメディアです。
この後に紹介する収益化の手段全てに紐付いてきます。
ここで一旦、改めて下記の見本記事を確認していただけると幸いです。
先ほど紹介した収益化の方法で、オンラインサロン以外は全て盛り込んでいます。
制作したLINEスタンプの紹介と共に、
- 制作環境
- 参考書籍
- その他のお役立ち商品やサービスの紹介
を盛り込んでいきましょう。
ブログ記事内には、クリック報酬と成果報酬の両方を盛り込み、記事ひとつひとつを収益化しておきます。
ブログ開設の具体的な方法については、下記の記事で詳しくまとめていますので、参考になれば幸いです。
②YouTube動画
YouTube動画の基本コンテンツは「イラストメイキング」です。
作り込みに興味が持てれば、LINEスタンプをデザインしながらデザインソフトの使い方を説明するノウハウ動画などに展開していっても良いと思います。
YouTubeにアップした動画は、各ブログ記事に埋め込んでいくためのコンテンツになります。
YouTubeのパートナープログラムで収益を出すアプローチもありますが、結構難しいと思います。
- チャンネル登録者数 1,000人
- 年間再生総時間 4,000時間
- パートナープログラム審査
この3つは結構難易度高いです。
収益化の切り口としては、「動画の説明欄」にアフィリエイトやAMAZONアソシエイトの商品やサービス紹介のリンクを埋め込む感じの方が収益になります。
※収録環境で使用した機材やソフト、参考にした書籍などの広告リンクを、紹介文と合わせて埋め込むと上手くいきます。
YouTubeのチャンネル開設と運営方法については、下記の記事で全てまとめています。
③音声配信
もし、話すのが苦手でなければ、音声配信を始めるのも1つの手法です。
また、最近は配信系のアプリのアフィリエイト広告が数多く提供されています。
自分の音声配信チャンネルを紹介しつつ、配信アプリの広告案件を提携してブログ記事の中に埋め込んでいきましょう。
おすすめのブログパーツはいろいろありますが、その中の一つとしては「アプリーチ」等です。
また、音声配信の始め方に関する記事も、数多く作成してまとめてありますので、参考になれば幸いです。
④LINE公式アカウント
LINEスタンプの制作をしているなら、LINE公式アカウントの運用は必ず押さえておきたいチャンネルです。
LINEは「プッシュ通知」で伝えられるメッセージ配信による発信が可能です。
かなりの開封率になるので、新作LINEスタンプの告知によって初動の売上を伸ばすのにかなり役立ちます。
以前と違い、LINE公式アカウントは無料で運営できます。
LINE公式アカウントは、友だちを増やしていくのが結構大変なのですが、ブログ運営を行って、ブログ記事にLINE公式アカウントへの友だち登録を促せば、増やしていくことが可能です。
LINE公式アカウントの開設や運営方法については、下記の記事で詳細を解説していますので、参考になれば幸いです。
⑤オンラインサロン
今回の見本記事には入れていないのですが、これからはオンラインサロンも有効な収益化の手段です。
1人での運用が不安だったら、他の作家さんやデザイナーさんと一緒に運営するのも良いですね。
例えば、筆者にもリクエストが本の少しだけあるのですが、LINEスタンプの作成方法やキャラクター作りなどの方法を知りたい人はたくさんいます。
新しい書籍や、作り方に関するコンテンツがそれほど多くないのが原因かもしれません。
電子書籍でLINEスタンプの作り方に関するコンテンツを作って著書/著者ステータスを取得して、オンラインサロン展開をすれば良い感じになるかもです。
筆者の書籍も、印刷版と合わせて電子書籍になっています。
発売日 : 2021年02月01日 著者 : 小林 玲王奈 出版・発行 : 近代中小企業研究会 マップアソシエーツ
オンラインサロンは、会員制運用が出来るので、毎月固定の収入が入ってくるようになります。
イラストやデザインスキルは、勉強中の人にとっては常に新鮮なノウハウになるので、検討してみてください。
ここまでで、主な5つの収益源について解説してきました。
次は、度々本記事で紹介している見本記事の構成を解説していきます。
LINEスタンプを紹介する時のブログ記事
ここからは、LINEスタンプの紹介をしつつ、ブログ収益も上げていく方法を解説していきます。
ブログの見本記事は、ここまで2回紹介してきた下記の記事です。
↑この見本記事は、以下の構成で出来ています。
- タイトル
- アイキャッチ
- リード文
- YouTube動画埋め込み
(イラストメイキング動画) - 目次
- LINEスタンプの紹介
(LINE STOREリンク) - 制作環境紹介
(AMAZONアソシエイト) - 収録環境紹介
(AMAZONアソシエイト) - 動画編集環境紹介
(アフィリエイトリンク) - 音声チャンネルの紹介
(アプリ紹介) - LINE公式アカウントの紹介
(友だち登録を促す) - 販売中のLINEスタンプを紹介
以上の12個の構成で出来上がっています。
LINEスタンプごとにYouTube動画を作成する
上記のようなブログ記事は、LINEスタンプをリリースするごとに作成していくのがベストです。
最低でも1つは対象のLINEスタンプに関連する動画をアップして、ブログに埋め込んでおきましょう。
ブログに直接YouTube動画を埋め込むメリットは、
- 再生回数が上がる
- ブログの滞在時間が増える
の2つです。
YouTubeブログも、収益化のためには滞在時間は結構重要な指標です。
少しでもコンテンツを気に入ってもらえる努力は続けていく必要があります。
LINEスタンプの紹介記事は構成をテンプレート化する
LINEスタンプ紹介の記事ですから、LINEスタンプの紹介文はしっかりとコンテンツとして作り込んでいきましょう。
忘れてはいけないのが、LINE STOREへのリンクですね。
自分のLINEスタンプURLをしっかりリンクしておきましょう。
また、LINEスタンプ紹介の記事は、使用する画像や見出しのタイトルは、テンプレート化しておくと効率良くブログ記事を書いていくことが可能になります。
また、ブログサイトが成長して多くの検索ワードで引っ掛かるようになるには、キーワード対策を知ることが重要です。
制作環境の紹介をブログ記事に入れておく
制作環境の紹介は、AMAZONアソシエイトやその他のASPと提携したアフィリエイト広告を自然に入れるポイントになるので、しっかり収益化しておきましょう。
実際に使用している物を紹介するので、後ろめたいことは何もありません。
使用している機材やソフト、お役立ち書籍を紹介するコンテンツをブログ記事に入れ込んでおきましょう。
音声チャンネルなどのユーザーに近い場所を作る
動画や音声によるLIVE配信などを行って、ユーザーと近い場所を作ることが可能なら是非、ブログ記事内にチャンネル紹介パートを入れておきましょう。
記事の最後にはLINE公式アカウントの紹介をはさむ
ブログ記事の最後には、必ずLINE公式アカウントへの友だち登録や、その他のLINEスタンプ一覧などのコンテンツを盛り込みましょう。
ブログ内にひとつ、リリース済みのLINEスタンプ一覧記事を作成しておき、それをリリース度にリライトして行く感じがベストです。
この際にも、ブログ記事のタイトルにジャンルやカテゴリーのキーワードを入れておけば、ブログサイトのパワーが高まったときに上位表示される可能性が高まるので、検索用のキーワード対策はしっかりしておきましょう。
ブログの開設方法や運用方法
ブログの開設方法や運用方法について解説していきます。
独自ドメインとレンタルサーバーを用意する
収益化を考えたサイト運用は、基本的に
- 独自ドメイン
- レンタルサーバー
- WordPress
の3つのキーワードをセットで捉え、準備をして行きましょう。
最近は、ブログサイトを構築して安定運用するためのWordPress構築まで、ものすごく簡単にできるようになっているので、それほど手間を掛ける必要はありません。
独自ドメインを取得してレンタルサーバーをセットするまでの記事でも解説しているので、参考になれば幸いです。
この他にも、下記の記事では様々なレンタルサーバーサービスを紹介しているので、お役に立てれば嬉しいです。
WordPressのテーマを導入する
WordPressのテーマは、簡単にWebサイトデザインを作成するためにめっちゃ便利なツールです。
基本的には有料の物を紹介しているのでお金が掛かってしまいますが、自分でサイトデザインをしながらSEO対策をするよりはかなり早く整えられるので、掛かる時間を考えると、結果的に収益化するまでの時間短縮になるのでお得です。
紹介文の書き方を学ぶ
ブログで書いていく文章の書き方ですが、最初は誰でも流暢に書いていくことはできません。
けれど、積み重ねで書いていく内に、だんだんと上手くなっていきます。
また、ブログサイトはいつでもリライトが出来るので、ある程度ブログ記事を書くのに慣れたら、また追記していけば良いだけです。
気負いせずに、気軽に書き続けていくことが大事です。
文章の書き方については、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらが参考になれば幸いです。
LINEスタンプ制作だけでも様々なコンテンツ展開が出来る
LINEスタンプ制作は、LINE STOREに作品をアップするだけでは終わりません。
様々なメディア展開をしていくことで、雑誌へデザインの仕方を寄稿することになったり、グッズ販売の話が来たりと多くの新しい機会が生まれます。
その確度を上げるためにも、ブログメディアによる集客や認知度向上は役に立ちます。
最初は大変かもしれないのですが、続けていくことで得られるメリットはとても大きくなっていきます。
また、さらに新しい収益の窓口を見つけるための切り口を見つけたい方は、下記の記事も参考になりますので、是非読んでみてください。